JIS B 0415:1975 鋼の熱間型鍛造品公差(ハンマ及びプレス加工)

JIS B 0415:1975 規格概要

この規格 B0415は、ハンマ及びプレスによる炭素鋼と合金鋼の熱間型鍛造品の厚さ,長さ・幅・高さ,心間寸法,丸み半径,抜けこう配,型ずれ,そり,深穴の偏り,ばり残り・ばりかじり,ばりかえり,エゼクタ跡,表面はだあれ,せん断端部の変形及び素材部の局部的変形の寸法公差及び許容差について規定。

JISB0415 規格全文情報

規格番号
JIS B0415 
規格名称
鋼の熱間型鍛造品公差(ハンマ及びプレス加工)
規格名称英語訳
Dimensional tolerance for steel die forgings (hammer and press forging)
制定年月日
1975年9月1日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.040.10, 77.140.85
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
製図 2020, 金型 2020
改訂:履歴
1975-09-01 制定日, 1978-09-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1989-04-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0415:1975 PDF [18]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0415-1975

鋼の熱間型鍛造品公差(ハンマ及びプレス加工)

Dimensional Tolerance for Steel Die Forgings (Hammer and Press Forging)

1. 適用範囲 この規格は,ハンマ及びプレスによる炭素鋼と合金鋼の熱間型鍛造品(1)(以下,鍛造品と
いう。)の厚さ,長さ・幅・高さ,心間寸法,丸み半径,抜けこう配,型ずれ,そり,深穴の偏り,ばり残
り・ばりかじり,ばりかえり,エゼクタ跡,表面はだあれ,せん断端部の変形及び素材部の局部的変形の
寸法公差及び許容差について規定する。
注(1) 納入時の最終製品をいう。
2. 用語の意味 この規格で用いる用語の意味は,次のとおりとする。
(1) 厚さ 型割面に垂直な断面の厚さ(図1参照)。
(2) 長さ・幅・高さ 長さ・幅は金型の型割面に平行か,又は実用上差し支えない程度に平行な長さ・幅。
高さは同一型割面に垂直な深さ方向の高さ(図1図4参照)。
図1 寸法の表示 図2 外側の面の間の長さ・幅の寸法

――――― [JIS B 0415 pdf 1] ―――――

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図3 内側の面の間の長さ・幅の寸法 図4 中心から面までの長さ・幅の寸法
(3) 心間寸法 鍛造品の輪かく内にある二つの中心を結ぶ寸法(図5参照)。ただし,図6のような曲がり
の影響を受けるものは,心間寸法としては扱わない。
図5 心間寸法公差の適用される寸法 図6 心間寸法公差の適用されない寸法
(4) 丸み半径 かど部・すみ部に付ける半径(図7参照)。
図7 かど部とすみ部の半径
(5) 抜けこう配 鍛造を容易にするために付ける鍛造方向のこう配。
(6) 型ずれ 型割面における上型,下型のずれ(図8参照)。

――――― [JIS B 0415 pdf 2] ―――――

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図8 型ずれ
(7) そり 基準面からの偏り(図9参照)。
図9 そり
(8) 深穴の偏り 直径より深い穴に対していい,表面における中心と底面における中心との偏り(図10
参照)。
図10 深穴の偏り

――――― [JIS B 0415 pdf 3] ―――――

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B 0415-1975
(9) ばり残り・ばりかじり ばり残りは,鍛造品本体からばりの抜かれた端までの部分。ばりかじりは,
抜けこう配の図面上の仮想交点からの肉不足分(図11・図12参照)。
図11 ばり残り 図12 ばりかじり
(10) ばりかえり ばり抜き,又は穴抜きによってかど部に発生するかえり(図13参照)。
図13 ばりかえり
(11) エゼクタ跡 エゼクタのついた金型を使用した場合,鍛造品に残るくぼみ又は浮出しの跡。
(12) 表面はだあれ 鍛造時のスケールによるくぼみ及び表面手直しによるくぼみ。
(13) せん断端部の変形 せん断によって素材軸端部に発生する変形(図14参照)。
図14 せん断端部の変形

――――― [JIS B 0415 pdf 4] ―――――

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(14) 素材部の局部的変形 金型によって素材部に局部的に発生する変形(図15参照)。
図15 素材部の局部的変形
3. 等級
3.1 等級は,精級及び並級の2等級とする。ただし,丸み半径,抜けこう配,深穴の偏り,ばりかえり,
エゼクタ跡,表面はだあれ,せん断端部の変形及び素材部の局部的変形の公差及び許容差には等級を設け
ない。
3.2 等級の適用は,次による。
(1) 並級は,通常の用途に対して十分な寸法精度であり,標準品に適用する。
(2) 精級は,並級では寸法精度の不十分な場合に適用する。
この公差は,1個の鍛造品のあらゆる寸法に適用できるが,特に精級の公差を必要とする特定寸法
に限り適用する方がよい。
4. 公差決定に必要な算定要素 公差を決める場合には,寸法以外に次の各要素を用いて算定する。
(1) 質量 鍛造品の正味質量。
(2) 材料による加工の難易度 次の二つに分類する。
M1 : 炭素量0.65%未満で,合金成分 (Mn, Ni, Cr, Mo, V, W) の合計が5%未満の鋼
M2 : 炭素量0.65%以上,又は合金成分 (Mn, Ni, Cr, Mo, V, W) の合計が5%以上の鋼
備考 鋼材規格の許容最大含有量を適用する。
(3) 形状の複雑度 次の式で計算して分類する。
鍛造品の質量(又は体積)
Sn(複雑度)
全体の形状に対する質量(又は体積)
S1 0.63を超え1以下
S2 0.32を超え0.63以下
S3 0.16を超え0.32以下
S4 0.16以下
全体の形状に対する質量(又は体積)とは,鍛造品の最大寸法で包まれる全体の形状に対する質量(又
は体積)をいう(図16・図17参照)。

――――― [JIS B 0415 pdf 5] ―――――

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