JIS A 0208:2019 ジオシンセティックス用語 | ページ 2

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A 0208 : 2019
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3010 流速指数 velocity index
透水試験において,供試体内の損失水頭が50 mmに相当する
流速。
3011 垂直方向流れ flow normal to the plane
ジオシンセティックスの内部を通る液体の流れのうち,ジオ
シンセティックスの面に垂直な方向の流れ。
3012 垂直方向透水性 permittivity
ジオシンセティックスの面に垂直な方向の透水性を表す指標
能 で,単位面積当たりの流量をジオシンセティックスの厚さで
除した値。
3013 垂直方向透水係 coefficient of permeability
ジオシンセティックスの面に垂直な方向の流量速度を動水勾
数 配で除した値。 normal to the plane
3014 面内方向流れ in-plane flow
ジオシンセティックスの内部を通る液体の流れのうち,ジオ
シンセティックスの面に沿う方向の流れ。
3015 面内方向通水量 in-plane flow capacity
ジオシンセティックスの単位幅当たりで所定の動水勾配にお
ける面内方向の通水量。
3016 面内方向通水性 transmissivity
ジオシンセティックスの単位幅当たりの面内方向通水性を評
能 価する指標で,単位動水勾配において面内方向に関する単位
時間当たりの流量をジオシンセティックスの厚さで除したも
の。
3017 面内方向通水係 coefficient of permeability
ジオシンセティックスの面内方向の通水性を表す指標で,面
数 内方向に単位面積及び単位時間当たりの流量。 in the plane
3018 目詰まり clogging
土粒子,又はその他の物質が集まってジオシンセティックス
の透水性能を低下させる現象。内部目詰まり又は表面目詰ま
りに区分される。
3019 内部目詰まり clogging
目詰まりのうち,ジオシンセティックス内部の透水性能が低
下する現象。
3020 表面目詰まり blocking
目詰まりのうち,ジオシンセティックス表面の透水性能が低
下する現象。
3021 フィルターケー filter cake
透水性のあるジオシンセティックス表面,又は近接部分に累
キ 積した微細粒子の層。
3022 ブリッジング bridging
透水性のあるジオシンセティックスの近傍にある微細土粒子
が洗い流され,比較的粗な粒子からなるアーチ構造の層が形
成される現象。
3023 漏水検知 leak detection
ジオシンセティックバリアーの液体の漏出を探知すること。
3024 遮水性 許容最大透過量によって表される液体の通過しにくさ。 liquid tightness
4) 力学特性
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3025 (補強材の単位 tensile stress, related to
ジオシンセティックスに作用する引張力を,載荷前の供試体
断面積当たり 断面積で除した応力。 the cross-section area
の)引張応力 of the specimen
3026 降伏点 yield point
応力(張力)−ひずみ曲線上において,応力増加がなく,ひ
ずみ増加が生じ始める点。
3027 降伏点引張応力 降伏点における引張応力。 tensile stress at yield point
3028 最大引張応力 引張試験における最大の引張応力。 maximum tensile stress
3029 破断引張応力 tensile stress at failure
引張力が作用する際に,ジオシンセティックスが破断すると
きの引張応力。
3030 (単位幅当たり 短期試験の任意の時点における供試体の張力。 tensile strength (related to
の)引張力 specimen width)

――――― [JIS A 0208 pdf 6] ―――――

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番号 用語 定義 対応英語(参考)
3031 最大引張強さ 引張試験における最大の引張力。 maximum tensile strength
(related to specimen
width)
3032 引張剛性 tensile modulus
ジオシンセティックスに引張荷重が作用した際の補強材の張
力増分をひずみ増分で除した値。
3033 強さ保持率 strength retention
ジオシンセティックスの耐久性試験において,試験後に得ら
れた強さを試験前の強さで除した値の比を百分率で表した
値。
3034 引裂強さ tearing strength
ジオシンセティックスの同一端部をつかんで,互いに反対方
向に引っ張って破壊したときの強さ。
3035 引抜抵抗 pull-out resistance
ジオシンセティックスが土中から引き抜かれるときの抵抗。
5) 接合
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3036 接続 connection
異種のジオシンセティックス,又はジオシンセティックスと
他の材料とを継ぐこと。
3037 連結 joint
同種のジオシンセティックスを一続きになるように継ぎ合わ
せること。
3038 接着 bond
ジオコンポジットの構成要素を互いに密着させて一体化させ
ること。
3039 連結強さ ジオシンセティックスの継ぎ合わせ部分の強さ。 joint strength,
注記 継ぎ目強さともいう。 seam strength
3040 交点強さ junction strength
網目構造をもつジオシンセティックスの縦部材と横部材との
交差部の強さ,又は繊維,糸などの結び目の強さ。
注記 結節点強さともいう。
3041 連結効率 連結部又は縫製部の引張強さと,同じ材料の引張強度との比。 joint efficiency,
seam efficiency
6) 摩擦特性
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3042 摩擦角 直応力とせん断応力との比例関係における傾きの角度。 friction angle
3043 層間摩擦係数 friction interaction
土とジオシンセティックスとの摩擦角を,土の摩擦角で除し
た値。 (efficiency) oefficient
7) 性能及び試験
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3044 温度劣化 温度条件に起因するジオシンセティックスの劣化。 temperature degradation
3045 化学的劣化 化学反応に起因するジオシンセティックスの劣化。 chemical degradation
3046 貫入抵抗 puncture resistance
集中荷重をジオシンセティックスに垂直に作用させたときの
破壊に対する抵抗力。
注記 貫入抵抗を測定する試験は貫入抵抗試験という。
3047 コーン落下試験 cone drop resistance test
コーンを自由落下させ,ジオシンセティックスの貫入抵抗を
測定する試験。
3048 耐衝撃性 施工時の損傷に対するジオシンセティックスの抵抗性。 survivability
3049 CBR貫入抵抗試 CBR plunger test
CBR試験用モールドにジオシンセティックス試験片を緊張さ
験 せて取り付け,貫入棒を押し込み,貫入抵抗を測定する試験。
3050 紫外線劣化 紫外線に起因するジオシンセティックスの劣化。 ultraviolet-light
degradation

――――― [JIS A 0208 pdf 7] ―――――

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番号 用語 定義 対応英語(参考)
3051 ストレスクラッ stress crack
高分子材料が破壊強さよりも小さい応力を長時間,又は繰り
ク 返し受けることによって生じる亀裂。
3052 生物学的劣化 生物に起因するジオシンセティックスの劣化。 biological degradation
3053 促進試験 accelerated test
ジオシンセティックスの長期材料特性を短期間で判断するた
めの試験。常時の長期供用条件と同一効果をもつ近似的条件
を設定して行う。
3054 耐候性 weather resistance
自然環境条件の影響を受けて,時間の経過に伴って起こる材
料の劣化に抵抗する性能のこと。
3055 ネッキング necking
引張応力を受けたときに,材料の中央部が引張方向に対して
直角方向に弓状にくびれる現象。
3056 引張試験 tensile test
ジオシンセティックスの引張抵抗力及び伸び特性を測定する
試験。
3057 予備載荷 preload
供試体に予想される最大荷重の1 %に相当する微小な荷重。
又は再載荷可能な状態で初期ゲージ長をひずみゼロの状態に
することができる荷重。
3058 ゲージ長 引張試験で,試験片の伸びを測定する場合の初期標点間距離。 gauge length
3059 引張ひずみ tensile strain
ジオシンセティックスの伸びを初期ゲージ長で除した値。
注記 伸度ともいう。
3060 疲労抵抗 fatigue resistance
繰返し応力に対するジオシンセティックスの抵抗のこと。
3061 耐久性 使用環境において生じる劣化に抵抗する性能。 durability
3062 設計耐用期間 design life
設計時に構造物又は構成部材がその要求性能を満たさなけれ
ばならないと規定された期間。
3063 離試験 接続,連結及び接着された箇所を引きがす試験。 peel test
3064 引張せん断試験 tensile shear strength test
面方向に引張力を作用させて,接続,連結及び接着された箇
所をせん断させる試験。

――――― [JIS A 0208 pdf 8] ―――――

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A 0208 : 2019
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS A 0208:2019 ジオシンセティックス用語 ISO 10318-1:2015,Geosynthetics−Part 1: Terms and definitions
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び 止水 − − 追加 我が国では従来,広く用いられてい
対応国際規格にない用語を追加した。
定義 JIS L 0221を踏襲したが,技術的差異
る用語であり,規格使用者の混乱を
がない範囲内で定義を修正した。 避けるため。
吸出し防止 − − 追加 同上 同上
洗掘防止 − − 追加 同上 同上
ガス抜き − − 追加 同上 同上
ストランド,リブ − − 追加 同上 同上
継ぎ目 − − 追加 同上 同上
縫い目 − − 追加 同上 同上
目合い − − 追加 同上 同上
垂直方向流れ − − 追加 対応国際規格にない用語を追加した。 垂直方向透水性能,及び垂直方向透
水係数の定義を明確にするため。
面内方向流れ − − 追加 同上 面内方向通水性能の定義を明確に
するため。
面内方向通水係数 − − 追加 同上 同上
目詰まり − − 追加 我が国では従来,広く用いられてい
対応国際規格にない用語を追加した。
JIS L 0221を踏襲したが,技術的差異
る用語であり,規格使用者の混乱を
がない範囲内で定義を修正した。 避けるため。
内部目詰まり − − 追加 対応国際規格にない用語を追加した。 目詰まりの定義を明確にするため。
A0
表面目詰まり − − 追加 我が国では従来,広く用いられてい
対応国際規格にない用語を追加した。
208
JIS L 0221を踏襲したが,技術的差異
る用語であり,規格使用者の混乱を
: 2
がない範囲内で定義を修正した。 避けるため。
0 1
フィルターケーキ − − 追加 同上 同上
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――――― [JIS A 0208 pdf 9] ―――――

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A 0208 : 2019
A0
8
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
2
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
08
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
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3 用語及び ブリッジング − − 追加 同上 同上
定義(続き)
漏水検知 − − 追加 同上 同上
強さ保持率 − − 追加 同上 同上
引裂強さ − − 追加 同上 同上
引抜抵抗 − − 追加 同上 同上
連結強さ − − 追加 同上 同上
交点強さ − − 追加 同上 同上
温度劣化 − − 追加 同上 同上
化学的劣化 − − 追加 同上 同上
貫入抵抗 − − 追加 同上 同上
コーン落下試験 − − 追加 同上 同上
耐衝撃性 − − 追加 同上 同上
CBR貫入抵抗試験 − − 追加 同上 同上
紫外線劣化 − − 追加 劣化の定義を明確にするため。
対応国際規格にない用語を追加した。
ストレスクラック − − 追加 我が国では従来,広く用いられてい
対応国際規格にない用語を追加した。
JIS L 0221を踏襲したが,技術的差異
る用語であり,規格使用者の混乱を
がない範囲内で定義を修正した。 避けるため。
生物学的劣化 − − 追加 同上 同上
促進試験 − − 追加 同上 同上
耐候性 − − 追加 同上 同上
ネッキング − − 追加 同上 同上
引張試験 − − 追加 同上 同上
ゲージ長 − − 追加 同上 同上
引張ひずみ − − 追加 対応国際規格にない用語を追加した。 降伏点や引張剛性の定義を明確に
するため。
疲労抵抗 − − 追加 我が国では従来,広く用いられてい
対応国際規格にない用語を追加した。
JIS L 0221を踏襲したが,技術的差異
る用語であり,規格使用者の混乱を
がない範囲内で定義を修正した。 避けるため。
耐久性 − − 追加 同上 同上

――――― [JIS A 0208 pdf 10] ―――――

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JIS A 0208:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10318-1:2015(MOD)

JIS A 0208:2019の国際規格 ICS 分類一覧