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B 0415-1975
図16 円形の鍛造品の包まれる形状
図17 円形でない鍛造品の包まれる形状
(4) 型割線の形状 次の二つに分類する(図18参照)。
(a) 平たん又は対称
(b) 非対称
図18 型割線
5. 特別な形状に対する公差の適用 特別な形状のものは4.の算定要素に,次の要素も含めて公差を決め
る。
e
(1) 薄いフランジのある鍛造品で, d≦.020 (図19参照)の場合には複雑度をS4とし,質量は直径d,厚さ
eのフランジ部の質量を用いて公差を求める。ただし,その公差が4.の手順によって求めた公差より
も小さいときは適用しない。
e
≦.020
d
ここに d : フランジの直径又はフランジ部の包
まれる形状の直径
e : フランジ部の厚さ
――――― [JIS B 0415 pdf 6] ―――――
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B 0415-1975
図19 薄いフランジのある鍛造品の形状
(2) 高い突出部のある鍛造品で,突出部がその先端直径の1.5倍以上ある場合には,先端部までの最大寸
法h以外の厚さ公差は,フランジ厚さeと直径dの1.5倍(図20参照 : t=e+1.5d)を厚さの呼び寸
法として公差を求める。
t=e+1.5d
ここに t : 厚さの呼び寸法(先端までの最大寸法
hを除く。)
d : 突出部先端直径又は包まれる直径
e : フランジ部の厚さ
図20 高い突出部のある鍛造品の形状
6. 厚さ,長さ・幅・高さの公差及び許容差の表の使い方
6.1 厚さの公差及び許容差
(1) 算定要素として次のものを用いる。
(a) 鍛造品の質量
(b) 材料による加工の難易度(M1又はM2)
――――― [JIS B 0415 pdf 7] ―――――
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B 0415-1975
(c) 形状の複雑度(S1, S2, S3, S4のいずれになるかを算出する。)
(d) 等級(精級又は並級)
(2) 等級の区別により7.1に規定する精級の表,又は並級の表を用いる。まず表の左側の“質量の区分”
に該当する質量の欄を見出し,次に横線に沿って右の“材料による加工の難易度”がM1の場合は,
そのまま更に横線を右へたどる。M2の場合には,斜めに下がる線に沿ってM2の縦線との交点まで下
がってから横線を右へたどる(M2の場合には,2段下のものを用いることになる。)。
形状の複雑度も同じようにS1の場合はそのまま右へ,S2の場合は斜めに下がる線に沿ってS2の縦
線との交点まで下がり横線を右へたどる(S3の場合には2段,S4の場合には3段下のものを用いるこ
とになる。)。
更に右へたどり,“呼び寸法の区分”に該当する厚さ寸法の欄で交わる数値が求める厚さの公差及び
許容差である(呼び寸法は原則として厚さの最大寸法を用いる。)。
使用例(並級)
――――― [JIS B 0415 pdf 8] ―――――
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B 0415-1975
並級
単位 mm
6.2 長さ・幅・高さの公差及び許容差
(1) 算定要素として次のものを用いる。
(a) 鍛造品の質量
(b) 材料による加工の難易度(M1又はM2)
(c) 形状の複雑度(S1, S2, S3, S4のいずれになるかを算出する。)
(d) 等級(精級又は並級)
(2) 等級の区別により7.2に規定する精級の表,又は並級の表を用いる。同表において前項と同じ要領で
“質量の区分”に該当する質量の欄と“呼び寸法の区分”に該当する長さ・幅・高さの寸法の欄から
長さ・幅・高さの公差及び許容差を求める(呼び寸法は,原則として長さ・幅・高さの最大寸法を用
いる。)。
7. 寸法公差及び許容差
7.1 厚さの公差及び許容差
――――― [JIS B 0415 pdf 9] ―――――
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B 0415-1975
精級
単位 mm
材料によ 呼び寸法の区分
質量の区分 る加工の
形状の複雑度 16を超え40を超え63を超え100を超え 250を超え
160を超え
16以下
(kg) 難易度 40以下 63以下 100以下 160以下 250以下 るもの
M1 M2 S1S2 S3 S4 公差 許容差 公差 許容差 公差 許容差 公差 許容差 公差 許容差 公差 許容差 公差 許容差
0.4以下 0.6 +0.4 0.8 +0.5
0.7 +0.5 0.9 +0.6 +0.7 1.2 +0.8
1.1 +0.7
1
−0.2 −0.2 −0.3 −0.3 −0.3 −0.4 −0.4
0.7 +0.5 0.9 +0.6
0.8 +0.5 +0.71.1 +0.7 1.4 +0.9
1.2 +0.8
0.4を超え 1.2以下 1
−0.2 −0.3 −0.3 −0.3 −0.4 −0.4 −0.5
0.8 +0.50.9 +0.6 +0.7 1.2 +0.8
1.1 +0.7 1.6 +1.1
1.4 +0.9
1.2を超え 2.5以下 1
−0.3 −0.3 −0.3 −0.4 −0.4 −0.5 −0.5
0.9 +0.6 +0.7 1.2 +0.8
1.1 +0.7 1.4 +0.9 1.8 +1.2
1.6 +1.1
5以下
2.5を超え 1
−0.3 −0.3 −0.4 −0.4 −0.5 −0.5 −0.6
+0.7 1.2 +0.8
1.1 +0.7 1.6 +1.1
1.4 +0.9 1.8 +1.2 +1.3
5を超え8以下 1 2
−0.3 −0.4 −0.4 −0.5 −0.5 −0.6 −0.7
1.1 +0.7 1.4 +0.9
1.2 +0.8 1.8 +1.2
1.6 +1.1 +1.3 2.2 +1.5
12以下
8を超え 2
−0.4 −0.4 −0.5 −0.5 −0.6 −0.7 −0.7
1.2 +0.8 1.6 +1.1
1.4 +0.9 1.8 +1.2 +1.3 2.5 +1.7
2.2 +1.5
20以下
12を超え 2
−0.4 −0.5 −0.5 −0.6 −0.7 −0.7 −0.8
1.4 +0.9 1.8 +1.2
1.6 +1.1 +1.32.2 +1.5 2.8 +1.9
2.5 +1.7
36以下
20を超え 2
−0.5 −0.5 −0.6 −0.7 −0.7 −0.8 −0.9
1.6 +1.11.8 +1.2 +1.3 2.5 +1.7
2.2 +1.5 3.2 +2.1
2.8 +1.9
63以下
36を超え 2
−0.5 −0.6 −0.7 −0.7 −0.8 −0.9 −1.1
1.8 +1.2 +1.3 2.5 +1.7
2.2 +1.5 2.8 +1.9 3.6 +2.4
3.2 +2.1
63を超え 110以下 2
−0.6 −0.7 −0.7 −0.8 −0.9 −1.1 −1.2
+1.3 2.5 +1.7
2.2 +1.5 3.2 +2.1
2.8 +1.9 3.6 +2.4 +2.7
110を超え 200以下 2 4
−0.7 −0.7 −0.8 −0.9 −1.1 −1.2 −1.3
2.2 +1.5 2.8 +1.9
2.5 +1.7 3.6 +2.4
3.2 +2.1 +2.7 4.5 +3
200を超え 250以下 4
−0.7 −0.8 −0.9 −1.1 −1.2 −1.3 −1.5
2.5 +1.7 3.2 +2.1
2.8 +1.9 3.6 +2.4 +2.7 4.5 +3 +3.3
4 5
−0.8 −0.9 −1.1 −1.2 −1.3 −1.5 −1.7
2.8 +1.9 3.6 +2.4
3.2 +2.1 +2.74.5 +3 +3.3 5.6 +3.7
4 5
−0.9 −1.1 −1.2 −1.3 −1.5 −1.7 −1.9
3.2 +2.13.6 +2.4 +2.7 4.5 +3 +3.3 6.3 +4.2
5.6 +3.7
4 5
−1.1 −1.2 −1.3 −1.5 −1.7 −1.9 −2.1
3.6 +2.4 +2.7 4.5 +3 +3.35.6 +3.76.3 +4.2 +4.7
4 5 7
−1.2 −1.3 −1.5 −1.7 −1.9 −2.1 −2.3
+2.7 4.5 +3 +3.3 6.3 +4.2
5.6 +3.7 +4.7 +5.3
4 5 7 8
−1.3 −1.5 −1.7 −1.9 −2.1 −2.3 −2.7
――――― [JIS B 0415 pdf 10] ―――――
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JIS B 0415:1975の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.10 : 許容限界及びはめ合い