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X 8101-2 : 2010 (ISO/IEC 19795-2 : 2007)
表JA.8−主な精度影響因子の例(続き)
(音声認証システムの例)
パラメ パラメタの説 誤り率への影響 被験者 定量化 標準化の扱い
タ 明 の協力 基本性能評価試験 頑強性試験
環境因 機器の サンプリング サンプルの特徴が登 不可能 可能 特徴を明記する。 代表的な状況で
子(続 特性 周波数,アナ 録したものと異なる の照合特性を明
き) ログ・デジタ ときに,誤り率が増加 記する。
ル分解,デー する。
タ圧縮,ビッ
ト長
伝達手 固定電話,ゾ 誤り率は,伝達手段の不可能 可能 使った手段を明記 代表的な状況で
段 ーン方式の電 特徴に依存する。 する。 の照合特性を明
話,直接会話 記する。
時間間 登録から照合 時間間隔を引き伸ば 不可能 可能 時間間隔を固定す 登録からパラメ
隔 までの時間 すとき,誤り率が増加 る。登録データ取 タ照合までの時
する。 得から照合データ 間関係について
取得までの最も短 正確に合わせた
い時間を表記す 筋道を立てる。
る。
行動的 発生の 注意深い発 サンプルの特徴が登 可能 困難 注意深い発言を利 代表的な状況で
因子 競合 言,騒がしい 録したものと異なる 用する。 の照合特性を明
発言 ときに,誤り率が増加 記する。
する。
感情 発言の感情因 サンプルの特徴が登 不可能 困難 通常の発言を利用 代表的な状況で
子 録したものと異なる する。 の照合特性を明
ときに,誤り率が増加 記する。
する。
発言の 発音速度 サンプルの特徴が登 不可能 可能 平均的な値を利用 代表的な状況で
程度 録したものと異なる する。 の照合特性を明
ときに,誤り率が増加 記する。
する。
声とす (連続した数 発音される言葉の種 不可能 可能 発音される言葉の 代表的な言葉の
る言葉 字,名前,市・
類は,行動的因子とし 種類を明記する。 種類での照合特
町,新聞の記 て表れる。 性を明記する。
事など)
発生方 読書,自発的 発音方式は,安定した不可能 可能 発音方式を表記す 代表的な発音方
式 な発音,反復 発生に影響する。 る。 式を明記する。
習熟 発言の安定度 安定していない発言 不可能 困難 (例えば,最低で 練習量と登録前
(しばしば流 でテンプレートを登 も3回くらいの) の安定度による
ちょうさが影 録した後,習熟して安 発言練習をさせ 精度の変化とを
響する。) 定した発言になった て,発言が安定し 明記する。
場合,誤り率が増加す た後に登録する。
る。
JA.7 新規モダリティに対応するための試験設計の原則
新規なモダリティに基づくバイオメトリック技術が開発された場合には,次の手順を踏んでこのモダリ
ティに対応する試験を設計するのが望ましい。
まず,前の箇条までに定義されたように,影響因子を特定する。
――――― [JIS X 8101-2 pdf 66] ―――――
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X 8101-2 : 2010 (ISO/IEC 19795-2 : 2007)
次に,この検討結果に基づいて,試験手順を設計するのがよい。
この附属書で触れられていない因子が予想される場合には,これらの因子を考慮する必要性があるか否
か,又は考慮するとすればどのように扱うかについて検討するのがよい。
――――― [JIS X 8101-2 pdf 67] ―――――
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参考文献
[1] ISO/IEC JTC1/SC 37 N101,Evaluation Method for Accuracy of Fingerprint Authentication Systems
注記 TR X 0053:2002に対応する。
[2] ISO/IEC JTC1/SC 37 N99,Evaluation Method for Accuracy of Face Authentication Systems
注記 TR X 0086:2003に対応する。
[3] ISO/IEC JTC1/SC 37 N102,Evaluation Method for Accuracy of Iris Authentication Systems
注記 TR X 0072:2002に対応する。
[4] ISO/IEC JTC1/SC 37 N555,Method of Evaluating the Accuracy of Blood Vessel Pattern Authentication
Systems
注記 TR X 0079:2003に対応する。
[5] ISO/IEC JTC1/SC 37 N554,Method for Evaluating the Accuracy of the Voice Authentication System
注記 TR X 0098:2004に対応する。
[6] ISO/IEC JTC1/SC 37 N553,Method for Evaluating the Accuracy of a Signature Authentication System
注記 TR X 0099:2004に対応する。
[7] PHEASANT, S. Bodyspace: Anthropometry, Ergonomics, and the Design of Work. 3rd ed, ed.C. Haslegrave.
2006, Boca Raton: Taylor and Francis. 332
JIS X 8101-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 19795-2:2007(IDT)
JIS X 8101-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 8101-2:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX8101-1:2010
- 情報技術―バイオメトリック性能試験及び報告―第1部:原則及び枠組み