JIS B 0028:2017 製品の幾何特性仕様(GPS)―寸法及び公差の表示方式―円すい | ページ 2

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B 0028 : 2017 (ISO 3040 : 2009)
図4−例2
図5−例3
図6−例4

5.2 テーパ比の図示方法

  円すいの図記号及びテーパ比を,円すい形体の近くに指示し,図7に示すように,引出線を用いて参照
線と円すいの外形線とを結ぶ。参照線は,可能ならば円すいの中心線に対して平行に引く。また,円すい
の図記号の向きは,可能ならば円すいの角度方向と合わせ,記載場所は,通常,参照線上とする。

――――― [JIS B 0028 pdf 6] ―――――

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1 引出線
2 図記号
3 参照線
図7−テーパ比の図示例

5.3 特定用途の円すいの図示方法

  JIS B 0612の表2に規定する特定用途の円すいの場合には,テーパ形体は,規格番号及びテーパ番号に
よって指示してもよい(図8参照)。
注記 表題欄の近くの注記などで“(テーパ番号)JIS B 0612”を記載する。図8では,国際化の観点から,“MORSE NO.3”
と指示しているが,“モールステーパ番号3”としてもよい。
図8−テーパ番号及び規格番号によって指示する例

6 円すいの公差表示方式

6.1 一般

  円すいは,6.26.5に従って公差(面の輪郭度)を指示する。文字記号tは,公差域の幅を示す。
注記1 寸法公差だけによって公差を表示する方法は,円すい面の形状に対しては適切な指示方法で
はない(ISO 14405-2参照)。
注記2 旧規格・JIS B 0028:2000における方法の軸方向位置に公差を与えた円すいの公差表示方式を
附属書Aに示す。

6.2 テーパ角度を指示した円すいの公差表示方式

  テーパ角度を指示した円すいの公差表示方式の例を図9に示す。

――――― [JIS B 0028 pdf 7] ―――――

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a) 図示例 b) 解釈
1 公差域
2 測得形体
公差域は,理論的に正確なテーパ角度αで,tだけ離れた位置にある二つの円すいによって決まる。
円すいの測得表面は,この公差域内になければならない。
図9−テーパ角度を指示した例

6.3 テーパ比を指示した円すいの公差表示方式

  テーパ比を指示した円すいの公差表示方式の例を図10に示す。
a) 図示例 b) 解釈
1 公差域
2 測得形体
公差域は,理論的に正確なテーパ角度αで,tだけ離れた位置にある二つの円すいによって決まる。
公差域のテーパ角度は,テーパ比Cに相当する。円すいの測得表面は,この公差域内になければならない。
図10−テーパ比を指示した例

――――― [JIS B 0028 pdf 8] ―――――

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6.4 テーパ比と円すいの軸方向位置における直径とを同時に指示する円すいの公差域

  円すいの軸方向位置を同時に定義する円すいの公差域の例を図11に示す。
a) 図示例 b) 解釈
1 公差域
2 測得形体
3 データムAに対応する“平らな”測得表面に当てはめた平面
4 当てはめた平面から理論的に正確なLxだけ離れた位置にある平面
公差域は,理論的に正確なテーパ角度αで,tだけ離れた位置にある二つの円すいによって決まる。
公差域のテーパ角度は,テーパ比C及びデータムA(当てはめ平面)からLxだけ離れた理論的に正確な位置での理論
的に正確な直径Dxと関連する。円すいの測得表面は,この公差域内になければならない。
図11−テーパ比と軸方向位置における直径とを同時に指示する例

――――― [JIS B 0028 pdf 9] ―――――

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6.5 データムと関連付けた円すいの公差表示方式

  データムと関連付けた円すいの公差表示方式の例を図12に示す。
a) 図示例 b) 解釈
1 公差域
2 測得形体
3 データムAに対応する“平らな”測得表面に当てはめた平面
4 当てはめた平面から理論的に正確なLxだけ離れた理論的に正確な位置に構成された平面
5 当てはめた円筒の中心軸(データムB)
公差域は,理論的に正確なテーパ角度αで,tだけ離れた位置にある二つの円すいによって決まる。
公差域のテーパ角度は,テーパ比C及びデータムA(当てはめ平面)からLxだけ離れた理論的に正確な位置での理論
的に正確な直径Dxと関連する。公差域の中心軸は,当てはめ円筒の中心軸に同軸である。円すいの測得表面は,この
公差域内になければならない。
図12−データムと関連付けた例

――――― [JIS B 0028 pdf 10] ―――――

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JIS B 0028:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3040:2009(IDT)

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