JIS A 5210:1994 規格概要
この規格 A5210は、建築物に用いられ,粘土を成形・燃成したセラミック製のメーソンリーユニットについて規定。
JISA5210 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A5210
- 規格名称
- 建築用セラミックメーソンリーユニット
- 規格名称英語訳
- Ceramic masonry units for buildings
- 制定年月日
- 1961年11月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.100.25
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-11-01 制定日, 1964-11-01 確認日, 1966-01-01 改正日, 1969-03-01 確認日, 1972-03-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1975-11-01 改正日, 1978-11-01 確認日, 1983-12-01 確認日, 1989-03-01 確認日, 1994-06-01 改正日, 1999-02-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS A 5210:1994 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 5210-1994
建築用セラミックメーソンリーユニット
Ceramic masonry units for buildings
1. 適用範囲 この規格は,主として建築物に用いられ,粘土を成形・焼成したセラミック製のメーソン
リーユニット(組積単体)(以下,ユニットという。)について規定する。
備考 この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参
考値である。
2. 種類 ユニットの種類は,外部形状,寸法,断面形状,圧縮強さ,寸法精度及びうわぐすりの有無に
よって次のとおり区分する。
(1) 外部形状による区分 外部形状による区分は,表1のとおりとする。
表1 外部形状による区分
外部形状による区分 定義
基本形ユニット 基本となる外部形状のユニット
異形ユニット 隅用,半切,まぐさ用などの用途によって外部
形状の異なるユニット
(2) 寸法による区分 寸法による区分は,表2のとおりとする。
表2 寸法による区分
寸法による区分 記号 定義
セラミックれんが R モデュール長さが300mm未満のユニット
セラミックブロック L モデュール長さが300mm以上のユニット
(3) 断面形状による区分 断面形状による区分は,表3のとおりとする(図1参照)。
表3 断面形状による区分
断面形状に 記号 定義
よる区分
中実 S ユニットの実体積が見掛け体積の80%以上のもの。
穴あき P ユニットの実体積が見掛け体積の80%未満のもので,各穴の断面積が300mm2未満の
もの。又は,各穴の断面積が300mm2以上のものにあっては各穴の短辺が10mm未満
のもの。ただし,表面から穴までの肉厚は10mm以上とする。
空洞 H ユニットの実体積が見掛け体積の80%未満のもので,断面積が300mm2以上かつ短辺
が10mm以上の穴をもつもの。ただし,表面から穴までの肉厚は10mm以上とする。
横空洞 M ユニットの実体積が見掛け体積の80%未満のもので,ユニットの長さ方向に空洞が
あるもの。
型枠状 F フェイスシェルとウェブとで構成され,縦横の2方向に連続した充てん(填)材が
充てんできる全充てんタイプのもの。
――――― [JIS A 5210 pdf 1] ―――――
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A 5210-1994
図1 基本形ユニットの断面形状の例示
(4) 圧縮強さによる区分 基本形ユニットの圧縮強さによる区分は,表4のとおりとする。
表4 圧縮強さによる区分
圧縮強さに 圧縮強度の最小値
よる区分 N/mm2 [{kgf/cm2}]
20 20 [{204}]
30 30 [{306}]
40 40 [{408}]
50 50 [{510}]
60 60 [{612}]
(5) 寸法精度による区分 寸法精度による区分は,表5のとおりとする。
表5 寸法精度による区分
寸法精度による区分 記号
標準精度 N
高精度 E
――――― [JIS A 5210 pdf 2] ―――――
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A 5210-1994
(6) うわぐすりの有無による区分 うわぐすりの有無による区分は,表6のとおりとする。
表6 うわぐすりの有無による区分
うわぐすりの有無による区分 定義
くすり無し くすりがけを施してないもの
くすり有り フェイスシェルの両面又は片面にくすりがけを施したもの
3. 品質
3.1 外観 ユニットは,使用上有害なひずみ・ひび割れ・きずのほか,色むら・仕上げむらなど著しい
外観の不ぞろいがあってはならない。
3.2 性能 ユニットの強さ及び吸水率は,6.によって試験し,表7の規定に適合しなければならない。
表7 圧縮強度及び吸水率
圧縮強さに 圧縮強さ 吸水率
よる区分 N/mm2 [{kgf/cm2}] %
20 20 [{204}] 以上 −
30 30 [{306}] 以上 −
40 40 [{408}] 以上 14以下
50 50 [{510}] 以上 12以下
60 60 [{612}] 以上 10以下
備考 ユニットの圧縮強さは,当分の間,全断
面積に対する圧縮強さで換算してもよ
い。
ユニットの全断面積に対する圧縮強さ
は,10N/mm2 [{102kgf/cm2}] 以上とする。
4. 寸法,寸法精度及び断面形状
4.1 寸法 基本形ユニットの長さ,厚さ及び高さの呼び寸法は,表8による。
表8 基本形ユニットの呼び寸法
単位mm
長さ 厚さ 高さ
450 300 225
400 225 200
333 200 167
300 190* 150
225 180 125
150 150* 100
120* 75
112.5
100*
75*
50*
備考1. 呼び寸法と実寸法との差は,普通
モルタル用では10mm,薄目地用
では3mmを標準とする。
2. 長さ,厚さ及び高さの数値は,組
合せによる。
*は,実寸法とすることができる。
3.
――――― [JIS A 5210 pdf 3] ―――――
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A 5210-1994
4.2 寸法精度 ユニットの寸法精度は,表9のとおりとする。
表9 寸法精度
単位mm
標準精度用 高精度用
長さ ±4.0 ±2.0
高さ ±0.5
厚さ ±2.0
4.3 断面形状
(1) 断面形状及び各部の寸法 空洞,横空洞及び型枠状ユニットの断面形状並びに各部の寸法は,表10
による。
表10 空洞,横空洞及び型枠状ユニットの断面形状並びに各部の寸法
断面形状に 最小肉厚(1) mm ユニット長さに 容積空洞率(3)
ユニット高さに
よる区分 フェイス ウェブ 対するウェブ厚 対するウェブ高
シェル 率(2) % % さの比の最大値
空洞及び横空洞 20以上 15以上 15以上 4060 −
型枠状 25以上 25以上 5070 0.65
注(1) 最小肉厚とは,上・下・側面における肉厚の最小値をいう。
(2) ユニット長さに対するウェブ厚率は,ウェブ厚さ(最小肉厚)の合計値を長さの呼び
寸法で除したものの百分率とする。
(3) 容積空洞率は,空洞部全体の容積を外部容積で除したものの百分率とする。ただし,
外部容積は,次の式によって求める。
V=S・d
S=L・H
ここに,V : 外部容積 (mm3)
S : 呼び見付け面積 (mm2)
d : 厚さの実寸法 (mm)
L : 長さの呼び寸法 (mm)
H : 高さの呼び寸法 (mm)
(2) 鉄筋を挿入する空洞部の寸法 鉄筋を挿入する空洞部の寸法は,表11による。
表11 鉄筋を挿入する空洞部の寸法
断面形状に 厚さ 縦筋を挿入する空洞部(4)横筋を挿入する空
よる区分 断面積(5) 最小幅(6) 洞部の最小径(7)
mm cm2 cm cm
空洞及び 120未満 42以上 5以上 5以上
横空洞 120以上 60以上 7以上 6以上
型枠状 − − 7以上 −
注(4) 複数のユニットの組積によってできる空洞部(目地とも)を含む。
(5) 図2(1)の斜線部をいう。
(6) 図2(1)のa及びbのうち,小さい方の値をいう。
(7) 最小径の測定位置は,図2(2)による。
――――― [JIS A 5210 pdf 4] ―――――
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A 5210-1994
図2 鉄筋を挿入する空洞部の寸法測定位置(例)
5. 製造 ユニットは,原土を熟成及び成分調整したものを原料とし,これらを所定の強度,吸水率,色
及び形状が得られるように配合し,加水,混練,成形(8),乾燥及び焼成(9)の工程を経て製造する。
うわぐすりを施す場合には,うわぐすりは適当な濃度とし,ユニットの素地を適当に乾燥又は焼成した
後,見えがかりとなる部分に施す。
注(8) 成形は,通常,押出し又は加圧による。
(9) 焼成温度は,1 0001 300℃を標準とする。
6. 試験方法
6.1 数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ
の換算は,次による。
1kgf=9.80N
6.2 寸法 寸法は,図3に示す長さ,厚さ及び高さについて,表12に示す測定数を精度0.1mm以上の
ノギス及びハイトゲージを用いて測定する。
図3 ユニットの長さ,厚さ及び高さ
――――― [JIS A 5210 pdf 5] ―――――
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