JIS A 8329:2005 土工機械―ダンパ及び自走式スクレーパのリターダ―性能試験

JIS A 8329:2005 規格概要

この規格 A8329は、製造業者が公表しているリターダの連続減速能力を検証するための試験方法について規定。リターダを装着したダンパ,自走式スクレーパ及びその他の土工機械に適用。

JISA8329 規格全文情報

規格番号
JIS A8329 
規格名称
土工機械―ダンパ及び自走式スクレーパのリターダ―性能試験
規格名称英語訳
Earth-moving machinery -- Retarders for dumpers and tractor-scrapers -- Performance tests
制定年月日
2005年5月20日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10268:1993(MOD)
国際規格分類

ICS

53.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木 II 2020
改訂:履歴
2005-05-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS A 8329:2005 PDF [10]
                                                                                   A 8329 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本建設機械化協会(JCMA)/財団
法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 10268:1993,Earth-moving machinery
−Retarders for dumpers and tractor-scrapers−Performance testsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS A8329には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)減速性能図の使用例
附属書B(参考)参考文献
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 8329 pdf 1] ―――――

A 8329 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 試験方法・・・・[2]
  •  5. 試験設備・・・・[2]
  •  5.1 けん引試験及び傾斜路面での検証試験・・・・[2]
  •  5.2 ダイナモメータを用いた試験・・・・[2]
  •  6. 測定精度・・・・[2]
  •  7. 試験要求事項・・・・[2]
  •  8. 検証試験・・・・[3]
  •  9. 減速性能表示様式・・・・[3]
  •  附属書A(参考)減速性能図の使用例・・・・[4]
  •  附属書B(参考)参考文献・・・・[5]
  •  附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[6]

――――― [JIS A 8329 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 8329 : 2005

土工機械−ダンパ及び自走式スクレーパのリターダ−性能試験

Earth-moving machinery-Retarders for dumpers and tractor-scrapers- Performance tests

序文

 この規格は,1993年に第1版として発行されたISO 10268,Earth-moving machinery−Retarders for
dumpers and tractor-scrapers−Performance testsを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,製造業者が公表しているリターダの連続減速能力を検証するための試験方法
について規定する。この規格は,リターダを装着したダンパ,自走式スクレーパ及びその他の土工機械(以
下、機械と総称する。)に適用する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10268:1993,Earth-moving machinery−Retarders for dumpers and tractor-scrapers−Performance
tests (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8322 土工機械−寸法,性能及び容量の単位並びに測定の正確さ
備考 ISO 9248 Earth-moving machinery−Units for dimensions, performance and capacities, and their
measurement accuraciesが,この規格と一致している。
JIS A 8340-1 土工機械−安全−第1部 : 一般要求事項
備考 ISO 3450 Earth-moving machinery−Wheeled machines−Performance requirements and test
procedures for braking systemsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 リターダ(retarder) 斜面を降坂中の機械の走行速度を制御するために,正常に使用されるエネルギ
ー吸収装置。
3.2 連続減速能力(continuous retarding capability) 機械の減速装置の公表されている重要パラメータが
安定し,それ以上とならない整定時のエネルギー吸収率。

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2
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備考 何が重要パラメータであるかは製造業者が決めることが望ましい。重要パラメータは,減速装
置の設計によって異なることがある。重要パラメータの例としては,油温,冷却水温度がある。
3.3 連続最高出力(maximum continuous power) 製造業者が指定したエンジン回転速度を超えないで,
その速度段での達成可能な最高降坂速度及び最大けん引力を表す値。
3.4 斜面(grade) 傾斜路面での試験を実施する試験コース。

4. 試験方法

 次のいずれか一つの試験方法で,要求事項を満たしていることの検証を行うことができる。
− けん引試験
− 傾斜路面での試験
− ダイナモメータを用いた試験

5. 試験設備

5.1 けん引試験及び傾斜路面での検証試験

 試験コースは,十分に締め固めた,固くて乾燥した路面で
なければならない(路面の摩擦特性に悪影響を与えない範囲で湿らせてもよい。)。試験コースは,要求さ
れる走行試験速度を維持するのに十分な長さがあり,滑らかでこう配は均一でなければならない。また,
けん引試験の場合は,走行方向の傾斜は,平均して0 %(すなわち水平)±1 %でなければならない。

5.2 ダイナモメータを用いた試験

 駆動装置は,モータ,モータリングダイナモメータ,ロールのいず
れでもよいが,製造業者が公表している制限範囲内で使用しなければならない。

6. 測定精度

6.1   測定装置の一般的な測定精度は,JIS A 8322に適合しなければならない。
6.2 斜面のこう配は,± 0.5°の正確さをもって測定しなければならない。

7. 試験要求事項

7.1   試験は,減速装置及び機械を製造業者の仕様どおりに整備,調整して実施しなければならない。
7.2 試験は,機械が正常な運転温度になった状態で実施しなければならない。
7.3 常用ブレーキは,リターダと別系統の場合,完全に解放しなければならない。
7.4 リターダが常用ブレーキ及び/又は二次ブレーキ並びに共通のエネルギー吸収用構成部品を使用す
る場合は,リターダ検証試験完了時においても機械は,引き続きJIS A 8340-1の附属書4の該当する箇条
に適合していなければならない。
7.5 基準温度32 ℃での性能を検証するためには,周囲温度が2732 ℃の範囲で試験を実施するのが望
ましい。ただし,周囲温度2732 ℃の範囲外でも検証試験を行ってもよい。その場合は,検証試験時の
周囲温度を試験結果報告書に記載しなければならない。
検証試験時の周囲温度は,製造業者が実施した試験中に記録された周囲温度(の最低値)よりも5 ℃以
上高くてはならない。
7.6 適用する試験方法に応じて,試験中に記録する情報は,次のとおりとする。
a) 機械の走行速度
b) 機械の質量
c) けん引力
d) 斜面のこう配

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e) ダイナモメータの出力
f) 周囲温度

8. 検証試験

8.1   製造業者が公表している連続減速曲線を使って,検証する機械のけん引力と走行速度との望まれる
組合せを決定する。附属書A図1は,リターダ性能に関する公表情報の代表例である。
8.2 公表されている重要パラメータ(3.2参照)にかかわるデータを監視,記録するための適切な測定装
置を機械に装着する。
8.3 減速装置の制約事項を見極め,製造業者が指示する機械の運転上の注意事項に従う。
8.4 常用ブレーキ装置が正常に作動すること及び試験時の速度,荷重,斜面状況で機械が確実に停止す
ることを確認する。
8.5 機械の連続減速能力を測定するため,必要な複数回の試験を実施する。連続3回の試験結果の平均
は,公表データに基づいて計算した能力の95 %以上でなければならない。試験の検証には公表されてい
る曲線から得た一点で十分であるが,連続最高出力での点でなければならない。

9. 減速性能表示様式

9.1   この規格に準拠してリターダの減速能力を公表する場合は,周囲温度32 ℃での連続減速能力曲線を
示さなければならない。周囲温度32 ℃で検証されていない場合は,その旨を注記し,かつ,リターダの
構造,使用オイルの性状などを勘案して,試験時の温度と基準温度32 ℃との間の補正を行って,基準温
度32 ℃相当の値を公表できる。その他の温度での性能を示す曲線を追加で示してもよい。
9.2 減速性能は,附属書A図1と同様又は類似の様式で示さなければならない。
9.3 附属書Aは,減速性能図の使い方の例である。

――――― [JIS A 8329 pdf 5] ―――――

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