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X 9303-3 : 2006 (ISO/IEC 11581-3 : 2000)
ホットスポットの位置は,ポインタアイコンの形状内での論理的配置によって,使用者がそれを見分け
ることができなければならないが,具体的に特定される必要はない。例えば,十字ポインタアイコンでは,
ホットスポットは二線の交点にあり,標準設定のポインタアイコンのグラフィックでは,ホットスポット
は矢印の先端にある(図1参照)。
ホットスポット
ホットスポット
図 1 ホットスポットの表示
6.1.4 ポインタアイコンの動き ポインタアイコンの動きは,使用者がポインティングデバイスを用いて
行う制御を反映しなければならない。ゲインは,画面イメージの拡大に対応して変わってよい。標準設定
のゲインを変える機能が使用者に提供できなければならない。
6.1.5 フィードバック システムは,システム状態の変化を反映するため,又は使用者が利用可能な異な
った機能を示すためにフィードバックを備えていなければならない。
システム,又はアプリケーションが,“ビジー”状態(システムが処理中のため別の処理要求に答えられ
ない状態)にあり,一時的に使用できない場合には,ポインタアイコンはその状態を示すために変化しな
ければならない。
使用者がオブジェクトを選択したときは,ポインタアイコン及び/又はオブジェクトは,選択を確認す
るために変化しなければならない。
備考 例えば,標準設定のポインタアイコンは,鉛筆又は絵筆に変わってもよい。
使用者がオブジェクト上で,ある動作を呼び出したときには,ポインタアイコン及び/又はオブジェク
トは,その動作を確認するために変化しなければならない。
ポインタアイコンの形状は,一貫性をもって変化しなければならないし,使用者が予測可能なように実
装されることが望ましい。
6.2 推奨事項
6.2.1 色 ポインタアイコンは,黒で(又は黒の背景には白で)塗りつぶすことが望ましい。
6.2.2 フィードバック 使用者が画面上の異なる領域でポインタアイコンを動かすときには,ポインタア
イコンは,新しい機能が利用できるように,それらを反映するために変化するのが望ましい。
備考 例えば,標準設定のポインタアイコンは,ホットスポットがウィンドウ境界に重なると境界制
御ポインタアイコンに変化する(8.2参照)。
7. 標準設定のポインタアイコン仕様
標準設定のポインタアイコンは,GUI(グラフィカルユーザイン
タフェース)を起動するとき及びその他の適切な時点で用いることができなければならない。
――――― [JIS X 9303-3 pdf 6] ―――――
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X 9303-3 : 2006 (ISO/IEC 11581-3 : 2000)
主機能 標準設定のポインタアイコンでは,次の機能を使用することができなければならない。
− 指示
− 選択
− 開く
− 操作
具体例 輪郭線で描かれた矢頭が一つの矢印
グラフィック
ホットスポット
具体的変形
− 左,右,下又は上向き,及び
− 透明でない色で内部を塗りつぶした輪郭図形,又は(輪郭のない)ベタ塗り図形。輪郭線は,連続し
ており,その塗りつぶし色に対してコントラストを付ける。
8. 他のポインタアイコンのグラフィックに対する推奨事項
システムは,フィードバックを行うために,
ポインタアイコンのグラフィックに多くの変形を用いてもよい。新しい状態は,使用者が制御可能なもの
でもよいし,又は使用者が呼び出した機能に対してはポインタアイコンを現在使用できないことを示すも
のでもよい。システム又はアプリケーションがこの規格にあるグラフィックを用いる場合は,それは規定
された機能で用いることが望ましい。
システム又はアプリケーションがこの規格で規定された機能にかなったポインタアイコンを用いる場合
は,それらはこの規格で規定したポインタアイコンのグラフィック外観をもつことが望ましい。
8.1 テキストポインタアイコン
主機能 ポインタアイコンが, テキストを入力,選択又は操作できる領域内にあることを示す。
具体例 “I字型”の棒
グラフィック
ホットスポット
具体的変形
− 垂直の軸は,イタリック体のテキストを利用可能にするために角度を変えてもよい。
8.2 境界制御ポインタアイコン
主機能 ウィンドウの境界又は隅を選択して動かす。
具体例 矢頭が二つの矢印
――――― [JIS X 9303-3 pdf 7] ―――――
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X 9303-3 : 2006 (ISO/IEC 11581-3 : 2000)
グラフィック
ホットスポット
ホットスポット
水平及び垂直のサイズ調整 水平及び垂直のサイズ調整
(左上と右下のウィンドウの角) (右上と左下のウィンドウの角)
ホットスポット
ホットスポット
垂直サイズ調整 水平サイズ調整
(上と下のウィンドウ境界) (左と右のウィンドウ境界)
具体的変形
− 輪郭線,又は塗りつぶしで描かれてもよい。輪郭線は,連続であり,その塗りつぶし色に対してコン
トラストがついていることが望ましい。
8.3 十字ポインタアイコン
主機能 細かい点の指示,選択及び操作を行う。例えば,線を引く開始位置を指示するなど。
具体例 銃の照準器にあるような十字
グラフィック
ホットスポット
具体的変形 線の接続点では,数ピクセル幅のギャップがあってもよい。
――――― [JIS X 9303-3 pdf 8] ―――――
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X 9303-3 : 2006 (ISO/IEC 11581-3 : 2000)
8.4 ビジー標識
システムは,“ビジー”状態(処理中のため,別の処理要求に答えられない状態)を示
すためにポインタアイコンの形状変化を利用してもよい。“ビジー”状態では,使用者は作業を続ける前に
アプリケーション又はシステムがその実行処理を終えるのを待たなければならない。システムは,処理を
完了したらポインタを元の形状に再設定する。
このポインタアイコンを“状態標識”ということもある。ただし,他のシステムグラフィックにも同じ
く状態標識というものがある。それらは,使用者の入力機器に論理的に接続されてはおらず,また,ホッ
トスポットももたないため,ポインタアイコンではない。そのような状態標識には,進ちょく(捗)標識,
温度計及び音量標識がある。
使用者が“ビジー”状態を中断できる場合は,示されたポインタアイコンが,中断を受け入れることが
できるのか,又はできないかを明りょうに区別できることが望ましい。
主機能 “ビジー”状態(システムが処理中のため別の処理要求に答えられない状態)を示す。
具体例 時間の経過を示すために用いるオブジェクト
グラフィック
砂時計 腕時計 置き時計
具体的変形 時間の経過を示すために動くグラフィックの表現にしてもよい。
JIS X 9303-3:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 11581-3:2000(IDT)
JIS X 9303-3:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.20 : 事務作業におけるITの応用
JIS X 9303-3:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX9303-1:2006
- 情報技術―ユーザシステムインタフェース及びシンボル―アイコン及び機能―第1部:アイコン一般
- JISX9303-2:2006
- 情報技術―ユーザシステムインタフェース及びシンボル―アイコン及び機能―第2部:オブジェクトアイコン