JIS A 1101:2020 コンクリートのスランプ試験方法

JIS A 1101:2020 規格概要

この規格 A1101は、コンクリートのスランプ試験方法について規定。ただし,粗骨材の最大寸法が40 mmを超えるコンクリートの場合には,40 mmを超える粗骨材を除去する。

JISA1101 規格全文情報

規格番号
JIS A1101 
規格名称
コンクリートのスランプ試験方法
規格名称英語訳
Method of test for slump of concrete
制定年月日
1950年6月5日
最新改正日
2020年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1920-2:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

91.100.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1950-06-05 制定日, 1953-06-05 確認日, 1956-06-05 確認日, 1959-06-05 確認日, 1962-08-21 確認日, 1966-05-17 確認日, 1973-03-01 確認日, 1975-01-16 改正日, 1978-02-28 確認日, 1983-07-01 確認日, 1989-04-01 確認日, 1995-03-01 確認日, 1998-07-06 改正日, 2005-05-19 改正日, 2011-12-02 確認日, 2014-02-25 改正日, 2018-10-25 確認日, 2020-10-26 改正
ページ
JIS A 1101:2020 PDF [11]
                                                                                   A 1101 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験器具・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  7 結果・・・・[3]
  •  8 報告・・・・[3]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[4]
  •  附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1101 pdf 1] ―――――

           A 1101 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
日本コンクリート工学会(JCI)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があ
り,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,
JIS A 1101:2014は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1101 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                              A 1101 : 2020

コンクリートのスランプ試験方法

Method of test for slump of concrete

序文

 この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 1920-2を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附
属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,コンクリートのスランプ試験方法について規定する。ただし,粗骨材の最大寸法が40 mm
を超えるコンクリートの場合には,40 mmを超える粗骨材を除去する。
  注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
        ISO 1920-2:2016,Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete(MOD)
          なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
        を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
    JIS A 0203 コンクリート用語
    JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法
      注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 1920-1:2004,Testing of concrete−Part 1: Sampling of fresh
             concrete
    JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203による。

――――― [JIS A 1101 pdf 3] ―――――

           2
A 1101 : 2020

4 試験器具

4.1 スランプコーン スランプコーンは,セメントペーストに容易に侵されず,試験時に変形しない金
属製とする。スランプコーンの寸法は,図1のように上端内径100 mm,下端内径200 mm,高さ300 mm
及び厚さ5 mm以上とし,適切な位置に押さえ及び取っ手を付ける。取っ手は,高さの約2/3の位置に取
り付ける。
                                                               単位 mm
                                    図1−スランプコーンの例
4.2 突き棒 突き棒は,直径16 mm,長さ500 mm600 mmの鋼などの金属製丸棒で,その先端を半球
状とする。
4.3 平板 平板は,十分な水密性及び剛性をもつ鋼などの金属製とし,表面が平滑なもの。その大きさ
は,スランプ試験ができる余裕をもった寸法とする。取っ手を付ける場合には,スランプの測定の障害に
ならない位置に取り付ける。

5 試料

  試料は,JIS A 1115の規定によって採取するか,又はJIS A 1138の規定によって作る。

6 試験方法

  試験は,次による。

――――― [JIS A 1101 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
                                                                                   A 1101 : 2020
a) スランプコーン及び平板の設置 スランプコーンは使用前に汚れ,きず及びへこ(凹)みがないこと
    を目視によって確認する。スランプコーンの内面及び平板の上面は,あらかじめ湿布などで拭いてお
    く。スランプコーンは,水平に設置した平板上に置く。
      なお,水平の確認は,水準器を用いて行う。
b) 試料の詰め方 試料はほぼ等しい量の3層に分けて詰める。その各層は,突き棒でならした後,25回
    偏りがないように一様に突く。この割合で突いて材料の分離を生じるおそれのあるときは,分離を生
    じない程度に突き数を減らす。各層を突く際の突き棒の突き入れ深さは,その前層にほぼ達する程度
    とする。
c) スランプの測定 スランプコーンに詰めたコンクリートの上面をスランプコーンの上端に合わせて
    ならす。突固めによって試料の上面がスランプコーンの上端よりも低くなった場合は,少量の同じコ
    ンクリートの試料を足して上面をならす。その後,平板にこぼれた試料を湿布などで取り除き,直ち
    にスランプコーンを静かに鉛直に連続して引き上げる。スランプコーンを引き上げる時間は,高さ300
    mmで2秒3秒とする。その後,コンクリートの中央部において下がりを0.5 cm単位で測定し,こ
    れをスランプとして記録する。
      なお,コンクリートがスランプコーンの中心軸に対して偏ったり,くずれたりして,形が不均衡に
    なった場合は,別の試料を用いて再試験する。スランプコーンにコンクリートを詰め始めてからスラ
    ンプコーンの引き上げ終了までの時間は,3分以内とする。

7 結果

  スランプ試験の結果は,0.5 cm単位で表示する。

8 報告

  報告は,次の事項について行う。
a) 必ず報告する事項
  1) 試験年月日
  2) バッチ番号又は運搬車番号
  3) 粗骨材の最大寸法(mm)
  4) スランプ(cm)
b) 必要に応じて報告する事項
  1) 天候
  2) 気温又は試験室の温度(℃)
  3) 突き回数(材料分離のおそれがあり,突き回数を減らした場合)

――――― [JIS A 1101 pdf 5] ―――――

           4
A 1101 : 2020
                                         附属書JA
                                          (参考)
                            JISと対応国際規格との対比表
 JIS A 1101                   ISO 1920-2:2016,(MOD)
 a)   ISの  b) 対応国際 c) 箇条ご                                           e)   ISと対応国際規格
                                    d)   ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
    箇条      規格の対   との評     び理由                                  との技術的差異に
    番号      応する箇   価                                                  対する今後の対策
               条番号
 1 1          一致                          −                           −
            4.1        変更       JISでは,40 mmを超える粗骨材を用いたコンク
                                                                             国内の実情に合わせて
                                    リートの場合には,40 mmを超える粗骨材は除去
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                    する。ISO規格では,骨材最大寸法が40 mmを の変更の予定はない。
                                    超えるときは適用できない。
                                    これまでの試験データの蓄積等もあるため,従来
                                    の表現とする。
                        削除       ISO規格では,気泡コンクリート,細骨材を含ま
                                                                             国内の実情に合わせて
                                    ないコンクリートに適用できない。        の削除で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    これまでの試験データの蓄積等もあるため,追加
                                    は行わない。
            4.3.1      削除       ISO規格では,スランプ10 mm210 mmの範囲  国内の実情に合わせて
                                                                             の削除で,対応国際規格
                                    のコンクリートに適用する。コーンを抜いたとき
                                    1分以上変化するときは別の試験を行う。   の変更の予定はない。
                                    これまでの試験データの蓄積等もあるため,追加
                                    は行わない。
 2 2              −                        −                            −
 3 3          変更       JISでは,JIS A 0203を引用した。         実質的な差異はない
 4.1       4.3.2.1    変更       スランプコーンの規定                    国内の実情に合わせて
                                    寸法誤差−JIS : 規定なし                 の変更で,対応国際規格
                                        ISO規格 : ±2 mm                     の変更の予定はない。ま
                                    厚さ−JIS : 5 mm以上                     た,技術的な差異は小さ
                                      ISO規格 : 1.5 mmより薄くないもの       い。
                                    取っ手位置−JIS : 高さの約2/3の位置
                                         ISO規格 : 高さの2/3の位置
                                    押さえ−JIS : 押さえ
                                       ISO規格 : 下部には固定用締め具又は踏
                                        み板
                                    これまで国内で使用されてきたスランプコーン
                                    の経緯を踏まえた国内の実情に合わせて変更と
                                    する。ただし,実質的な差異はない。
                        削除       ISO規格では,スランプコーンの寸法及び状態が
                                                                             国内の実情に合わせて
                                    許容範囲であることを毎年確認する。      の削除で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    国内のこれまでの実情を踏まえて削除とする。

――――― [JIS A 1101 pdf 6] ―――――

                                                                                             5
                                                                                   A 1101 : 2020
 a)   ISの  b) 対応国際 c) 箇条ご                                           e)   ISと対応国際規格
                                    d)   ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
    箇条      規格の対   との評     び理由                                  との技術的差異に
    番号      応する箇   価                                                  対する今後の対策
               条番号
 4.2       4.3.2.2    変更       突き棒の規定                            これまで国内で使用さ
                                    寸法−JIS : 直径16 mm,長さ500 mm600 mm  れてきた突き棒の経緯
                                      ISO規格 : 16 mm±1 mm×600 mm±5 mm    を踏まえた国内の実情
                                    材質−JIS : 鋼などの金属製丸棒           に合わせての変更で,対
                                      ISO規格 : 鋼製                         応国際規格の変更の予
                                    ISO規格では,円形断面,真直,端部丸。   定はない。
                                    プラスチック製のさや(鞘)管を装着可能で1 000
                                    mmを超えない。
                                    これまで国内で使用されてきた突き棒の経緯を
                                    踏まえた国内の実情に合わせての変更とする。
 4.3       4.3.2.5    追加       JISでは,取っ手を付ける場合には,スランプの
                                                                             国内の実情に合わせて
                                    測定の障害にならない位置に取り付ける。  の追加で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。ま
                                                                             た,技術的な差異は小さ
                                                                             い。
 5 4.2        追加       JISでは,JIS A 1115及びJIS A 1138を追加。コンクリートの作り方
                                                                             の規格が分離している
                                    我が国では,コンクリートの作製から試験までが
                                    一体規格となったISO規格と異なり,JIS A 1138
                                                                             我が国の実情に合わせ
                                                                             ての追加で,対応国際規
                                    (試験室におけるコンクリートの作り方)が分離
                                    しているため追加している。              格の変更の予定はない。
 6 b)      4.3.3      変更       詰め方                                  国内の実情に合わせて
                                    JIS : ほぼ等しい量の3層に分けて詰める。  の変更で,対応国際規格
                                    ISO規格 : 突いた後にほぼ1/3ずつの高さになる
                                                                             の変更の予定はない。ま
                                         ように詰める。                     た,技術的な差異は小さ
                                                                             い。
                                    表現に若干の変更があるものの,実質的な差異は
                                    ない。
                        変更       突き入れ                                国内の実情に合わせて
                                    JIS : 前層にほぼ達する程度。偏りがないように
                                                                             の変更で,対応国際規格
                                         一様に突く。                       の変更の予定はない。ま
                                    ISO規格 : 下の層に貫通する程度。各層の断面内
                                                                             た,技術的な差異は小さ
                                         を一様に突く。                     い。
                                    表現に若干の変更があるものの,実質的な差異は
                                    ない。
 6 c)      4.3.3      変更       スランプコーンの引き上げ時間            これまでの試験データ
                                    JIS : 2秒3秒                             の蓄積等,国内の実情に
                                    ISO規格 : 3.5秒±1.5秒                   合わせての変更で,対応
                                                                             国際規格の変更の予定
                                    これまでの試験データの蓄積等もあるため,従来
                                    の引き上げ時間とする。                  はない。
                        変更       測定位置                                国内の実情に合わせて
                                    JIS : 中央部                             の変更で,対応国際規格
                                                                             の変更の予定はない。
                                    ISO規格 : 最高点。ただし,national annexで中央
                                         部又は平均高さの測定を規定している場合
                                         を除く。
                                    これまでの試験データの蓄積等もあるため,従来
                                    の測定位置とする。ただし,中央部での測定も許
                                    容されているため,実質的な差異はそれほど大き
                                    くはない。

――――― [JIS A 1101 pdf 7] ―――――

           6
A 1101 : 2020
 a)   ISの  b) 対応国際 c) 箇条ご                                           e)   ISと対応国際規格
                                    d)   ISと対応国際規格との技術的差異の内容及
    箇条      規格の対   との評     び理由                                  との技術的差異に
    番号      応する箇   価                                                  対する今後の対策
               条番号
 6 c)      4.3.4      削除       ISO規格では,2回の連続した試験で,形が不均
                                                                             国内の実情に合わせて
                                                                             の削除で,対応国際規格
                                    衡の場合,そのコンクリートは,プラスティシテ
                                                                             の変更の予定はない。ま
                                    ィー及び粘性を欠いており,無効であると記録す
                                    る。                                    た,技術的な差異は小さ
                                                                             い。
                                    不適合規定は技術的に常識的な内容と判断でき,
                                    実質的な差異はない。
            4.3.3      一致                          −                           −
 7 4.3.4      変更      結果                                     国内の実情に合わせて
                                   JIS : 0.5 cm単位で表示                    の変更で,対応国際規格
                                   ISO規格 : 10 mmまでミリメートルで表示。ただの変更の予定はない。ま
                                        し,national annexで至近の5 mmの測定を
                                                                             た,技術的な差異は小さ
                                        規定している場合を除く。            い。
                                   これまでの試験データの蓄積等もあるため,従来
                                   の結果表示とする。ただし,実質的な差異はない。
 8 4.3.5       変更      報告                                     国内の実情に合わせて
                                   JIS : 試験年月日,バッチ番号又は運搬車番号,粗
                                                                             の追加で,対応国際規格
                                        骨材の最大寸法,スランプの4項目。必要の変更の予定はない。ま
                                                                             た,技術的な差異は小さ
                                        に応じて天候,気温又は試験室の温度,突
                                        き回数の3項目を追加記載。           い。
                                   ISO規格 : スランプ,形の不均衡の有無,試料の
                                        識別,試験日時の4項目。ほかに共通報告
                                        内容として9項目。
                                   国内の実情に合わせて項目を変更している。
   注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
         − 一致 : 技術的差異がない。
         − 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
         − 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
         − 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
   注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
         − MOD : 対応国際規格を修正している。

――――― [JIS A 1101 pdf 8] ―――――

                                                                                                                                          7
                                                                                                                                 A 1101 : 2020
                                                                  附属書JB
                                                                  (参考)
                                                技術上重要な改正に関する新旧対照表
                  現行規格(JIS A 1101:2020)                        旧規格(JIS A 1101:2014)                        改正理由
     箇条番号                   内容                  箇条番号                   内容
     及び題名                                          及び題名
     1 適用範                                          1. 適用範
               この規格は,コンクリートのスランプ試験方法                                                 備考1.の内容は要求事項のため本文に記
                                                                  この規格は,コンクリートのスランプ試験につ
     囲                                                囲
               について規定する。ただし,粗骨材の最大寸法        いて規定する。                          載することとした。
               が40 mmを超えるコンクリートの場合には,40           備考1. 粗骨材の最大寸法が40 mmを超える
               mmを超える粗骨材を除去する。                              コンクリートの場合には,40 mmを超
                                                                          える粗骨材を除去する。
     2 引用規 JIS A 0203 コンクリート用語             2. 引用規                   −                   “3 用語及び定義”を追加したことに
     格                                                格                                                よって,JIS A 0203を追加した。
     3 用語及 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A  −                       −                   “3 用語及び定義”を追加した。
     び定義   0203による。
     4 試験器                                          3. 試験器
               スランプコーンは,セメントペーストに容易に        スランプコーンは,図1のように上端内径100 JIS Z 8301“規格票の様式及び作成方法”
     具                                                具
               侵されず,試験時に変形しない金属製とする。        mm,下端内径200 mm,高さ300 mm及び厚さ5 の改正に伴い,注に,要求事項,推奨事
     4.1 スラ スランプコーンの寸法は,図1のように上端内3.1 スラ mm以上の金属製(1)とし,適切な位置に押さえ項及び許容事項を含めてはならないこ
     ンプコー 径100 mm,下端内径200 mm,高さ300 mm及  ンプコー と取っ手(2)を付ける。                   とから,注を本文(規定)に移動した。
     ン       び厚さ5 mm以上とし,適切な位置に押さえ及 ン         注(1) セメントペーストに容易に侵されない
               び取っ手を付ける。取っ手は,高さの約2/3の位              もので,試験時に変形しないもの。
               置に取り付ける。                                      (2) 高さの約2/3の所。
     4 試験器                                          3. 試験器
               平板は,十分な水密性及び剛性をもつ鋼などの                           −                   平板については旧規格の5.(試験)の中
     具                                                具
               金属製とし,表面が平滑なもの。その大きさは                                                 で規定していたが,平板は試験器具のた
     4.3 平板 スランプ試験ができる余裕をもった寸法とす                                                   め,この規格では新たに4.3として規定
               る。取っ手を付ける場合には,スランプの測定                                                 した。
               の障害にならない位置に取り付ける。
                                                                                                                                              A11 01 : 2
                                                                                                                                                      020
                                                                                                                                                 3

――――― [JIS A 1101 pdf 9] ―――――

   8
    A 1101 : 2020
                                                                                                                                              A1
                                                                                                                                                 3
                  現行規格(JIS A 1101:2020)                        旧規格(JIS A 1101:2014)                        改正理由
                                                                                                                                                1
     箇条番号                   内容                  箇条番号                   内容
                                                                                                                                                  01
     及び題名                                          及び題名
                                                                                                                                                     : 2
     6 試験方                                          5. 試験
               スランプコーンは使用前に汚れ,きず及びへこ        スランプコーン(3)は,水平に設置した剛で水密
                                                                                                           JIS Z 8301の改正に伴い,注に,要求事
                                                                                                                                                      020
     法                                                a)
               (凹)みがないことを目視によって確認する。        性があり平滑な平板(3),(4)上に置いて押さえ,
                                                                                                           項,推奨事項及び許容事項を含めてはな
     a)       スランプコーンの内面及び平板の上面は,あら                                                 らないことから,注(3)を本文(規定)に
                                                                    注(3) スランプコーンの内面と平板の上面は,
               かじめ湿布などで拭いておく。スランプコーン               あらかじめ湿布などでふいておく。 移動した。
               は,水平に設置した平板上に置く。なお,水平の          (4) 平板の水平の確認は,水準器を用いて行
               確認は,水準器を用いて行う。                             うのが望ましい。
     6 試験方 試料はほぼ等しい量の3層に分けて詰める。そ5. 試験  試料はほぼ等しい量の3層に分けて詰める。そ各層の突き方の具体性を示すために,偏
     法                                                a)
               の各層は,突き棒でならした後,25回偏りがな                                                 りがないように一様に突くとした。
                                                                  の各層は,突き棒でならした後,25回一様に突
     b)       いように一様に突く。この割合で突いて材料の        く。この割合で突いて材料の分離を生じるおそ
               分離を生じるおそれのあるときは,分離を生じ        れのあるときは,分離を生じない程度に突き数
               ない程度に突き数を減らす。各層を突く際の突        を減らす。各層を突く際の突き棒の突き入れ深
               き棒の突き入れ深さは,その前層にほぼ達する        さは,その前層にほぼ達する程度とする。
               程度とする。
     6 試験方                                          5. 試験
               スランプコーンに詰めたコンクリートの上面を                                                 スランプ測定のコンクリートの試料の
                                                                  スランプコーンに詰めたコンクリートの上面を
     法                                                b)
               スランプコーンの上端に合わせてならす。突固                                                 量を一定とするため,説明を追記した。
                                                                  スランプコーンの上端に合わせてならした後,
     c)       めによって試料の上面がスランプコーンの上端                                                 このとき,ペーストやモルタル成分の多
                                                                  直ちにスランプコーンを静かに鉛直に引き上げ
               よりも低くなった場合は,少量の同じコンクリ        (5),コンクリートの中央部において下がりを0.5
                                                                                                           い部分を意図的に追加した場合,スラン
               ートの試料を足して上面をならす。その後,平        cm単位で測定し,これをスランプとする。  プの測定値に影響する可能性も否定で
               板にこぼれた試料を湿布などで取り除き,直ち                                                 きないため,追加する試料は,“同じコン
                                                                  なお,コンクリートがスランプコーンの中心軸
               にスランプコーンを静かに鉛直に引き上げる。                                                 クリートの試料”であることを明示し
                                                                  に対して偏ったり,くずれたりして,形が不均
               スランプコーンを引き上げる時間は,高さ300                                                  た。
                                                                  衡になった場合は,別の試料によって再試験す
               mmで2秒3秒とする。その後,コンクリート            る。                                    また,平板にこぼれた試料の有無によっ
               の中央部において下がりを0.5 cm単位で測定            注(5) スランプコーンを引き上げる時間は,高
                                                                                                           て測定値が変わるため,湿布などで取り
               し,これをスランプとして記録する。                       さ30 cmで23秒とする。            除く具体的な内容を追記した。
               なお,コンクリートがスランプコーンの中心軸                                                 さらに,一般コンクリートのスランプ測
               に対して偏ったり,くずれたりして,形が不均                                                 定の標準として,スランプコーンの引き
               衡になった場合は,別の試料を用いて再試験す                                                 上げ時間の標準は重要であるため,注か
               る。スランプコーンにコンクリートを詰め始め                                                 ら本文に移行した。
               てからスランプコーンの引き上げ終了までの時
               間は,3分以内とする。

――――― [JIS A 1101 pdf 10] ―――――

                                                                                                                                          9
                                                                                                                                 A 1101 : 2020
                  現行規格(JIS A 1101:2020)                        旧規格(JIS A 1101:2014)                        改正理由
     箇条番号                   内容                  箇条番号                   内容
     及び題名                                          及び題名
     8 報告   a) 必ず報告する事項                     7 報告   a) 必ず報告する事項                     JIS A 1156“フレッシュコンクリートの
                 1) 試験年月日                                     1) 試験年月日                         温度測定方法”の規格が制定されたこと
                 2) バッチ番号又は運搬車番号                       2) 天候                               により,コンクリート温度の報告が両規
                 3) 粗骨材の最大寸法(mm)                         3) 試験室の温度又は気温(℃)         格で重複することを避け,この試験規格
                 4) スランプ(cm)                                 4) バッチ番号又は運搬車番号           ではスランプの試験方法に限定するた
               b) 必要に応じて報告する事項                         5) 粗骨材の最大寸法(mm)             め,コンクリートの温度を削除した。ま
                 1) 天候                                           6) コンクリートの温度(℃)           た,これまで必ず報告する事項と必要に
                 2) 気温又は試験室の温度(℃)                     7) スランプ(cm)                     応じて報告する事項が,JIS A 1150“コン
                 3) 突き回数                                     b) 必要に応じて報告する事項             クリートのスランプフロー試験方法”と
                                                                    1) 突き回数                           の間で整合していなかった。しかし,同
                                                                                                           種の試験方法の規格であるため,JIS A
                                                                                                           1150と同時改正となる今回,上記のコン
                                                                                                           クリート温度の削除とともに,報告事項
                                                                                                           の内容を協議し,スランプの試験方法に
                                                                                                           限定した報告事項となるように整合さ
                                                                                                           せた。
                                                                                                                                              A11 01 : 2
                                                                                                                                                      020
                                                                                                                                                 3

JIS A 1101:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1920-2:2016(MOD)

JIS A 1101:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1101:2020の関連規格と引用規格一覧

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