JIS M 8263:2007 クロム鉱石―鉄定量方法 | ページ 2

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M 8263 : 2007
試料中の鉄含有率の算出は,次のいずれかによる。
a) 5.3で乾燥試料を用いた場合 試料中の鉄含有率を,次の式によって算出する。
[V1 (V2 .100) ] F .0005 585
Fe 100 %
m
ここに, Fe : 試料中の鉄含有率(質量分率)
V1 : 5.4.3で得た160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液の使用量
(mL)
V2 : 5.5で得た160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液の使用量(mL)
F : 160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液のファクター
m : 試料はかり取り量(g)
b) 5.3で大気平衡試料を用いた場合 試料中の鉄含有率を,次の式によって算出する。
[V1 (V2 .100) ]F .0005 585
Fe K 100 %
m
ここに, Fe : 試料中の鉄含有率(質量分率)
V1 : 5.4.3で得た160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液の使用量
(mL)
V2 : 5.5で得た160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液の使用量(mL)
F : 160 mol/L二クロム酸カリウム標準溶液のファクター
K : JIS M 8261の4.4.4に規定する乾燥試料への変換係数
m : 試料はかり取り量(g)
5.6.2 試料中の酸化鉄(II)含有率の算出
試料中の酸化鉄(II)含有率を,鉄含有率から次の式によって算出する。
FeO .1286 5%
ここに, FeO : 試料中の酸化鉄(II)含有率(質量分率)
Fe : 5.6.1で算出した試料中の鉄含有率(質量分率)

5.7 許容差

  許容差は,表1による。
なお,この鉄含有範囲以外は,許容差を適用しない。
注記 一般的に使用されるクロム鉱石中の鉄含有率は,表1で許容差を適用した範囲内であり,許容
差を求めるための共同実験に使用した試料中の鉄含有率範囲である。
表1−許容差
単位 %(質量分率)
試料中の鉄含有率 室内再現許容差 室間再現許容差
8.62以上 20.40以下 0.132 0.009 7×(Fe)+0.086
注記1 (Fe)は,試料中の鉄含有率(質量分率)である。
注記2 許容差の使い方は,JIS M 8261の4.8(分析値の採択)参照。

――――― [JIS M 8263 pdf 6] ―――――

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附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS M 8263:2007 クロム鉱石―鉄定量方法 ISO 6130 :1985 Chromium ores―Determination of total iron content―Titrimetric
method after reduction
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の(V) JISと国際規格との技術的差異
国際 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号及 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
び名称 番号 の評価
1 適用範囲 クロム鉱石中の鉄定量 1 クロム鉱石中の鉄定量 削除 定量範囲を削除し,箇条4 構成の変更であり,技術的差異はな
(定量方法)で規定。 い。
2 引用規格 2
3 一般事項 JIS M 8261を引用 追加 一般事項を追加 分かりやすくするため追加した。
4 定量方法 水酸化鉄沈殿分離塩化す 1 一致 ― ―
ず・塩化チタン還元二クロ
ム酸カリウム滴定法によ
る。
含有率適用範囲 0.5 %(質
量分率)以上,32 %(質量
分率)以下
クロム鉱石中の鉄含有率 追加 酸化物表示を追加 クロム鉱石中の鉄の形態は,酸化物
は,酸化鉄(II)含有率と であるので,酸化物で表示できるよ
して表示してもよい。 うにした。
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5.1 要旨 試料の分解,還元 3 原理として規定。JISと同じ 一致 ― ―
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――――― [JIS M 8263 pdf 7] ―――――

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M8
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の(V) JISと国際規格との技術的差異
国際 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
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規格
: 0
箇条番号及 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
び名称 番号 の評価
00
5.2 試薬 1 4 0.01 mol/L二クロム酸カリ 変更 二クロム酸カリウム標準 JISの二クロム酸カリウム標準溶液
60 mol/L二クロム酸カ
ウム標準溶液 溶液の濃度を変更。 の1 mLは,標準鉄溶液l mLに相当
リウム標準溶液 するので,計算上容易である。
ISO規格改正時に提案を検討する。
5.3 試料は 0.50 g 7.1 鉄含有量5 %以上(質量分 変更 ISO規格は鉄含有量によっ JISでは,160 mol/L二クロム酸カリウ
かり取り量 率)の場合0.2 g てはかり取り量を変えて
ム標準溶液を採用しており,試料は
鉄含有量5 %未満(質量分 いる。
かり取り量0.5 gで適用範囲すべてに
率)の場合0.5 g
適用できるので変更した。ISO規格
改正時に提案を検討する。
大気平衡試料又は乾燥試料 − 追加 乾燥試料を追加 従来のJISで用いられる乾燥試料も
を用いる。 使用できることにした。ISO規格改
正時に,提案を検討する。
5.4.1 試料 アルカリ融解法による試料 7.3 1) 酸による試料分解で硝 削除 JISは,酸による試料分解 酸による試料分解は,溶けにくく,
溶液の調製 分解で,試料をアルミナる 酸,硫酸,過塩素酸で分解 法を削除。 未溶解残さ処理を行うため,操作が
つぼにNa2O2で融解し,塩 し,残存物を強熱し灰化し, 煩雑で時間を要するため削除した。
酸で融成物を溶解する。 塩酸で溶融物を溶解する。 ISO規格改正時に,提案を検討する。
2) アルカリ融解法による
試料分解でJISと同じ。
5.4.2 塩化 塩化チタン(III)で還元。 7.4 塩化すず(II)で還元 変更 塩化すず(II)を塩化チタ塩化すず(II)で還元は塩化水銀(II)
チタン(III) ン(III)に変更。 を使用するので環境汚染の問題があ
還元 るので変更した。
塩化チタン(III)の還元の採用をISO
規格改正時に提案を検討する。
5.4.3 滴定 1 7.4 0.01 mol/L二クロム酸カリ 変更 二クロム酸カリウム標準 JISの二クロム酸カリウム標準溶液
60 mol/L二クロム酸カリウ
ウム標準溶液で滴定。 溶液の濃度を変更。 の1 mLは,標準鉄溶液l mLに相当
ム標準溶液で滴定。
するので,計算上容易であるので変
更した。
ISO規格改正時に提案を検討する。
5.5 空試験 空試験操作を規定。 7.2 一致 ― ―

――――― [JIS M 8263 pdf 8] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の(V) JISと国際規格との技術的差異
国際 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号及 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
び名称 番号 の評価
5.6.1 試料 a) 乾燥試料を用いて分析す − 追加 乾燥試料を用いて分析す 従来のJISで用いられる乾燥試料も
中の鉄含有 る場合の計算式を規定。 る場合の計算式を追加し 使用できることにした。ISO規格改
率の算出 た。 正時に,提案を検討する。
b) 大気平衡試料を用いて 8.1 大気平衡試料を用いて分析 変更 二クロム酸カリウム標準 JISの二クロム酸カリウム標準溶液
分析する場合の計算式を規 する場合の計算式を規定。 溶液の濃度を変更。 の1 mLは,標準鉄溶液1 mLに相当
定。 するので,計算上容易であるので変
更した。
ISO規格改正時に提案を検討する。
5.6.2 試料 鉄含有率を,酸化鉄(II) − 追加 国内の取引で一般的な酸 クロム鉱石中の鉄の形態は,酸化物
中の酸化鉄 に変換するための計算式を 化物表示への計算を追加 であるので,酸化物で表示できるよ
(II)含有 記載。 した。 うにした。
率の算出
5.7 許容差 室内再現許容差 8.2 併行許容差 変更 JISは,室内及び室間許容 ISO規格改正時に提案を検討する。
室間再現許容差 差を共同実験から求めた。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6130 : 1985,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
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JIS M 8263:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6130:1985(MOD)

JIS M 8263:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 8263:2007の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISM8261:2018
クロム鉱石―分析方法通則