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4.4
地物カタログ (feature catalogue)
1以上の地理データ集合において出現する地物(4.1参照)型,地物属性(4.3参照)及び地物関連(4.2
参照)の定義及び記述を,それに適用してもよい地物操作(4.5参照)とともに含むカタログ。
4.5
地物操作 (feature operation)
ある地物(4.1参照)型のすべてのインスタンスが実行できる操作。
注記 地物操作が地物型定義の基礎になることがある。
例 “せき(堰)”に対する地物操作は,せき(堰)の高さを上げるである。この操作の結果,“せき
(堰)”の高さ及び“貯水池”の水位が上がる。
4.6
操作定義言語 (functional language)
地物操作(4.5参照)が形式的に記述される言語。
注記 操作定義言語では,地物型を抽象データ型として表してもよい。
5 略語
DIGEST Digital Geographic Information Exchange Standard
FACC Feature and Attribute Coding Catalogue
GFM 一般地物モデル (General Feature Model)
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル (Hyper Text Transfer Protocol)
IHO 国際水路機関 (International Hydrographic Organization)
TS 技術仕様書 (Technical Specification)
UML 統一モデリング言語 (Unified Modeling Language)
URI 統一資源識別子 (Uniform Resource Identifier)
XML 拡張可能なマーク付け言語 (eXtensible Markup Language)
6 主要な要件
6.1 地物カタログ
地物カタログは,一つ以上の地理データ集合が表す現実を抽象化し,現象の明確な分類として提示しな
ければならない。地物カタログにおける分類の基本レベルは,地物型でなければならない。地物カタログ
は,地物を含む任意の地理データ集合について電子的形式で使用可能でなければならない。また,地物カ
タログは,既存の地理データ集合に関係なく,この規格の仕様に従って,現象を明確に分類したものであ
ってもよい。
6.2 情報要素
6.2.1
序文
次に示す細分箇条は,地物カタログ情報要素の一般的要件及び個別的要件を規定する。詳細な要件は,
附属書Bによる。附属書Cにこれらの要件の適用例を示す。
6.2.2 完全性
地物分類情報を表現するためのテンプレートは,附属書Bで規定する。このテンプレートに従って作成
する地物カタログは,所定の地理データ集合に存在する地物型すべてを文書化しなければならない。地物
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カタログは,附属書Bで規定する識別情報を含まなければならない。地物カタログは,データに含むすべ
ての地物型の定義及び記述を含まなければならない。これには,各地物型に関連付けられるデータに含む
任意の地物属性及び地物関連を含み,場合によっては,データで裏付けられる地物操作も含む。各種応用
にまたがる地物カタログ内容の予見可能性及び比較可能性を保証するために,地物カタログに,附属書B
で規定する要素だけを含むことが望ましい。各種応用にまたがる地物カタログの有用性を最大限確保する
ために,概念スキーマ言語を用いて地物カタログ情報をモデル化することが望ましい。
注記 自然言語による定義,地物型の別名,地物インスタンスの生成基準及び消滅基準,並びに地物
カタログのその他の意味論的要素を,構造化された注釈又は属性として概念スキーマに含めて
もよい。
6.2.3 一般的要件
6.2.3.1 名称の形式
地物カタログに含むすべての地物型及び地物プロパティ(すなわち,地物属性,地物関連,関連役割及
び地物操作)は名称によって識別されなければならない。地物型の名称は,地物カタログ内で一意でなけ
ればならない。地物プロパティの名称は,その地物型内で一意でなければならない。
6.2.3.2 定義の形式
地物型,地物属性,地物属性列挙値,地物関連,関連役割及び地物操作の定義は,自然言語によって行
わなければならない。カタログで別の定義情報源を指定していない限り,これらの定義をカタログに含ま
なければならない。同じ用語が定義情報源及び地物カタログの両方に出現する場合,地物カタログにおけ
る定義を適用しなければならない。
6.2.4 地物型に関する要件
各地物型は,名称によって識別し,自然言語によって定義しなければならない。また,各地物型は,カ
タログ内で一意である英数字コードによって識別してもよく,一つ以上の別名をもってもよい。また,地
物カタログは,各地物型について,その地物操作,関連付けられた地物属性,地物関連及び関連役割(存
在する場合)を含まなければならない。
6.2.5 地物操作に関する要件
地物操作(存在する場合)は,各地物型ごとに,識別し定義しなければならない。各地物操作にかかわ
る地物属性は,その地物操作の影響を受ける任意の地物型と同様に,十分に記述しなければならない。定
義に自然言語定義を含まなければならず,定義を操作定義言語によって形式的に指定してもよい。
6.2.6 地物属性に関する要件
地物属性(存在する場合)は,各地物型について識別し定義しなければならない。定義に自然言語定義
を含まなければならず,属性の値について指定したデータ型を含まなければならない。また,各地物属性
は,カタログ内で一意である英数字コードによって識別してもよい。
6.2.7 地物属性列挙値に関する要件
地物属性列挙値(存在する場合)は,各地物属性についてラベル付けをしなければならない。ラベルは,
その列挙値をもつ地物属性内で一意でなければならない。また,各列挙値は,列挙値をもつ地物属性内で
一意である英数字コードによって識別してもよい。
6.2.8 地物関連に関する要件
地物関連(存在する場合)は,名称を付け,定義しなければならない。また,各地物関連は,カタログ
内で一意である英数字コードによって識別してもよい。地物関連に関与する地物型の名称及び役割を指定
しなければならない。
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6.2.9 関連役割に関する要件
関連役割(存在する場合)は,名称を付け,定義しなければならない。その役割を含む地物型の名称及
びその役割が関与する関連を指定しなければならない。
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附属書A
(規定)
抽象試験項目群
A.1
序文
この附属書は,この規格への適合性を評価するための抽象試験項目群を規定する。
この抽象試験項目群には,13の試験項目及び6の試験モジュールを含む。すなわち,地物カタログ情報
の存在及び形式に関する試験項目 (A.2),一般的な地物カタログ要件に関する試験項目 (A.3),主要な各地
物カタログ情報クラスに関する試験項目(A.4A.7及びA.9A.15),地物カタログの機能の特定部分集合
に関する試験モジュール(A.17A.19及びA.23A.25)である。
試験項目は,表B.1表B.15に規定する主要な各地物カタログ情報クラスに基づく。クラスに基づいた
各試験項目は,クラス要素(属性又は役割)の試験,及び次の事項の確認からなる。
− 要素の存在に関する要求度・条件仕様を満たしている。
− 要素の最大出現回数を超えていない。
− 要素の値の型が正しい。
注記 特定の型の指定(例えば,周知のパッケージ又はISO規格での型の指定)がなければ,ISO/TS
19103が与える型の仕様が適用される。
− 要素の値が要素記述に従っている。
− 要素に対して指定したすべての制約を満たしている。
全体としてのクラスの試験は,表B.1表B.15に規定するクラスの制約を,試験モジュールのすべて又
は部分を通して評価することで実施する。
試験モジュールは,附属書Bに規定する地物カタログテンプレートの要素の有用な部分集合に基づく。
部分集合は,地物型と,地物属性を表現できる基本要素から始まって体系化される(A.17参照)。この基
本構成要素は,次の一つ以上の事項に対応することで拡張される。
− 追加の地物プロパティ型(関連役割についてはA.18,関連役割及び地物操作の両方についてはA.19
を参照)。
− 地物カタログ情報要素間の追加的関係(継承について,A.23を参照)。
− 追加の地物プロパティ型及び地物カタログ情報要素間の追加的関係の両方(A.24及びA.25を参照)。
試験モジュールは,適用する試験項目によって規定される。試験モジュールA.18A.28は,試験モジュ
ールA.17によって規定する基本構成要素を拡張する。これらの拡張は,表1にまとめたとおりとする。
地物カタログがこの規格に適合していることを確認するには,少なくとも一つの試験モジュールの要件
がすべて満たされていることを確認しなければならない。
A.2 地物カタログ情報の存在及び形式に関する試験項目
この試験項目の情報を,次に示す。
a) 試験目的 地物カタログの存在及び形式を確認する。
b) 試験方法 地物カタログが存在するかどうか,また,ファイル転送などによってコンピュータディス
ク上に地物カタログのコピーを取得することで地物カタログを電子的形式で取得できるかどうかを確
認する。
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c) 参照 6.1
d) 試験種類 基本
A.3 一般的な地物カタログ要件に関する試験項目
この試験項目の情報を,次に示す。
a) 試験目的 一般的な地物カタログ要件を満たしていることを確認する。
b) 試験方法 次の事項を確認する。
1) 地物カタログが所定の地理データ集合に適用するように指定されている場合,その集合に存在する
すべての地物型が地物カタログで文書化されている。
2) すべての地物型が,名称によって地物カタログ内で一意に識別されるかどうか。
3) すべての地物属性列挙値が,列挙値をもつ地物属性内で一意であるラベルによって識別されるかど
うか。
4) すべての地物型,地物属性,地物関連,関連役割及び地物操作が定義されているか,又は別のソー
スからの定義を参照しているか。
5) 任意の地物型,地物属性又は地物関連が英数字コードによって識別される場合,その英数字コード
が地物カタログ内で一意である。
6) 任意の地物属性列挙値が英数字コードによって識別される場合,その英数字コードが,その列挙値
をもつ地物属性内で一意である。
7) すべての地物プロパティが,名称によって地物型の中で一意に識別されるかどうか。
c) 参照 6.2
d) 試験種類 機能
A.4 地物カタログクラスに関する試験項目
この試験項目の情報を,次に示す。
a) 試験目的 地物カタログクラスのオブジェクトに必す(須)情報を含むことを確認する。
b) 試験方法 表B.1に列挙された属性及び役割が,それぞれに対して指定されている,説明内容,要求
度・条件,最大出現回数,型及び制約が満たされていることを検証する。
c) 参照 表B.1
d) 試験種類 機能
A.5 地物型クラスに関する試験項目
この試験項目の情報を,次に示す。
a) 試験目的 地物型クラスのオブジェクトに必す(須)情報を含むことを確認する。
b) 試験方法 表B.2に列挙された属性及び役割が,それぞれに対して指定されている,説明内容,要求
度・条件,最大出現回数,型及び制約が満たされていることを検証する。
c) 参照 表B.2
d) 試験種類 機能
A.6 継承関係クラスに関する試験項目
この試験項目の情報を,次に示す。
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JIS X 7110:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 19110:2005(MOD)
JIS X 7110:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.70 : 自然科学へのITの応用
JIS X 7110:2009の関連規格と引用規格一覧
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- 規格名称