JIS A 1419-2:2000 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法―第2部:床衝撃音遮断性能 | ページ 3

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A 1419-2 : 2000 (ISO 717-2 : 1996)
附属書1図1 床衝撃音遮断性能の周波数特性と等級(等級曲線)

――――― [JIS A 1419-2 pdf 11] ―――――

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A 1419-2 : 2000 (ISO 717-2 : 1996)
附属書2(規定) 建築物の床衝撃音遮断性能のA特性音圧レベルによる評

1. 適用範囲

 この附属書は,標準軽量衝撃源又は標準重量衝撃源を用いて建築物の床衝撃音遮断性能を
A特性音圧レベルによって評価する方法について規定する。

2. 引用規格

 附属書1と同じ。

3. 定義

 この附属書で用いる主な用語の定義は,本体の3.によるほか,次による。

3.1 A特性床衝撃音レベル

 LiA : 標準軽量衝撃源によって床を加振したときの受音点におけるA特性音
圧レベル。単位はデシベル (dB)。
備考 測定方法は,JIS A 1418-1の規定による。

3.2 最大A特性床衝撃音レベル

 LiA, Fmax : 標準重量衝撃源によって床を加振したときの受音点における
A特性音圧レベルの時間重み特性Fによる最大値。単位はデシベル (dB)。
備考 測定方法は,JIS A 1418-2の規定による。

4. 床衝撃音遮断性能の求め方

 JIS A 1418-1又はJIS A 1418-2に規定する衝撃源設置位置ごとに測定さ
れたA特性床衝撃音レベル又は最大A特性床衝撃音レベルの室内平均値のすべての衝撃源設置位置にわた
る算術平均値を床衝撃音遮断性能とする。
備考 表示の仕方としては,例えば,二室間の床衝撃音レベルの標準軽量衝撃源による測定値の評価
結果がXYである場合にはLiA,L-XY,衝撃力特性(1)をもつ標準重量衝撃源による測定値の評価
結果がXYである場合にはLiA,Fmax,H(1)-XY,衝撃力特性(2)をもつ標準重量衝撃源による測定値
の評価結果がXYである場合にはLiA,Fmax,H(2)-XYなどと表す。

――――― [JIS A 1419-2 pdf 12] ―――――

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A 1419-2 : 2000 (ISO 717-2 : 1996)

附属書3(参考) 建築物の床衝撃音遮断性能の逆A特性曲線による評価

1. 適用範囲

 この附属書は,標準軽量衝撃源又は標準重量衝撃源を用いて測定された建築物の床衝撃音
遮断性能を逆A特性曲線を用いて評価する方法について示す。

2. 引用規格

 附属書1と同じ。

3. 定義

 この附属書で用いる主な用語の定義は,本体の3.によるほか,次による。

3.1 床衝撃音遮断性能に関する単一数値評価量

 この附属書で示す方法によって評価した値。単位はデ
シベル (dB)。
備考 単一数値評価量の用語及び記号は測定の種類によって異なり,附属書3表1による。この附属
書による評価の方法は,オクターブバンドごとの測定結果に適用する。測定結果が1/3オクタ
ーブバンドごとに得られている場合には,オクターブバンドごとの値に換算して適用する。そ
の計算方法は附属書1の5.の備考1による。

3.2 逆A特性曲線

 この附属書によって,建築物の床衝撃音遮断性能を評価するのに用いる曲線(4.2
参照)。

4. 単一数値評価量の求め方

4.1 一般事項

 JIS A 1418-1又はJIS A 1418-2によって測定されたオクターブバンドごとの測定結果又は
1/3オクターブバンドごとの測定結果から計算したオクターブバンドごとの値を規定された基準値(4.2参
照)と比較して評価する。その方法は,4.3による。

4.2 基準値

 測定値との比較の基準とする一連の値を附属書3表2に示す。附属書3図1は,それを基
準曲線として表したものである。

4.3 比較の方法

 標準軽量衝撃源による測定の場合には,中心周波数1252 000Hzのオクターブバンド
ごとの測定結果を結んだ曲線に対して基準曲線を1dBステップで上下させ,5個のオクターブバンドにお
いて基準曲線の値を上回る値の総和が10.0dBを上回らない範囲で,できるだけ小さくなるところまで移動
させる。
標準重量衝撃源による測定の場合には,中心周波数63500Hzのオクターブバンドごとの測定結果を結
んだ曲線に対して基準曲線を1dBステップで上下させ,4個のオクターブバンドにおいて基準曲線の値を
上回る値の総和が8.0dBを上回らない範囲で,できるだけ小さくなるところまで移動させる。
以上の手順で移動した基準曲線の500Hzにおける値 (dB) をそれぞれ,Li,AW,L'n,. AW,L'nT,AW(附属
書3表1参照)の値とする。
備考 表示の仕方としては,例えば,標準軽量衝撃源による測定値の評価結果がXYである場合には
Li,AW-XY,衝撃力特性(1)をもつ標準重量衝撃源による測定値の評価結果がXYである場合には
Li,Fmax,AW,H(1)-XY,衝撃力特性(2)をもつ標準重量衝撃源による測定値の評価結果がXYであ
る場合にはLi,Fmax,AW,H(2)-XYなどと表す。

――――― [JIS A 1419-2 pdf 13] ―――――

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A 1419-2 : 2000 (ISO 717-2 : 1996)
附属書3表1 床衝撃音遮断性能に関する単一数値評価量(オクターブバンド)
評価すべき量の名称と記号 単一数値評価量
規格 名称 記号 名称 記号
JIS A 1418-1 床衝撃音レベル Li 逆A特性重みつき床衝撃音レベ Li, AW

JIS A 1418-1 規準化床衝撃音レベル L'n 逆A特性重みつき規準化床衝撃 L'n, AW
音レベル
JIS A 1418-1 標準化床衝撃音レベル L'nT逆A特性重みつき標準化床衝撃 L'nT, AW
音レベル
JIS A 1418-2 床衝撃音レベル Li, Fmax 逆A特性重みつき床衝撃音レベ Li, Fmax, AW

附属書3表2 床衝撃音遮断性能評価のための基準値
周波数 (Hz) 基準値 (dB)
63 83
125 73
250 66
500 60
1 000 57
2 000 56
附属書3図1 床衝撃音遮断性能の評価のための逆A特性基準曲線

――――― [JIS A 1419-2 pdf 14] ―――――

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A 1419-2 : 2000 (ISO 717-2 : 1996)
建築音響JIS国際整合化調査研究委員会
改正原案調査作成本委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 橘 秀 樹 東京大学生産技術研究所
(委員) 安 藤 啓 鹿島建設株式会社技術研究所
井 上 勝 夫 日本大学理工学部
大 嶋 清 治 通商産業省工業技術院標準部材料規格課
大 川 平一郎 株式会社音環境研究所
木 村 翔 日本大学理工学部
子 安 勝 千葉工業大学
田 中 洪 日本板硝子環境アメニティ株式会社竜ヶ崎研究所
十 倉 毅 財団法人日本建築総合試験所
平 松 友 孝 大成建設株式会社技術研究所
福 島 寛 和 建設省建築研究所
杉 山 義 孝 建設省住宅局住宅生産課
(松 野 仁 建設省住宅局住宅生産課)
安 岡 博 人 三井建設株式会社技術研究所
安 岡 正 人 東京理科大学工学部
山 口 道 征 株式会社ブリヂストン
吉 村 純 一 財団法人小林理学研究所
米 澤 房 雄 財団法人建材試験センター中央試験所
(事務局) 後 藤 健 次 社団法人日本音響学会

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