JIS M 0102:2000 鉱山用語 | ページ 15

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M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
6415 音波検層 おんぱけんそ acoustic velocity
音波(弾性波)を利用して岩石の音波伝ぱ
う 速度を測定し,その性質を調べ,また岩石 logging
の孔げき率などを推定する検層。
6416 速度検層 そくどけんそ 音波検層と同義語。 velocity logging

6417 セメントボン せめんとぼん cement bond
ケーシング及び岩石中を伝ぱする音波の振
ド検層 どけんそう 幅の減衰を測定して,ケーシング周囲のセ logging
メントがケーシング及び地層に固着してい
る程度を調べ,セメンチングの効果を評価
する検層。
6418 温度検層 おんどけんそ temperature
裸孔及びケーシングそう入井内の温度を測
う 定してセメントの硬化状態や出水,出ガス logging
層の位置〔岩石の性質又は熱源〕などを調
べる検層。
備考 探査部門では,アンダラインの部
分を〔 〕内の語に読み替える。
6419 地層傾斜検層 ちそうけいし 電極を坑壁に押し付けて測定された3本以dipmeter survey
ゃけんそう 上の比抵抗曲線のずれなどから,地層の傾
斜の角度及びその方位を測定する検層。
6420 キャリパー検 きゃりぱーけ caliper logging
坑径を測定して,坑壁の崩壊状態やでい壁
層 んそう の形成状態などを調べる検層。
6421 でい水検層 でいすいけん mud analysis
掘さく中に坑底から地表に循環してきたで
そう い水と掘りくずの中のガスを抽出し,その logging
成分及び量を測定し,岩石中の炭化水素含
有量を推定する検層。
(6.5) 生産
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
6501 油飽和率 あぶらほうわ 貯留岩中の液相の石油の含有率。 oil saturaion
りつ 孔げき,容積に対する石油の容積比率で表
す。
6502 ガス飽和率 がすほうわり 貯留岩中のガスの含有率。 gas saturation
つ 孔げき容積に対するガスの容積比率で表
す。
6503 水飽和率 みずほうわり 貯留岩中の水の含有率。 water saturation
つ 孔げき容積に対する水の容積比率で表す。
6504 油容積係数 あぶらようせ oil formation
地下に埋蔵された状態において,ガスを溶
きけいすう 解しているままの原油容積の,溶解ガスを volume factor
分離した地表条件における原油容積に対す
る比。
1より大きいのが普通である。
6505 ガス容積係数 がすようせき 地下に埋蔵された状態におけるガス容積 gas formation
けいすう の,地表条件におけるそのガス容積に対す volume factor
る比。
6506 ガス油比 がすゆひ a) 坑井から産出したガスと原油の,地表gas-oil ratio
条件における容積比。
b) 気状及び液状の石油が共存している場
合はその圧力と温度における気液容積
比。

――――― [JIS M 0102 pdf 71] ―――――

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番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
6507 ガス水比 がすみずひ gas-water ratio
坑井から産出したガスと水の,地表条件に
おける容積比。
6508 産出指数 さんしゅつし productivity index
坑井から流体が産出する際の産出能力を示
すう す指数であって,静止坑底圧と産出坑底圧
との単位差圧当たりの産出量をもって示
す。
6509 産出半径 さんしゅつは drainage radius
原油,ガス,水などが流出する際に,油層,
んけい ガス層などにおける,ある坑井への流動の
有効範囲を,その坑井を中心とした円と考
えた場合のその半径。
坑井が網目状に分布する場合には,坑井間
隔の半分をいうことが多い。
6510 コア試験 こあしけん core analysis
コアなどについて,孔げき率,浸透率及び
飽和率を主体とし,その他いろいろの性質
を調べること。
6511 (貯留岩の) (ちょりゅう porosity
貯留岩の孔げき性を表す測度で,通常多孔
孔げき率 がんの)こう 質物体の孔げき容積の物体全容積に対する (of reservoir
げきりつ 比率。 rock)
全孔げき容積を対象としたものを絶対孔げ
き率,連続した孔げき容積だけを対象とし
たものを有効孔げき率という。
6512 浸透率 しんとうりつ permeability
多孔質物体内における流体の流れやすさを
その多孔質物体の特性として表す測度。
単一流体だけが存在する状態の浸透率を絶
対浸透率,2種類以上の流体が存在する状態
における浸透率をそれぞれの有効浸透率と
いう。
6513 相対浸透率 そうたいしん 有効浸透率の絶対浸透率に対する比。 relative
とうりつ permeability
6514 坑底試料 こうていしり 坑井内で採取された流体の試料。 bottom hole sample
ょう
6515 坑口圧 こうこうあつ 坑井の坑口装置における圧力。 well-head pressure
6516 坑底圧 こうていあつ bottom hole
坑底における圧力。採収を停止している場
合の坑底圧を,その停止後の経過時間や停 pres-sure
止の状況によって密閉坑底圧又は静止坑底
圧といい,産出中の坑底圧を産出坑底圧と
いう。
6517 油層圧 ゆそうあつ 油層内の流体の圧力。 oil reservoir
pressure
6518 ガス層圧 がすそうあつ ガス層内の流体の圧力。 gas reservoir
Pressure
6519 (油層ガス層 (ゆそう,が gas drive
原油,ガスなどの産出に寄与する押出形式
の)ガス押し すそうの)が の基本的な分類の一つ。 (of petroleum
すおし 貯留岩内のガスに蓄えられた圧縮エネルギ reservoir)
ーによって,油層ガス層内の流体を坑井内
に押し出すこと。

――――― [JIS M 0102 pdf 72] ―――――

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番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
6520 (油層,ガス (ゆそう,が gravity drive (of
原油,ガスなどの産出に寄与する押出形式
層の)重力押 すそうの)じ の基本的な分類の一つ。 petroleum
し ゅうりょくお 貯留岩内の流体の重力ポテンシャルエネル reservoir)
し ギーによって油層,ガス層内の流体を坑井
内に押し出すこと。
6521 (油層,ガス (ゆそう,が water drive
原油,ガスなどの産出に寄与する押出形式
層の)水押し すそうの)み の基本的な分類の一つ。 (of petroleum
ずおし 貯留岩内の水に蓄えられている圧縮及び重 reservoir)
力ポテンシャルエネルギーによって油層,
ガス層内の流体を坑井内に押し出すこと。
6522 坑井間隔 こうせいかん well spacing
坑井の分布密度を示す測度であって,坑井
かく 間の距離又は坑井当たりの面積で表す。
6523 休止井 きゅうしせい suspended well
採収又は掘さくを一時的に休止している坑
井。
6524 採収井 さいしゅうせ 原油,ガスなどを採収している坑井。 producing well
い 自噴井,ガスリフト井,ポンピング井など
がある。
6525 一次採収 いちじさいし primary recovery
貯留岩内に蓄えられた自然のエネルギーに
ゅう よって,坑井内に流入した石油を採収する
こと。自然のエネルギーは,流体の圧縮及
び重力ポテンシャルエネルギーとして蓄え
られる。
6526 二次採収 にじさいしゅ secondary recovery
貯留岩内に人工的エネルギーを加えて,石
う 油の採収率及び採収速度を高めること。
この方法には,ガス圧入法,水攻法,火攻
法,ミシブルドライブ法などがある。
6527 (原油,ガス (げんゆ,が recovery factor
累計採収量の総埋蔵鉱量に対する比率であ
の)採収率 すの)さいし って,回収率とも呼ばれる。 (of oil),
ゅうりつ 最終採収量の総埋蔵鉱量に対する比率を最 (of gas)
終採収率というが,これを単に採収率とい
うこともある。
6528 自噴 じふん flowing
採収井において,貯留岩内に蓄えられたエ
ネルギーにより,原油,ガス,水などが人
工的なくみ揚げ方法によることなく地表に
噴出してくる状態。
6529 ガス圧入法 がすあつにゅ gas injection
油層にガスを圧入して油層圧を維持するこ
うほう とによって,石油の採収を容易にし,かつ,
採収率を向上させる方法。
6530 ハイドロフラ hydraulic fracturing
油層又はガス層に液体を圧入して割れ目を
ク 作り,同時に送り込んだ粗い砂などでその
割れ目を支えることによって,石油が坑井
内に流れ込みやすいようにする出油(ガス)
促進法。
6531 水攻法 すいこうほう water flood
貯留油層に水を圧入して,置換作用によっ
て石油の採収を容易にし,かつ,採収率を
向上させる方法。
6532 掃効率 そうこうりつ sweep efficiency
水攻法などで圧入た液体が,油層内を有効
に通過した容積の,その対象とする油層容
積に対する比率。

――――― [JIS M 0102 pdf 73] ―――――

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M 0102 : 2000
番号 用語 読み方 意味 参考
対応英語 慣用語
6533 ガスリフト gas lift
油井,水溶形鉱床におけるガス井などで,
坑内に送り込んだガスの上昇,膨張を利用
して,坑井内の石油又は水(水溶性ガス)
を採収する方法。
6534 火攻法 かこうほう in situ combustion,
油層内で石油の一部を燃焼させることによ
fire flooding
って,残りの石油の流動を容易にし,かつ,
圧入ガス及び燃焼ガスのエネルギーを利用
して石油の採収率を向上させる方法。
6535 ミシブルドラ みしぶるどら LPGなどを油層に圧入し,石油と溶解状態miscible drive
イブ法 いぶほう を作り,流動を容易にすることによって,
石油の採収率を向上させる方法。
6536 スワビング swabbing
チェックバルブ付ピストンなどをワイヤに
よってチュービング又はケーシング内に下
ろし,急速に引き上げ,坑内の液体をくみ
出すこと。
6537 (原油の)含 (げんゆの) water cut
原油中の水の含有率。液体の全容積に対す
水率 がんすいりつ る水の容積比率で表す。 (of crude oil)
6538 コンデンセー gas-condensate
天然ガスの採収に当たり,地表において凝
ト 縮分離した軽質液状炭化水素。
6539 採収プラット さいしゅうぷ production platform
海上又は湖上に作られた採収設備を備えた
ホーム らっとほーむ プラットホーム。
6540 サッカーロッ 地上の動力を坑井内の採油ポンプに伝達 sucker rod
ド し,プランジャーを上下に作動させるロッ
ド(鋼棒)。
6541 採油ポンプ さいゆぽんぷ oil well pump
坑井内に設置して原油をくみ上げるための
ポンプ。
6542 ポンピングパ 多数のポンピング井を1か所から同時に駆pumping power
ワー 動するための動力装置。
6543 ポンピングユ pumping unit
ポンピング井において,坑井内のポンプを
ニット 駆動するために坑井元に設置された動力付
装置。
6544 チュービング 坑井用の継目無鋼管。 tubing
ケーシング内に降下し,一般に原油又はガ
スの採収に用いる。
6545 ビーン bean
主として自噴産出量を調整するための絞り
機構。チョークともいう。
6546 ホットタッピ ほっとたっぴ hot tapping method
流体の輸送又は貯蔵の状態のまま,導管,
ング工法 んぐこうほう 配管又は貯蔵そうなどに分岐口を付ける活
線工法。
6547 スタビライザ stabilizer plant
石油中に含まれている低沸点化合物を分離
プラント するための装置で,これを設けることによ
って,石油の蒸気圧が低下安定し,貯蔵や
輸送がしやすくなる。
6548 ガソリンプラ gasoline plant
湿性天然ガスから主としてガソリン分を分
ント 離回収するための装置で,それには圧縮法,
冷却法,吸収法及び吸着法などがある。

JIS M 0102:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 0102:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISM1001:1994
鉱量計算基準
JISM8801:2004
石炭類―試験方法
JISZ8801:1994
試験用ふるい