JIS B 0137:2007 間接静電複写機用語 | ページ 2

4
B 0137 : 2007
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1301 静電潜像 露光された感光体表面に形成された電荷像。 latent image
帯電された感光体表面に露光によって光像を結像さ
せるか,又は電気信号に変換された原稿像を照射し,
光の当たった部分の電荷を消失させることで形成さ
れる電荷の像。
1302 画像メモリ 読取り後,電気信号に変換された原稿像をいっ memory
たん保持するための記憶装置。
1303 フラットベッド flat-bed
原稿台ガラスをもち,光学系で走査し原稿を読み取
る方式。
1304 シートスルー 原稿を移動させて読み取る方式。 sheet-through
1305 ホームポジション home position
原稿台,光学系などの反復機構,感光体などの回転機構
におけるの複写開始時のにおける基準位置。
5) 現像
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1400 現像 静電潜像を可視像に変える工程。 developing
1401 乾式現像 dry developing
感光体をトナーと呼ばれる粉体で現像する方式。
1402 一成分現像 キャリア粒子を用いず,トナーだけで現像する方式。 mono-component
トナーは,磁性及び非磁性の両方がある。 development
1403 ニ成分現像 two-component
キャリアと呼ばれる磁性粒子及びトナーが混合され
た現像剤を用いた現像方式。 development
1404 磁気ブラシ現像 magnetic brush
現像剤をマグネットに吸着させ,感光体に接触させ
developing
ることによってトナーを潜像部に付着させて現像す
る方式。
1405 複写濃度 コピーの画像部の濃度。 image density
1406 かぶり濃度 fog density
コピーの非画像部の濃度。通常,局部的よごれは,
除く。地かぶり濃度ともいう。
1407 コントラスト contrast
原稿又はコピーにおいて,非画像部濃度と画像部濃
度との比。通常,白黒の差のはっきりしたものをコ
ントラストが高いと表現する。
1408 階調再現性 tone reproduction
写真のような中間調を含む原稿をコピーしたときの
濃淡再現性。一般的には,グレースケールで判別す
る。
1409 ハーフトーン 色の濃淡の中間色調。 halftone
1410 グレースケール gray scale
白及び黒を含め,その間の中間色(ハーフトーン)を
段階的に濃度を変えて並べたチャート。
1411 黒べた solid
線及び文字画像と違い,ある程度以上の幅又は面積
のある一様な黒色部分。べたくろともいう。
1412 ラインコピー line copy
線及び文字によって構成された原稿のコピー。線画
像ともいう。
1413 エッジ現象 edge effect
コピー上の幅広い面積のべた部において,その中央
部の濃度が周辺部より薄くなる現象。エッジ効果と
もいう。
1414 現像剤濃度自動調整 automatic toner density
2成分現像剤のキャリア及びトナーの混合比率を自
動的に制御する機能。 control
1415 現像バイアスコントロ developing bias control
見やすいコピー画像が得られるように,原稿の種類
ール に応じた電圧を現像器にかける方式。

――――― [JIS B 0137 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
B 0137 : 2007
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1416 ロータリ現像 rotary development
シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックなど複数の
現像器を回転体に取り付け,各色の現像器を順次感
光体に対向させて現像する方式。
1417 カラーパッチ color patch
色の再現性を見るために,標準的な有彩色の短冊を
パッチワーク上に並べたチャート。
6) 転写
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1500 転写 感光体上の可視像をコピー用紙上に移す工程。 transfer
1501 コロナ転写 corona transfer
感光体と接触する複写用紙の背面から,コロナ放電
によって電荷を与え,感光体表面のトナー像をコピ
ー用紙上に転写する方式。
1502 ローラ転写 roller transfer
表面に電荷を与えたローラを用いて,感光体上の像をコ
ピー用紙上に転写する方式。
1503 ベルト転写方式 belt transfer method
ベルトに電荷を付与して,複写用紙を吸着搬送するととも
に,感光体上のトナー像を用紙上に転写する方式。
1504 中間転写方式 intermediate transfer
カラー複写機において,各色の感光体上に作像したトナー
method
像を,あらかじめ中間転写体に転写してから転写紙に転写
する方式。
1505 多重転写方式 multi-transfer method
感光体上に形成された各色トナー像を順次用紙上に転写
して,トナー画像を重ね合わせる転写方式。又は,いった
ん中間転写体上にトナー像を重ね合わせた後,用紙上に一
括転写する中間転写方式。
7) 分離・はく(剥)離
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1600 分離,はく(剥)離 転写後のコピー用紙を感光体からは(剥)がす工程。 separation
1601 静電分離 corona separation
コロナ放電によって感光体からコピー用紙を分離す
る方式。除電分離ともいう。
1602 エアー分離 air separation,
空気の吸引又は吹きつけによって感光体からコピー
(suction separation)
用紙を分離する方式。サクション分離ともいう。
1603 つめ(爪)分離 claw separation
(爪)状の部品を用いて感光体,定着ローラなどか
らコピー用紙を分離する方式。
8) 定着
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1700 定着 転写された用紙上のトナーを固着させる工程。 fixing,
fusing
1701 熱定着 heat fixing
熱を利用してコピー用紙上のトナーを定着させる方
式。
1702 熱ローラ定着 heat roller fixing
加熱されたローラ間を通過させることによって,用
紙上のトナーを定着させる方式。ヒートローラ定着
ともいう。
1703 ベルト定着 belt fixing
加圧ローラの代わりにベルトを用いて,コピー用紙
を熱ローラに圧着させることによって,定着を行う
方式。

――――― [JIS B 0137 pdf 7] ―――――

6
B 0137 : 2007
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1704 フィルム定着 film fixing
耐熱性及び離型性をもつ薄膜フィルムを介して,コ
ピー用紙に熱を供給する定着方式。
1705 IH定着, induction heat fixing
熱ローラなどの芯金を加熱させる手段に,高周波に
(電磁誘導加熱定着)よる電磁誘導現象(渦電流)を利用した定着方式。
1706 オンデマンド定着 on-demand fixing
コピー作成の稼動時だけ,定着装置に熱を供給して
定着を行う方式。
1707 フラッシュ定着 flash fixing
キセノンランプなどのせん光によって,コピー用紙上の
トナーを定着させる方式。
1708 圧力定着 pressure fixing
圧力をかけたローラ間を通過させることによって,
圧力だけでコピー用紙上のトナーを定着させる方
式。
9) クリーニング
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1800 クリーニング cleaning
転写後,感光体上のトナー残り,紙粉などを清掃す
る工程。
1801 ブレードクリーニング 板状の弾性ゴムを押し当てて,清掃する方式。blade cleaning
1802 ブラシクリーニング 回転する毛ブラシを押し当てて,清掃する方式。
brush cleaning
10) 機能
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1901 可変倍率機能 原稿に対して拡大又は縮小する機能。 variable magnification
function
1902 定形変倍 preset zoom
定形サイズの原稿及び用紙間で,適切なコピーとな
るように設定された複写倍率選択機能。
1903 自動倍率選択機能 automatic magnification
原稿サイズ及びコピーする用紙サイズに合わせて,
自動的にコピーする倍率を選択する機能。 selection
1904 自動用紙選択機能 automatic copy-paper
原稿サイズを自動的に検知し,倍率を指定した場合
には,適切な用紙(サイズ)を選択する機能。 selection
1905 ズーム zoom magnification
設定可能な範囲で任意の複写倍率を選択できる縮小
拡大コピー機能。一般に縮小拡大の上下限内で1 %
刻みの設定が行える。
1906 独立変倍 x/y independent
原稿に対して縦横独自に複写倍率を設定できる機
能。 magnification (scaling)
1907 自動濃度調整 automatic density
原稿の種類に応じて,自動的に画像の濃度を調整す
る機能。 control
1908 オートクリア機能 auto clear function
コピー終了後,所定の時間が経過すると自動的に初期
状態に復帰する機能。例えば,用紙サイズ,コピー濃
度,コピー枚数変更などに用いる。自動復帰ともい
う。
1909 割込み機能 interruption function
連続コピー中,一時中断して他のコピーをとり,そ
の後,元の連続コピーの状態に復帰する機能。割込
みコピーともいう。
1910 オートシャットオフ機 auto shutoff function
コピー終了後,所定の時間が経過すると自動的に電
能 源を切る機能。ただし,小容量の結露防止ヒータな
どの電源が残る場合もある。

――――― [JIS B 0137 pdf 8] ―――――

                                                                                              7
B 0137 : 2007
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1911 文字・写真モード text/photographic mode
文字だけの原稿ではなく,写真などの中間調が混在
した原稿を,より忠実に再現するために設定された
モード。
1912 単色カラー single color copy
原稿の色に関係なく,黒以外の単色でコピーする機
能。モノカラーともいう。
1913 自動カラー選択機能 カラー原稿又は白黒原稿を,自動的に識別する機能。 automatic color selection
1914 両面機能 duplex function
用紙片面への複写後,用紙を表裏反転させて,再び
複写画像形成部に送る機構をもち,次の複写指示に
よって両面複写を行う機能。自動原稿送り装置との
組合わせで“片面→両面”,“両面→両面”及び“両
面→片面”のコピーが容易に行える。
1915 ワンツーワンモード, 1 (one) o 1 (one) ode
自動原稿送り装置を用いて,複数の原稿から1部の
1 to 1モード コピーを行う動作。
1916 ページ集約 N-in-1
複数の原稿を1枚の用紙上にまとめてレイアウトし
てコピーする機能。
1917 イメージリピート 同一原稿を1枚の用紙に複数レイアウトしてコピー
repeat function
する機能。
1918 自己診断機能 self-diagnosis function
複写機の異常又は動作状態を自己検知し,その内容
を表示又は通知する機能。使用時又は保守作業時の
処理を容易にする機能。
1919 トナーセーブモード toner saving mode
コピー濃度が低くなる画像処理を行い,トナーの消
費を抑えるためのモード。
11) 周辺機器
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2001 原稿送り装置 document feeder
1枚ずつ手で挿入した原稿を自動的に原稿台ガラス
上に送り込み,コピー完了後,自動的に原稿を排出す
る装置。
2002 自動原稿送り装置 automatic document
あらかじめセットした原稿を,1枚ずつ自動的に原
feeder, (ADF)
稿台ガラス上に送り込み,コピー完了後,自動的に
原稿を排出する装置。
2003 フィニッシャ finisher
複数原稿を1部ずつ仕上げて排出し,積載する装置。
備考 JIS X 6910参照。
2004 ソータ sorter
多数枚のコピーをとる場合,自動的に分類及びペー
ジ揃えをする装置。
2005 ビン bin
ソータにおいて,排出されたコピーを受ける棚又は
容器。
2006 大容量(給紙)トレイ large capacity (paper feed)
一般に数千枚以上の用紙を収容できる給紙トレイ。
大容量給紙デッキともいう。 tray
2007 シフトトレイ shift tray,
1部ずつ仕上げるフィニッシャにおいて,排出方向
offset catch tray
と直角の方向に1部ごとにずらして排出させるトレ
イ。オフセットキャッチトレイともいう。
2008 両面ユニット duplex unit
定着後の用紙の先後端を反転させる用紙搬送機構を
用いて,用紙の裏面にコピーを行うための装置。
2009 シートスルー装置 sheet-through device
読取り装置(スキャナなど)を固定し,原稿を移動
させて画像を読みとる装置。シングルパスフィーダ
ともいう。

――――― [JIS B 0137 pdf 9] ―――――

8
B 0137 : 2007
番号 用語 定義 対応英語(参考)
2010 ステープル staple
ビン又はトレイに収容した用紙を,自動的に針でと
じる機能又は装置。
備考 JIS X 6910参照。
2011 パンチ punch
コピー用紙にファイルのための穴をあける機能又は
装置。
備考 JIS X 6910参照。
2012 中とじ saddle stitch
複写された用紙の中央部に自動的にステープルを行
い,二つ折に製本する機能。
備考 JIS X 6910参照。
2013 Z折り z-fold
二つ折りされた用紙の一方を更に二つ折りして,断
面がZ形状になる折り様式。
2014 シートインサータ sheet- inserter
コピーされた用紙束に,区切り又は表紙として用紙
を挿入する装置。
b) 部品
1) 操作パネル
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3101 液晶タッチパネル LCD touch panel
指で触れることによって入力設定を行える液晶画面
の操作パネル。LCDパネルともいう。
3102 枚数セットキー copy quantity keys
必要コピー枚数をあらかじめ設定するキー。単にテ
ンキーともいう。
3103 スタートキー コピー動作を始めさせるキー。コピーキーともいう。 start key
3104 ストップキー copy stop key
連続コピー動作中に,途中の任意の枚数でコピーを
終了するときに使用するキー。ストップキーともい
う。
3105 クリアキー 入力した数値を取り消すためのキー。 clear key
3106 リセットキー すべての入力情報を初期値に戻すキー。 reset key
3107 給紙トレイ選択キー paper tray select key
給紙トレイ又はコピー用紙を選択するキー。用紙サ
イズ選択キーともいう。カセットをもつ機械におい
ては給紙カセット選択キーともいう。
3108 節電キー energy-saver key
エネルギー消費を削減するために省エネモードを入
切するキー。
3109 紙詰り表示 paper jam indicator
紙詰り状態又はその場所を示すランプ若しくは表
示。紙詰り点検(位置)表示ランプ又はジャム表示
ともいう。
2) 給紙・搬送・駆動
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3201 給紙ユニット 給紙機能を構成する部品の集合体。 paper feed unit
3202 給紙ローラ paper feed roller
給紙トレイ又は給紙カセットから用紙を機内へ1枚
ずつ送り込むためのローラ。
3203 分離ローラ 重送紙を機内へ送り込むのを防ぐローラ。さば(捌) separation roller
きローラ又はリタードローラともいう。
3204 レジストローラ paper stop roller
用紙が感光体上のトナー像と同期して転写されるよ
うに用紙搬送タイミングを制御するローラ対。ペー
パストップローラともいう。

――――― [JIS B 0137 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS B 0137:2007の国際規格 ICS 分類一覧