JIS B 0104:1991 転がり軸受用語 | ページ 7

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B 0104-1991
05.08 すきま
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
05.08.01 ラジアル内部す
一方の軌道輪又は軌道盤が,他方の軌道輪又は軌道盤− radial internal
きま に対して,種々の角方向において,かつ,少しも外力 clearance
を受けないで,一つの極限の偏心位置から直径方向に
反対側の極限の偏心位置まで変位できる,ラジアル距
離の算術平均値。
備考1. 予圧されてなく,純ラジアル荷重を受け
ることができる軸受に適用する。
2. 上記の平均値は,両軌道輪又は両軌道盤
が相対的に種々の角位置にあるときの変
位量と,転動体のセットが両軌道輪又は
両軌道盤に対して相対的に種々の角位置
にあるときの変位量を含む。
参考 ラジアルすきまともいう。
05.08.02 理論ラジアル内
外輪の軌道接触直径から,内輪の軌道接触直径と転動− theoretical radial
部すきま 体の直径の2倍とを引いた値。 internal clearance
備考 ラジアルコンタクト軸受に適用する。
参考 ラジアル幾何すきまともいう。
05.08.03 アキシアル内部
一方の軌道輪又は軌道盤が,他方の軌道輪又は軌道盤− axial internal
すきま に対して,少しも外力を受けないで,アキシアル方向 clearance
の一つの極限位置から反対側の極限位置まで変位で
きるアキシアル距離の算術平均値。
備考1. 予圧されてなく,両方向のアキシアル荷
重を受けることができる軸受に適用す
る。
2. 上記の平均値は,両軌道輪又は両軌道盤
が相対的に種々の角位置にあるときの変
位量と,転動体のセットが両軌道輪又は
両軌道盤に対して相対的に種々の角位置
にあるときの変位量を含む。
参考 アキシアルすきまともいう。

05.08.51* 測定(内部)すき 内輪又は外輪のいずれかを固定し,固定しない方の軌 measured internal
ま 道輪に測定荷重をかけて測定したときの,内部のすき clearance
ま。

05.08.52* 残留(内部)すき 軸受を軸若しくはハウジング又はその両方に締め代 internal clearance
ま をもって取り付けたとき,残留する内部のすきま。 after mounting
参考 ラジアル方向の残留(内部)すきまは,無
負荷状態のラジアル内部すきまから締め代
による軌道径のラジアル方向の弾性変形量
を減じたすきまである。

05.08.53* 有効(内部)すき 残留(内部)すきまに軌道輪[軌道盤]及び転動体の effective internal
ま 温度差による寸法変化量を加減したすきま。 clearance
05.08.54* 運転(内部)すき 運転中の軸受の内部のすきま。 − operating internal
ま 参考 ラジアル方向の運転(内部)すきまは,ラ clearance
ジアル方向の有効(内部)すきまに軸受荷
重による弾性変形量を加えたすきまであ
る。

05.08.55* 円周方向すきま 総転動体軸受の転動体を,隣り合う転動体と接するよ circumferential
うに寄せたとき,円周方向にできるすきま。 clearance

――――― [JIS B 0104 pdf 31] ―――――

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B 0104-1991
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)

05.08.56* (保持器の)案内 軌道輪[軌道盤]の保持器案内面の直径と保持器の案 cage riding clearance
すきま 内面の直径との差。
05.08.57* ポケットすきま 保持器のポケットと転動体との間のすきま。 − cage pocket clearance
06 トルク,荷重及び寿命
06.01 トルク
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.01.01 起動トルク 一方の軌道輪又は軌道盤を止めたまま,他方の軌道輪− starting torque
又は軌道盤が回転を始めるために要するトルク。
参考 始動トルクともいう。
06.01.02 回転トルク 一方の軌道輪又は軌道盤が回転しているとき,他方の− running torque
軌道輪又は軌道盤の回転を止めるために要するトル
ク。
06.02 実荷重
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.02.01 ラジアル荷重 軸受中心軸に垂直な方向に働く荷重。 − radial load
06.02.02 アキシアル荷重 軸受中心軸に平行な方向に働く荷重。 − axial load
06.02.03 中心アキシアル
荷重の作用線が軸受中心軸と一致しているアキシア − centric axial load
荷重 ル荷重。
06.02.04 静荷重 軸受の両軌道輪又は両軌道盤の相対的な回転速度が − static load
零のとき(ラジアル軸受又はスラスト軸受の場合),
又は両軌道部材間で転がり方向の運動がないとき(リ
ニア軸受の場合)に軸受に働く荷重。
06.02.05 動荷重 軸受の両軌道輪又は両軌道盤が相対的に回転してい − dynamic load
るとき(ラジアル軸受又はスラスト軸受の場合),又
は両軌道部材間で転がり方向に運動しているとき(リ
ニア軸受の場合)に軸受に働く荷重。

06.02.06 内輪[軸軌道盤] 軸受の内輪[軸軌道盤]に対して,荷重の作用線が相 stationary inner ring
静止荷重 対的に回転していない荷重。 [shaft washer] load

06.02.07 外輪[ハウジング 軸受の外輪[ハウジング軌道盤]に対して,荷重の作 stationary outer rlng
軌道盤]静止荷 用線が相対的に回転していない荷重。 [housing washer]
重 load

06.02.08 内輪[軸軌道盤] 軸受の内輪[軸軌道盤]に対して,荷重の作用線が相 rotating inner ring
回転荷重 対的に回転している荷重。 [shaft washer] load

06.02.09 外輪[ハウジング 軸受の外輪[ハウジング軌道盤]に対して,荷重の作 rotating outer ring
軌道盤]回転荷 用線が相対的に回転している荷重。 [housing washer]
重 load
06.02.10 揺動荷重 荷重の作用線が,軸受の軌道輪又は軌道盤の片方又は− oscillating load
両方に対して相対的に,2 愀 360°) より小さい角
度で回転方向に繰り返し正逆に変わる荷重。
06.02.11 変動荷重 大きさが変動する荷重。 − fluctuating load
06.02.12 方向不定荷重 方向が確定できない荷重。 − indeterminate
備考 両軌道輪又は両軌道盤に対して相対的に回 direction load
転又は揺動していると考えられる荷重であ
る。

――――― [JIS B 0104 pdf 32] ―――――

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B 0104-1991
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.02.13 予圧 (1) 実際の荷重がかかる前に,例えば他方の軸受に対− preload
(よあつ) するアキシアル方向の位置の調整によって軸受に
加わる力。
(2) “負のすきま”になる軌道寸法と転動体の寸法と
の関係によって軸受内に生じる力。
参考 前者を外部予圧といい,後者を内部予圧と
いう。
06.02.51* 転動体荷重 転動体と軌道輪との接触部にかかる荷重。 − rolling element load

06.02.52* (ラジアル・アキ ラジアル荷重とアキシアル荷重とが合成されて軸受 combined radial and
シアル)合成荷 にかかる荷重。 axial load

06.03 等価荷重
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.03.01 等価荷重 軸受が特定の現象について,実際の荷重条件下と同様− equivalent load
に反応するような,計算に用いる理論上の荷重に対す
る一般用語。
06.03.02 静等価ラジアル実際の荷重条件の下で生じる接触応力と同じ接触応 − static equivalent radial
[アキシアル] 力を,最大応力を受けている転動体・軌道の接触部に [axial] load
荷重 生じるような静ラジアル荷重[静中心アキシアル荷
重]。
06.03.03 動等価ラジアル実際の荷重条件の下で達成する軸受の寿命と同じ寿 − dynamic equivalent
[アキシアル] 命が得られるような,軸受にかかる一定の静止ラジア radial [axial] load
荷重 ル荷重[中心アキシアル荷重]。
06.03.04 平均有効荷重 変動荷重の下で達成する軸受の寿命と同じ寿命が得 − mean effective load
られるような,軸受にかかる一定の平均荷重。
06.04 定格荷重
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.04.01 基本静ラジアル最大荷重を受けている転動体と軌道との接触部中央 − basic static radial
[アキシアル] における,次に示す計算接触応力に対応する静ラジア [axial] load rating
定格荷重 ル荷重[静中心アキシアル荷重]。
自動調心玉軸受 : 4 600MPa
そのほかの玉軸受 : 4 200MPa
ころ軸受 : 4 000MPa
備考 単列アンギュラコンタクト軸受の場合,こ
のラジアル定格荷重は,両軌道輪間に相対
的に純ラジアル変位を生じさせる荷重のラ
ジアル分力を指す。
参考 これらの接触応力の下で生じる転動体と軌
道との総永久変形量は,転動体の直径のお
よそ0.000 1倍になる。
06.04.02 基本動ラジアル軸受が100万回転の基本定格寿命に理論上耐えるよう− basic dynamic radial
[アキシアル] な,一定の静止ラジアル荷重[中心アキシアル荷重]。 [axial] load rating
定格荷重 備考 単列アンギュラコンタクト軸受の場合,こ
の基本動ラジアル定格荷重は,両軌道輪間
に相対的に純ラジアル変位を生じさせる荷
重のラジアル分力を指す。

――――― [JIS B 0104 pdf 33] ―――――

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B 0104-1991
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)

06.04.51* 基本静定格荷重 基本静ラジアル定格荷重及び基本静アキシアル定格 basic static load rating
荷重の総称。

06.04.52* 基本動定格荷重 基本動ラジアル定格荷重及び基本動アキシアル定格 basic dynamic load
荷重の総称。 rating
06.05 寿命
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.05.01 寿命 軸受の軌道輪,軌道盤又は転動体のいずれかに材料の− life (of an individual
疲れの最初の形跡が現われるまでの,一方の軌道輪又 bearing)
は軌道盤の他の軌道輪又は軌道盤に対する総回転数。
参考 寿命をある一定の回転速度における運転時
間数で表してもよい。
06.05.02 信頼度 一群の同じ軸受を同一の条件で運転したとき,特定の− reliability (in the
寿命に達するか,又はそれを超えることが期待される context of bearing
軸受の個数の総個数に対する割合。 life)
参考 個々の軸受の信頼度は,その軸受が所定の
寿命に達するか又はそれを超える確率であ
る。
06.05.03 メジアン寿命 一群の同じ軸受を同一の条件で運転したとき,50%の − median life
軸受が達成するか又はそれを超える寿命。
06.05.04 定格寿命 基本動ラジアル定格荷重又は基本動アキシアル定格 − rating life
荷重に基づく寿命の予測値。
06.05.05 基本定格寿命 信頼度が90%のときの定格寿命。 − basic rating life
06.05.06 補正定格寿命 90%以外の信頼度及び/又は特別な材料特性及び/又 − adjusted rating life
は特別な運転条件に対して補正した基本定格寿命。
信頼度が50%のときの定格寿命。
06.05.07 メジアン定格寿 − median rating life
命 参考 基本動ラジアル定格荷重又は基本動アキシ
アル定格荷重に基づいて予測されるもので
ある。
06.05.51* 平均寿命 一群の同じ軸受を同一の条件で運転して得られた寿 − average life
命の平均値。
06.06 計算に用いる係数
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)

06.06.01 ラジアル[アキシ 等価荷重を計算するとき,ラジアル荷重[アキシアル radial [axial] load
アル]荷重係数 荷重]に乗じる係数。 factor
参考 静ラジアル[静アキシアル]荷重係数
(06.06.52*)参照。
06.06.02 回転係数 外輪回転荷重がかかる軸受の動等価荷重を計算する − rotation factor
とき,(ラジアル荷重係数に加えて)ラジアル荷重に
乗じる係数。
参考 ISO国際規格に従って,現在は適用しない。
06.06.03 寿命係数 ある定格寿命に対応する基本動ラジアル定格寿命又 − life factor
は基本動アキシアル定格荷重を得るために,動等価荷
重に乗じる係数。
06.06.04 速度係数 異なった速度における同じ定格寿命に相当する定格 − speed factor
荷重を得るために,ある回転速度における運転時間で
表した一定の定格寿命に対応する基本動ラジアル定
格荷重又は基本動アキシアル定格荷重に乗じる係数。

――――― [JIS B 0104 pdf 34] ―――――

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B 0104-1991
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
06.06.05 寿命補正係数 補正定格寿命を求めるために,基本定格寿命に乗じる− life adjustment factor
係数。
06.06.51* 荷重補正係数 −
荷重の性質(振動荷重,衝撃荷重など),機械の種類・ load service factor
精度その他に応じて,軸受荷重に乗じる係数。

06.06.52* 静ラジアル[静ア 静等価荷重を計算するとき,ラジアル荷重[アキシア static radial [axial]
キシアル]荷重 ル荷重]に乗じる係数。 load factor
係数
07 その他
07.01 ハウジング
番号 用語 定義 備考 対応英語(参考)
(bearing) ousing
07.01.01 (軸受)ハウジン 軸受外輪若しくはハウジング軌道盤の外面,又は調心 付図101,
グ 輪若しくは調心座金の外面と組み合わされる内面を 102,104
107,188
もっていて,軸受を囲んでいる取付部品・取付部。
参照
07.01.02 プランマブロッ plummer block,
軸受中心軸に平行な支持面に取り付けるためのボル 付図101,
ク, pillow block
ト穴付きの取付座をもつハウジングと,ラジアル軸受 102,104
ピローブロック とから構成されている組立品。 参照
07.01.03 プランマブロップランマブロックのハウジング。 付図101, plummer block
ク軸受箱 参考 ピローブロック軸受箱ともいう。 102,104 housing,
参照 pillow block housing
07.01.04 フランジ形軸受 flanged housing
軸受中心軸に垂直な支持面に取り付けるためのボル 付図105,
箱 106参照
ト穴付きのラジアルフランジをもつハウジング。
参考 角フランジ形ユニット (07.01.54*),ひしフ
ランジ形ユニット (07.01.57*) など参照。
07.01.05 テークアップ形軸受中心軸に垂直なある方向に相対的な支持位置を 付図107take-up housing
軸受箱 調節する機能をもつハウジング。 参照
参考 テークアップ形ユニット (07.01.58*) 参照。
インサート軸受とハウジングとからなる組立品。
07.01.51* インサート軸受 付図189 insert (rolling) earing
ユニット 195参照 unit
付図189
07.01.52* (転がり軸受)ユ ユニット用玉軸受とハウジングとからなる組立品。 (rolling) earing unit
ニット 195参照
07.01.53* ピロー形(軸受) ピローブロック軸受箱を用いたユニット。 付図189 pillow block (rolling)
ユニット 参考 ピローブロックともいう。 参照 bearing unit
付図190
07.01.54* 角フランジ形(軸 角形のフランジ形軸受箱を用いたユニット。 square flanged
受)ユニット 参照 housing (rolling)
bearing unit
印ろうがある丸形のフランジ形軸受箱を用いたユニ 付図191
07.01.55* 印ろう付き丸フ round flanged housing
ランジ形(軸ット。 参照 (rolling) earing
受)ユニット unit with spigot
joint
印ろうがある角形のフランジ形軸受箱を用いたユニ 付図192
07.01.56* 印ろう付き角フ square flanged
ランジ形(軸ット。 参照 housing (rolling)
受)ユニット bearing unit with
spigot joint
ひし形のフランジ形軸受箱を用いたユニット。
07.01.57* ひしフランジ形 付図193 rhombic flanged
(軸受)ユニッ 参照 housing (rolling)
ト bearing unit

――――― [JIS B 0104 pdf 35] ―――――

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JIS B 0104:1991の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5593:1984(MOD)

JIS B 0104:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0104:1991の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1512:1950
輸出ラジアル玉軸受
JISB1512:2000
転がり軸受―主要寸法