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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
8.1.6 拡張ファイル管理機能単位 拡張ファイル管理機能単位は,限定ファイル管理機能単位の機能を拡
張し,ファイル属性の変更を可能にする。
8.1.7 グループ化機能単位 グループ化機能単位によって,幾つかの独立したプリミティブを手順簡略化
のためにグループ化し,複数の動作有効期間を1回の交換で確立することができる。
8.1.8 FADUロック機能単位 FADUロック機能単位は,ファイルを単位とする並行処理制御に加えて
FADUを単位とする並行処理制御ロックの実施ができる。
8.1.9 回復機能単位 回復機能単位によって,起動側は何らかの失敗によって破壊されたオープン動作有
効期間を再び生成することができる。回復は,同一アソシエーション又は異なるアソシエーションにおい
て即時実行するか据置き実行する。
8.1.10 データ転送再開機能単位 データ転送再開機能単位によって,データ転送を中断し,現在の転送に
おける折衝した地点で直ちに再開することができる。
8.1.11 サービスクラスと機能単位 各サービスクラス,つまり8.2で定義した転送,アクセス,管理,転
送・管理及び無制約において,どの機能単位が必す(須)であるか,任意選択であるかを表1に示す。回
復機能単位及びデータ転送再開機能単位は,外部ファイルサービスに対して明示的ではない。表2で回復
機能単位及びデータ転送再開機能単位が任意選択と示されている場合,その機能単位が任意選択となるの
は,内部ファイルサービス (IFS) とする。外部ファイルサービス (EFS) と内部ファイルサービス (IFS) は,
6.2で定義する。
表1 外部ファイルサービスのサービスと機能単位
機能単位 サービス サービスクラス 参照
T A M TM U
U1 カーネル FTAM動作有効期間確立 M M M M M 14.1
FTAM動作有効期間終了(通常) 14.2
FTAM動作有効期間終了(緊急) 14.3
ファイル選択 15.1
ファイル解放 15.2
U2 読出し 大量データ読出し * M * O 24.1
データ単位転送 24.3
データ転送終了 24.4
転送終了 24.5
データ転送取消し 24.6
ファイルオープン 17.1
ファイルクローズ 17.2
U3 書込み 大量データ書込み * M * O 24.2
データ単位転送 24.3
データ転送終了 24.4
転送終了 24.5
データ転送取消し 24.6
ファイルオープン 17.1
ファイルクローズ 17.2
U4 ファイル FADU位置付け M O 20.2
アクセス FADU消去(U2又はU3が必要) 20.3
U5 限定ファイル管理 ファイル生成 O O M M O 15.3
ファイル削除 15.4
属性読出し 16.1
U6 拡張ファイル管理 属性変更(U5が必要) O O O O O 16.2
――――― [JIS X 5723 pdf 11] ―――――
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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
機能単位 サービス サービスクラス 参照
T A M TM U
U7 グループ化 グループ化開始 M O M M O 18.1
グループ化終了 18.2
U8 FADUロック FADUロック O O
(U2又はU3)及びU4が必要
表2 内部ファイルサービスのサービスと機能単位
機能単位 サービス サービスクラス 参照
T A M TM U
U9 回復 動作有効期間回復 O O O O 19.1
チェックポイント 25.1
データ転送取消し 24.6
(回復可能誤りの場合)
U10 データ転送再開 データ転送再開 O O O O 25.2
チェックポイント 25.1
データ転送取消し 24.6
(回復可能誤りの場合)
備考 サービスクラスの略語 T= ファイル転送クラス
A= ファイルアクセスクラス
M= ファイル管理クラス
TM= ファイル転送・管理クラス
U= 無制約クラス
サービスクラスの欄の略語M= 必す(須)
O= 任意選択
*= 機能単位U2又はU3の少なくとも一方が必す(須)
空白= 許可されない
8.2 サービスクラス
次の五つのサービスクラスを,機能単位の組合せで規定する。
(a) ファイル転送クラス(8.2.1参照)
(b) ファイルアクセスクラス(8.2.2参照)
(c) ファイル管理クラス(8.2.3参照)
(d) ファイル転送・管理クラス(8.2.4参照)
(e) 無制約クラス(8.2.5参照)
8.2.1 ファイル転送クラス ファイル転送クラスの構成は,次のとおりとする。
(a) カーネル機能単位
(b) グループ化機能単位
(c) 読出し又は書込み機能単位の一方又は両方
(d) 任意選択として,限定ファイル管理機能単位
(e) 任意選択として,拡張ファイル管理機能単位(ただし,限定ファイル管理機能単位が存在する場合だ
けとする。)
(f) 任意選択として,回復機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
(g) 任意選択として,データ転送再開機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
ファイル転送サービスクラスにおいて,応用アソシエーションでのFTAM事象の順序が次のようになる
ようにサービスの使用を制限する。
(1) ファイルオープン動作有効期間を確立する単一のグループ化順序 この順序の構成は,次のとおりと
する。
――――― [JIS X 5723 pdf 12] ―――――
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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-SELECTプリミティブ又はF-CREATEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
− 一つのF-OPENプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
(2) 読出し転送又は書込み転送のための単一の大量データ転送手順 F-OPENプリミティブでの処理モー
ドパラメタは,制約集合における定義として読出し又は有効な書込み動作のいずれかを設定するが,
両方は設定しない。
(3) ファイルオープン及び選択動作有効期間を解放する単一のグループ化順序 この順序の構成は,次の
とおりとする。
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-CLOSEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
− 一つのF-DESELECTプリミティブ又はF-DELETEプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
しきい値パラメタは,F-BEGIN-GROUPとF-END-GROUPとの間のプリミティブ数に等しく設定する。
しきい値パラメタは,18.で定義する。
備考 これらの順序で任意選択となっている各プリミティブは,FTAM動作有効期間確立中に対応す
る機能単位が折衝されている場合にだけ使用する。
8.2.2 ファイルアクセスクラス ファイルアクセスクラスの構成は,次のとおりとする。
(a) カーネル機能単位
(b) 読出し機能単位及び書込み機能単位の両方
(c) ファイルアクセス機能単位
(d) 任意選択として,グループ化機能単位。グループ化機能単位についての折衝を行う場合,その使用は,
起動側には任意選択とするが,応答側にとっては,その受入れは必す(須)とする。
(e) 任意選択として,限定ファイル管理機能単位
(f) 任意選択として,拡張ファイル管理機能単位(ただし,限定ファイル管理機能単位が存在する場合だ
けとする。)
(g) 任意選択として,FADUロック機能単位
(h) 任意選択として,回復機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
(i) 任意選択として,データ転送再開機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
備考1. ファイル転送クラスに適用されるしきい値パラメタがF-BEGIN-GROUPとF-END-GROUPと
の間のプリミティブ数に等しくなければならないという制約は,ファイルアクセスクラスに
は適用しない。
2. 8.2.1で規定したグループ化と事象順序に対する制約は,ファイルアクセスサービスクラスに
は適用しない。
8.2.3 ファイル管理クラス ファイル管理クラスの構成は,次のとおりとする。
(a) カーネル機能単位
――――― [JIS X 5723 pdf 13] ―――――
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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
(b) 限定ファイル管理機能単位
(c) 任意選択として,拡張ファイル管理機能単位
(d) グループ化機能単位
ファイル管理サービスクラスにおいて,応用アソシエーションで0個以上のFTAM事象の順序が次のよ
うになるように,サービスの使用を制限する。
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-SELECTプリミティブ又はF-CREATEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
− 一つのF-DESELECTプリミティブ又はF-DELETEプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
18.で定義するしきい値パラメタは,F-BEGIN-GROUPとF-END-GROUPとの間のプリミティブ数に等し
く設定する。
8.2.4 ファイル転送・管理クラス ファイル転送・管理クラスの構成は,次のとおりとする。
(a) カーネル機能単位
(b) グループ化機能単位
(c) 読出し機能単位又は書込み機能単位の方又は両方
(d) 限定ファイル管理機能単位
(e) 任意選択として,拡張ファイル管理機能単位
(f) 任意選択として,回復機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
(g) 任意選択として,データ転送再開機能単位(ただし,内部ファイルサービスの場合だけとする。)
ファイル転送・管理サービスクラスにおいて,応用アソシエーションでのFTAM事象の繰返し順序が次
のようになるように,サビスの使用を制限する。
(1) ファイルオープン動作有効期間を確立するための単一のグループ化順序 この順序の構成は,次のと
おりとする。
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-SELECTプリミティブ又はF-CREATEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
− 一つのF-OPENプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
(2) 読出し転送又は書込み転送のための単一の大量データ転送順序 F-OPENプリミティブでの処理モー
ドパラメタは,制約集合における定義として,読出し又は有効な書込み動作のいずれかを設定するが,
両方は設定しない。
(3) ファイルオープン及び選択動作有効期間を解放するための単一のグループ化順序 この順序の構成
は,次のとおりとする。
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-CLOSEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
――――― [JIS X 5723 pdf 14] ―――――
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X 5723-1991 (ISO 8571-3 : 1988)
− 一つのF-DESELECTプリミティブ又はF-DELETEプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
(4) ファイル管理を行うための単一のグループ化順序 この順序の構成は,次のとおりとする。
− 一つのF-BEGIN-GROUPプリミティブ
− 一つのF-SELECTプリミティブ又はF-CREATEプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-READ-ATTRIBプリミティブ
− 任意選択として,一つのF-CHANGE-ATTRIBプリミティブ
− 一つのF-DESELECTプリミティブ又はF-DELETEプリミティブ
− 一つのF-END-GROUPプリミティブ
18.で定義したしきい値パラメタは,F-BEGIN-GROUPとF-END-GROUPとの間のプリミティブ数に等し
く設定する。
備考 機能単位におけるプリミティブは,FTAM動作有効期間が確立されている間で,対応する機能
単位についての折衝が行われている場合にだけ使用する。
8.2.5 無制約クラス 無制約クラスの構成は,次のとおりとする。
(a) カーネル機能単位
(b) 任意選択として,他の機能単位
備考1. しきい値パラメタの制約は,無制約クラスには適用しない。
2. 無制約クラスは,規格として定めのない応用の規定のためのものとする。この規格群では,
このクラスには制約を加えない。
8.3 応用エンティティの役割
応用エンティティは,FTAM動作有効期間中は同じ役割(起動側又は応
答側)をもつものとする。この役割を,各々の利用可能な機能単位に適用する。
9. ファイルサービスの水準
次の二つのファイルサービス水準は,6.2による。
(a) 外部ファイルサービス (EFS)利用者はFTAMサービス品質要求を指定するが,誤り回復に対して
は意識しなくてよい。
(b) 内部ファイルサービス (IFS)誤り回復プロトコル機械に提供するサービスであり,誤り回復及びチ
ェックポイント機構を制御するプリミティブを含む。
外部ファイルサービス及び内部ファイルサービスにおいてサービスを提供する機能単位を表3に定義す
る。
外部ファイルサービスは,JIS X 5724で定義する省略可能な誤り回復プロトコル及び基本プロトコルを
用いる。
内部ファイルサービスは,基本プロトコルを用いる。
表3 ファイルサービスの機能単位
外部ファイルサービス 内部ファイルサービス
カーネル カーネル
読出し 読出し
書込み 書込み
ファイルアクセス ファイルアクセス
限定ファイル管理 限定ファイル管理
拡張ファイル管理 拡張ファイル管理
グループ化 グループ化
――――― [JIS X 5723 pdf 15] ―――――
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JIS X 5723:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8571-3:1988(IDT)
JIS X 5723:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.100 : 開放型システム間相互接続(OSI) > 35.100.70 : アプリケーション層
JIS X 5723:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX5003:1987
- 開放型システム間相互接続の基本参照モデル
- JISX5201:1997
- 開放型システム間相互接続―セションサービス定義
- JISX5601:1995
- 開放型システム間相互接続 ― プレゼンテーションサービス定義
- JISX5701:1991
- 開放型システム間相互接続―アソシエーション制御サービス要素のサービス定義
- JISX5721:1991
- 開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第1部 通則
- JISX5722:1991
- 開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第2部 仮想ファイルストア定義
- JISX5724:1991
- 開放型システム間相互接続―ファイルの転送,アクセス及び管理(FTAM)―第4部 ファイルプロトコル仕様