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A 1530 : 2014
c) 原位置の測定 閉じ位置で図1に示す変位測定点の原位置を測定する。
なお,変位測定点は,戸先の上端・下端の各端面から50 mm±5 mmの位置とし,戸の面内位置を
測定する。
d) 戸の開閉操作条件 戸の開閉操作は,次の条件とする。
1) 戸の1分間当たりの開閉回数は,通常,510回とし,開く・閉じるをもって1回とする。
注記 1分間当たり510回の戸の開閉とは,1回当たりの動作時間の合計が612秒の範囲をいう。
この場合,開閉装置がハンドルを操作する時間などは含めなくてよい。
なお,手で戸を直接開閉しない建具(オペレータハンドルを操作して開閉するサッシなど)
の場合は,実際に人が開閉に要する時間を基に1分間当たりの開閉回数を決定することが望ま
しい。
2) 戸の開き角度は,80°±5°とする。
戸の全開放角度が上記未満の場合は,その限界角度限界角度−5°の範囲とし,上記を上回る場
合は,受渡当事者間の協議によってもよい。
e) 戸の開閉繰返し 次の条件によって,規定された開閉回数3)まで開閉を繰り返す。
1) ドアセットの開閉繰返しは,次による。
− スプリングラッチボルトは,閉じるごとにストライクプレートに収める4)。
− 戸を開くときは,把手を用いて行う。
− 戸を閉じるときは,図1に例示する試験装置のアームなどによって行うが,アームなどは戸が枠
に当たる際,戸に余計な負荷をかけないようにする。また,自動閉鎖機構をもつ場合は,その機
構によって戸を閉じる。
2) サッシの開閉繰返しは,図1に例示する試験装置のアームなどによって,戸を押し引きして行う。
f) 試験中の面内変位の測定 開閉繰返し試験中に面内変位の測定を行う場合は,閉じ位置にて行う。
なお,測定結果の表示はJIS Z 8401の規則Aによって,小数点以下1桁に丸める。
g) 試験中の開閉確認 戸を開閉し2),開閉支障の有無,変形損傷の有無などの確認を行う。
h) 開閉繰返し後の面内残留変位の測定 規定された開閉回数3)終了後に,f)と同じ方法によって行う。
i) 開閉繰返し後の開閉力の測定 規定された開閉回数3)終了後に,開閉力の測定をb)と同じ方法によっ
て行う。
j) 開閉繰返し後の開閉確認 i) の測定の後に,戸を開閉し2),開閉支障の有無,変形損傷の有無などの
確認を行う。
注2) 戸を開閉しとは,実際に手を添えて開閉することをいう。また,この場合の開閉には,施解
錠操作を含む。
3) 規定された開閉回数とは,製品規格で規定する回数をいう。製品規格によらない場合は,受
渡当事者間で取り決めた回数による。
4) 戸が確実に閉位置に収まる開閉動作ができるものであれば,ラッチが突出しないように固定
してあってもよい。
6.3.2 スライディングの開閉繰返し試験
試験は,次の試験手順で行う。
a) 開閉確認 5回戸を開閉し2),正常に作動することを確認する。
b) 開閉力の測定 通常,試験前に,JIS A 1519によって開閉力を測定する。
c) 戸の開閉操作条件 戸の開閉操作は,次の条件とする。
――――― [JIS A 1530 pdf 6] ―――――
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A 1530 : 2014
1) 戸の1分間当たりの開閉回数は,通常,510回とし,開く・閉じるをもって1回とする。
注記 大開口サッシなど,走行距離が長く上記の開閉回数が守れない試験体の場合は,実際に人が開
閉に要する時間を基に,1分間当たりの開閉回数を決定することが望ましい。
2) 戸の開き位置は,閉じ位置から戸の走行可能な距離の(90±10)%とする。
d) 戸の開閉繰返し 次の条件によって,規定された開閉回数3)まで開閉を繰り返す。
1) 戸の開閉は,図2に例示する試験装置などによって行う。
2) 戸の開閉操作部位は,把手などとし,操作部位が特定されていない場合は,戸先かまち又は召合せ
かまちとし,操作位置は高さの中央付近とする。ただし,指定のある場合は,受渡当事者間の協議
による。
e) 試験中の開閉確認 戸を開閉し2),開閉支障の有無,変形損傷の有無などの確認を行う。
f) 開閉繰返し後の開閉力の測定 規定された開閉回数3)終了後に,開閉力の測定をb)と同じ方法によっ
て行う。
g) 開閉繰返し後の開閉確認 f) の測定の後に,戸を開閉し2),開閉支障の有無,変形損傷の有無などの
確認を行う。
7 試験結果の記録
試験結果は,次の事項を記録する。
a) 総開閉回数 規定された開閉回数,又は受渡当事者間で取り決めた開閉回数に基づき,試験を実施し
た総開閉回数
b) 1分間当たりの開閉回数 試験を実施した1分間当たりの開閉回数
c) 開閉操作部位及び位置 戸の開閉操作部位及びその位置
d) 試験環境 試験開始時の試験環境
e) 開閉力 試験前後の開閉力
f) 面内変位及び面内残留変位 試験中の面内変位及び試験終了後の面内残留変位
g) 開閉支障の有無及び変形損傷の有無 試験中及び試験終了後,試験体の開閉支障の有無,変形損傷な
どの観察結果
8 報告書の記載事項
報告書には,次の事項を記載する。
a) 試験体の名称及び形式,試験体に使用したガラス,戸の質量,試験体図,必要な寸法など
b) ガラスの質量調整で板状のものを戸に付加した場合,その寸法及び質量など
c) 試験結果
d) 試験機関名,担当者名及び試験実施期間
e) その他必要と認められる事項
――――― [JIS A 1530 pdf 7] ―――――
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A1
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附属書JA
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(参考)
0 : 2
JISと対応国際規格との対比表
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JIS A 1530:2014 建具の開閉繰返し試験方法 ISO 8274:2005 Windows and doors−Resistance to repeated opening and closing−
Test method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 サッシ及びドアセ 1 サッシ及びドアセットの 削除 JISでは自動ドアを削除した。 自動ドアの開閉繰返しについて
囲 ットの開閉繰返し 開閉繰返し試験方法につ はJIS A 1551(自動ドア開閉装置
試験方法について いて規定する。 の試験方法)に定められているた
規定し,自動ドアを め,削除した。
除く。
2 引用規
格
3 用語及 3.1 スイング 3 JISとほぼ同じ 削除 JISは開閉形式に関する用語 必要と思われる用語だけを規定
び定義 3.2 スライディング だけ規定した。 したが実質的な差異はない。
− − 4 原理について規定 削除 JISでは試験の原理に関する 試験の原理については,箇条6(試
箇条を削除した。 験)に含め削除した。
4 試験装 5 JISとほぼ同じ 削除 ISO規格の5.1で規定している 実質上の差異はない。
置 枠剛性に関する具体的な強度
指針及び5.2で規定している装
置の構成に関する要件を削除
した。
5 試験体 6 JISとほぼ同じ 追加 JISではガラスの質量調整方 実質上の差異はない。
及び試験 法を追加した。
体取付枠
――――― [JIS A 1530 pdf 8] ―――――
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
6 試験 6.2 試験環境 6 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格は 地域の環境に合わせた。
試験環境を規定し 温度 1530 ℃
ている。 相対湿度 2575 %であるが
温度 535 ℃ JIS A 1513と整合を図った。
相対湿度 4585 %
6.3 試験手順 7 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格は7.2で初期測定につ JISでは対象となる製品規格に,
いてprEN12046-1,prEN12046-2
操作力が規定されていないため,
の操作力の測定を規定してい 製品規格に規定されている開閉
るがJISでは開閉力を採用し 力を採用した。次回のISO規格定
た。 期見直しの際,修正又は追加を提
案する。
6.3.1 d) 戸の開閉操 4 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格は開閉角度を90°± ISO規格では基準速度及び静止
作条件 10°と規定している。 時間を規定しているが,試験設備
6.3.2 c) 戸の開閉操 変更 ISO規格は4.1.2で基準速度と の能力上規定値に対応できない
作条件 して規定している。 場合も許容していることによっ
て,JISではこれらの規定を削除
6.3.1 e),6.3.2 d) 戸 削除 ISO規格の4.1.4及び4.1.5に規した。
の開閉繰返し 定する戸の基準速度・静止時間
に関する規定を削除した。
6.3.1 f) 試験中の面 7 7.3の試験で規定回数の 変更 JISでは特に規定していない。実質上の差異はない。
内変位の測定 25 %ごとに検査すること
6.3.1 g),6.3.2 e) 試 を規定
験中の開閉確認
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――――― [JIS A 1530 pdf 9] ―――――
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A1
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
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国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 の評価
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6 試験 6.3.1 h) 開閉繰返し 7 7.4の最終測定で戸の開閉削除 JISでは戸の開閉ストローク 実質上の差異はない。
(続き) 後の面内残留変位 ストローク,面内変位, 及び操作力を削除した。
の測定 操作力の測定を規定
6.3.1 i),6.3.2 f) 開閉 追加 JISでは開閉確認を追加した。
繰返し後の開閉力
の測定
6.3.1 j),6.3.2 g) 開
閉繰返し後の開閉
確認
7 試験結 試験結果の記録に 8 JISとほぼ同じ 削除 JISでは戸の開閉ストローク 実質上の差異はない。
果の記録 関する項目を規定 及び戸の操作力に関する変化
している。 率を削除した。
追加 JISでは1分間当たりの開閉回
数,開閉操作部位,試験環境,
開閉支障及び変形損傷の有無
を追加した。
8 報告書 報告書の記載事項 9 JISとほぼ同じ 変更 JIS A 1513に関連する建具の 実質上の差異はない。
の記載事 を規定している。 試験方法の記載事項と整合を
項 図った。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 8274:2005,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
JIS A 1530:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8274:2005(MOD)
JIS A 1530:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 1530:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1513:2018
- 建具の性能試験方法通則
- JISA1519:2020
- 建具の開閉力試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方