JIS X 5723:1991 開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第3部 ファイルサービス定義 | ページ 2

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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
Management−Part 2 : Virtual Filestore Definition
備考 JIS X 5722 [開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −
第2部 仮想ファイルストア定義]−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8571-4 Information processing systems−Open Systems Interconnection−File Transfer, Access and
Management−Part 4 : File Protocol Specification
備考 JIS X 5724 [開放型システム間相互接続−ファイルの転送,アクセス及び管理 (FTAM) −
第4部 ファイルプロトコル仕様]−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8649 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Service definition for the
Association Control Service Element
備考 JIS X 5701 (開放型システム間相互接続−アソシエーション制御サービス要素のサービス
定義)−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8822 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Connection oriented
presentation service definition
備考 JIS X 5601 (開放型システム間相互接続−コネクション型プレゼンテーションサービス定
義)−1991が,この国際規格と一致している。
ISO 8831 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Job transfer and manipulation
concepts and services
ISO 9804 Information technology−Open Systems Interconnection−Service definition for the Commitment,
Concurrency and Recovery service element
ISO 9805 Information technology−Open Systems Interconnection−Protocol specification for the
Commitment, Concurrency and Recovery service element

3. 用語の定義

 この規格で使用する用語の定義は,JIS X 5721で規定する。

4. 略語

 この規格で使用する略語は,JIS X 5721で定義する。

5. 記法

 この規格は,JIS X 5201の参考のOSIサービス記法における表記法を使用する。
第1章 概要

6. ファイルサービスのモデル

6.1 ファイルサービス提供者及びファイルサービス利用者

 この規格は,JIS X 5201の参考のOSIサー
ビス記法で定義したサービスに対する抽象モデルを使用する(1)。このモデルは,二つのファイルサービス
利用者とファイルサービス提供者との間の相互作用を定義している。パラメタを運ぶファイルサービスプ
リミティブによって,ファイルサービス利用者とファイルサービス提供者との間で情報を受け渡す。
一方のファイルサービス利用者を起動側,他方を応答側と定義する(JIS X 5721参照)。
応答側は,仮想ファイルストアを取り扱う応用エンティティとする。仮想ファイルストアは,JIS X 5722
で定義する特徴を備えており,実ファイルストア又は応用プロセスによって実システム内に実現すること
ができる。この規格で定義するサービスプリミティブによって操作される仮想ファイルストアの属性を,
附属書Bの中の表に示す。

――――― [JIS X 5723 pdf 6] ―――――

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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
ファイルサービスは,起動側と応答側との間の一つのアクティビティを定義する(2)。
注(1) IS X 5201の参考は,OSI参照モデルの各層によって提供されるサービスのためのモデルを定義
する。
ファイルサービスは,こうした層には対応していないが(ファイルサービスは,応用層内の
一部分である。),使用するモデルは,他の全局面において同一とする。
(2) ある時点において,応用エンティティが二つ以上のファイルサービスアクティビティのインス
タンスに関係していることがあるが,各インスタンスは,各々別の応用アソシエーションに基
づいている。

6.2 ファイルサービス水準

 ファイルサービスの次の二つの水準を定義する。
(a) 外部ファイルサービス (EFS) このサービスは,利用者がFTAMのサービス品質要求を行う。しか
し,利用者は誤り回復に関してサービス提供者に委任し,関知しない。ファイルデータの転送は,外
部ファイルサービスにおいては,誤りに関係ない動作としてモデル化する。このように外部ファイル
サービスにおいては,回復可能な誤り及び誤り回復動作は見えない。
(b) 内部ファイルサービス (IFS) このサービスは,誤り回復プロトコル機械において使用する。このサ
ービスは,誤り回復とチェックポイント機構の制御に関する機能を利用者に与えるプリミティブとし
て含む。内部ファイルサービスに対して外部に関連するプロトコル仕様は,誤り回復のための処理の
標準セットから成り,これらの処理を実行するプロトコル機械が内部ファイルサービスの利用者とす
る。外部ファイルサービスとローカル管理情報によって要求されるFTAMのサービス品質及び通信の
サービス品質からの費用解析に基づき,誤り回復処理を選択する。
内部ファイルサービスと外部ファイルサービスの関係を,図1の概略図に示す。
図1 サービス水準

6.3 ファイルサービスの動作有効期間

 四つの型のファイルサービス動作有効期間を定義する。
(a) TAMプロトコルのために応用アソシエーションを使用している間存在するFTAM動作有効期間。
(b) 特定のファイルがFTAM動作有効期間に関連している間存在するファイル選択動作有効期間。
(c) 特定の処理モード,プレゼンテーションコンテキスト及び並行処理制御の集合が使用されている間存
在するファイルオープン動作有効期間。
(d) 特定の大量データ転送仕様及び転送の方向が有効となっている間存在するデータ転送動作有効期間。
任意の時点で,各型の動作有効期間の高々一つのインスタンスが存在する。ファイルサービスは,

――――― [JIS X 5723 pdf 7] ―――――

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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
次のものを提供する。
(e) TAM動作有効期間における一連のファイル選択動作有効期間。
(f) ファイル選択動作有効期間における一連のファイルオープン動作有効期間。
(g) ファイルオープン動作有効期間における一連のデータ転送動作有効期間。データ転送動作有効期間は,
読出しデータ転送又は書込みデータ転送のいずれかとすることができる。書込みデータ転送では,挿
入,置換又は拡張の操作を行うことができる。
動作有効期間の終了は,その動作有効期間の中に入れ子となっているすべての動作有効期間の終了を意
味する。動作有効期間の入れ子構造を図2に示す。
図2 ファイルサービス動作有効期間及び関連プリミティブ

7. ファイルサービスのサービス

 ここでは,ファイルサービスのサービスを簡単に説明する。サービス
及びサービスを起動するプリミティブは,11.25.による。各サービスについて,サービスの利用者(プリ
ミティブ列を実行する応用エンティティ)を示す。外部ファイルサービス及び内部ファイルサービスの水
準は,6.2による。

7.1 FTAM動作有効期間制御

 FTAM動作有効期間制御には,三つの関連するサービスがある。
(a) TAM動作有効期間確立サービス これは,起動側がFTAM動作有効期間を生成し,これを二つのフ
ァイルサービス利用者を結ぶ応用アソシエーションに結びつけるために使用する(14.1参照)。
(b) TAM動作有効期間終了サービス これは,起動側がFTAM動作有効期間を解消し,これをファイル
サービス利用者とファイルサービス提供者との間の応用アソシエーションから切り離すために使用す
る(14.2参照)。
(c) TAM動作有効期間中断サービス これは,サービス利用者又はサービス提供者のいずれかが,FTAM
動作有効期間及びFTAM動作有効期間に結合している応用アソシエーションを無条件に解消するため
に使用する(14.3参照)。

――――― [JIS X 5723 pdf 8] ―――――

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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)

7.2 ファイルストア管理

 この規格は,ファイルストア管理操作については規定しない。
備考 この操作は,将来,規格に追加される予定である。

7.3 ファイル選択動作有効期間制御

 ファイル選択動作有効期間制御には,四つの関連するサービスが
ある。
(a) ファイル選択サービス これは,既存のファイルを選択し,指定したファイルをFTAM動作有効期間
に結合するために起動側が使用する(15.1参照)。
(b) ファイル解放サービス これは,FTAM動作有効期間と指定したファイルとの結合を解除するために
起動側が使用する(15.2参照)。
(c) ファイル生成サービス これは,指定したファイルを生成し選択するか,又はF-CREATEの上書き
パラメタに依存して既存ファイルを選択し,指定したファイルをFTAM動作有効期間に結合するため
に起動側が使用する(15.3参照)。
(d) ファイル削除サービス これは,以前選択したファイルが存在しなくなるように,指定したファイル
とFTAM動作有効期間間の結合を解除するために起動側が使用する(15.4参照)。

7.4 ファイル管理

 ファイル管理には,次の二つの関連するサービスがある。
(a) 属性読出しサービス これは,選択したファイルのファイル属性を問い合わせるために起動側が使用
する(16.1参照)。
(b) 属性変更サービス これは,選択したファイルのファイル属性を変更するために起動側が使用する
(16.2参照)。

7.5 ファイルオープン動作有効期間制御

 ファイルオープン動作有効期間制御には,二つの関連するサ
ービスがある。
(a) ファイルオープンサービス これは,データ転送のため,処理モード,プレゼンテーションコンテキ
スト及び並行処理制御を確立するために起動側が使用する(17.1参照)。
(b) ファイルクローズサービス これは,ファイルオープンサービスによって確立されたコンテキストを
解除するために起動側が使用する(17.2参照)。

7.6 グループ化制御

 グループ化制御には,二つの関連するサービスがある。
(a) グループ化開始サービス これは,グループとして処理され,応答されるべきプリミティブ集合の開
始を指示するために起動側が使用する(18.1参照)。
(b) グループ化終了サービス これは,グループとして処理され,応答されるべきプリミティブの集合の
終了を指示するために起動側が使用する(18.2参照)。

7.7 ファイルの内容へのアクセス

 ファイルのFADUの転送は,一つの独立した単位を形成する大量デ
ータ転送手順によって行われる。この手順単位を作り上げるサービスについては,7.8及び7.10による。
ファイルアクセスには,次の二つの関連する補助的サービスがある。
(a) ファイルアクセスデータ単位位置付けサービス これは,応答側が位置付けるファイルアクセスデー
タ単位の識別を起動側が指定するために使用する(20.2参照)。
(b) ファイルアクセスデータ単位消去サービス これは,ファイルからファイルアクセスデータ単位を削
除するために起動側が使用する(20.3参照)。

7.8 大量データ転送

 大量データ転送とは,任意選択としてチェックポイントサービスを伴う,単一の
ファイルアクセスデータ単位の転送を意味する(20.1参照)。大量データ転送には,次の六つの関連する補
助的サービスがある。
(a) 大量データ読出しサービス これは,応答側(送信側の役割)から起動側(受信側の役割)への大量

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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
データ転送を開始するために起動側が使用する(24.1参照)。
(b) 大量データ書込みサービス これは,起動側(送信側の役割)から応答側(受信側の役割)への大量
データ転送を開始するために起動側が使用する(24.2参照)。
(c) データ単位転送サービス これは,大量データを転送するために送信側が使用する(24.3参照)。
(d) データ転送終了サービス これは,データ転送の完了を指示するために送信側が使用する(24.4参照)。
(e) 転送終了サービス これは,データ転送が完了したことを確認するために起動側が使用する(24.5参
照)。
(f) データ転送取消しサービス これは,データ転送アクティビティを取り消すために送信側又は受信側
が使用する(24.6参照)。

7.9 回復

 回復には一つの関連するサービスがある。このサービスは,内部ファイルサービスインタフ
ェースだけで行える。
(a) 動作有効期間回復サービス これは,オープン動作有効期間での失敗の後にオープン動作有効期間を
再び生成するために起動側が使用する。オープン動作有効期間外で発生した誤りは,このサービスで
は回復できない(19.1参照)。
備考 並行処理制御は,回復が試みられる間,又は他のASEでそのように指定されたとき有効とする。
さもなければ,パラメタ誤りで並行処理制御を解除する。

7.10 チェックポイント及び再開

 チェックポイント,再開及び回復には,二つの関連するサービスがあ
る。これらのサービスは,内部ファイルサービスインタフェースだけで行える。
(a) チェックポイントサービス これは,データの送信者が以後の回復又は再開のためにデータの流れに
印を付けるために使用する(25.1参照)。
(b) データ転送再開サービス これは,進行中の転送を中断し,転送を再開する点について折衝するため
にデータの送信者又は受信者が使用する(25.2参照)。

8. 機能単位及びサービスクラス

 機能単位及びファイルサービスクラスは,次の目的のため,この規格
の規定に関連したサービスの論理的グループとする。
(a) TAM動作有効期間確立中のファイルサービス利用者の要求についての折衝
(b) 他の規格による参照
備考 ファイルに適用される制約集合は,8.1及び8.2に示す機能を制限する。

8.1 機能単位

 各機能単位のサービスを,表1及び表2に示す。
8.1.1 カーネル機能単位 カーネル機能単位は,FTAM及びファイル選択動作有効期間の確立及び解放の
ための基本ファイルサービスを支援する。
8.1.2 読出し機能単位 読出し機能単位は,ファイルオープン動作有効期間の確立,及び応答側から起動
側へのデータ転送を支援する。
8.1.3 書込み機能単位 書込み機能単位は,ファイルオープン動作有効期間の確立,及び起動側から応答
側へのデータ転送を支援する。
8.1.4 ファイルアクセス機能単位 ファイルアクセス機能単位によって,ファイルアクセス構造における
FADUのファイルアクセスのための位置付けが可能となり,FADUをファイルアクセス構造で操作するこ
とができる。
8.1.5 限定ファイル管理機能単位 限定ファイル管理機能単位は,ファイルの生成及び削除のためのファ
イル管理並びにファイル属性の問合せのためのファイル管理を支援する。

――――― [JIS X 5723 pdf 10] ―――――

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JIS X 5723:1991の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8571-3:1988(IDT)

JIS X 5723:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 5723:1991の関連規格と引用規格一覧