JIS B 0109-9:1999 往復動内燃機関―要素及びシステム用語―第9部:制御及び監視装置 | ページ 2

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B 0109-9 : 1999
番号 用語 定義 参考
慣用語 対応英語
5.5 調節器の形式 types of controller
5.5.1 二段調節器 制御量の最大値及び最小値だけを調節する two-step controller
調節器。例えば,単純な水槽の水位調節,
空気加熱サーモスタットなど。
5.5.2 比例動作調節器 ずれに比例した出力変化を与える連続動作
単条件制御 proportional action
調節器。 装置 controller,
one-term controller
5.5.3 積分動作調節器 出力の変化割合が,ずれに比例した,すな integral action
わち,調節器の出力信号が,ずれの時間積 controller
分に比例した調節器。
5.5.4 微分動作調節器 出力が,ずれの変化割合に比例する調節器。 differential action
controller
5.5.5 二条件調節器 比例動作の他に,積分動作又は微分動作を two term controller
加えた調節器。
5.5.6 三条件調節器 比例動作の他に,微分動作及び積分動作を three term controller
加えた調節器。

6. 監視

  番号        用語                        定義                               参考
慣用語 対応英語
6.1 監視装置 機関又はその構成部品を運転中,連続的に監 monitoring system
視する装置。
6.2 監視装置の種類 types of monitoring
system
6.2.1 性能監視 機関の性能に係わる変数の運転中の監視。 performance
monitoring
6.2.1.1 手動監視 系の運転状態の,計器の直接読み取りによる manual monitoring
監視。この監視は,機関の局所又は機関から
離れた場所(例えば,集中制御室など)で行
われる。
備考 得られたデータの読みは,重要な
変数に対する限界値を規定する
機関記録に記入するとよい。
6.2.1.2 自動監視 系の運転状態の,計器の自動読み取りによる automatic monitoring
監視。この監視では,多数の変数を自動的に
切替えて測定し,あらかじめ選定した変数 :
最大値,最小値,平均値又は平均値からのず
れを表示することもできる。
6.2.1.3 自己監視 装置自体の監視が可能な自動監視。 self-monitoring
備考 装置は,例えばサーモカップルの
破損,電気絶縁の劣化,診断切替
えの不調などを診断できるよう
にする。
6.2.1.4 コンピュータ制御監監視される変数からの信号のコンピュータ computer controlled
視 による自動監視。 monitoring

――――― [JIS B 0109-9 pdf 6] ―――――

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B 0109-9 : 1999
番号 用語 定義 参考
慣用語 対応英語
6.2.1.5 状態監視 運転変数の長期間にわたる監視。これによっ condition monitoring
て,状況に応じた保守計画を作成することが
できる。
備考 スペクトル分析のような信号分
析装置などを,これに含められる
こともある。
6.2.1.6 機能診断 運転中の機関データによる診断。 functional diagnostic
6.2.1.7 試験診断 特別な機関実験が要求され,その結果によっ test diagnostic
て必要ならば機関の運転を中止して行う診
断。
6.2.2 警報付監視 可視及び/又は可聴警報による監視。警報は, alarm monitoring
監視している変数が限界値を超えたときに
発せられる。
備考 破損の状況(すなわち,運転中の
破損か,一時的な偶発事故か,現
在も続いている故障か)も,この
監視によって判断できる。
6.2.2.1 一段警報 一つの限界値によって作動する警報。 single-level alarm
6.2.2.2 二段警報 二段の限界値によって作動する警報。例え two-level alarm
ば,一段目で変数が警報値に達したことを警
報し,二段目で機関停止又は負荷低減を要す
る緊急事態を警報する。
6.2.3 自動保護付監視 監視装置が検出した不具合情報によって,保 automatic protection
護機能を作動させる監視。保護機能として monitoring
は,例えば,機関の停止装置又は負荷低減装
置。
6.2.3.1 機関停止 自動保護監視装置の作動によって,機関制御 shut-down
装置に関係なく強制的に機関を停止させる
こと。
備考 燃料,吸気の供給を止めるか,火
花点火機関なら点火スイッチを
切るかして機関を停止する。
6.2.3.2 手動機関停止 特に規定のない場合,自動保護監視装置によ shut-down with
る機関停止を防止するための手動装置を組 manual override
み込むこと。この装置の作動中には,適当な
警告表示の必要がある。

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B 0109-9 : 1999
JIS B 0109-9 原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) ○ 古 林 誠 元横浜国立大学
(主査) ○ 駒 田 秀 朗 株式会社ゼクセルSE燃料噴射事業部
(幹事) ○ 桶 谷 敏 行 株式会社新潟鐵工所原動機事業部
○ 常世田 哲 郎 株式会社新潟鐵工所原動機事業部
(委員) 阿 部 静 郎 社団法人陸用内燃機関協会技術部
○今井 清 日本内燃機関連合会(内燃機関国際整合化推進本委員会委員長)
○ 大 嶋 清 治 工業技術院標準部
○ 岡 山 透 財団法人日本海事協会機関部
○ 小 郷 一 郎 財団法人日本船舶標準協会標準部
鎌田 実 東京大学工学部
○ 鈴 木 良 治 社団法人陸用内燃機関協会技術部
染 谷 常 雄 武蔵工業大学工学部
○ 橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会技術部
○ 本 間 清 工業技術院標準部
丸 山 倉 平 日本内燃機関連合会
○ 井 上 新 二 社団法人火力原子力発電技術協会調査局
久保田 亘 石油連盟技術環境部
古 志 秀 人 石油連盟技術環境部
今野 勉 石油連盟技術環境部
鈴 木 教 太 電気事業連合会公務部
高木 一 電気事業連合会公務部
○ 伊 達 真 也 三菱自動車工業株式会社トラック・バス開発本部
千葉 広 社団法人日本船主協会海務部
保 科 幸 雄 社団法人日本内燃力発電設備協会技術部
○ 三 浦 耕 市 三菱自動車工業株式会社トラック・バス開発本部
山脇 真 社団法人日本船主協会海務部
○ 赤 城 二 郎 コマツコンポーネント事業部
○ 明 坂 恭 典 三菱重工業株式会社横浜製作所原動機技術部
○ 糸 井 正 明 コマツコンポーネント事業部
○ 今 橋 武 株式会社ディーゼルユナイテッド
○ 岡 野 幸 雄 ダイハツディーゼル株式会社技術第一部
○ 小 島 克 己 社団法人日本自動車部品工業会技術部
斉 藤 朝 彦 阪神内燃機工業株式会社技術開発部
○ 四 方 光 夫 ヤンマーディーゼル株式会社技術研究所
○ 中 垣 彊 イズミ工業株式会社テクニカルセンター
○ 長 門 正 彦 三井造船株式会社ディーゼル事業部
○ 中 村 陽 一 川崎重工業株式会社原動機事業部
○ 花 房 真 三井造船株式会社ディーゼル事業部
○ 比 原 幸 雄 三菱重工業株式会社技術本部
○ 松 本 信 幸 株式会社ディーゼルユナイテッド
○ 森 内 敏 久 いすゞ自動車株式会社産業エンジン設計部
(関係者) ○ 中 林 賢 司 工業技術院標準部
○ 三 塚 隆 正 財団法人日本規格協会技術部
○ 川 元 満 生 株式会社新潟鐵工所原動機事業部
(事務局) ○ 青 木 千 明 日本内燃機関連合会
備考 ○印の付いている者は,分科会委員を兼ねる。

JIS B 0109-9:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 7967-9:1996(MOD)

JIS B 0109-9:1999の国際規格 ICS 分類一覧