JIS Z 2509:2004 金属粉(超硬合金用を除く)―圧縮成形及び焼結後の寸法変化試験方法

JIS Z 2509:2004 規格概要

この規格 Z2509は、金属紛の圧縮成形性及び焼結後の寸法変化を,同一の条件で処理した標準紛末の寸法変化と比較する方法について規定。超硬合金用粉末には適用しない。

JISZ2509 規格全文情報

規格番号
JIS Z2509 
規格名称
金属粉(超硬合金用を除く)―圧縮成形及び焼結後の寸法変化試験方法
規格名称英語訳
Metallic powders, excluding powders for hardmetals -- Determination of dimensional changes associated with compacting and sintering
制定年月日
2004年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 4492:1985(IDT)
国際規格分類

ICS

77.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
2004-03-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS Z 2509:2004 PDF [8]
                                                                    Z 2509 : 2004 (ISO 4492 : 1985)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本粉末冶金工業会(JPMA)から,工業標準
原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 4492:1985,Metallic powders,
excluding powders for hardmetals - Determination of dimensional changes associated with compacting and sintering
を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

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――――― [JIS Z 2509 pdf 1] ―――――

Z 2509 : 2004 (ISO 4492 : 1985)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 原則・・・・[1]
  •  4. 試験パラメータ・・・・[1]
  •  5. 記号及び名称・・・・[2]
  •  6. 装置・・・・[2]
  •  6.1 ツールセット・・・・[2]
  •  6.2 プレス・・・・[2]
  •  6.3 はかり・・・・[2]
  •  6.4 マイクロメータ又は他の適切な測定ジグ・・・・[2]
  •  6.5 焼結炉・・・・[2]
  •  7. 試料採取・・・・[2]
  •  8. 試験方法・・・・[2]
  •  9. 結果の表示・・・・[3]
  •  9.1 寸法変化・・・・[3]
  •  9.2 報告・・・・[3]
  •  10. 試験報告・・・・[3]

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――――― [JIS Z 2509 pdf 2] ―――――

                                                                    Z 2509 : 2004 (ISO 4492 : 1985)
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 2509 : 2004
(ISO 4492 : 1985)

金属粉(超硬合金用を除く)−圧縮成形及び焼結後の寸法変化試験方法

Metallic powders, excluding powders for hardmetals - Determination of dimensional changes associated with compacting and sintering

序文

 この規格は,1985年に第1版として発行されたISO 4492:1985,Metallic powders, excluding powders for
hardmetals - Determination of dimensional changes associated with compacting and sinteringを翻訳し,技術的内
容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,金属粉の圧縮成形性及び焼結後の寸法変化を,同一の条件で処理した標準粉
末の寸法変化と比較する方法について規定する。ただし,この規格は,超硬合金用粉末には適用しない。
この方法は,超硬合金用を除いた金属粉の,加工工程中に生じる三つのタイプの寸法変化の測定に適用
する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4492:1985,Metallic powders, excluding powders for hardmetals - Determination of dimensional
changes associated with compacting and sintering (IDT)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ISO 2740, Sintered metal materials, excluding hardmetals - Tensile test pieces

3. 原則

 試験片を作製するために,金属粉又は潤滑剤を混ぜた粉末を成形し,制御された条件で焼結す
る。要求される寸法変化は,荷重をかけないときのダイ,圧粉体及び焼結体の寸法を測定することによっ
て得られるこれらの測定値の差を,ダイ又は圧粉体の寸法で除し百分率で表す。(9.参照)
標準粉末から作製した標準試験片は,同一の試験条件で試験片と共に処理し,その二つの粉末によって
作製した試験片の寸法変化を報告する。

4. 試験パラメータ

 標準粉末は,受渡当事者間の協定によって選び,成分及び性質は,試験粉末にでき
るだけ近いものとする。
この規格では,次の3種類の寸法変化を測定する。

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――――― [JIS Z 2509 pdf 3] ―――――

Z 2509 : 2004 (ISO 4492 : 1985)
a) ダイ寸法と圧粉体寸法との差(スプリングバック) ダイから抜き出した後,加圧方向に直角の方向
で測定した圧粉体寸法の増加。
b) 圧粉体寸法と焼結体寸法との差(焼結寸法変化) 焼結した結果生じる試験片の寸法の変化。
c) ダイ寸法と焼結体寸法との差(ト−タル寸法変化)

5. 記号及び名称

 記号及び名称は,次による。
表 1 記号及び名称
記号 名称 単位
dD 荷重をかけないときのダイの寸法 mm
dG 圧粉体の寸法 mm
dS 焼結体の寸法 mm
ΔdDG スプリングバック %(+)
ΔdGS 焼結寸法変化 %(+又は−)
ΔdDS トータル寸法変化 %(+又は−)

6. 装置

6.1 ツールセット

 円柱状の試験片を成形できるもの(付図 1参照),直方体の試験片を成形できるもの
(付図 2参照)又は引張試験片(ISO 2740に従ったもの)若しくはその粉末で製造される実部品に近い形
状の試験片を成形できるものとする。

6.2 プレス

 必要な密度を得るために十分な加圧能力をもつものとする。

6.3 はかり

 少なくとも100gを±0.01gの精度で測定できるものとする。

6.4 マイクロメータ又は他の適切な測定ジグ

 圧粉体,焼結体及びダイの寸法を±0.005mmの精度で測
定できるものとする。

6.5 焼結炉

 試験される材質を実際に量産する場合の焼結条件にできるだけ近い条件(時間−温度曲線
及び雰囲気)を設定できるものとする。

7. 試料採取

 少なくとも三つの圧粉体を作製するために十分な量の試験粉末及び標準粉末をそれぞれ用
意する。

8. 試験方法

 試験は,次によって行う。
a) 試験粉末及び標準粉末に同じ条件で同量の潤滑剤を含む添加剤を混合し,その粉末に要求される焼結
体の特性が同一となるよう,同一ロットから取り出す。
成形に用いる試験粉末は,受け入れたままの状態で試験する。
焼結時の変形をさけるため,試験片の厚さを5mm未満にしない。
b) 荷重をかけない状態で,ダイの寸法(円柱状試験片用ダイの場合は直径,直方体試験片用ダイの場合
は長さ)を0.005mmの精度で測定し、その値をdDとして記録する。
c) 少なくとも三つの圧粉体を,8.a)で用意した試験粉末及び標準粉末から,受渡当事者間で協定した圧
粉密度となるように成形する。
参考 圧粉密度の算出方法は,JIS Z 2508の7.a)参照。
d) 圧粉体の寸法を0.005mmの精度で測定し,その値をdGとして記録する。
e) 試験粉末及び標準粉末の圧粉体を,試験粉末に要求される焼結部品特性を得るための量産条件に近い

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                                                                    Z 2509 : 2004 (ISO 4492 : 1985)
条件の時間,温度及び雰囲気でそれぞれ焼結する。
備考 試験片が変形を起こさないようにするために用いるジグ(例えば、セラミックの板又は炉のベ
ルト),昇温速度,雰囲気及び降温速度は,寸法変化に影響する場合もあるので同一にする。
f) 室温まで温度が下がったら、試験粉末及び標準粉末の焼結体の寸法を0.005mmの精度で測定し,その
値をdSとして記録する。寸法測定は,焼結前と焼結後の測定箇所を同じとする。

9. 結果の表示

9.1 寸法変化

 寸法変化は,次の式によって算出し,百分率で表す。
a) スプリングバック(+)
dG dD
dDG 100
dD
b) 焼結寸法変化(+又は−)
dS dG
dGS 100
dG
c) ト−タル寸法変化(+又は−)
dS dD
dDS 100
dD

9.2 報告

 試験粉末の寸法変化及び標準粉末の寸法変化は,少なくとも3個の測定値を算術平均し,
0.01%の単位に丸めて報告する。

10. 試験報告

 試験報告には,次の情報を含める。
a) この規格に従って試験を実施したこと。
b) 試験試料における必要事項の詳細。
c) 標準粉末における必要事項の詳細。
d) 試験片の形状及び焼結前の寸法。
e) 圧粉密度。
f) 焼結に関する詳細。
g) 得られた結果。
h) この規格に規定又は記載されてないすべての操作若しくは任意に付加した操作の詳細。
i) 測定結果に影響を及ぼした可能性のある要因の詳細。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS Z 2509 pdf 5] ―――――

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