JIS B 4451:1999 ねじ切り丸ダイス | ページ 3

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4. 種類・等級 J形の種類は,機能によってソリッドダイス及びアジャスタブルダイスの2種類とし,
さらに,アジャスタブルダイスは調整ねじの有無によって調整ねじ付き及び調整ねじなしの2種類とする。
ソリッドダイスの等級は,ねじ部の精度によって,1級,2級及び3級の3等級とし等級の記号は附属書
表1による。
アジャスタブルダイスの等級は,ねじ部の精度によって精級及び並級の2等級とし等級の記号は附属書
表2による。
附属書表1 ソリッドダイスJ形の等級の記号
等級 1級 2級 3級
記号 I II III
おねじの等級 メートルねじ(1) I欄 4h 6h, 6g(2) 8g
(参考) II欄 1級 2級 3級
ユニファイねじ(3) 3A 2A 1A
注(1) メートルねじの等級は,JIS B 0209 : 1982及びJIS B 0211 : 1982による。
(2) 6hはねじの呼びM1.4以下及びM1.4×0.2以下のものに,6gはねじの呼びM1.6以
上又はM1.6×0.2以上のものに適用する。
(3) ユニファイねじの等級は,JIS B 0210 : 1973及びJIS B 0212 : 1973による。
備考1. J形の等級に対するおねじの等級は参考として示したもので,各等級のJ形によ
って切られたねじが,その等級に必ず適合することを意味するものではない。
2. 主として,メートルねじ・欄の等級に適用するJ形の等級の記号は,必要に応じ
て附属書表1の記号に・欄のおねじの等級記号を付け加えて表す(例1.参照)。
ただし,附属書表1の記号を省略して・欄のおねじの等級記号だけとしてもよい
(例2.参照)。
例1. メートルねじの等級6gに適用するJ形の等級の記号
II-6g
例2. 附属書表1の記号を省略した6g用J形の等級の記号
6g
附属書表2 アジャスタブルダイスJ形の等級の記号
等級 精級 並級
記号 P N
おねじの等級 メートルねじ 1級 3級
(参考) ユニファイねじ 3A 1A
5. 形状・寸法 J形の形状及び寸法は附属書付図13及び附属書付表16のとおりとする。
6. 品質
6.1 外観 J形の外観は,地きず及び割れ並びに有害なまくれ,きず,さびなどの欠点がなく,仕上げは
良好でなければならない。
6.2 硬さ J形の刃部の硬さは,8.1による試験を行ったとき,合金工具鋼のものは58HRC又は660HV
以上とし,高速度工具鋼のものは60HRC又は700HV以上とする。
6.3 ねじ部の精度 J形のねじ部の精度は,8.2による試験を行ったとき,試験ねじの精度が附属書付表
7に示す試験ねじの許容限界寸法並びにピッチ及び山の半角の許容差に適合するものとする。

――――― [JIS B 4451 pdf 11] ―――――

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7. 材料 J形の材料は,JIS G 4404に規定するSKS2若しくはJIS G 4403に規定するSKH51,又はこれ
らと同等以上の性能をもつものとする。
8. 試験方法
8.1 硬さ J形の硬さは,ロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245に規定する試験方法によって測定
する。ただし,ロックウェル硬さ試験機による測定ができない場合は,ビッカース硬さ試験機を用いてJIS
Z 2244に規定する試験方法によって測定してもよい。
なお,試験機による測定が困難な場合は,やすりによる比較測定を行ってもよい。
8.2 ねじ部の精度 J形のねじ部の精度は,試験ねじを用いて附属書付表12によって測定する。
なお,試験ねじは,次に示すa) c)の要領によって製作したものを使用する。
a) 試験ねじは,JIS H 3250の合金番号C3601及びC3602,又はねじ部の寸法を表しやすい適当な材料を
用い,J形を適正に使用して加工する。
なお,切削速度は,一般には46m/minとする。合金番号C3601及びC3602以外の材料を用いて試
験ねじを切削するときは,適当な切削速度を選定する。
b) 試験ねじを切削するときは,食付き部の長い側を用いて行う。
c) 試験ねじを切削するときは,試験ねじのブランク外径を6.3に規定するおねじ外径の最小寸法に近く
仕上げて行う。
なお,呼びM9, M9×1, 3/8-16UNC及び3/8-24UNF以上の試験ねじは,前もって荒削りしたおねじを
J形で仕上げる。
9. 検査 J形の検査は,形状・寸法,外観,硬さ及びねじ部の精度について行い,それぞれ5.及び6.の
規定に適合しなければならない。
10. 製品の呼び方 J形の呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,呼び,J形の外径,等級及び材料記
号(4)による。
なお,左ねじの場合は,呼びの前に“左”を付け加える。
例1. JIS B 4451(J形)アジャスタブルダイス 調整ねじ付き M10 径38 並級 SKS2
例2. JIS B 4451(J形)ソリッドダイス 左 M3 径20 2級 SKH51
例3. ねじ切り丸ダイス(J形)アジャスタブルダイス 調整ねじなし 1/4-20UNC 径25 精級
SKS2
注(4) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバル
トを4.5%以上含む場合はHSS-Eと呼んでもよい。
11. 表示
11.1 製品の表示 J形には,すり割り部又はV溝を上にして,表面に次の事項を横書きに表示する。た
だし,J形に表示が困難な場合は適宜変更又は省略しても差し支えない。

a) 左ねじの記号 : L(右ねじの場合は記号を付けない。)
b) 呼び : M10×1.5(メートル並目ねじの場合はピッチを付ける。)
c) 等級の記号 : P(並級の場合は記号を付けなくてもよい。)

――――― [JIS B 4451 pdf 12] ―――――

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d) 材料記号(5) : SKS2
e) 製造業者名又はその略号
注(5) 使用材料がSKH51又はこれと同等の場合はHSS,また,バナジウムを2.6%以上又はコバルトを
4.5%以上含む場合は,HSS-Eと表示してよい。
11.2 包装の表示 J形の包装には,規格の名称,種類,J形の外径及び11.1に規定する事項を表示する。
備考1. 切りくず穴の数及び形状は,規定しない。
2. 外径D25mm以下のJ形の押し穴は,付けなくてもよい。
3. J形の断面A-Aは,附属書付図3による。
附属書付図1 ソリッドダイスJ形の形状

――――― [JIS B 4451 pdf 13] ―――――

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備考1. 切りくず穴の数及び形状は,規定しない。
2. J形の断面A-Aは,附属書付図3による。
附属書付図2 アジャスタブルダイスJ形の形状

――――― [JIS B 4451 pdf 14] ―――――

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備考1. ねじ部の長さは最小6山として,その裏面に適当な逃げを設けてもよい。
2. 食付き部の長さは,一般に
J形の表面 22.5山
J形の裏面 11.5山
とする。ただし,逃げを設けたものは,裏面に食付き部を付けない。
附属書付図3 J形の断面A-A
附属書付表1 メートル並目ねじ用J形の外径及び厚さ
単位 mm
呼び 外径D 厚さT 呼び 外径D 厚さT 呼び 外径D 厚さT
基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法 基準寸法
M1 10 3 M2.2 16 5 M16 50 16
M1.1 M2.5 M18
M1.2 M3 20 7 M20
M1.4 M3.5 M22
M1.6 M4 M24
M1.8 M4.5 M27 63 20
M2 M5 M30 75 25
M2.2 M6 M33
M2.5 M7 25 9 M36
M1 16 5 M8 M39
M1.1 M9 M42
M1.2 M10 38 13
M1.4 M11
M1.6 M12
M1.8 M14
M2
備考 外径D及び厚さTの許容差は,附属書付表5による。

――――― [JIS B 4451 pdf 15] ―――――

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JIS B 4451:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2568:1988(MOD)

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