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K 7366-2 : 1999
附属書A(規定) 試験片の作り方の詳細
A.1 はじめに 試験に用いられる材料は,加熱された2本のロールによってロールシートにする。この
シートを圧縮成形で均一な厚さのシートにして,試験片は切削又は打ち抜きによって作製する。
A.2 ロールシートの作り方
A.2.1 装置
A.2.1.1 2本のロールは,180℃の温度まで操作が可能なものとする。
ロールは,円筒状であり,大きさは,例えば直径150mm,長さ300mmとする。
A.2.2 混練条件
A.2.2.1 ロール表面温度及び圧縮成形温度は,材料のデュロメータ硬さ別に設定する。
ロール温度は,試験材料が混練開始から12分でロール表面に巻き付く温度とする。各ロールの温度差
は,ロール間で最大4℃,長さ方向で±2℃とする。
A.2.2.2 個々の配合物の混練方法の詳細は,JIS K 7366-2では規定しないが,次の注意はすべてのタイプ
の配合物に適用する。
ロールの表面速度は,約10m/minとする。
2本のロール間には,一般的には速度差がある。前側(作業側)が遅く,1 : 1.2の速度比が望ましい。
材料の適正な混練には,ロールバンクが必要である。材料は,ロールバンクの直径とロール間隔との比
が10 : 1になる量が望ましい。ロール間隔は,必要とするシートの厚さによって決定するが,混練時の間
隔は約1mmとする。
A.2.3 手順 まず,材料をロール上に投入する。ロール間げき(隙)から落ちた材料を受け皿から注意深
く,かつ,素早く集め,駆動中のロールへ戻す。材料がシート状に巻き付いたら,材料のすべての配合剤
が,最適に分散するように約5分間混練を続ける。このとき,ロールに巻き付いた状態で定期的にシート
の切り取り,ロール間げきへの戻しを行う。シートをロールから取り出すときには,引き伸ばさないよう
にする。
A.2.2A.2.3の操作と規定との相違点がある場合は,必要に応じて報告に加える。
A.3 圧縮成形シートの作り方
A.3.1 装置
A.3.1.1 圧縮成形機 少なくとも10MPaまでの圧力が,かけられなければならない。成形機のプレス盤は,
加熱及び冷却(成形機を加熱と冷却との2台としても構わない。)ができなくてはならない。プレス盤の表
面を180℃まで加熱でき,プレス盤の中心と周辺部の温度差は,3℃を超えない。
A.3.1.2 押込み金型又は平押し金型 はく離板(例えば,アルミ板又はよく磨かれた写真用フェロタイプ
板)を,金属平板と材料の間に置くことができる。
A.3.2 成形条件 充てんに必要な材料の量は,材料の密度からの計算又は予備成形から事前に求めておく。
使用するロールシートの合計厚さは,圧縮成形シート又は試験片より少し厚くする。
A.3.3 手順 ロールシートは,できれば方向が直角方向になるように重ね,予熱した金型に置く。
加熱したプレス盤を閉じ,約0.3MPaで最大5分間保持し,材料を予熱する。次に,210MPaに加圧し,
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25分間この圧力を維持する。この間に,材料は金型の中で十分流れ,わずかな量のバリを生成する。圧
力を維持しながら約40℃に冷却する。非常に軟らかい材料の場合は,より低い温度まで冷却する。次に,
金型を開き,圧縮成形シートを取り出す。
A.4 圧縮成形シートからの試験片の作り方 試験片は,圧縮成形シートから,切削加工,又は切り欠き,
ぎざぎざのような欠点のない,鋭い刃の規定の打ち抜き型を用いて,作成する。
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JIS K 7366-2 原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 植 村 勝 工学院大学
(委員) 大 嶋 清 治 工業技術院標準部
西 出 徹 雄 通商産業省基礎産業局
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
高 野 忠 夫 財団法人高分子素材センター
田 村 正 勝 日本プラスチック工業連盟
松 井 孝 志 社団法人日本電線工業会
塩 野 武 男 昭和電線電纜株式会社
水 野 晃 一 古河電気工業株式会社
柴 田 康 之 日本異形押出製品工業会
宮 沢 広 孝 株式会社三洋化成
林 秀 之 郡是高分子工業株式会社
高 鍋 英 憲 三菱化学MKV株式会社
井 上 宏 一 理研ビニル工業株式会社
宮 下 俊 逸 鐘淵化学工業株式会社
木 下 昌 紀 信越ポリマー株式会社
加 藤 武 司 住友ベークライト株式会社
伊 藤 宏 一 電気化学工業株式会社
小 野 雅 司 プラス・テク株式会社
鹿 島 武 日本ビニル工業会
(事務局) 濱 島 俊 行 日本プラスチック工業連盟
文責 井上宏一
鹿島 武
JIS K 7366-1:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.080 : プラスチック > 83.080.20 : 熱可塑性材料