JIS M 6511:1962 規格概要
この規格 M6511は、鉱山などにおいてレールの種類15kg,22kg,30kg,軌間610mmに使用する分岐器類について規定。
JISM6511 規格全文情報
- 規格番号
- JIS M6511
- 規格名称
- 鉱山軌道用分岐器類
- 規格名称英語訳
- Points and crossings for mine steel tub and locomotive
- 制定年月日
- 1962年8月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 73.100.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1962-08-01 制定日, 1966-04-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1973-11-01 確認日, 1976-10-01 確認日, 1979-10-01 確認日, 1985-03-01 確認日, 1990-07-01 確認日, 1995-12-01 確認日, 2001-08-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS M 6511:1962 PDF [25]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
M 6511-1962
鉱山軌道用分岐器類
Points and Crossings for Mine Steel Tub and Locomotive
1. 総則
1.1 適用範囲 この規格は,鉱山などにおいてレールの種類15kg,22kg,30kg,軌間610mmに使用する
分岐器類について規定する。
1.2 種類および番数
1.2.1 分岐器類の種類は,片開キ分岐器,両開キ分岐器の2種類とする。
1.2.2 分岐器類番数は,それに使用されるテッサの番数による。
1.2.3 テッサの番数およびそれに対するテッサ角は,表1のとおりとする。
表1
番数 テッサ角 番数 テッサ角
3 19 04 6 9 32
3.5 16 20 7 8 10
4 14 18 8 7 09
5 11 26
備考 4番以上のテッサ角はJIS E 1301(分岐器類の
番数)により,3番,3.5番のテッサ角は,そ
れぞれ6番,7番の2倍とした。
1.3 車輪の寸法 この規格による分岐器類の設計基準となる車輪の寸法は,つぎの値とする。
1.4 分岐器類の保守限度 この規格による分岐器類の設計基準となる分岐器類の保守限度は,表2の値
とする。
――――― [JIS M 6511 pdf 1] ―――――
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M 6511-1962
表2
単位 mm
最大鉛直摩耗量 軌間 テッサ鼻端レールと
30kg 22kg 15kg (テッサ部) 護輪レールとの間隔
11 9 7 +5 −3 576584
2. 設計
2.1 材料
2.1.1 分岐器類に使用するレールは,JIS E 1101(普通レール)およびJIS E 1103(軽レール)による。
2.1.2 高マンガン鋼の転テツ器およびテッサの材質は,JIS G 5131(高マンガン鋼鋳鋼品)の2種
(SCMnH2) による。
2.1.3 引張強サを必要としない間隔材は,JIS G 5501(ネズミ鋳鉄品)の1種 (FC10) あるいはこれと同
等以上のものを使用する。
2.1.4 リベットは,JIS G 3104(リベット用圧延鋼材)の1種 (SV34) あるいはこれと同等以上のものを
使用する。
2.1.5 割ピンは,JIS G 3505(軟鋼線材)の3種 (SWRM3) あるいはこれと同等以上のものを使用する。
2.1.6 2.1.12.1.5に指定しない分岐器類部品は,JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)の2種 (SS41) また
はJIS G 5101(炭素鋼鋳鋼品)の2種 (SC42) あるいはこれと同等以上のものを使用する。
2.2 形状および寸法
2.2.1 分岐器類の組立寸法は,付図1による。
2.2.2 分岐器類の形状寸法は,2.2.32.2.5に指定したものを除き付図2のとおりとする。
2.2.3 ボルトは,付図2に指定したものを除きJIS B 1180(六角ボルト)による。ただし,有効ネジ部長
さは同規格の付表4に規定した寸法による。
2.2.4 ナットは,付図2に指定したものを除きJIS B 1181(六角ナット)による。
2.2.5 割ピンは,JIS B 1351(割ピン)による。
3. 製作
3.1 寸法の許容差 製品の寸法の許容差は付図3による。ただし,ボルトおよびナットはJIS B 1180(六
角ボルト)およびJIS B 1181(六角ナット)により,割ピンはJIS B 1351(割ピン)による。
3.2 レールの切断 レール加工の際は護輪レールを除き,ガスで溶断したり,ハンマーを用いて折断し
てはならない。
3.3 レールの曲げ レールを曲げたり,曲がりを直したりする際は,その材質を害しない方法によらな
ければならない。また,直接ハンマーで打ってはならない。
3.4 仕上程度
3.4.1 削り面と他の部品と接触する部分は荒仕上をする。
3.4.2 鋳造品および鍛造品はバリなどを取除き,他の部分と接触する面およびフランジウェーの底面は荒
仕上とする。
3.5 鋳造品の欠陥
3.5.1 鋳造品には,有害な巣,ヒケ,キレツおよびその他の欠陥があってはならない。
――――― [JIS M 6511 pdf 2] ―――――
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M 6511-1962
3.5.2 鋳鋼品は,巣,ヒケ,キレツなどで強さに対する影響の少ないものは,溶接によってこれを補修す
ることができる。
3.6 溶接
3.6.1 鋳鋼品の溶接補修は不良部分を完全に取除いたのちに行なわなければならない。高マンガン鋼鋳鋼
品に対しては,溶接棒はオーステナイト系の合金で鋳物に悪影響を及ぼさないものを使用する。
3.6.2 とくに示された場合のほか,レールは溶接してはならない。
3.7 穴あけ 穴あけは,つぎの方法により正確に行ない,マクレは取除く。
(1) キリモミによらなければならないもの
(a) レールの穴
(b) 高マンガン鋼製の転テツ器およびテッサの腹部の穴あけは鋳込の際小さな穴をあけ,グラインダで
仕上げてもさしつかえないが,この場合の穴の仕上程度は,キリモミによるものと同等にしなけれ
ばならない。
(c) 床板およびタイプレートの丸穴
(d) 回転するピンまたはボルトの穴
(e) ボルト穴と径の差が1.5mm以下のもの
(f) 穴と穴または穴とへりとのへり間隔が穴の半径(四角穴の場合は一辺の半分)より小さい板の穴
(g) その他とくに指定されたもの
(2) パンチであけてよいもの
(a) ボルトの穴と径の差が1.5mmを越えるもの
(b) 犬クギ用の穴。ただし高マンガン鋼製の転テツ器およびテッサの犬クギ用の穴は,鋳込ミの際小さ
い穴をあけグラインダで仕上げるか,またはパンチであけなおしてもさしつかえない。
(3) 鋳放しとしてよいもの
(1),(2)以外の穴
3.8 リベット
3.8.1 リベットの形状および寸法は,とくに指定のない限りJIS B 1214(熱間成形リベット)による。
3.8.2 リベット穴の直径は,JIS B 1214(熱間成形リベット)による。
3.8.3 リベット締め付けに各構成片をじゅうぶん緊縮しなければならない。ただし,冷却したのち2度し
めてはならない。
3.8.4 リベットはゆるんだもの,傷を生じたもの,その他欠点があるものはこれを切り去って締め直す。
なお切断するときは,リベット穴および隣接したリベットに損傷を与えない方法を用いる。
3.9 接触面の加工 構成部分が互いに接触する箇所は密着するようにし,またリベット締メの場合は,
あらかじめ接触面のサビ落としをする。
3.10 表示および塗装
3.10.1 表示 製品の表示は,表3により刻印または鋳出シとする。
――――― [JIS M 6511 pdf 3] ―――――
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M 6511-1962
表3
品名 表示事項 表示場所
レール 製造業者名 端面
先端レール 製造業者名 先端の断面
レールコロビ止メ レール種類 表面の見やすい場所
製造業者名 表面の見やすい場所
高マンガン鋼製転テツ器 レール種類 腹部外面
転テツ器種類 腹部外面
製造業者名 腹部外面
製造番号 腹部外面
レール製テッサ 番数 翼レールの端面または
製造業者名 表面の見やすい箇所
高マンガン鋼製テッサ レール種類 腹部外面
テッサ番数 腹部外面
製造業者名 腹部外面
製造番号 腹部外面
護輪レール 製造業者名 端面
備考 製造業者名は,略号で表示することができる。
3.10.2 削り面およびネジ部にはサビ止メ塗油をする。ただし,高マンガン鋼製の転テツ器およびテッサは
全面にサビ止メ塗料を塗る。
――――― [JIS M 6511 pdf 4] ―――――
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M 6511-1962
付図1 分岐器類の組立寸法
単位 mm 注 レールの遊間は3mmとする。
分岐器の種類 片開キ分岐器 両開キ分岐器
符号
転テツ器 テッサ前 テッサ後 護輪レー
レールの R L l1 l2 R L l
番数 の 長 さ 端の長さ 端の長さ ルの長さ
種類
P M N G
3 1200 400 700 1000 7130 3128 1593 1522 14490 3204 1618
3.5 1200 450 800 1000 10250 3397 1804 1741 20890 3478 1838
4 1500 450 850 1000 13550 4103 2200 2147 27650 4187 2245
15kg 5 1500 500 1000 1000 23690 4627 2665 2621 48410 4718 2724
6 1500 600 1150 1000 37880 5077 3010 2971 77510 5176 3079
7 2400 650 1300 1000 44700 6968 3943 3912 91520 7085 4036
8 2400 700 1450 1000 62280 7469 4391 4363 127530 7595 4496
3 1200 500 800 1000 6470 3077 1444 1371 13150 3155 1468
3.5 1200 550 900 1000 9440 3352 1660 1596 19250 3433 1693
4 1500 600 1000 1000 12190 4030 1978 1924 24920 4115 2022
22kg 5 1500 650 1200 1000 21440 4568 2457 2412 44700 4659 2515
6 1500 750 1350 1000 35410 5030 2813 2774 72560 5128 2882
7 2400 850 1550 1000 41420 6878 3653 3622 84960 6995 3747
8 2400 950 1750 1000 53350 7371 4043 4015 117660 7496 4147
3 1200 550 900 1000 6130 3052 1369 1296 12470 3130 1393
3.5 1200 600 1000 1000 9030 3330 1588 1524 18430 3411 1621
4 1500 650 1100 1000 11740 4006 1905 1850 24010 4090 1948
30kg 5 1500 700 1300 1000 21220 4548 2387 2342 43470 4639 2445
6 1500 800 1500 1000 34580 5014 2747 2708 70910 5113 2817
7 2400 850 1700 1000 41420 6878 3653 3622 84960 6995 3747
8 2400 950 1900 1000 57350 7371 4043 4015 117660 7496 4147
――――― [JIS M 6511 pdf 5] ―――――
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JIS M 6511:1962の国際規格 ICS 分類一覧
- 73 : 鉱採及び鉱物 > 73.100 : 鉱山設備 > 73.100.40 : けん引及び巻上げ設備