JIS A 8338:2011 土工機械―危険検知装置及び視覚補助装置―性能要求事項及び試験 | ページ 9

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A 8338 : 2011 (ISO 16001 : 2008)
グの向きをどのようにしても検知されないようになるまで,その放射線上で試験を継続する。
次の放射線に移動させて同様の試験を繰り返す。被験体及びタグは,F.6に記述するように機械側の構
成部品の方を向けなければならない(被験体は円周上の移動に伴ってその分の角度を補正回転する必要が
ある。)。全ての放射線上及び中心からの距離に対して検知の有無を記録し終わるまで試験を継続する。
F.8 検知領域の記録
F.7.2に規定する全ての試験箇所について,検知の有無及び検知領域の形状を判定するため,図F.4に示
す記録用紙の円グラフ上に記録しなければならない。全ての三方向について装置が直ちに検知を認めた場
合は,その旨を記録しなければならない。三方向のうち,一方向又は二方向についてだけ検知が認められ
た場合も,特発的な検知として記録しなければならない。さらに,その位置での検知が安定していないタ
グの向きは,検知が特発的とみなさなければならない。検知領域の外形線を引き,信頼できる検知領域の
全体形状を示し,特発的な領域を見分けられるようにしなければならない。
単位 度(°)
1 被験体との距離(m)
2 特発的な検知領域
3 信頼できる検知領域
図F.4−信頼できる検知領域及び特発的な見地領域の線図の例
F.9 人の身に付けたタグの検証
人体によるタグへの遮蔽が干渉及び検知の不作動を引き起こすことがあるので,人が身に付けることを
意図したタグがどのような向きでも検知できるかを検証するため,追加試験を実施しなければならない。
タグは平均的な体格(身長1.65 m1.75 m)の人が,製造業者の推奨する向き及び位置で身に付ける。

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被験者は,F.5に記述したように試験台に置いた機械側の構成部品を向いて直立させる。被験者は,180°
の放射線と8 m円周との交差位置に起立させる。この向きでタグによる検知の有無を“合”・“否”として
判定・記録する。被験者は,次に体を45°ずつ回転させ,それぞれの条件でのタグの検知を記録する。結
果を表F.1に示すように記録する。
表F.1−距離8 mでの人が身に付けたタグの検知の記録
人体の向き タグによる検知
度(°) 合否
0
45
90
135
180
225
270
315
F.10 高周波(RF)無線トランスポンダ装置[電磁(EM)無線通信機]の実機装着のための実務上の配

上記によって記録した装置の検知領域は,装置を実機に装着した場合には変化することがあり得る。
機械の金属製構造物による干渉が信号の一部を阻害して,一つ又は二つの方向で検知領域が切り縮めら
れる結果となることがあり得る。取付け高さ及び位置によって検知領域の形状に影響があり得る。製造業
者によってはこの電磁波の性質を用いて機械に対してある範囲の検知を制限している場合がある。例えば,
ダンプトラックの後車軸上にアンテナを装着し,トラック後方のタグだけを検知するようにし,逆に前側
バンパにアンテナを取り付けることがある。製造業者は,ある機械の全周にわたる防護のためには複数の
アンテナが必要であることを理解しているように,それらの制約を取付説明書又は取扱説明書に明記しな
ければならない。製造業者は,典型的な機械に装着したときの装置の検知領域の線図の例を取付説明書な
どに含めるのがよい。
F.11 各機種に対する試運転
機械の金属製の構造物が信号の一部を阻害する可能性(F.10参照)があるために,実機に装着した場合
の検知領域の制約を判定するには,F.7に示す方法で,各機種に対して試運転を実施しなければならない。
結果は,F.8によって記録し,元の台上試験で得られた線図と比較しなければならない。信号の顕著な欠
如があるときは,欠如領域の保護の追加として,リスクアセスメントを用いて複数のアンテナが必要かを
判定しなければならない。

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参考文献 [1] JIS A 8311 土工機械−運転員の視野−測定方法及び性能基準
注記 対応国際規格 : ISO 5006,Earth-moving machinery−Operator's field of view−Test
method and performance criteria(IDT)
[2] JIS A 8315 土工機械−運転員の身体寸法及び運転員周囲の最小空間
注記 対応国際規格 : ISO 3411,Earth-moving machinery−Physical dimensions of operators
and minimum operator space envelope(IDT)
[3] JIS A 8333(規格群) 土工機械−後写鏡及び補助ミラーの視野
注記 対応国際規格 : ISO 14401 (all parts),Earth-moving machinery−Field of vision of
surveillance and rear-view mirrors(MOD)
[4] ISO/TR 9953,Earth-moving machinery−Warning devices for slow-moving machines−Ultrasonic
and other systems
[5] EN 50132-7:1996,Alarm systems−CCTV surveillance systems for use in security applications−
Application guidelines
[6] NIOSH RI 9652,Test Results of Collision Warning Systems for Surface Mining Dump Trucks
[7] NIOSH RI 9654,Test Results of Collision Warning Systems on Off-Highway Dump Trucks: Phase
II
[8] NIOSH RI 9657,Recommendations for Testing Radar-Based Collision Warning Systems on Heavy
Equipment

JIS A 8338:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16001:2008(IDT)

JIS A 8338:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8338:2011の関連規格と引用規格一覧