この規格ページの目次
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T 8033 : 2008
単位 mm
1 とい(樋)
2 透明フィルム
3 吸収紙
4 試験片
5 クリップ
6 注射針
7 ビーカ
図1−試験装置の概略図
5.4.9 ストップウォッチを始動すると同時に,注射針を通して試験片の表面に試験液(10 mL)を滴下時
間10±1秒で放出する。遅滞なく半円筒のカバーを試験片の上部中央に置いて,カバー及びといの下端の
位置をそろえる。
揮発性化学物質による試験は,蒸発損失の可能性を考慮することが望ましい。蒸発損失は,完全な物質
――――― [JIS T 8033 pdf 6] ―――――
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T 8033 : 2008
収支が行われない限り,指数を低下させる可能性がある。
この確認のために,試験片,吸収紙及びフィルムの質量変化並びにビーカの質量変化を試験液の全質量
と比較する。
5.4.10 試験液の放出開始から60秒後,試験片の折り返された端から垂れているあらゆる滴を取り除くた
めに,といを軽くたたく。次いで,流出を避けるためにカバー及び試験片を慎重に取り除き,素早く次の
質量を0.01 g単位まで測定する。
− 吸収紙及びフィルム
− ビーカ
− 試験片
5.5 試験結果の計算式
各試験片及び各試験液の,浸透率,吸収率及び反発率は,次の式によって求める。
a) 浸透率 (IP)は,次による。
IP Mp / Mt (1)
ここに, IP : 浸透率
Mp : 吸収紙及びフィルムに蓄積された試験液の質量(g)
Mt : 試験片上に放出された試験液の質量(g)
b) 吸収率 (IA)は,次による。
IA Ma / Mt (2)
ここに, IA : 吸収率
Ma : 試験片に吸収された試験液の質量(g)
Mt : 試験片上に放出された試験液の質量(g)
c) 反発率 (IR)は,次による。
IR Mr / Mt 100 (3)
ここに, IR : 反発率
Mr : ビーカに収集された試験液の質量(g)
Mt : 試験片上に放出された試験液の質量(g)
また,IP,IA及びIRは,小数点以下1位まで表示する。
蒸発損失による補正を行うときは,それぞれの指数IP,IA及びIRの計算の前に,試験条件下で失われる
質量をMp,Ma又はMrに加算する必要がある。
6 試験報告書
試験報告書は,次の情報を記載する。
a) この規格の番号
b) 試験した材料の製造業者名,及び必要に応じて,試験片はどの製品のどの部位から採取したか,製品
名及びその部位名
c) 試験した材料の単位面積当たりの質量 (g/m2)
d) 試験した材料の前処理方法
e) 試験液の組成,商品名など
f) 液体又は混合物の最も高い揮発性の成分の沸点,及び蒸発損失(なければ,“なし”と記録する)
g) 試験温度及びその範囲 (℃)
h) すべての個別試験結果(浸透率,吸収率,反発率及び滴下時間)及び特記すべき環境条件,前処理,
――――― [JIS T 8033 pdf 7] ―――――
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T 8033 : 2008
劣化などの影響因子,並びに蒸発損失による補正を行ったときは,蒸発損失によって補正した値
i) 試験実施者のコメント
参考文献 JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
――――― [JIS T 8033 pdf 8] ―――――
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附属書JA
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(参考)
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JISと対応する国際規格との対比表
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ISO 6530 : 2005,Protective clothing−Protection against liquid chemicals−Test method
JIS T 8033 : 2008 化学防護服−防護服材料の液体化学物質に対する耐浸透性試験方
法 for resistance of materials to penetration by liquids
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
1 適用範 1 対象となる液体化学物質 削除 先行するパラグラフを追加説
囲 についての具体的な記 明する内容であり,二重説明と
述。 なるため削除し,内容は解説に
記載した。
2 引用規
格
3 用語及 2 定義 追加 ISO規格にはないJIS T 8115か
び定義 らの引用を追加した。
4 試験方 3 原理 追加 ISO規格にはない“吸収した割より正確な表現とするため追加し
法の原理 合”を追加した。 た。次回改正時にISOに提案する。
5 試験方 5.1 装置 注1) 4.1 注a) ろ紙として“ワットマン 変更 “ワットマンNo.1”は商品名
法 No.1”を推奨している。 であり,同等のJIS製品を推奨
することとした。
5.2.1 試験液の選 4.2.1 選択 変更 ISO規格では本文として記載 次回改正時にISOに提案する。
択 注記 しているが,解説的要素であり
JISでは注記として記載した。
5.2.2 試験温度 4.2.2 ISO規格では適用温度を 変更 この規格を試験方法として採 同一の試験について,製品規格で要
温度20±2 ℃及び相対湿 用しているJIS T 8115(ISO 求する試験条件と方法規格で要求
度(65±5)%としている。 /FDIS 16602:2004)の材料試験
する条件とが異なることは好まし
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条件である温度23±3 ℃及び くない。JISでは先行して制定され
03
た製品規格JIS T 8115に条件を一
相対湿度(60±10)%を採用し
3 : 2
た。 致させた。次回ISO規格の改正時
00
に条件を統一するよう提案する。
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――――― [JIS T 8033 pdf 9] ―――――
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
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国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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番号
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箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び名称 の評価
5 試験方 5.3 試験片の準備 4.3 材料から試験片を採取す 追加 試験目的の材料手当てができ 次回改正時にISOに提案する。
法(続き) ることとしている。 ない場合もあり,完成品からの
試料採取を可とした。
追加 関連規格の具体例としてJIS T
8115及びJIS T 8122を記載し
た。
5.4.1 4.4.1 試料の試験する方向性に 変更 試験報告書に記載する項目で 次回改正時にISOに提案する。
ついての報告が推奨項目 あり,要求項目とした。
となっている。
5.4.9 4.4.9 蒸発損失の計算が推奨項 変更 試験報告書に記載する項目で 次回改正時にISOに提案する。
目となっている。 あり,要求項目とした。
6 試験報 h) 5 h) 追加 蒸発損失によって補正した値 試験結果の記載がより明確になる。
告書 次回改正時にISOに提案する。
を,その補正前の値と併記して
記載することとした。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6530 : 2005,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··················国際規格を修正している。
T8 033 : 2
008
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JIS T 8033:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6530:2005(MOD)
JIS T 8033:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.10 : 防護服
JIS T 8033:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JIST8115:2015
- 化学防護服
- JIST8122:2015
- 生物学的危険物質に対する防護服