JIS K 6938-1:2006 プラスチック―メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(MABS)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

JIS K 6938-1:2006 規格概要

この規格 K6938-1は、メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレンプラスチック(MABS)成形用材料及び押出用材料の呼び方のシステムについて規定。

JISK6938-1 規格全文情報

規格番号
JIS K6938-1 
規格名称
プラスチック―メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン(MABS)成形用及び押出用材料―第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
規格名称英語訳
Plastics -- Methyl methacrylate-acrylonitrile-butadiene-styrene (MABS) moulding and extrusion materials -- Part 1:Designation system and basis for specifications
制定年月日
1999年12月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10366-1:2002(IDT)
国際規格分類

ICS

83.080.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック II(材料) 2021
改訂:履歴
1999-12-20 制定日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 6938-1:2006 PDF [9]
                                                                  K6938-1:2006 (ISO 10366-1 : 2002)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ABS樹脂工業
会(JARIA)/日本プラスチック工業連盟(JPIF)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日
本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日
本工業規格である。
これによって,JIS K 6938-1:1999は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10366-1:2002,Plastics−Methyl
methacrylate-acrylonitrile-butadiene-styrene(MABS) moulding and extrusion materials−Part 1:Designation system
and basis for specificationsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS K 6938の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6938-1 第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
JIS K 6938-2 第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6938-1 pdf 1] ―――――

K 6938-1 : 2006 (ISO 10366-1 : 2002)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 呼び方のシステム・・・・[2]
  •  3.1 一般・・・・[2]
  •  3.2 データブロック1・・・・[3]
  •  3.3 データブロック2・・・・[4]
  •  3.4 データブロック3・・・・[4]
  •  3.5 データブロック4・・・・[6]
  •  3.6 データブロック5・・・・[6]
  •  4. 呼び方の例・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6938-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6938-1 : 2006
(ISO 10366-1 : 2002)

プラスチック−メタクリル酸メチル−アクリロニトリルーブタジエン−スチレン(MABS)成形用及び押出用材料−第1部 : 呼び方のシステム及び仕様表記の基礎

Plastics-Methyl methacrylate-acrylonitrile-butadiene-styrene(MABS)moulding and extrusion materials-Part 1:Designation system and basis for specifications

序文

 この規格は,2002年に第2版として発行されたISO 10366-1,Plastics−Methyl methacrylate-
acrylonitrile-butadiene-styrene(MABS) moulding and extrusion materials−Part 1 : Designation system and basis for
specificationsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

1.1   この規格は,メタクリル酸メチル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンプラスチック(MABS)
成形用材料及び押出用材料の呼び方のシステムについて規定する。この呼び方のシステムは,仕様表記の
基礎として用いることができる。
1.2 MABSを,次の特性の適切な水準,並びに組成,意図する用途及び/又は成形方法,重要な特性,
添加剤,着色剤,充てん材及び強化材に関する情報に基づいて,区分する。
a) ビカット軟化温度
b) メルトボリュームフローレイト
c) ノッチ付きシャルピー衝撃強さ
d) 引張弾性率
1.3 この規格は,スチレン(及び/又はアルキル基で置換したスチレン),アクリロニトリル及びメタク
リル酸メチルを主成分としたコポリマーからなる連続相,並びにブタジエンを基本とする弾性体の分散相
からなるすべてのメタクリル酸メチル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン材料に適用できる。
この規格は,着色剤,添加剤,充てん材などで改質されているかいないかにかかわらず,粉状,か粒状,
又はペレット状の通常使用されるMABS材料に適用できる。
1.4 この規格で同じ呼び方をする材料が,必ずしも同一の性能を示すとは限らない。この規格は,特定
用途及び/又は成形方法のための材料を規定するのに必要な技術的なデータ,性能データ,又は成形条件
に関するデータを提供するものではない。

――――― [JIS K 6938-1 pdf 3] ―――――

2
K 6938-1 : 2006 (ISO 10366-1 : 2002)
このような追加の特性が必要な場合には, JIS K 6938-2に規定する試験法が適用できる場合,それに従
って測定する。
1.5 特定用途向けに熱可塑性材料を規定するため,又は再現性よく成形するために,追加の要求事項を,
データブロック5に入れてもよい(3.1参照)。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10366-1:2002,Plastics−Methyl methacrylate-acrylonitrile-butadiene-styrene(MABS) moulding
and extrusion materials−Part 1:Designation system and basis for specifications (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6899-1 プラスチック−記号及び略語−第1部 : 基本重合体(ポリマー)及びその特性
備考 ISO 1043-1:1997,Plastics−Symbols and abbreviated terms−Part 1 : Basic polymers and their
special characteristicsが,この規格と一致している。
参考 ISO 1043-1の最新版は,2001年版であり,この国際一致規格としてJIS K 6899-1を改正中で
ある。
JIS K 6938-2 プラスチック−メタクリル酸メチル/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン
(MABS) 成形用及び押出用材料−第2部 : 試験片の作り方及び諸性質の求め方
備考 ISO 10366-2:1994,Plastics−Methyl methacrylate/acrylonitrile/butadiene/styrene(MABS)
moulding and extrusion materials−Part 2 : Preparation of test specimens and determination of
propertiesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
参考 ISO 10366-2は,2003年に改正版が発行されたため,この国際一致規格としてJIS K 6938-2
を改正する予定である。

3. 呼び方のシステム

3.1 一般

 熱可塑性プラスチックの呼び方のシステムは,次による。
呼び方
種類ブロック 識別項目ブロック
(記載任意) 個別項目ブロック
規格番号 データ データ データ データ データ
ブロック ブロック ブロック ブロック ブロック ブロック
1 2 3 4 5
この呼び方は,記載任意な種類ブロック(“熱可塑性プラスチック”と記載する。),並びに規格番号ブロ
ック及び個別項目ブロックからなる識別項目ブロックで構成する。個別項目ブロックを,更に次に示す五
つのデータブロックに細分し,表示があいまいにならないようにする。
データブロック1 : JIS K 6899-1による略号(MABS)を用いた,プラスチックの識別及びポリマー組成
に関する情報(3.2参照)。
データブロック2 : コードの文字位置1 : 意図する用途及び/又は成形方法(3.3参照)
コードの文字位置28 : 重要な特性,添加剤及び補足情報(3.3参照)
データブロック3 : 呼び方に使用する特性(3.4参照)

――――― [JIS K 6938-1 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
K 6938-1 : 2006 (ISO 10366-1 : 2002)
データブロック4 : 充てん材又は強化材及びこれらの公称含有率(3.5参照)
データブロック5 : 仕様を表記するために,追加情報を含んだ第5番目のデータブロックを加えてもよ
い(3.6参照)。
個別項目ブロックの最初の文字は,ハイフンとする。それぞれのデータブロックは,互いをコンマで区
切る。
なお,データブロックを使わない場合には,“,,”のように分離記号を二つ続ける。

3.2 データブロック1

 ハイフンの後に,メタクリル酸メチル−アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ンプラスチックをJIS K 6899-1による略号 (MABS) で識別する。ポリマーについての追加情報があれば,
その略号の後に,更にハイフン及び表1で規定するコード(文字)で識別する。
表 1 データブロック1に使用する追加組成情報のコード(文字)
コード(文字) AN質量分率の範囲 MMA質量分率の範囲
% %
A <30 10<≦50
B <30 50<≦80
C 30≦ 10<≦50
D 30≦ 50<
連続相のAN質量分率の測定は,JIS K 6938-2の附属書による。
コンパウンドのMMA質量分率は,酸素含有量分析によって測定する。

――――― [JIS K 6938-1 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS K 6938-1:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10366-1:2002(IDT)

JIS K 6938-1:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6938-1:2006の関連規格と引用規格一覧