JIS B 0631:2000 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―モチーフパラメータ

JIS B 0631:2000 規格概要

この規格 B0631は、モチーフ法によって表面性状を規定するために用いられる用語及びモチーフパラメータを定義する。さらに理論的なオペレータ及び測定条件に関連する事項について規定。

JISB0631 規格全文情報

規格番号
JIS B0631 
規格名称
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状 : 輪郭曲線方式―モチーフパラメータ
規格名称英語訳
Geometrical Product Specification (GPS) -- Surface texture:Profile method -- Motif parameters
制定年月日
2000年3月20日
最新改正日
2019年10月21日
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対応国際規格

ISO

ISO 12085:1996(IDT)
国際規格分類

ICS

17.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械計測 2021, 製図 2020
改訂:履歴
2000-03-20 制定日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0631:2000 PDF [18]
B 0631 : 2000 (ISO 12085 : 1996)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準
原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大
臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
JIS B 0631には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) モチーフの結合方法
附属書B(参考) モチーフパラメータと表面機能との関係
附属書C(参考) GPSマトリックス
附属書D(参考) 参考文献

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――――― [JIS B 0631 pdf 1] ―――――

                                                                    B 0631 : 2000 (ISO 12085 : 1996)

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  3.1 一般事項・・・・[2]
  •  3.2 モチーフパラメータ・・・・[4]
  •  4. モチーフ法の理論的なオペレータ・・・・[5]
  •  4.1 一般事項・・・・[5]
  •  4.2 モチーフの上限長さ・・・・[5]
  •  4.3 モチーフ深さの識別・・・・[6]
  •  4.4 モチーフの結合による粗さモチーフ及びうねりモチーフ・・・・[7]
  •  4.5 モチーフパラメータを算出する手順・・・・[9]
  •  5. モチーフパラメータの測定条件・・・・[11]
  •  5.1 断面曲線のための測定条件・・・・[11]
  •  5.2 推奨測定条件・・・・[11]
  •  5.3 量子化の条件・・・・[11]
  •  5.4 モチーフパラメータの許容条件・・・・[11]
  •  5.5 モチーフ法による負荷曲線関連のパラメータ・・・・[11]
  •  5.6 図面指示の方法・・・・[11]
  •  附属書A(規定) モチーフの結合方法・・・・[12]
  •  附属書B(参考) モチーフパラメータと表面機能との関係・・・・[14]
  •  附属書C(参考) GPSマトリックス・・・・[15]
  •  附属書D(参考) 参考文献・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 0631 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0631 : 2000
(ISO 12085 : 1996)

製品の幾何特性仕様 (GPS) ー表面性状 : 輪郭曲線方式ーモチーフパラメータ

Geometrical Product Specification (GPS)−Surface texture : Profile method−Motif parameters

序文

 この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 12085, Geometrical Product Specification (GPS)−
Surface texture : Profile method−Motif parametersを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することな
く作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,製品の幾何特性仕様規格 (GPS) の一つであり,GPS基本規格に属し(TR B 0007参照),表
面性状規格チェーンのリンク番号2,3及び4に関係する。
この規格と他のGPS規格との関連についての詳細は,附属書Cを参照する。
この規格で規定する方法は,対象としている表面の特徴を抽出するモチーフ法によって粗さモチーフ及び
うねりモチーフを断面曲線から決めるものであり,輪郭曲線フィルタとは関係なく,モチーフ深さ及びモ
チーフ長さからモチーフパラメータを求める。モチーフパラメータは,ISO 4287で定義されたパラメータ
を補うものであり,附属書Bに述べるような表面機能の特徴を表現するために利用することができる。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
備考 TR B 0007は,ISO/TR 14638 : 1995 Geometrical Product Specification (GPS)−Masterplanと一致し
ている。
参考 モチーフとは,断面曲線の凹凸の主要素いい,モチーフから求めるパラメータをモチーフパラ
メータという。

1. 適用範囲

 この規格は,モチーフ法によって表面性状を規定するために用いられる用語及びモチーフ
パラメータを定義する。さらに,理論的なオペレータ及び測定条件に関連する事項について規定する。
参考 オペレータとは,不確かさを導入するために,測定機器,測定手順,フィルタなどの処理を一
体化した概念である。理論的なオペレータとは,測定機器及び量子化(ディジタル化)された
データに誤差がなく,離散化されたデータの数も無限に大きい場合のオペレータである。

――――― [JIS B 0631 pdf 3] ―――――

2
B 0631 : 2000 (ISO 12085 : 1996)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載年の版だけがこの規格を構成するも
のであって,その後の改訂版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版を適
用する。
JIS B 0031 製図−面の肌の図示方法
備考 ISO 1302 : 1992, Technical drawings−Method of indicating surface textureからの引用事項は,こ
の規格の該当事項と同等である。
JIS B 0651 触針式表面粗さ測定器
ISO 3274 : 1996, Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture : Profile method−Nominal
characteristics of contact (stylus) nstruments
ISO 4287 : 1997, Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture : Profile method−Terms,
definitions and surface texture parameters
ISO 4288 : 1996, Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture : Profile method−Rules and
procedures for the assessment of surface texture

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1 一般事項

3.1.1  表面の断面曲線 (surface profile)対象面を直角な平面で切断したときに,その切り口に現れる輪
郭 (JIS B 0660 : 1998)。ISO 4287参照。
3.1.2 断面曲線 (primary profile)測定断面曲線から短波長成分をカットオフ値 表1参照)の低域
フィルタによって除去した曲線 (JIS B 0660 : 1998)。ISO 3274参照。
3.1.3 断面曲線の隣り合う極小点の間にある実体部分(図1
断面曲線の局部山 (local peak of profile)
参照)。
図1 断面曲線の局部山
3.1.4 断面曲線の隣り合う極大点の間にある空間部分(図2
断面曲線の局部谷 (local valley of profile)
参照)。
図2 断面曲線の局部谷

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B 0631 : 2000 (ISO 12085 : 1996)
3.1.5 モチーフ (motif)2個の局部山に挟まれた曲線部分。局部山は,必ずしも隣り合うとは限らない
(4.4参照)。
モチーフは,次の長さ及び深さによって表される(図3及び図5参照)。
− 断面曲線の横方向に測定した長さ(モチーフ長さという。)ARi又はAWi
− 縦方向に測定した2個の山頂から谷底までの深さ(モチーフ深さという。)Hj及びHj+1,又はHWj及
びHWj+1
− 2個のモチーフ深さ(例えばHjとHj+1)のうち浅いほうの深さT
3.1.6 粗さモチーフ (roughness motif) 4.2及び5.2に規定する粗さモチーフの上限長さA(図3参照)
の理論的なオペレータによって導かれるモチーフ。
備考 この定義では,粗さモチーフ長さARiは,A以下の長さになる。
図3 粗さモチーフ
3.1.7 4.の操作によって
包絡うねり曲線 [upper envelope line of the primary profile (waviness profile) ]
識別された断面曲線の山頂を直線によって連ねた曲線(図4参照)。
図4 包絡うねり曲線
3.1.8 うねりモチーフ (waviness motif)4.2及び5.2に規定するうねりモチーフの上限長さBの理論的
なオペレータによって包絡うねり曲線から求めたモチーフ(図5参照)。

――――― [JIS B 0631 pdf 5] ―――――

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