JIS B 0902:2001 駆動機及び被駆動機―軸高さ

JIS B 0902:2001 規格概要

この規格 B0902は、駆動機及び被駆動機に対する軸高さの四つの寸法系列について規定。

JISB0902 規格全文情報

規格番号
JIS B0902 
規格名称
駆動機及び被駆動機―軸高さ
規格名称英語訳
Driving and driven machines -- Shaft heights
制定年月日
1962年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 496:1973(IDT)
国際規格分類

ICS

21.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ポンプ 2019
改訂:履歴
1962-03-01 制定日, 1965-03-01 確認日, 1968-03-01 確認日, 1971-02-01 確認日, 1974-01-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1984-01-01 確認日, 1989-04-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2001-03-20 改正日, 2005-07-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 0902:2001 PDF [6]
B 0902 : 2001 (ISO 496 : 1973)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格
協会 (JSA) から,日本工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調
査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS B 0902 : 1976は改
正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 0902 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0902 : 2001
(ISO 496 : 1973)

駆動機及び被駆動機−軸高さ

Driving and driven machines−Shaft heights

序文 この規格は,1973年に第1版として発行されたIS0 496, Driving and driven machines−Shaft heights
を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。ただし,ISO 496
で規定するインチ系列の規定事項については,SI化の観点から削除した。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,駆動機及び被駆動機に対する軸高さの四つの寸法系列について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 496 : 1973 Driving and driven machines−Shaft heights (IDT)
2. 定義 この規格で用いる主な定義は,次による。
軸の中心軸線と機械自体の取付け基準面との距離であり,動力伝達の目的で組み
軸高さ (shaft height)
付けられる機械上で測定して得られる距離。
軸合せについて,組立シムの厚さは軸高さに含めないが,電気機械絶縁ライナを使用する場合には,こ
のライナの厚さを(機械の一部とみなし)軸高さに含める。
3. 軸高さh 表1の第I系列の数値から優先的に選定する。これらの数値が望ましくない場合には,順
次第II系列及び第III系列の数値から選定するが,例外的に第IV系列の数値を選定する場合がある。

――――― [JIS B 0902 pdf 2] ―――――

2
B 0902 : 2001 (ISO 496 : 1973)
表1 軸高さ
単位 mm
軸高さ(1) h
系列
I II III IV
25 25 25 25
26
28 28
30
32 32 32
34
36 36
38
40 40 40 40
42
45 45
48
50 50 50
53
56 56
60
63 63 63 63
67
71 71
75
80 80 80
85
90 90
95
100 100 100 100
106
112 112
118
125 125 125
132
140 140
150
160 160 160 160
170
180 180
190
200 200 200
212

――――― [JIS B 0902 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 0902 : 2001 (ISO 496 : 1973)
単位 mm
軸高さ(1) h
系列
I II III IV
225(2) 225(2)
236
250 250 250 250
265
280 280
300
315 315 315
335
355 355
375
400 400 400 400
425
450 450
475
500 500 500
530
560 560
600
630 630 630 630
670
710 710
750
800 800 800
850
900 900
950
1 000 1 000 1 000 1 000
1 060
1 120 1 120
1 180
1 250 1 250 1 250
1 320
1 400 1 400
1 500
1 600 1 600 1 600 1 600
1 600(3)を超えるもの
注(1) 第I系列第IV系列の数値は,個々に標準数R5,R10,R20,R40(JIS Z 8601,
標準数を参照。)の数値に丸めたものである。
備考 ISO 3, Preferred numbers−Series of preferred numbersが,この規格 (JIS Z
8601) と一致している。
(2) 標準数224から外れている。
(3) 1 600 mmを超える場合には,標準数から選定する。

――――― [JIS B 0902 pdf 4] ―――――

4
B 0902 : 2001 (ISO 496 : 1973)
4. 寸法許容差
4.1 適用
4.1.1 軸高さに関係する寸法許容差は,平行度公差と同様に,駆動機と被駆動機とが直結され,かつ,共
通べース(台床)上に取り付ける機械だけに適用する。この寸法許容差は,両軸端のあらゆる点において
満たされなければならない。
4.1.2 寸法許容差に関する例外は,受渡当事者間の協定による。例えば,次の場合である。
− 組立に際し,軸のたわみのための軸合せを考慮しなければならない場合
− 熱膨張によって,シムの厚さに関して特別の問題が起こる場合
− その他の理由で,規定した数値から外れる場合
4.2 寸法許容差 寸法許容差は,表2による。
表2 寸法許容差
単位 mm
軸高さ(4) 寸法許容差
h 回転電動機械,被 電動機及び船舶プ
駆動機,減速機, ロペラ軸用駆動機
船舶プロペラ軸用 を除く駆動機
駆動機
0 +0.4
25 以上 50以下
−0.4 0
0 +0.5
50を超え 250以下
−0.5 0
0 +1.0
250を超え 630以下
−1.0 0
0 +1.5
630を超え 1 000以下
−1.5 0
0 +2.0
1 000を超え
−2.0 0
注(4) 寸法区分は,取付け面に脚部をもつ機械に適用する。脚部が最下点
にない,例えば,中心軸線の近くに脚部がある場合には,表から選
択される寸法許容差は,脚座から中心軸線までの寸法区分に対応す
る。
4.3 組立に関する指針
4.3.1 寸法許容差内での軸高さの偏差は,組立時に寸法許容差内の外に出ないようにシムで調整する。
4.3.2 幾つかの機械が結合され,軸高さの寸法許容差がそれぞれ負の値の場合には,その軸高さは少なく
とも基準寸法までシムを用いて調整する。

――――― [JIS B 0902 pdf 5] ―――――

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