JIS B 1001:1985 ボルト穴径及びざぐり径

JIS B 1001:1985 規格概要

この規格 B1001は、一般に用いるボルト・小ねじなどに対するすきま穴の径及びさぐり径について規定。

JISB1001 規格全文情報

規格番号
JIS B1001 
規格名称
ボルト穴径及びざぐり径
規格名称英語訳
Diameter of clearance holes and counterbores for bolts and screws
制定年月日
1960年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 273:1979(MOD)
国際規格分類

ICS

21.060.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
配管 I(基本) 2021, 配管 II(製品) 2021, ねじ I 2020, ねじ II 2020
改訂:履歴
1960-03-01 制定日, 1963-03-01 確認日, 1965-04-01 改正日, 1968-04-01 改正日, 1971-04-01 確認日, 1974-03-01 確認日, 1977-01-01 確認日, 1980-01-01 確認日, 1985-03-01 改正日, 1990-03-01 確認日, 1995-02-01 確認日, 2000-08-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 1001:1985 PDF [3]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 1001-1985

ボルト穴径及びざぐり径

Diameter of Clearance Holes and Counterbores for Bolts and Screws

1. 適用範囲 この規格は,一般に用いるボルト・小ねじなどに対するすきま穴の径(以下,ボルト穴径
という。)及びざぐり径について規定する。
備考 この規格で規定するボルト穴径の1級,2級及び3級は,ISO 273-1979 (Fasteners−Clearance holes
for bolts and screws) のfine, medium及びcoarseによっている。
引用規格 :
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
対応国際規格 :
ISO 273-1979 Fasteners−Clearance holes for bolts and screws
2. ボルト穴径の等級及び寸法 ボルト穴径の等級は,ねじ外径と穴径とのすきまによって14級に区分
し,その寸法及び穴の面取り寸法は,付表による。
3. ざぐり径の寸法 ざぐり径の寸法は,付表による。

――――― [JIS B 1001 pdf 1] ―――――

2
B 1001-1985
付表 ボルト穴径及びざぐり径の寸法
単位 mm
ねじの ボルト穴径dh 面取り ざぐり径 ねじの ボルト穴径dh 面取り ざぐり径
呼び径 1級 2級 3級 4級(1) e D 呼び径 1級 2級 3級 4級(1) e D
1 1.1 1.2 1.3 − 0.2 3 30 31 33 35 36 1.7 62
1.2 1.3 1.4 1.5 − 0.2 4 33 34 36 38 40 1.7 66
1.4 1.5 1.6 1.8 − 0.2 4 36 37 39 42 43 1.7 72
1.6 1.7 1.8 2 − 0.2 5 39 40 42 45 46 1.7 76
※1.7 1.8 2 2.1 − 0.2 5 42 43 45 48 − 1.8 82
1.8 2.0 2.1 2.2 − 0.2 5 45 46 48 52 − 1.8 87
2 2.2 2.4 2.6 − 0.3 7 48 50 52 56 − 2.3 93
2.2 2.4 2.6 2.8 − 0.3 8 52 54 56 62 − 2.3 100
※2.3 2.5 2.7 2.9 − 0.3 8 56 58 62 66 − 3.5 110
2.5 2.7 2.9 3.1 − 0.3 8 60 62 66 70 − 3.5 115
※2.6 2.8 3 3.2 − 0.3 8 64 66 70 74 − 3.5 122
3 3.2 3.4 3.6 − 0.3 9 68 70 74 78 − 3.5 127
3.5 3.7 3.9 4.2 − 0.3 10 72 74 78 82 − 3.5 133
4 4.3 4.5 4.8 5.5 0.4 11 76 78 82 86 − 3.5 143
4.5 4.8 5 5.3 6 0.4 13 80 82 86 91 − 3.5 148
5 5.3 5.5 5.8 6.5 0.4 13 85 87 91 96 − − −
6 6.4 6.6 7 7.8 0.4 15 90 93 96 101 − − −
7 7.4 7.6 8 − 0.4 18 95 98 101 107 − − −
8 8.4 9 10 10 0.6 20 100 104 107 112 − − −
10 10.5 11 12 13 0.6 24 105 109 112 117 − − −
12 13 13.514.5 15 1.1 28 110 114 117 122 − − −
14 15 15.516.5 17 1.1 32 115 119 122 127 − − −
16 17 17.518.5 20 1.1 35 120 124 127 132 − − −
18 19 20 21 22 1.1 39 125 129 132 137 − − −
20 21 22 24 25 1.2 43 130 134 137 144 − − −
22 23 24 26 27 1.2 46 140 144 147 155 − − −
24 25 26 28 29 1.2 50 150 155 158 165 − − −
27 28 30 32 33 1.7 55 H12 H13 H14
(参考) − − −
dhの
許容差(2)
注(1) 4級は,主として鋳抜き穴に適用する。
(2) 参考として示したものであるが,寸法許容差の記号に対する数値は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)によ
る。
備考1. この表で規定するねじの呼び径及びボルト穴径のうち,あみかけ ( ) をした部分は,ISO 273に規定されて
いないものである。
2. ねじの呼び径に※印を付けたものは,ISO 261 (ISO general purpose metric screw threads−General plan) に規定さ
れていないものである。
3. 穴の面取りは,必要に応じて行い,その角度は原則として90度とする。
4. あるねじの呼び径に対して,この表のざぐり径よりも小さいもの又は大きいものを必要とする場合は,なる
べくこの表のざぐり径系列から数値を選ぶのがよい。

――――― [JIS B 1001 pdf 2] ―――――

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B 1001-1985
5. ざぐり面は,穴の中心線に対して直角となるようにし,ざぐりの深さは,一般に黒皮がとれる程度とする。
機械要素部会 ねじ部品の形状・寸法専門委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 工学院大学
北 郷 薫
吉 本 勇 東京工業大学
江 藤 元 大 千葉工業大学
宇田川 鉦 作 日本ねじ研究協会
田 辺 俊 彦 通商産業省機械情報産業局
山 崎 宗 重 工業技術院標準部
青 野 雄 勝 ミネベア株式会社技術管理室
伊 藤 順一郎 黒田精工株式会社技術企画室
佐 藤 義 朗 株式会社サトーラシ
田 中 誠之助 株式会社佐賀鉄工所開発部
中 田 重 平 株式会社互省製作所製造部
永 峯 威 如 日東精工株式会社ファスナー事業部
林 完 株式会社名古屋螺子製作所第1営業部
須 永 順 一 いすゞ自動車株式会社特許部
田 中 英 夫 株式会社東芝開閉装置部
田 中 宏 三菱電機株式会社技術本部
松 井 博 株式会社彌満和製作所技術本部
矢 作 博 美 日産自動車株式会社設計管理部
山 口 太 郎 全国作業工具工業組合
山 本 巌 東急車輌製造株式会社技術研究室
高 山 和 男 株式会社ネジの高山(日本ねじ商業協同組合連合会)
中 村 智 男 日本ねじ研究協会
(事務局) 高 橋 和 敬 工業技術院標準部機械規格課

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規格名称
JISB0401:1986
寸法公差及びはめあい