この規格ページの目次
JIS B 0181:1998 規格概要
この規格 B0181は、産業オートメーションシステムにおける数値制御機械に関して用いる用語を規定。
JISB0181 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B0181
- 規格名称
- 産業オートメーションシステム―機械の数値制御―用語
- 規格名称英語訳
- Industrial automation systems -- Numerical control of machines -- Vocabulary
- 制定年月日
- 1973年10月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2806:1994(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.25, 25.040.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工作機械 2019
- 改訂:履歴
- 1973-10-01 制定日, 1976-10-01 確認日, 1979-09-01 確認日, 1986-02-01 改正日, 1990-11-01 確認日, 1993-12-01 改正日, 1998-10-20 改正日, 2003-11-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 0181:1998 PDF [13]
B 0181 : 1998 (ISO 2806 : 1994)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS B 0181-1993は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,対応国際規格であるISO 2806 : 1994, Industrial automation systems−Numerical control of
machines−Vocabularyとの整合化を行った。
なお,附属書Bは,対応国際規格にはない事項を追加したものである。
JIS B 0181には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 座標系及び位置,旋盤の座標系,並びにフライス盤の座標系
附属書B(参考) ISO 2806に規定されていない用語
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 0181 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 0181 : 1998
(ISO 2806 : 1994)
産業オートメーションシステム−機械の数値制御−用語
Industrial automation systems− Numerical control of machines−Vocabulary
序文 この規格は,1994年に第2版として発行されたISO 2806, Industrial automation systems−Numerical
control of machines−Vocabularyを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本
工業規格である。
1. 一般
1.1 適用範囲 この規格は,産業オートメーションシステムにおける数値制御機械に関して用いる主な
用語を規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 2806 : 1994 Industrial automation systems−Numerical control of machines−Vocabulary
1.2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成
する。これらの規格は,記載の発効年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正
版・追補は,適用しない。
JIS B 6310 : 1998 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記号
備考 この規格は,ISO/DIS 841 : Industrial automation systems−Physical device control−Axis and
Motion nomenclatureと同等である。
JIS X 0004 : 1989 情報処理用語(データの構成)
JIS X 0007 : 1992 情報処理用語(プログラミング)
JIS X 0201 : 1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
備考 この規格は,ISO/IEC 646 : 1991, Information processing−ISO 7-bit coded character set for
information interchangeと同等である。
JIS X 0211 : 1994 符号化文字集合用制御機能
備考 この規格は,ISO/IEC 6429 : 1992, Information technology−Control functions for coded character
setsと同等である。
1.3 従うべき原則と規則 この用語は,ISO 10241 (International terminology standards−Preparation and
layout) に規定されている原則と規則に従って決められている。
1.4 座標系と位置 附属書A(参考)の附属書A図1, 附属書A図2及び附属書A図3は,この規格で
規定された座標系と位置を例示している。
――――― [JIS B 0181 pdf 2] ―――――
2
B 0181 : 1998 (ISO 2806 : 1994)
2. 用語及び定義
2.1 一般
番号 用語 定義 対応英語
2.1.1 数値制御, numerical control,
工作物に対する工具経路 (2.1.10), 加工に必要な作業の工
NC 程などを,それに対応する数値情報で指令する制御。NC
2.1.2 CNC computerized numerical
コンピュータを組み込んで,機械機能 (2.6) の一部又は全
部を実行する数値制御 (2.1.1)。 control,
CNC
2.1.3 分散形数値制御, distributed numerical
生産管理コンピュータと数値制御 (2.1.1) システムとの間
DNC でデータを分配する階層システム。 control,
DNC
参考 従来のDNCは,direct numerical controlの略語
であり“1台以上の数値制御工作機械のパート
プログラム (2.3.7) 又はマシンプログラム
(2.3.8) を共通の記憶装置に格納し,数値制御工
作機械の要求に応じて必要とするプログラム
を,その機械に分配する機能をもつ数値制御”
と定義されていた。
2.1.4 軸 axis
機械の構成要素が直線又は回転モードで動くことのでき
る主要な方向(JIS B 6310参照)。
2.1.5 検出器, sensor
位置,速度などの物理量を検出して,その値に対応する信
センサ 号に変換する機器。
2.1.6 アブソリュートデ 座標系の原点からの距離又は角度。 absolute dimension,
ィメンション absolute coordinates
2.1.7 インクレメンタル 順次測定での直前の点からの距離又は角度。 incremental dimension,
ディメンション incremental coordinates
2.1.8 最小設定単位 マシンプログラム (2.3.8) に入力できる最小単位。 least input increment
2.1.9 最小移動単位 least command increment
数値制御装置が軸 (2.1.4) の移動量を指令できる最小単
位。
2.1.10 工具経路 切削工具の特定の点によって描かれる経路。 tool path
2.1.11 補間 interpolation
与えられた数学関数,例えば,直線,円弧又は高次の関数
に従って,必要な経路又は輪郭上の既知の点間の点群を求
めること。
2.1.12 適応制御 adaptive control
工程中に検出された状態から制御システムのパラメータ
を最適に調整する制御機能。
2.1.13 general purpose processor,
メインプロセッサ パートプログラム (2.3.7) の計算を実行し,特定の部品に
main processor
対してそれを加工する機械に関係なくカッタロケーショ
ンデータ (CLdata) (2.3.17) を作成するコンピュータプロ
グラム。
2.1.14 post processor
ポストプロセッサ メインプロセッサから出力されたカッタロケーションデ
ータ (2.3.17) を入力として,特定の数値制御工作機械に合
ったマシンプログラム (2.3.8) を作るコンピュータプログ
ラム。
――――― [JIS B 0181 pdf 3] ―――――
3
B 0181 : 1998 (ISO 2806 : 1994)
2.2 キャラクタ
番号 用語 定義 対応英語
2.2.1 キャラクタ character
データを表現,構成又は制御するために用いる要素の集
合。
備考 キャラクタは,次のように分類することができ
る。(JIS X 0004参照)
種類 例
図形キャラクタ 数字
文字
記号
特殊キャラクタ
制御キャラクタ 伝送制御キャラクタ
書式制御キャラクタ
コード拡張キャラクタ
装置制御キャラクタ
2.2.2 制御キャラクタ control character
特定の文脈で表現される制御機能を規定するキャラクタ
(2.2.1)。
備考1. 制御キャラクタは,続いて起こる動作に使用
するために記録することができる(JIS X
0004参照)。
2. 制御キャラクタは,図形キャラクタでないが,
ある条件の下では図形表現をもつことができ
る(JIS X 0201及びJIS X 0211参照)。
2.2.3 デリートキャラク delete character
紙テープ上の不必要なキャラクタ (2.2.1) を削除する制御
タ キャラクタ (2.2.2)。
2.2.4 エンドオブブロッ end of block character
入力データ (2.4.1) のブロックの終わりを示す制御キャラ
クキャラクタ クタ (2.2.2)。
2.2.5 伝送制御キャラク transmission control
電気通信網におけるデータ伝送を制御し,又は容易にする
タ character
ために用いられる制御キャラクタ (2.2.2) の総称(JIS X
0201参照)。
2.2.6 キャンセル 前に指令した機能を取り消す指令 (2.4.3)。 cancel
2.2.7 エンドオブプログマシンプログラムの完了を示す補助機能 (2.6.2) 。 end of program
ラム 備考1. ブロック内のすべての指令を終了した後,主
軸又はその他の機能(例えば,クーラント機
能)をキャンセルする。
2. 制御及び/又は機械のリセットに用いる。
2.2.8 end of data
エンドオブデータ ブロック内のすべての指令が終わった後,主軸又はその他
の機能(例えば,クーラント機能)をキャンセルする機能。
備考1. 制御及び/又は機械のリセットに用いる。
2. リセットは,プログラムスタートキャラクタ
への戻りが含まれる。
2.2.9 プログラムストッ program stop
マシンプログラムの実行を一時中断する補助機能 (2.6.2)。
プ ブロック (2.3.2) 内の指令 (2.4.3) を実行した後,主軸又
はその他の機能(例えば,クーント機能)をキャンセルし,
それ以後の処理を停止する。
2.2.10 リセット reset
装置を規定された初期の状態に戻す補助機能(2.6.2) 。
――――― [JIS B 0181 pdf 4] ―――――
4
B 0181 : 1998 (ISO 2806 : 1994)
2.3 プログラミング
番号 用語 定義 対応英語
2.3.1 アドレス address
ワードの最初にあり,ワード内のそれに続くデータを識別
するキャラクタ (2.2.1) 又はキャラクタのグループ。
2.3.2 ブロック block
一つの作業に対するすべての命令を含むワードのグルー
プ。
備考1. 一つのブロックは,エンドオブブロックキャ
ラクタ (2.2.4) によって次に続くブロックと
区別する。
2. 位置決め制御システムでは,ブロックは位置
の座標値及び作業を完了するのに必要な補助
機能のすべての命令を含む。
2.3.3 プランニングシー パートプログラム (2.3.7) の前に作成する作業の手順書。 planning sheet
ト
2.3.4 実行プログラム excutive program
CNC (2.1.2) システムで機械の操作を実行させるための命
令の列。
2.3.5 演算命令文 operational statement
一つ以上の引数又は引数のグループを伴った関数ニーモ
ニックから成る命令。
2.3.6 サブプログラム sub program
マシンプログラム (2.3.8) の制御命令によって,繰り返し
呼び出すことのできる他のマシンプログラム。
2.3.7 part program
パートプログラム マシンプログラム (2.3.8) 又は自動プログラミングで処理
する入力データ (2.4.1) として作成された命令の列。
2.3.8 machine program
マシンプログラム 数値制御システムを直接操作できるようにした言語及び
フォーマットで順序づけられた命令の列。
2.3.9 マニュアルプログマシンプログラム (2.3.8) を人手によって作成すること。 manual part programming
ラミング
2.3.10 自動プログラミン computer part
メインプロセッサ (2.1.13) とポストプロセッサ (2.1.14)
グ programming
とを使用してマシンプログラム (2.3.8) を作成すること。
2.3.11 アブソリュートプ absolute programming
アブソリュートディメンション (2.1.6) によってプログラ
ログラミング ムを作成すること。
2.3.12 インクレメンタル incremental programming
インクレメンタルディメンション (2.1.7) によってプログ
プログラミング ラムを作成すること。
2.3.13 ブロックフォーマ block format
ブロック内のワード,キャラクタ (2.2.1) 及びデータの配
ット 列。
2.3.14 ブロックフォーマ ブロックフォーマット (2.3.13) を識別する仕様。 block format specification
ット仕様
2.3.15 アドレスブロック address block format
各ワードが識別用のアドレス (2.3.1) をもつブロックフォ
フォーマット ーマット (2.3.13) 。
2.3.16 可変ブロックフォ variable block format
ワードの順序は規定されているが,新しい値を規定すると
ーマット きにだけ特定のワードを示す必要があるブロックフォー
マット (2.3.13) 。
2.3.17 カッタロケーショ cutter location data,
自動プログラミングシステムでメインプロセッサ (2.1.13)
ンデータ, によって求められた工具経路 (2.1.10) のデータ。 CL data
CLデータ
2.3.18 プログラム番号サ program number search
マシンプログラム (2.3.8) の中から,指定した番号のマシ
ーチ ンプログラムを検索して呼び出すこと。
2.3.19 プログラム名サー program name search
マシンプログラム (2.3.8) の中から,指定した名前のマシ
チ ンプログラムを検索して呼び出すこと。
――――― [JIS B 0181 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 0181:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2806:1994(IDT)
JIS B 0181:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.20 : 数値制御工作機械
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.25 : 生産工学(用語集)
JIS B 0181:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6310:2003
- 産業オートメーションシステム―機械及び装置の制御―座標系及び運動の記号