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Z 8762-4 : 2007 (ISO 5167-4 : 2003)
B.3.5 鋳放し入口円すい管付きベンチュリ管で,入口円筒部,入口円すい部とを機械加工したベンチュリ
管 このベンチュリ管の入口円筒部Aと円すい部Bとは機械加工されていることを除けば,本体の5.2.8
で規定されたものと同一形状である。A部とB部との相対粗さRaは5×10−5Dで,かつ,15 μm未満にな
るように機械加工する。入口円筒部の上流側管路は,少なくとも2 Dの長さにわたり入口円筒部と同程度
の粗さである。
ReDが3.2×106より大きくなっても,流出係数(C)とその不確かさはレイノルズ数の変化によって変わら
ない。
概略の流量を見積もるには,附属書B表4に示された流出係数と不確かさとの値を使用してよい。
附属書B表4 ReDによる流出係数(C)とその不確かさ
不確かさ
ReD C %
104 0.963 2.5
6 ×104 0.978 2
105 0.980 1.5
1.5×105 0.987 1
2 ×1055 ×105 0.992 1
5 ×1053.2×106 0.995 1
B.4 相対粗さRa/Dの影響
B.4.1 円すい形ベンチュリ管の粗さ 入口円すい部粗さの増加は,流出係数(C)を減少させる。
機械加工された入口円すい部付きベンチュリ管は鋳放し,又は板金溶接入口円すい管付きベンチュリ管
より影響が大きい。
粗さが増加するとベンチュリ管の圧力損失も大きくなる。
B.4.2 上流側管路の粗さ 上流側管路の粗さが増加すると,円すい形ベンチュリ管の流出係数(C)も大き
くなる。
この影響は,βが大きくなるとより顕著になる。
――――― [JIS Z 8762-4 pdf 21] ―――――
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Z 8762-4 : 2007 (ISO 5167-4 : 2003)
附属書C(参考)円すい形ベンチュリ管の圧力損失
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
C.1 一般 この附属書に記載された値は,すべて参考値である(本体の5.9.2参照)。
C.2 圧力損失の平均値及び相対粗さの影響 出口円すい管の角度が7°で,ReDが106より大きい円すい
形ベンチュリ管については,相対圧力損失ξ=(Δp"−Δp')/Δpは一般的に附属書C図1のa)の斜線部で示さ
れる。この範囲の上部限界に接近するξの値は,相対粗さRa/Dの上限値である。この値は,最も小さい
直径のベンチュリ管を設計するために用いる。
C.3 レイノルズ数の影響 与えられたベンチュリ管について,ReDが大きくなるとξの値は減少する。お
よそReD=106より大きくなると上限値に達するように見える。附属書C図1のb)は,上限値に対してξ
の比がどのように変化するかを近似的に表す。
C.4 出口円すい部角度の影響 相対圧力損失は出口円すい部の角度が増加するにつれて増加する。附属書
C図1のc)は,他の要因がすべて等しい場合に,出口円すい管の角度が15°と7°とをもつ二つのベンチ
ュリ管において圧力損失(ξ)の比率を表す。
C.5 短縮の影響 現時点では,短管形ベンチュリ管の有効な圧力損失については,正確に示すことはでき
ない。しかしながら,出口円すい部の長さを約35 %短くしても,圧力損失の著しい増加は見られない。
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附属書C図 1 円すい形ベンチュリ管を横切る圧力損失の値
――――― [JIS Z 8762-4 pdf 23] ―――――
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附属書D(参考)参考文献
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
[1] JAMIESON,A.W.,JOHNSON,P. A.,SPEARMAN,E. P. and SATTARY,J. A. Unpredicted Behaviour
of Venturi Flowmeter in Gas at High Reynolds Numbers. In Proc. 14th North Sea Flow Measurement
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[2] VAN WEERS,T.,VAN DER BEEK,M.P. and LANDHEER,I.J. Cd -factor of Classical Venturi's: Gaming
Technology In Proc. 9th Int. Conf. on Flow Measurement,FLOMEKO,Lund,Sweden,June 1998,pp. 203-207
[3] READER-HARRIS,M.J.,BRUNTON,W.C.,GIBSON,J.J.,HODGES,D. and NICHOLSON,I.G. Venturi
tube discharge coefficients. In Proc. 4th Int. Symposium on Fluid Flow Measurement,Denver,Colorado,June
1999
[4] READER-HARRIS,M.J.,BRUNTON,W.C. and SATTARY,J. A. Installation effects on Venturi tubes. In
Proc of ASME Fluids Engineering Division Summer Meeting,Vancouver,Canada,FEDSM97-3016,June 1997.
New York: American Society of Mechanical Engineers
[5] ISO 468:1982,Surface roughness−Parameters,their values and general rules for specifying requirements
[6] ISO/TR 3313:1998,Measurement of fluid flow in closed conduits−Guidelines on the effects of flow
pulsations on flow-measurement instruments
[7] ISO 5168:2005,Measurement of fluid flow−Procedures for the evaluation of uncertainties
[8] ISO/TR 9464:1998,Guidelines for the use of ISO 5167-1:1991
JIS Z 8762-4:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5167-4:2003(IDT)
JIS Z 8762-4:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.120 : 流量の測定 > 17.120.10 : 閉水路における流れ
JIS Z 8762-4:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項