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二つの平行平面による断面(図26参照)
図26
連続した三つの平面による断面(図27参照)
図27
交差する二つの平面による断面,一方は投影面の方に回転して図示する(図28参照)
図28
回転部品で,等間隔に配置される詳細部分の断面を図示する必要があるが,切断面上に存在しない場合
には,明らかであるならば,詳細部分は切断面上に回転して図示してもよい(図29参照)。ただし,その
ようにしたことを指示することが望ましい。
――――― [JIS Z 8316 pdf 11] ―――――
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図29
4.6 回転及び移動して示す断面 横断面は,その図の中で回転や移動して示してもよい。
4.6.1 その図の中に回転して図示する場合には,断面の外形線は細い実線(線の種類B)で描く。また,
それ以上の識別は必要ない(図30参照)。
図30
4.6.2 移動して図示する場合には,断面の外形線は太い実線(線の種類A)で描く。移動した断面図は,
次のように配置する。
− 近くに配置し,細い一点鎖線(線の種類G)で関連付ける[図31a)参照]。
− 離れた場所に配置し,4.4で示した識別記号などの一般的な方法で明示する[図32b)参照]。
図31a) 図31b)
4.7 半断面図 対称形の対象物は,外形図の半分と断面図の半分を組み合わせて表すことができる(図
32参照)。
――――― [JIS Z 8316 pdf 12] ―――――
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図32
4.8 部分断面図 全断面図又は半断面図では具合が悪い場合には,部分断面図を用いることができる。
断面にする部分は,フリーハンドの細い実線(線の種類C)(図33参照)又はジグザグの細い実線(線の
種類D)(図9参照)で示す。
図33
4.9 一連の断面図の配置 一連の断面図は,配置の関係や理解に便利なように,図34,図35及び図36
に示すような方法で配置するのがよい。
図34
5. その他の方法
5.1 隣接部分 隣接部分を示す必要がある場合には,対象物に隣接する部品は,細い二点鎖線(線の種
類K)で図示する。対象物の図形は,隣接部分に隠されても隠れ線としてはならない。また,隣接部分は
対象物の陰になってもよい(図37参照)。
――――― [JIS Z 8316 pdf 13] ―――――
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図35
図37 図36
5.2 相貫
5.2.1 実際の相貫 幾何学的に得られる実際の相貫線は,それが見える場合には太い実線(線の種類A)
で,また,隠れている場合には破線(線の種類E又はF)で描く(図38参照)。
5.2.2 仮想の相貫線 仮想の相貫線(隅肉や丸みのある角など)は,太い実線(線の種類A)で外形線か
ら離して図示する(図39参照)。
参考 ISO 128では,線の種類Bの細い実線を用いる用に規定されている。
図39
図38
――――― [JIS Z 8316 pdf 14] ―――――
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5.2.3 相貫部の簡略図示方法 実際の幾何学的な相貫線又は仮想の相貫線の簡略図示方法は,次のように
する。
− 二つの円筒間 : 交わり部の曲線は,直線に置き換える(図40,図41及び図43参照)。
− 円筒と矩形の角柱間 : 交わり部の直線の変位は省略する(図42及び図44参照)。
互いに直交する部品が交差すると,相貫する部品の寸法差が大きくなるに従い,簡略的な表現方法(図
41図44参照)は,実際の相貫により近づき,ほぼそれになる。
備考 この簡略図示方法は,図面が理解しにくくなる場合には用いない方がよい。
図40
図41 図42
図43 図44
5.3 平面をもつ軸端部と開口部の図示方法
5.3.1 平面をもつ軸端部 補助投影図や断面図を省略する場合には,平面をもつ四角い軸端部(図45参
照)や平面をもつテーパー付の端部(図46参照)は,細い実線(線の種類B)の対角線を記入する。
――――― [JIS Z 8316 pdf 15] ―――――
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JIS Z 8316:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 128:1982(MOD)
JIS Z 8316:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.01 : 工業製図一般