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JIS K 6926-1:1997 規格概要
この規格 K6926-1は、熱可塑性材料耐衝撃性ポリスチレン(PS-I)の呼び方について規定。呼び方は,仕様の表記の基礎として用いることができる。
JISK6926-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6926-1
- 規格名称
- プラスチック―耐衝撃性ポリスチレン(PS-I)成形用及び押出用材料―第1部 : 呼び方
- 規格名称英語訳
- Plastics -- Impact-resistant polystyrene (PS-I) moulding and extrusion materials -- Part 1:Designation
- 制定年月日
- 1997年7月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2897-1:1990(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1997-07-20 制定日, 2002-01-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS K 6926-1:1997 PDF [10]
K 6926-1 : 1997 (ISO 2897-1 : 1990)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS K 6870 : 1995は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の制定は,国際規格に整合させるために,ISO 2897-1 : 1990を基礎として用いた。
JIS K 6926-1 : 1997には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) ポリスチレン成形材料
参考 附属書は,従来のJIS K 6870 : 1995と一致しており,国際規格を日本工業規格(日本産業規格)に導入するため
の経過措置として添付する。
JIS K 6926 : 1997は,一般名称を“プラスチック−耐衝撃性ポリスチレン (PS-I) 成形用及び押出用材料”
として,次の各部によって構成する。
参考 原国際規格 (ISO 2897 : 1990) の記号 “SB” は,この規格の第2部で使用している “PS-I” と一
致させた。
第1部 : 呼び方
(Part 1 : Designation)
第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
(Part 2 : Preparation of test specimens and determination of properties)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 6926-1 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 6926-1 : 1997
(ISO 2897-1 : 1990)
プラスチック−耐衝撃性ポリスチレン (PS-I)成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方
Plastics−Impact-resistant polystyrene (PS-I) oulding and extrusion materials−Part 1 : Designation
序文 この規格は,1990年に初版として発行されたISO 2897-1 [Plastics−Impact-resistant polystyrene (PS-I)
moulding and extrusion materials−Part 1 : Designation] を元に作成した日本工業規格(日本産業規格)であり,附属書を除いて,
技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成している。
附属書には,従来のJIS K 6870 : 1995で規定していたポリスチレン成形材料について規定した。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲
1.1 この規格は,熱可塑性材料耐衝撃性ポリスチレン (PS-I) の呼び方について規定する。この呼び方は,
仕様の基礎として用いることができる。
1.2 耐衝撃性ポリスチレンを,次の性質及びポリマーの基本パラメータの適切なレベル並びに用途,加
工方法,重要な性質,添加剤,着色剤に関する情報に基づいて区分する。
a) ビカット軟化温度
b) メルトマスフローレイト (MFR)
c) 衝撃強さ
d) 曲げ弾性率
1.3 この規格は,すべての耐衝撃性ポリスチレンに適用する。さらにポリスチレン及び/又はアルキル
置換スチレン共重合体からなる連続相とブタジエンベースの分散ゴム相の二相からなる耐衝撃性ポリスチ
レンに適用する。
この規格は,未変性の一般材料及び着色剤,添加剤などで変成した一般材料に適用する。
この規格は,発泡材料には適用しない。
1.4 この規格の呼び方では,同じ呼び方の材料が必ずしも同一の性能を示すとは限らない。
この規格は,特定用途の材料及び/又は加工方法を特定するときに必要なエンジニアリングデータ,性
能データや加工条件に関するデータを提供するものではない。
このような追加データが必要な場合は,この規格の第2部に規定した試験方法が適用できれば,それに
よって測定する。
――――― [JIS K 6926-1 pdf 2] ―――――
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K 6926-1 : 1997 (ISO 2897-1 : 1990)
1.5 特定の用途向けに熱可塑性材料を規定するため,又は再現性のある成形加工を確実にするために,
追加要求事項をデータブロック5に入れてもよい(3.の最初の段落参照)。
1.6 附属書(規定)は,2001年3月31日まで適用する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,その年の版だけがこの規
格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS K 6899 : 1992 プラスチック−記号−第1部 : 基本重合体(ポリマー)及びそれらの特性
備考 ISO 1043-1 : 1987, Plastics−Symbols−Part 1 : Basic polymers and their special characteristicsが,
この規格と一致している。
JIS K 7171 : 1994 プラスチック−曲げ特性の試験方法
備考 ISO 178 : 1993, Plastics−Determination of flexural propertiesが,この規格と一致している。
ISO 180 : 1982, Plastics−Determination of Izod impact strength
ISO 306 : 1987, Plastics−Determination of Vicat softening temperatureが,この規格に対応している。
ISO 1133 : 1991, Plastics−Determination of the melt mass-flow rate (MFR) nd the melt volume-flow rate
(MVR) f thermoplastics
ISO 2557-1 : 1989, Plastics−Amorphous thermoplastics−Preparation of test specimens with a specified
maximum reversion−Part 1 : Bars
ISO 2897-2 : 1981, Plastics−Impact-resistant polystyrene−Part 2 : Determination of properties
ISO 8328 : 1989, Plastics−Amorphous thermoplastic moulding materials−Determination of maximum
reversion
3. 呼び方
熱可塑性プラスチックの呼び方は,次の標準様式による。
呼び方
種類ブロック 識別項目ブロック
(記載任意) 規格番号 個別項目ブロック
ブロック データ データ データ データ データ
ブロック ブロック ブロック ブロック ブロック
1 2 3 4 5
この呼び方は,記載任意の種類ブロック(熱可塑性プラスチックと記す。)及び識別項目ブロックによっ
て構成し,さらに,識別項目ブロックは,規格番号ブロック及び個別項目ブロックによって構成する。
規格番号ブロックには,この規格の番号 “JIS K 6926-1” 及び括弧内に入れた国際規格番号 “(ISO
2897-1)” の両者を記す。
あいまいな表示を避けるため,個別項目ブロックを,更に次の四つのデータブロックに細分する。
データブロック1 : JIS K 6899に規定する記号 (PS-I) で,耐衝撃性ポリスチレンを識別(3.1参照)
データブロック2 : 位置1 : 用途又は加工方法(3.2参照)
位置24 : 重要な性質,添加剤及びその他補足情報(3.2参照)
データブロック3 : 区分用の性質(3.3参照)
データブロック4 : 充てん材又は強化材,及びそれらの公称含有率(この規格では使用しない。)
仕様書を作成するために5番目のデータブロックを追加して,追加情報を加えてもよい。この情報の種
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K 6926-1 : 1997 (ISO 2897-1 : 1990)
類及び使用するコードは,この規格では規定しない。
個別項目ブロックの最初の文字は,ハイフンとする。それぞれのデータブロックは,互いにコンマで区
切る。
使わないデータブロックがある場合は,そのデータブロックを二つ続きの分離記号,すなわち,二つの
コンマ“,,”によって示す。
3.1 データブロック1 このデータブロックでは,ハイフンの後に,耐衝撃性ポリスチレンをJIS K 6899
による記号PS-Iを記して識別する。
3.2 データブロック2 このデータブロックでは,位置1に用途及び/又は加工方法についての情報を,
位置24に重要な性質,添加剤及び着色剤についての情報を,表1に示すコード(文字)を用いて表示す
る。位置24の情報があって,位置1の情報がない場合には,位置1にコード “X” を挿入する。
表1 データブロック2に使用するコード
コード 位置1 位置24
A 加工安定処方
B ブロッキング防止処方
C 着色品
E 押出用
F フィルム押出用 特殊燃焼特性処方
G 一般用 か粒
L 耐光又は耐候処方
M 成形用
N 自然色(非着色品)
R 離型剤処方
S 滑剤処方
T 透明
X 表示なし
Z 帯電防止処方
3.3 データブロック3 このデータブロックでは,ビカット軟化温度を3けたのコード(番号)で表し
(3.3.1参照),MFRを2けたのコード(番号)で表し(3.3.2参照),衝撃強さを2けたのコード(番号)
で表し(3.3.3参照),そして曲げ弾性率を2けたのコード(番号)で表す(3.3.4参照)。ビカット軟化温度,
MFR,衝撃強さ及び曲げ弾性率のコードの間には,ハイフンを入れる。
ビカット軟化温度,MFR,衝撃強さ及び曲げ弾性率の値が範囲の境界上にあるか,又はそれに近い場合,
製造業者はその材料がどちらの範囲に入るかを決める。その後,その材料の試験値が仮にその範囲から外
れても製造許容範囲にあるならば,そのコードを変える必要はない。
備考1. ビカット軟化温度,MFR,衝撃強さ及び曲げ弾性率のコードのすべての組合せのポリマーが,
現在入手できるとは限らない。
3.3.1 ビカット軟化温度 ビカット軟化温度 (VST) は,ISO 306のB法に従って試験荷重50N±1N,昇
温速度50℃/h±5℃/hの条件で測定する。
表2のとおり,ビカット軟化温度の値を,六つの範囲に分割し,それぞれ3けたのコード(番号)で表
示する。
――――― [JIS K 6926-1 pdf 4] ―――――
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K 6926-1 : 1997 (ISO 2897-1 : 1990)
表2 データブロック3ビカット軟化温度に使用するコード
コード ビカット軟化温度の範囲
℃
078 ≦ 80
083 80<≦ 85
088 85<≦ 90
093 90<≦ 95
098 95<≦100
103 100<
3.3.2 メルトマスフローレイト (MFR) FRは,ISO 1133に従って,温度200℃,試験荷重49.03Nの
条件で測定する。
表3のとおり,MFRの値を,四つの範囲に分割し,それぞれ2けたのコード(番号)で表示する。
表3 データブロック3のMFRに使用するコード
コード MFRの範囲
g/10min
03 ≦4
06 4<≦ 8
12 8<≦16
20 16<
参考 メルトマスフローレイト (MFR) は,ISO 1622の5年見直しのときに,メルトボリュームフロ
ーレイト (MVR) に置き換えられる可能性がある。
3.3.3 アイゾット衝撃強さ 試験片は,JIS K 6926-2の3.(試験片の作り方)に従って作製した射出成形
試験片を,4.(試験片の状態調節)に従って状態調節したものを用いる。衝撃強さは,ISO 180の4A法に
従って測定する。
参考 原国際規格は,1990年に発行されたもので,現在は廃止又は廃止予定の規格を引用している。
今後この原規格が改正されることを先取りし,またこの規格の第1部と第2部が異なる試験方
法を用いることによる混乱を防ぐため,新しい方法(この規格の第2部JIS K 6926-2)に統一
した。
表4のとおり,衝撃強さを五つの範囲に分割し,それぞれ2けたのコード(番号)で表示する。
表4 データブロック3のアイゾット衝撃強さに使用するコード
コード アイゾット衝撃強さの
範囲
kJ/m2
02 1.5<≦ 3
04 3 <≦ 6
07 6 <≦ 9
10 9 <≦12
15 12 <
参考 アイゾット衝撃強さは,1998年以降抹消され,シャルピー衝撃強さになる予定である。
3.3.4 曲げ弾性率 曲げ弾性率は,3.3.3に従って作り,標準状態で状態調節した80mm×10mm×4mmの
試験片を用い,JIS K 7171に従って測定する。
表5のとおり,曲げ弾性率を四つの範囲に分割し,それぞれ2けたのコード(番号)で表示する。
――――― [JIS K 6926-1 pdf 5] ―――――
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JIS K 6926-1:1997の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2897-1:1990(MOD)
JIS K 6926-1:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料
JIS K 6926-1:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
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