この規格ページの目次
JIS Z 2292:2004 規格概要
この規格 Z2292は、金属材料表面に塩を塗布した高温腐食環境中での金属材料の腐食を定量的に評価するための試験方法について規定。
JISZ2292 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z2292
- 規格名称
- 金属材料の塩塗布高温腐食試験方法
- 規格名称英語訳
- Method for high-temperature corrosion test of metallic materials by salt coating
- 制定年月日
- 2004年12月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2004-12-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS Z 2292:2004 PDF [6]
Z 2292 : 2004
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日
本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 2292 pdf 1] ―――――
Z 2292 : 2004
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 試験装置・・・・[1]
- 4. 塩・・・・[2]
- 4.1 塩の種類及び組成・・・・[2]
- 4.2 塩の塗布量・・・・[2]
- 4.3 塩の塗布方法・・・・[2]
- 5. 雰囲気ガス・・・・[2]
- 6. 試験片・・・・[2]
- 7. 試験・・・・[2]
- 7.1 試験片の設置方法・・・・[2]
- 7.2 雰囲気ガスの導入・・・・[3]
- 7.3 加熱・・・・[3]
- 7.4 試験時間・・・・[3]
- 7.5 冷却・・・・[3]
- 8. 腐食量の定量的評価・・・・[3]
- 9. 記録及び報告・・・・[3]
- 9.1 記載事項・・・・[3]
- 9.2 付記事項・・・・[4]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 2292 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 2292 : 2004
金属材料の塩塗布高温腐食試験方法
Method for high-temperature corrosion test of metallic materials by salt coating
1. 適用範囲
この規格は,金属材料表面に塩を塗布した高温腐食環境中での金属材料の腐食を定量的に
評価するための試験方法について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
の引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 2290 金属材料の高温腐食試験方法通則
3. 試験装置
試験装置は,試験片を一様,かつ,一定に加熱するための温度調節装置,加熱装置,試験
片を外気から隔離する試験部,及び所定の雰囲気ガスを連続して供給し,かつ,その流量を制御するため
の雰囲気ガス供給装置によって構成する。
試験装置の基本構成の例を図1に示す。
温度調節
装置
石英管
熱電対
試験片
アルミナ燃焼ホ゛ート 排ガス
試験部
加熱装置
雰囲気ガス供給装置 排ガス洗浄槽
図 1 塩塗布高温腐食試験装置の基本構成の例
a) 温度調節装置 温度調節装置は,温度制御器及び温度計で構成する。
1) 温度制御器 温度制御器は,JIS Z 2290の5.1(温度制御器)に規定するものとする。
2) 温度計 温度計は,JIS Z 2290の5.2(温度計)に規定するものとする。
b) 加熱装置 加熱装置は,次による。
1) 試験片単位表面積当たり一定量の雰囲気ガスを連続して流せるように外気から遮へいされた試験部
――――― [JIS Z 2292 pdf 3] ―――――
2
Z 2292 : 2004
をもつ構造とする。
2) 試験片の加熱に,温度調節装置を備えた加熱炉を用い,試験中は常に,試験部の全範囲にわたって
一様,かつ,一定に試験片を加熱することができるものとする。
c) 試験部 試験部は,次による。
1) 外気から遮断された構造とする。
2) 使用する塩に対して耐高温腐食性の優れた材料で構成する。
3) 熱電対の測温接点を試験部の中央に配置し,試験部温度の確認ができるようにする。
d) 雰囲気ガス供給装置 雰囲気ガス供給装置は,一定量の空気又は混合組成のガスを連続して試験部へ
供給できる性能のものとする。
4. 塩
4.1 塩の種類及び組成
腐食試験で試験片に塗布する塩は,混合試薬又は実際のプラントから採取した
灰を用いる。試薬を用いる場合は,通常,特級を用いる。塩の融点は,あらかじめ測定しておくことが望
ましい。
なお,使用する混合試薬の混合割合は質量%で表す。また,実際のプラントから採取する灰は,その採
取位置及び灰の性状を明記する。
4.2 塩の塗布量
塩の塗布量は,通常,0.2 kg・m-2とする。
なお,塗布量がこれと異なる場合は,その量を記述する。
4.3 塩の塗布方法
塩の塗布方法は,次による。
a) 所定の比率で混合した試薬又は実際のプラントから採取した灰を,乳鉢でよくすりつぶした後,適量
のアセトンを加えて懸濁させる。
b) この懸濁液をよくかき混ぜながら,所定の塗布量に達するまで,試験片全面にできるだけ均一に塗布
する。
5. 雰囲気ガス
腐食試験に用いる雰囲気ガスは,通常,空気又は試験対象雰囲気を模擬した混合組成ガ
スとし,その混合割合を体積%で明示する。
なお,実際のプラントを想定した腐食性雰囲気ガスはJIS Z 2290の4.4(ガス雰囲気条件の選定指針)
による。
6. 試験片
試験片は,JIS Z 2290の6.(試験片)による。ただし,JIS Z 2290の6.a)に規定する形状及
び寸法の試験片を採取することができない場合は,全体の表面積が200 mm2以上の試験片を用いることが
望ましい。
7. 試験
7.1 試験片の設置方法
試験片は,図2に示すように,アルミナ燃焼ボートの縁にまたがせて載せ,試
験装置の試験部へ水平に挿入する。
――――― [JIS Z 2292 pdf 4] ―――――
3
Z 2292 : 2004
図 2 試験片の保持方法の例
7.2 雰囲気ガスの導入
試験片を挿入した試験部を不活性ガスで置換した後,一定量の雰囲気ガスを連
続して導入する。
7.3 加熱
試験部の温度がJIS Z 2290の5.3(試験片温度の許容範囲)に規定する許容範囲を超えないよ
うに,試験片を加熱する。
7.4 試験時間
試験時間は試験部の温度がJIS Z 2290の5.3(試験片温度の許容範囲)に規定する許容範
囲の下限を超えた時点から積算する。
7.5 冷却
試験条件によっては冷却中に塩酸や硫酸が結露して試験片を腐食することがあるため,試験
終了後,試験部内を不活性ガスで置換し,結露を防止しながら冷却する。
8. 腐食量の定量的評価
腐食試験後の試験片について,JIS Z 2290の7.(腐食の定量的評価方法)によ
る腐食減量の算出,断面組織の観察及びJIS Z 2290の3.b)5)(侵食深さ)による侵食深さの測定を行って
腐食量を定量的に評価する。
9. 記録及び報告
9.1 記載事項
試験結果報告書には,次の項目を記載する。
a) 試験材料
1) 材料の名称
2) 種類又は記号
3) 化学組成
b) 試験片
1) 数
2) 寸法,質量及び表面積
3) 表面仕上げ状態
4) 脱脂方法
c) 試験条件
1) 試験温度,試験中の最高温度及び最低温度
2) 試験時間
3) 塩の種類及び化学組成,試薬の等級,混合割合,塩の融点,塩の塗布量
4) 雰囲気ガスの組成又は純度
5) 雰囲気ガスの試験片表面積当たり及び時間当たりの流量
6) 脱スケール方法
d) 試験結果
――――― [JIS Z 2292 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6