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B 0955-3 : 2022 (ISO 14955-3 : 2020)
6.2 一般的な構造
6.2.1 一般
加工工程表の定義は,次の二つの部分に分けて記述することが可能である。
− 工作機械,加工工程及び用途とは無関係な共通の定義
− 特定のパラメータ化が必要な特定の個々の定義
個々の加工工程の情報は,文書化しなければならない。ただし,文書化は,非公開とすることが可能で
ある。その要素の詳しい説明は,図12による。
図12−加工工程表の応用及び定義の一般的な説明
加工工程表には,運転状態の時間配分の定義を含めることが望ましい(5.2.2参照)。
6.2.2 準備
準備は,測定手順及び注釈と同様に,可能な分析機能の定義,必要なシステム境界,及びエネルギー形
態を使用し,JIS B 0955-1:2020の箇条6及び箇条8,並びにJIS B 0955-2:2021の箇条4箇条9に示され
ている情報に従って行うことが望ましい。
――――― [JIS B 0955 pdf 21] ―――――
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6.3 加工工程表定義の指針
加工工程表は,使用中の一般的な工作機械の作動を表している。使用する材料,工具,パラメータ,関
連するNCプログラム,及び加工時間は,与えられた工作機械の代表的かつ意図された用途を反映してい
る。加工工程表を特定するために,次の流れ図(図13参照)を使用しなければならない。
図13−加工工程表の定義の指針
6.4 加工工程表の定義
6.4.1 一般
加工工程表は,ある特定の工作物の加工手順,使用材料,使用工具,加工条件及び環境の定義を含み,
個々に定義した加工工程を表す。これは,工作機械での代表的な付加価値を付ける所定の用途を表す。加
工工程表には,工作機械の作動を再現可能な方法で記載する。
加工工程表の定義は,JIS B 0955-1:2020に基づく機能割当てに従って工作機械の製造業者と使用者とが
協力して行うことが望ましい。加工工程表の割当ては,対象とする加工工程を正確に評価することで使用
者に利益をもたらし,適切で最適化された工作機械構成を識別するための実際の使用に関する詳細な情報
によって製造業者にも利益をもたらす。システム境界及び関連するエネルギー形態は,JIS B 0955-1:2020
及びJIS B 0955-2:2021に定義されている。
図14に,加工工程の例を示す。
――――― [JIS B 0955 pdf 22] ―――――
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B 0955-3 : 2022 (ISO 14955-3 : 2020)
記号説明
P : 電力(kW)
t : 時間(s)
1 : “待機”状態,又は“加工”以外の運転状態(加工工程表に含めてもよい。)
2 : “加工”(加工工程表に含まれる。)
図14−工作機械の運転状態“加工”の加工工程の例
加工工程表では,運転状態“加工”中の工作機械の作動を定義する。加工工程表は,工作機械の製造業
者若しくは工作機械の使用者が定義するか,又は受渡当事者間の協定によって定義し,当該の工作機械及
び関係する構成要素の代表的な用途を表す。工作機械の製造業者が当該の1台の工作機械及びその構成に
対して代表的な加工工程表を指定できない場合は,工作機械の使用者と協力して使用者固有の加工工程表
を定義しなければならない。
決めた加工工程表に基づいて,6.7による一般情報及び加工工程固有の情報を提供しなければならない。
JIS B 0955-1:2020及びJIS B 0955-2:2021に従った工作機械の測定を行うことが可能である。
加工工程表の定義については,6.4.26.4.5の要件及び側面を満たさなければならない。
6.4.2 加工工程
離散型生産,特に大規模生産では,特定の加工工程を選択し工作機械に割り当てる。調達及び改造にお
いては,工作機械の使用者の意図した加工工程に対応するために,通常,使用者が知っていることを提供
する。その結果から,加工工程の種類だけでなく,加工パラメータ(例えば,送り速度,トルク,回転速
度,工作物の特性及び複雑さ,冷却要件など)の範囲,工作機械の作動,及び使用するNCプログラムが
分かる。プログラマブル(ロジック)コントローラ(PLC)の設定も加工工程に影響する。このため,工作
機械の製造業者は,使用者と相談し,与えられた加工パラメータ及び関連情報に基づいて,工作機械及び
その構成に固有の加工工程を定義する必要がある。対象とする用途の加工工程表を定義することは,工作
機械の使用者及び製造業者の利益になる。
6.4.3 工具
工作機械の使用者は,加工工程に関係する使用工具の数量,種類及び品質については既に分かっている。
これは,工作機械の購入段階及び構成段階で有効である。使用する工具に関係する必要な前提条件(例え
ば,冷却条件,工具ハンドリング及び保管)も既知であり,加工工程の定義に使用する必要がある。
――――― [JIS B 0955 pdf 23] ―――――
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6.4.4 工作物材料及び加工パラメータ
工作機械の使用者は,既知の加工工程に関係して,その時間配分率,使用する工具,及び工具に関連す
る加工パラメータについて分かっており,かつ,使用する工作物及び/又は使用する材料のセット,並び
に工作物形状についても分かっている。
6.4.5 加工パラメータのバリエーション
製造業者は,低,中及び高レベルの用途を設定可能である。これらのレベルは,低,中及び高レベルの
パラメータセットを表し,未知であるが想定される使用者(顧客)の用途に使用することが望ましい。
例外がある場合は,工作機械の製造業者がその使用者と協力して処理する。加工工程表は,加工する部
品の量に合わせて定義する。代表的な加工工程で最も一般的な材料及び工具を使用する。用途が不明又は
存在しない場合,加工工程表は,低,中及び高レベルの加工パラメータセットに基づいて定義する。これ
らのパラメータセットは,低,中及び高レベルの負荷運転を表す。
6.5 主な工作機械の運転状態
5.2.4に従って,エネルギーのかなりの割合を占める工作機械の運転状態を考慮して,有益な加工工程表
を設定しなければならない。少なくとも,運転状態“加工”及び“待機”は必要である。
− “加工”
“加工”は,工作機械を実際に使用し,価値を付ける用途(エアカットなし)を表す。工作機械の
運転状態“加工”は,NCプログラムの開始で始まり,NCプログラムの終了で終わる。
− “待機”
工作機械の運転状態“待機”は,この状態が意図した用途に価値を加えることに関係している場合
だけ,加工工程表に含めなければならない。例えば,自動又は手動で工作物を扱ったり,冷却したり
及び/又は工作物を検査したりするために,運転状態“待機”を指定することは可能である。
− その他の運転状態
その他の工作機械の運転状態は,工作機械の対象とする用途に必要な場合は,加工工程表に含めな
ければならない。
6.6 関連する加工工程
この規格に規定する加工工程は,JIS B 0955-2:2021の箇条5に記載されている,機械ベース又は作業ベ
ースに基づいた加工工程の評価を含んでいる(図13参照)。“オフ”,“待機”,“準備”,“セットアップ”,
“加工”などの様々な運転状態は,考えられる全ての工程に含まれる。運転状態“加工”で実行される,
加工工程の定義は,考えられる全ての加工工程において行う。
6.7 加工工程の文書化
加工工程は,適切に定義し,同じ条件下で再現可能でなければならない。加工工程は文書化しなければ
ならない。必要な情報は,更に一般情報と加工工程依存及び用途依存の情報とに分けることが可能である。
加工工程の実行に必要な全ての情報が必要になる。
注記 加工工程が公開されていない場合は,工作機械の使用者と製造業者との間で機密として扱われる。
次の一般情報は,文書化しなければならない。この情報は,加工工程及び用途には依存しない。
− 工作機械の種類,製造業者,機種名,製造番号
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B 0955-3 : 2022 (ISO 14955-3 : 2020)
− 工作機械の構成
− DIN 8580:2003に従った関連の加工工程
− JIS B 0955-1:2020及びJIS B 0955-2:2021に従った測定条件
――――― [JIS B 0955 pdf 25] ―――――
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JIS B 0955-3:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14955-3:2020(IDT)
JIS B 0955-3:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 0955-3:2022の関連規格と引用規格一覧
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