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X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)
6. カード管理のためのコマンド
この規格に適合するカードは,次に規定するカード管理のためのコマ
ンドについて,少なくとも一つのコマンドとそのコマンドの任意選択機能の少なくとも一つを実装してい
なければならない。
コマンドは,セキュリティステータスがコマンド実行のセキュリティ属性を満たすとき,実行できる。
これらのコマンドでは,ビット3及び4は意味をもたないので無視する。
参考 表5の備考で説明する。
各コマンドで示されているステータス条件は,すべてを網羅しているわけではない(ISO/IEC 7816-4参
照)。
参考 コマンドレスポンス対の記述方法は,ISO/IEC 7816-4に従う。
6.1 CREATE FILEコマンド
CREATE FILEコマンド(表1参照)は,カレントDF直下に位置するフ
ァイル(DF又はEF)の生成を開始する。コマンドは,生成するファイルにメモリを割り当ててもよい。生
成されたファイルは,別段の規定がない限りカレントファイルとして設定しなければならない。
与えられた短縮EF識別子をもつEFが同一のDF内に二つ以上存在するとき,カードの動作は,この規
格で規定しない。
セキュリティステータスがカレントDFのセキュリティ属性を満たすとき,コマンドは実行できる。
ファイル記述子バイトは,必す(須)とし,DF又はEFのいずれが生成されるかを示す。
・ DFが生成される場合には,DF名及び/又はファイル識別子を指定しなければならない。
・ EFが生成される場合には,ファイル識別子及び/又は短縮EF識別子を指定しなければならない。
表 1 CREATE FILEコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “E0”
P1-P2 “0000” ファイル識別子及びファイルパラメタがコマンドのデータフィールドに
おいて符号化される。
P1≠“00” : ファイル記述子バイト
P2 : b8b4=短縮EF識別子。b3b1は個別利用してもよい。
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド FCP テンプレート(タグ“62”)のときに可能であれば他のテンプレート又は, デ
ータフィールドが空のことがある。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6A84”,
“6A89”,“6A8A”)。
備考 数値Ncが0の場合には,生成されたファイルは,省略時のファイル制御パラメタをもつ。
参考 “個別利用”とは,この規格では利用を規定していないことを示す。
6.2 DELETE FILE コマンド
DELETE FILEコマンド(表2参照)は,カレントDF直下で参照された
EF,又は参照されたDF及びDFの配下の副次階層構造すべての削除を即座に実施する。このコマンドが
正常終了した後,削除されたファイルは二度と選択することができない。EFが削除された後のカレントフ
ァイルは,カレントDFとする。DFが削除された後のカレントDFは,特に定義しなければ,親DFとな
る。削除されたファイルが用いていた資源は,自由に使えるようになる。また,このファイルに占有され
ていたメモリは,論理的な消去状態になる。
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ファイルの削除は,ファイルのライフサイクル状態に依存する場合もある。このコマンドでMFは,削
除されることはない。
P1-P2=“0000”であって,コマンドのデータフィールドが空の場合には,このコマンドは,直前に実行さ
れたコマンドによって選択されたファイルに適用する。さらに,選択されたファイルが別の論理チャネル
上で選択されている場合には,このコマンドを実行すると異常終了し,適切なエラー応答が返される。
P1-P2が“0000”以外で,ファイル識別子の一意性をもったものとする場合には,SELECTコマンドと同じ
意味が定義付けされる。
表 2 DELETE FILEコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “E4”
P1-P2 “0000” カレントファイルの削除
他の値 : SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6985”)。
6.3 DEACTIVATE FILE コマンド
DEACTIVATE FILEコマンド(表3参照)によって,ファイルは可
逆的に操作可能状態(非活性化)になる。このコマンドが正常終了した後,SELECTコマンドに加えて,
ACTIVATE FILE,DELETE FILE,TERMINATE EF,及びDFの場合のTERMINATE DFコマンドだけが実
行できる。
SELECTコマンドが非活性化ファイルに適用された場合には,ファイルを選択し,警告ステータス(選
択されたファイルは無効になっている,すなわち非活性化されている)としてSW1-SW2=“6283”を返す。
EFが選択されていた場合には,このコマンドは親DFではなく,そのEFにだけに適用される。
P1-P2=“0000”でコマンドのデータフィールドが空の場合には,このコマンドは,直前に実行されたコマ
ンドによって選択されたファイルに適用する。
P1-P2が“0000”以外で,ファイル識別子の一意性をもったものとする場合には,SELECTコマンドと同じ
意味が定義付けされる。
このコマンドを使用する場合には,セキュアメッセージングを用いる。レスポンスAPDUが保護されな
い場合には,この機能が適切に実行されたことの確認方法は,JIS X 6320規格群では規定しない。
セキュリティ上,適切な手段によって同じ機能を実施してもよい。
表 3 DEACTIVATE FILEコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “04”
P1-P2 “0000” カレントファイルの非活性化
他の値 : SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
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X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6A80”)。
6.4 ACTIVATE FILE コマンド
ACTIVATE FILEコマンド(表4参照)は,生成状態又は初期化状態の
いずれかからのファイル状態,又は操作可能状態(非活性化)から,操作可能状態(活性化)への遷移を開始す
る。
正しく生成されたファイルの活性化は,常に許可される。非活性化ファイルの活性化は,セキュリティ
ステータスがこのファイル用に定義されている活性化機能用のセキュリティ属性を満たす場合だけ,実行
できる。
このコマンドを使用する場合には,セキュアメッセージングを用いる。レスポンスAPDUが保護されな
い場合には,この機能が適切に実行されたことの確認方法は,JIS X 6320規格群では規定しない。
P1-P2=“0000”でコマンドのデータフィールドが空の場合には,このコマンドは,直前に実行されたコマ
ンドによって選択されたファイルに適用する。P1-P2が“0000”以外で,ファイル識別子の一意性をもった
ものとする場合には,SELECTコマンドと同じ意味が定義付けされる。
表 4 ACTIVATE FILEコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “44”
P1-P2 “0000” カレントファイルの活性化
他の値 : SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6400”,“6982”)。
6.5 TERMINATE DF コマンド
TERMINATE DFコマンド(表5参照)は,DFの終了状態への非可逆
遷移を開始する。コマンドの正常終了後,DFは終了状態になり,DF及び配下の論理ファイル(サブツリー)
の利用可能な機能が制限される。終了状態のDFは選択可能でなければならないし,選択された場合には,
警告ステータスSW1-SW2=“6285”(終了状態のファイルを選択した)を返さなければならない。それ以外の
可能な処理は,JIS X 6320規格群では規定しない。
備考 DF終了の目的は,一般に適用業務をカード所有者によって使用不可能にすることである。
セキュリティ上,適切な手段によって同じ機能を実施してもよい。
P1-P2=“0000”でコマンドのデータフィールドが空の場合には,このコマンドは,直前に実行されたコマ
ンドによって選択されたファイルに適用する。P1-P2が“0000”以外で,ファイル識別子の一意性をもった
ものとする場合には,SELECTコマンドと同じ意味が定義付けされる。
このコマンドを使用する場合には,セキュアメッセージングを用いる。レスポンスAPDUが保護されな
い場合には,この機能が適切に実行されたことの確認方法は,JIS X 6320規格群では規定しない。
表 5 TERMINATE DFコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “E6”
P1-P2 “0000” カレントDFの終了化
他の値 : SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
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X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6985”)。
備考 P1-P2がSELECTコマンドによって符号化されるコマンドにおいて,P2のビット3及び4は意
味をもっていないものとし無視されなければならない(ISO/IEC 7816-4参照)。
6.6 TERMINATE EF コマンド
TERMINATE EFコマンド(表6参照)は,EFの終了状態への非可逆
遷移を開始する。終了させるEFは,活性化状態か非活性化状態でなければならない。
セキュリティ上,適切な手段によって同じ機能を実施してもよい。
P1-P2=“0000”でコマンドのデータフィールドが空の場合には,このコマンドは,直前に実行されたコマ
ンドによって選択されたファイルに適用する。P1-P2が“0000”以外で,ファイル識別子の一意性をもった
ものとする場合には,SELECTコマンドと同じ意味が定義付けされる。
表 6 TERMINATE EFコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “E8”
P1-P2 “0000” カレントEFの終了化
他の値 : SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Lc フィールド 空(Nc = 0),データフィールドの長さ(Nc > 0)
データフィールド SELECTコマンドの定義による(ISO/IEC 7816-4参照)。
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6985”)。
6.7 TERMINATE CARD USAGE コマンド
TERMINATE CARD USAGEコマンド(表7参照)は,カ
ードの終了状態への非可逆遷移を開始する。このコマンドは,暗黙のうちにMFを選択して実行する。
このコマンド機能を提供するカードは,リセット応答で終了状態を示してもよい。
コマンドの正常終了後,カードはSELECTコマンド機能を提供してはならない。
セキュリティ上,適切な手段によって同じ機能を実施してもよい。
備考 カード利用終了とは,カードをカード所有者によって使用不可能にすることである。
このコマンドを使用する場合には,セキュアメッセージングを用いる。レスポンスAPDUが保護されな
い場合には,この機能が適切に実行されたことの確認方法は,JIS X 6320規格群では規定しない。
表 7 TERMINATE CARD USAGEコマンドレスポンス対
コマンド
CLA ISO/IEC 7816-4の定義に従う。
INS “FE”
P1-P2 “0000”
Lc フィールド 空(Nc = 0)
データフィールド 空
Le フィールド 空(Ne = 0)
レスポンス
データフィールド 空
――――― [JIS X 6320-9 pdf 9] ―――――
6
X 6320-9 : 2006 (ISO/IEC 7816-9 : 2004)
SW1-SW2 ISO/IEC 7816-4の表5及び表6の適切な部分を参照(例えば,“6982”,“6985”)。
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- ISO/IEC 7816-9:2004(IDT)
JIS X 6320-9:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.15 : IDカード及び関連装備