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L 0204-2 : 2020
附属書JA
(参考)
その他の化学繊維の名称,化学繊維の分類などを表す用語
JA.1 一般
この附属書は,本体で規定していないが比較的消費量の多い化学繊維の名称,及び繊維の分類を示す名
称のうち,化学繊維に関するものについて,用語及び定義を記載するものである。この附属書は,本体の
規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
JA.2 その他の化学繊維の名称を表す用語
本体で規定していないが比較的消費量の多い化学繊維の用語及び定義を次に示す。
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2801 黒鉛繊維 炭素繊維を更に高温度で熱処理した繊維。 graphite fiber
2802 スラグ繊維 製鉄のときに出る鉱さいから作った繊維。 slag fiber
2803 芳香族ナイロン繊 aromatic
単量体が主に芳香族化合物で,その結合部分がアミド結合による長
維 鎖状合成高分子から成る繊維。 polyamide fiber
2804 脂肪族ナイロン繊 aliphatic
単量体が主に脂肪族化合物で,その結合部分がアミド結合による長
維 鎖状合成高分子から成る繊維。 polyamide fiber
JA.3 化学繊維の分類などを表す用語
繊維の分類を示す名称のうち,化学繊維に関するものの用語及び定義を次に示す。
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2901 化学繊維 chemical fiber,
繊維質の形で自然界に生成する材料とは全く異なる製造過程で得ら
れる繊維の総称。人造繊維ともいう。 man-made fiber
2902 再生繊維 regenerated fiber
セルロース,たんぱく質などの天然高分子材料を溶解し,繊維の形
態に再生した化学繊維。
2903 半合成繊維 semi-synthetic
セルロース,たんぱく質などの天然高分子材料に化合物を反応させ
たものを原料とし,これを繊維の形態にした化学繊維。 fiber
2904 合成繊維 synthetic fiber
合成高分子材料を原料とし,これを繊維の形態にした化学繊維。
2905 無機繊維 無機材料から成る化学繊維。 inorganic fiber
2906 有機繊維 無機繊維以外の化学繊維の総称。 organic fiber
2907 セルロース繊維 セルロースを主成分とした化学繊維の総称。 cellulose fiber
2908 フィラメント, filament
実質的に無限の長さをもつ繊維。単独のフィラメントで構成される
長繊維 ものをモノフィラメント,複数本のフィラメントで構成されるもの
をマルチフィラメントという。
2909 ステープル, 紡績用,詰わた用,不織布用などで使用される短く切断した繊維。 staple fiber
短繊維
2910 複合繊維 複数の成分によって構成される化学繊維。複数の成分が長さ方向に
連続して張り合わされた芯さや(鞘)型,並列型及び海島型,一方
の成分が他方の成分中に分散するブレンド型などがある。改質成分
と未改質成分とを組み合わせた場合も複合繊維という。
――――― [JIS L 0204-2 pdf 6] ―――――
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L 0204-2 : 2020
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS L 0204-2:2020 繊維用語(原料部門)−第2部 : 化学繊維 ISO 2076:2013,Textiles−Man-made fibres−Generic names
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差
国際 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
2 用語及び − 4 化学式の例 削除 JISでは化学式の例は不要なため 日本国内の事情によるもので,
定義 削除。 ISOには提案しない。
2002 ポリノジック − 追加 ISO規格にはないが,JISで追加 日本国内で生産されている化学繊
2104 プロミックス している。 維を追加している。必要に応じて
2202 ビニロン ISOへの追加提案を行う。
2203 エチレンビニルアル
コール繊維
2204 ポリ塩化ビニル
2205 ビニリデン
2207 モダクリル アクリロニトリルの繰変更 JISでは,アクリロニトリルの繰 日本国内での生産品に合わせて修
返し単位が質量比で 返し単位が35 %以上,85 %未満に正している。ISOには提案しない。
50 %以上,85 %未満 変更している。
2208 アクリレート − 追加 ISO規格にはないが,JISで追加 日本国内で生産されている化学繊
2212 ポリエチレンテレフ している。 維を追加している。必要に応じて
タレート ISOへの追加提案を行う。
2213 ポリトリメチレンテ
レフタレート
2214 ポリブチレンテレフ
タレート
L02
2215 ポリアリレート繊維
04
2216 ポリ乳酸 乳酸エステル単位が質変更 JISでは,乳酸エステル単位が質 日本国内での生産品に合わせて修
-
2 : 2
量比で85 %以上 量比で50 %以上に変更している。正している。ISOには提案しない。
020
2
――――― [JIS L 0204-2 pdf 7] ―――――
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L 0204-2 : 2020
L0
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差
2
国際 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
04
規格
-
2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
番号
及び題名 番号 の評価
020
2用語及び 2222 ポリエーテルエステ − 追加 ISO規格にはないが,JISで追加 日本国内で生産されている化学繊
ルエラストマー
定義(続き) している。 維を追加している。必要に応じて
ISOへの追加提案を行う。
附属書JA
(参考)
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 2076:2013,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
JIS L 0204-2:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2076:2013(MOD)
JIS L 0204-2:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.59 : 繊維及び皮革技術(用語)