JIS B 6210-2:2010 横中ぐりフライス盤―精度検査―第2部:床上形(コラム移動・テーブル固定形) | ページ 2

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B 6210-2 : 2010
表2−名称(図2参照)
番号 名称 対応英語(参考)
1 中ぐり主軸 boring spindle
2 フライス主軸 milling spindle
3 面板 facing head
4 面削りスライド facing head slide
5 ラム ram
a) 中ぐり及びフライス削り b) 面板及び面削りスライド付き c) ラム形主軸頭
主軸頭 主軸頭
注記 番号15は,表2を参照。
図2−主軸頭の種類

6 一般事項

6.1 測定単位

  この規格では,長さ,長さの偏差及び許容値は,ミリメートル(mm)で表す。角度は,度(°)で表
し,角度の偏差及び許容値は,通常,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,マイクロラジアン(μrad)
又は秒(″)で表してもよい。ただし,これらの間には次の関係がある。
0.010/1 000=10×10−6=10 μrad≒2″

6.2 JIS B 6190(規格群)及びJIS B 6191の参照

  この規格を適用するに当たって,特に検査前の機械の据付け,主軸及びそれ以外の運動部品の暖機運転,
測定方法並びに測定器の精度については,JIS B 6191を参照。
各検査事項の測定手順欄には,その検査に関係するJIS B 6190-2,JIS B 6190-7又はJIS B 6191の細分箇
条番号を併せて示す。

6.3 検査の順序

  この規格に規定した検査の順序は,実際の検査の順序を決めるものではない。測定器の取付け又は検査
が容易になるようにするために,検査は,どのような順序で行ってもよい。

6.4 実施する検査

  機械を検査するときは,必ずしもこの規格に規定したすべての検査を行う必要はない。使用者は,製造
業者との協定に基づいて検査事項を選択してもよい。検査事項は,機械を発注するときに明確にしなけれ
ばならない。実施する検査事項の指定がなく,また,その検査に要する経費についての協定もない状態で,
この規格を受取検査に引用するだけでは,受渡当事者間の拘束条件にはならない。

――――― [JIS B 6210-2 pdf 6] ―――――

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6.5 測定器

  検査事項の測定器欄に示す測定器は,例として示したものである。
同じ物理量が測定でき,少なくとも同じ,又はそれよりも小さな不確かさをもつ他の測定器を使用して
もよい。使用する変位計の目量は,0.001 mm又はそれ以下とする。

6.6 工作精度検査

  工作精度検査は,かなりの切削力を発生する荒削りではなく,仕上げ削りで行わなければならない。

6.7 ソフトウエア補正

  組み込んだソフトウエア機能を使って幾何偏差,位置決め偏差,輪郭偏差及び熱変形の補正ができる場
合は,この検査のときに,これらの機能を使用するかどうかは,受渡当事者間の協定によるのが望ましい。
ソフトウエア補正を用いた場合は,そのことを検査報告書に記載しなければならない。

6.8 最小許容値

  この規格で規定されている測定長さと異なる長さで許容値を決定する場合には(JIS B 6191の2.311参
照),許容値の最小値が0.005 mmであることを考慮する。

――――― [JIS B 6210-2 pdf 7] ―――――

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7 静的精度検査

7.1 直進軸の真直度及び角度偏差

 検査事項                                                                                G1
コラム運動(W軸)の真直度
a) Z面内(EYW)
b) X面内(EXW)
注記 コラム送り運動用コラムサドルの場合
測定方法図
許容値 測定値
a)及びb) a)
測定長さ1 000以下については,0.02 b)
測定長さ1 000を超える場合は,0.03
部分許容値 : 測定長さ300について0.006
測定器
直定規,変位計及びブロックゲージ,又は光学式測定器
測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
5.232.11,5.232.12及び5.232.13
コラムサドルは,X軸方向の動きの中央に固定し,主軸頭は,できるだけ動きの中央に固定する。
直定規の使用面は,工作物定盤上で,a)垂直及びb)水平にして,コラム運動(W軸)と平行に定置する(平行と
は,動きの両端で直定規に当てた変位計の読みが同じ値になる状態をいう。)。
主軸を固定できる場合は,変位計は主軸に取り付け,主軸を固定できない場合は,変位計は主軸頭に取り付ける。
変位計の測定子は,直定規の使用面に直角に当てる。
コラムをW軸方向に移動させて,読みを取る。

――――― [JIS B 6210-2 pdf 8] ―――――

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検査事項 G2
コラム運動(W軸)の角度偏差
a) Z面内(EAW : ピッチ)
b) Y面内(ECW : ロール)
c) X面内(EBW : ヨー)
注記 コラム送り運動用コラムサドルの場合
測定方法図
1 測定用精密水準器
2 基準用精密水準器
3 オートコリメータ
4 反射鏡
許容値 測定値
a),b)及びc) a)
0.04/1 000 b)
部分許容値 : 測定長さ300については0.02/1 000 c)
測定器
a) 精密水準器,レーザ干渉計又は光学式角度偏差測定器
b) 精密水準器
c) レーザ干渉計又は光学式角度偏差測定器
測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
5.231.3及び5.232.2
測定用精密水準器又は反射鏡は,主軸頭上に定置する。
a) 軸方向(オートコリメータについては,垂直面内の読みを取るように定置する。)
b) 軸方向
c) 軸方向(オートコリメータについては,水平面内の読みを取るように定置する。)
基準用精密水準器は,工作物定盤上に定置し,主軸頭は,動きの中央に置く。
コラム運動(W軸)が,主軸頭及び工作物定盤に角度偏差を生じる原因になる場合は,それぞれの角度偏差の差
も測定し,それを記録する。
測定は,移動に沿って等間隔に少なくとも五つの位置で,運動の両方向において行う。

――――― [JIS B 6210-2 pdf 9] ―――――

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B 6210-2 : 2010
検査事項 G3
コラムサドル又はコラム運動(X軸)の真直度
a) Y面内(EYX)
b) X面内(EZX)
測定方法図
1 オートコリメータ
2 反射鏡
3 測微顕微鏡
4 鋼線
許容値 測定値
a)及びb) a)
測定長さ1 000以下については,0.02 b)
測定長さ1 000を超える場合は,1 000増すごとに 0.01を加える。
最大許容値 : 0.12
部分許容値 : 測定長さ300について0.006
測定器
光学式測定器,又は測微顕微鏡及び鋼線
測定手順及びJIS B 6191の参照箇条
5.232.12及び5.232.13
a) 鋼線は,たわみを生じるので推奨しない。
オートコリメータの光軸は,工作物定盤上で,コラムサドル又はコラム運動(X軸)と平行に定置する(平
行とは,動きの両端での変位測定の読みが同じ値になる状態をいう。)。
主軸を固定できる場合は,反射鏡は主軸に取り付け,主軸を固定できない場合は,反射鏡は主軸頭に取り
付ける。
b) 鋼線を使用する場合は,測微顕微鏡は主軸又は主軸頭に取り付ける。
コラムサドル又はコラムをX軸方向に移動させて,読みを取る。

――――― [JIS B 6210-2 pdf 10] ―――――

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JIS B 6210-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3070-2:2007(MOD)

JIS B 6210-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6210-2:2010の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称