JIS K 8034:2006 アセトン(試薬) | ページ 2

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る。

7.8 酸(CH3COOHとして)

 7.9による。

7.9 塩基(NH3として)

 JIS K 8001の5.6(酸,塩基)(1)(水溶性有機溶媒の場合)による。この場合,
a mlは20 ml,b ml は50 ml,c gは20 g,V1 mlは0.14 ml,V2 mlは0.23 mlとする。
参考 V1(0.05 mol/l 水酸化ナトリウム溶液)1 mlは,0.003 002 6 g CH3COOHに相当する。
V2(0.05 mol/l 塩酸)1 mlは,0.000 851 5 g NH3に相当する。

7.10 アルデヒド(HCHOとして)

 溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水を加えて10 mlにする。
b) 標準側溶液 ホルムアルデヒド標準液 (HCHO : 0.01 mg/ml) 4.0 mlに水を加えて10 mlにする。
c) 操作 試料側溶液,標準側溶液それぞれに,ジメドン・エタノール溶液(1) 0.15 mlを加えて,沸騰水
浴中で1時間加熱する。
なお,試料側溶液は,アセトンのにおいがなくなるまで加熱する。
試料側溶液,標準側溶液にそれぞれ水を加えて10 mlにする。ときどき振り混ぜながら5 ℃以下に
冷却し,約20分間放置する。
注(1) ジメドン・エタノール溶液の調製は,5,5-ジメチル-1,3-シクロヘキサンジオン(ジメドン)
(質量分率99 %)5 gにJIS K 8102に規定するエタノール(95)を加えて溶かし100 mlにす
る。
d) 判定 試料側の濁りは,標準側の白濁より濃くないこと。
7.11 メタノール (CH3OH) 7.2による。この場合,7.2の分析条件でメタノールの相対保持時間を確認し
ておく。

7.12 過マンガン酸還元性物質(Oとして)

 試料20 gに0.02 mol/l過マンガン酸カリウム溶液0.05 mlを加
えて振り混ぜ,光を遮り,液温約25 ℃で15分間放置したとき紅色を保つこと。

8. 容器

 容器は,遮光した気密容器とする。

9. 表示

 容器には,次の事項を表示する。
a) 名称“アセトン”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号

10. 取扱い上の注意事項

 アセトンは引火性が強いので火気を避ける。また,有害なので,蒸気を吸入し
ないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないようにする。

――――― [JIS K 8034 pdf 6] ―――――

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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
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JIS K 8034:2006 アセトン(試薬) ISO 6353-2:1983, 化学分析用試薬―第2部 : 仕様−第1シリーズ
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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線又は側線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1. 適用範囲 試薬として用いるアセ 1 化学分析用試薬40品 MOD/変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引用
トンについて規定。 目の仕様について規 しやすくするために1品目1規格とし
定。 ている。
なお,対応国際規格は20年以上見直
しがされていないため市場の実態に合
わない。国際規格の改正提案を検討す
る。
2. 引用規格 JIS K 0061 1 ISO 6353-1 MOD/追加 ISOを一件削除し,JIS 該当する対比項目を参照。
JIS K 0062 を追加・引用,基本的
JIS K 0067 には同等内容。
JIS K 0068
JIS K 0114
JIS K 0117
JIS K 8001
JIS K 8102
JIS K 8105
JIS K 8777
3. 一般事項 JIS K 8001による。 ― ― MOD/追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差異は
JIS K 8001を引用。 ない。
4. 種類 ― ― MOD/追加 種類の項目を追加。 JISは種類として“特級”だけなので,
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ISO規格と技術的な差異はない。
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5. 性質 ― ― MOD/追加 アセトンの性質の項を 一般的な説明事項であり,技術的な差
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追加。 異はない。
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――――― [JIS K 8034 pdf 7] ―――――

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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
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表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
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項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
6. 品質 R2.1 MOD/変更 1) 品質に差異のある ISO規格は,長期間内容の見直しが行
われず国際市場でISO規格品が用い
項目 : 密度,不揮発
られることはほとんどない。また,技
物,酸,過マンガン
酸還元性物質。 術的差異も軽微(1)(2)(3)である。
2) 追加した項目 : 水溶
状,屈折率。
7. 試験方法 R2.2 MOD/追加 一般的な試験条件及び試験結果に関
7.1 試験条 する事項であり,技術的な差異はな
件及び試験 い。
結果
7.2純度 ガスクロマトグラフ法 R 2.2.1 ガスクロマトグラフ MOD/変更 分析条件などを変更。 国際的にも広く普及しているキャピ
(CH3COCH3 法 ラリーカラム法に変更。
)(GC) ISO規格の見直し時に,改正提案の検
討を行う予定。
7.3水溶状 ― ― MOD/追加 項目を追加。 JISとして必要。
ISO規格の見直し時に,提案の検討を
行う予定。
7.4 密度 比重瓶法又は振動式密 R 2.2.2 比重瓶法 MOD/選択 JIS K 0061の項目を追 精度の高い振動式密度計法を選択で
(20 ℃) 度計法 加。 きるようにした。
ISO規格の見直し時に,改正提案の検
討を行う予定。
7.5屈折率 ― ― MOD/追加 項目を追加。JIS K 0062JISとして必要。
n2D0 を引用。 ISO規格の見直し時に,提案の検討を
行う予定。
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――――― [JIS K 8034 pdf 8] ―――――

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(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 由及び今後の対策
034
表示箇所 : 本体
: 2
表示方法 : 点線の下線又は側線
005
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
7.6 水分 カールフィッシャー滴 R 2.2.8 カールフィッシャー MOD/変更 1) 試料の量,滴定溶媒 JISは,定期的に見直しを行っている
定法 滴定法 を変更。 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
2) IS K 0068を引用。ていないことから実績のある従来の
7.7 不揮発 水浴上加熱蒸発法 R 2.2.3 水浴上加熱蒸発法 MOD/変更 試料の量を変更。 JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微で
物 あり,対策は考慮しない。
7.8酸 中和滴定法 R 2.2.4 中和滴定法 MOD/変更 試料の量,指示薬及び操
(CH3COO 作方法を変更。
Hとして)
7.9 塩基 中和滴定法 R 2.2.5 中和滴定法 MOD/変更 試料の量,指示薬及び操
(NH3とし 作方法を変更。
て)
7.10アルデ 比濁法 R 2.2.7 比濁法 MOD/変更 液量,加熱時間を変更。
ヒド(HCHO
として)
7.11メタノ ガスクロマトグラフ法 R 2.2.1 ガスクロマトグラフ MOD/変更 分析条件などを変更。 国際的にも広く普及しているキャピ
ール 法 ラリーカラム法に変更。
ISO規格の見直し時に,改正提案の検
討を行う予定。
7.12過マン 直接法 R 2.2.6 直接法 MOD/変更 試料量,試薬溶液の濃度 JISは,定期的に見直しを行っている
ガン酸還元 が,ISO規格は,長年見直しが行われ
及び量,指示薬,液温な
性物質(O どを変更。 ていないことから実績のある従来の
として) JIS法を踏襲。技術的な差異は軽微で
あり,対策は考慮しない。
8. 容器 ― ― MOD/追加 項目を追加。 規格適合性を評価する関係で必要な
9. 表示 ― ― MOD/追加 項目を追加。 項目を追加。
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10. 取扱い ― ― MOD/追加 項目を追加。
03
上の注意事
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――――― [JIS K 8034 pdf 9] ―――――

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注(1) 理由 : 軽微な技術的差異。6.品質の(IV)欄の1)2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害になる可能性はほと
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んどない。ISO規格,JISとも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO規格とJISとの質量分率ppm質
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量分率pptレベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。
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なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。 (IV)の1)2)の品質項目及び品質
00
水準が不満足な場合は,通常,JIS試薬,ISO規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途の試薬を使用する
6
ことになる。
(2) SO試薬規格の状況 : ISO規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約20年経過)。このため,ISO規格の内容が現在の市場の要求にこたえ
ているかどうかの検討が行われていない(JISとの差)。また,ISO規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際規格としての
存在意義が乏しい。
(3) 今後の対策 : (1)及び(2)の理由から,当面,対策を考慮しない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD/追加········· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更········· 国際規格の規定内容を変更している。
― MOD/選択········· 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD··············· 国際規格を修正している。
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JIS K 8034:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-2:1983(MOD)

JIS K 8034:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8034:2006の関連規格と引用規格一覧