JIS A 2101:2003 建築構成要素及び建築部位―熱抵抗及び熱貫流率―計算方法 | ページ 4

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2. C.2 よくある形状に対する計算方法 こう配が5 %以下の場合には,式(C.1)から(C.3)を用いて,熱
貫流率の計算を行う。
備考 5 %を超える場合には,数値計算を用いることができる。
2.1.1 長方形
1 R1
U ln 1 (C.1)
R1 R0
2.1.2 頂点で厚みが最大となる三角形
2 R0 R1
U 1 ln 1 1 (C.2)
R1 R1 R0
2.1.3 頂点で厚みが最小となる三角形
2 R0 R1
U 1 ln 1 (C.3)
R1 R1 R0
2.2 C.3 計算手順 計算は,次の手順で行う。
a) 全層が熱的に均質な場合は本体の式(3)を用いて,熱的に不均質な層がある場合は本体の6.2の手順を
用いて,構成要素のテーパーのついた層を除いた部分の全熱抵抗を計算し,これをR0とする。
b) 必要に応じて,テーパーのついた層を個々の部分に分割する。
c) 次の式を用いて,テーパーのついた層それぞれのR1を計算する。
d1
R1 (C.4)
λ1
d) .2の計算式を用いて,個々の部分の熱貫流率を計算する。
e) 全面積 A に対する熱貫流率を,次の式によって計算する。
UiAi
U (C.5)
Ai
f) 熱貫流抵抗が必要な場合は,次の式によって計算する。

――――― [JIS A 2101 pdf 16] ―――――

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1
RT (C.6)
U

――――― [JIS A 2101 pdf 17] ―――――

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附属書D(参考)熱貫流率の補正
この附属書(参考)は,熱貫流率の補正について記述するものであり,規定の一部ではない。
2.3 D.1 一般事項 この規格で規定した手順によって得られた熱貫流率は,次に示す影響を考慮して補
正を行う。
− 断熱部の空げき
− 断熱層を貫通する機械的接合具
− 屋根防水上部断熱工法の屋根への降水(1)
補正した熱貫流率Ucは,補正項ΔUを加えることによって求める。
Uc = U + ΔU (D.1)
補正項 ΔU は,次の式による。
ΔU = ΔUg +ΔUf +ΔUr (D.2)
ここに, ΔUg : 空げきに対する補正
ΔUf : 機械的接合具に対する補正
ΔUr : 屋根防水上部断熱工法の屋根に対する補正
注(1) 屋根防水上部断熱工法の屋根とは,防水膜の外側に断熱層がある屋根のことである。
2.4 D.2 空げきに対する補正 空げきの程度及び位置によって,表D.1に示す3レベルの補正がある。
表 D.1 空げきに対する補正
ΔU ″
補正レベル W/(m2・K) 空げきの状態
0 0.00 断熱の高温側に通気がない。断熱層全体にわたって,貫通する空げきがない。
1 0.01 断熱の高温側に通気がない。断熱層を貫通する空げきがあり得る。
2 0.04 断熱の高温側に通気がある。断熱層を貫通する空げきがあり得る。
補正は,次の式による。
2
RI
ΔUg ΔU (D.3)
RT
ここに, RI : 本体の5.1に示した,空げきを含む層の熱抵抗
RT : 本体の6.に示した,構成要素の熱貫流抵抗
備考 空げきに対する補正の例に関しては,附属書Eを参照。
2.5 D.3 機械的接合具に対する補正 機械的接合具が断熱層を貫通している場合には,次の式によって
熱貫流率補正を行う。
ΔUf = α λf nf Af (D.4)
ここに, α : 表D.2に示す係数
λf : 接合具の熱伝導率
nf : 1 m2当たりの接合具数
Af : 一つの接合具の断面積

――――― [JIS A 2101 pdf 18] ―――――

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表 D.2 係数αの値
α
接合具の種類 m−1
組積造・コンクリート造の壁間の接合具 6
屋根固定用接合具 5
次の場合は,補正を行わない。
− 中空部分の接合具
− 組積造・コンクリート造の壁と木柱との間の接合具
− 接合具又は接合具を構成する部品の熱伝導率が,1 W/(m・K) 未満の場合
この手順は,接合具の両端が金属板に接している場合には,適用しない。
備考 接合具の両端が金属板に接している場合の補正係数は,ISO 10211-1の方法によって求めるこ
とができる。
2.6 屋根防水上部断熱工法の屋根に対する補正
2.6.1 D.4.1 一般事項 D.4で規定する手順は,単層の押出法ポリスチレン(XPS)断熱材が防水膜の
上にある場合に限り適用できる。さらに,敷き砂利のようなオープンカバーの場合にも適用できる。
2.6.2 D.4.2 断熱材と防水膜との間に雨水が流れることに対する補正 断熱材と防水膜との間に雨
水が流れることに対する補正項 ΔUrは次の式によって計算する。
2
RI
ΔUr x・p (D.5)
RT
ここに, x : = 0.04
p : 平均降水量 (mm/日)。建設地に応じ適切なデータ(例
えば気象官署のデータ)に基づいた値とする。
RI : 防水膜の上にあるXPS断熱層の熱抵抗
RT : 構成要素の熱貫流抵抗
ΔUrは,小数以下2けたまで計算する。ΔUrが0.01未満の場合は,0とみなす。
2.6.3 D.4.3 拡散によって含水率が増加することに対する補正 拡散によって押出法ポリスチレン
断熱材の含水率が増加するため,ISO 10456 : 1999に従って熱伝導率の補正を行う。

――――― [JIS A 2101 pdf 19] ―――――

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附属書E(参考)空げきに対する補正の例
この附属書(参考)は,空げきに対する補正の例について記述するものであり,規定の一部ではない。
施工例としてあり得るものをa) h)に示すが,すべてを網羅したものではない。
補正レベル0
a) 2層以上の断熱材がとぎれなく各層互い違いに施工されている場合。
b) 単層の断熱材がとぎれなく施工されており,断熱材どうしの接合部が相じゃくり,さね(実)はぎ又は
シールされている場合。
c) 単層の断熱材がとぎれなく施工されており,断熱材どうしの接合部が突き合わせで,どのような空げ
きも5 mm以内に収まるように,長さ,幅及び直角度の許容差並びに断熱材の寸法安定性が規定され
ている場合。長さの許容差の合計,幅の許容差の合計及び寸法の変化が5 mm以下であり,ボードの
長方形からのずれが5 mm以下であれば,この要求が満たされているものとみなす。

――――― [JIS A 2101 pdf 20] ―――――

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JIS A 2101:2003の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6946:1996(MOD)

JIS A 2101:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 2101:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA0202:2008
断熱用語