JIS B 6216:1998 ホブ盤―精度検査 | ページ 5

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単位 mm
検査事項 K3
ホブシフト台の駆動系元軸の回転に対するホブシフト台の運動
測定方法図
許容値
0≦l≦l7 測定した誤差は,どの長さlについても許容値を超えてはならない。軸方向
t
fl .0001l 送り(ワーク軸方向)直線伝達誤差の成分は考慮しない。
ftk .0001 6(6.0 m,0 max )
測定値
測定器
直線伝達誤差測定器
備考及びJIS B 6191の参照項目
測定器のスケールをホブ盤のベッド又はテーブルに,走査ヘッドをホブシフト台に,また,エンコーダを駆動系元
軸にそれぞれ取り付ける。
ホブシフト台を無負荷状態で,a)及びb)の両方の向きに動かして測定する。
オブリーク送り式(グラント法)のホブ盤及び接線送りのできないホブ盤は,この検査を行う必要はない。
スケール及び走査ヘッドの代わりに,レーザ干渉測長器を使用してもよい。
ホブシフト台は水平にして測定してもよい。

――――― [JIS B 6216 pdf 21] ―――――

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7.2 運動学的精度検査に関する注意事項
7.2.1 検査事項K1 ホブ主軸の回転に対するテーブルの回転精度は,テーブルとホブ主軸との間の歯車
列におけるすべての要素の形状誤差と位置誤差の大きさとによって決まる。すべての要素が回転するので,
その誤差は,それぞれの回転数に応じて周期的に発生する。その結果,相対回転運動の誤差は,常に幾つ
かの周期的誤差成分の和になる。実用的には,高周波成分と低周波成分とを分離するのがよい。
7.2.1.1 角度伝達誤差Fd ホブ主軸の回転位置と検査用歯車に対応するホブ盤の設定によって定まるテ
ーブルの正しい角度位置と実際の角度位置との差(テーブルの正しい角度位置とは,ホブ主軸とテーブル
との間の歯車列に誤差がないと仮定したときの伝達比によって決まる位置をいう。)。誤差は,基準歯車の
基準円上の円弧の長さとして測定する。
7.2.1.2 角度伝達誤差の低周波成分fdl 測定面内における親ウォームホイールの組付け位置誤差とテー
ブルの回転軸の不安定さによって生じる接線方向総合誤差の低周波成分。
7.2.1.3 角度伝達誤差の高周波成分fdk テーブルよりも高い速度で回転している各要素の角度位置の誤
差によって生じる成分。この高周波成分の低い側の周波数限界は,最も低い速度で回転している軸(テー
ブルを除く。)の回転数の半分に等しい。
角度伝達誤差の高周波成分は,歯車の直径と正面モジュールとに比例する成分を含んでいる。このため,
検査事項K1で規定している測定の手順では,小さなモジュールと大きな直径及び大きなモジュールと小
さな直径(それぞれ基準歯車1及び2)を使って測定するのがよい。
検査事項K1の測定方法が,ホブ盤又は測定器固有の理由(例えば,測定器の作動範囲)で,基準歯車
1又は2に適用できない場合は,それぞれdu1及びmtu1又はdu2及びmtu2の値をdu及びmtuに代えて使用し
てもよい。このときの許容値は,次の式による。
専用ホブ盤の角度伝達誤差は,検査事項K1に対する条件と異なっている場合には,実作業で加工して
いるのと同じ基準円直径と正面モジュールとによって測定をしてもよい。
基準円直径du及び正面モジュールmtuの基準歯車に対応した設定のホブ盤を検査する場合のfdkuとfdluは,
次の式による。
mtu du
fdku 6.0 2 fdk
m,0 max dmax
及び
fld u s)
.0001 9.0(
fdluに対する条件は,s=0からs=du・ 一 湎 號
注 半円周 (s=du・ 一 ‰ 識 は,次による。
.0001 .1(13
fdl,u max du )
角度伝達誤差の瞬間値間の関係は,
Fdu=fdlu+fdku
kピッチの区間での部分累積ピッチ誤差Fpkの許容値の計算は,次による。
Fpj=Fd=fdl+fdk
Fpju 9.0(s) fdku jmtu )
.0001 6.1( fdku

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Fd, fdl及びfdkの測定器は,光学式,磁気式又はその他の目盛板をもつ測定器及び記録計からなる。
基準歯車は,テーブル及びホブ主軸間の角度伝達誤差を検査するための基準値を与えるだけであるので,
正面モジュールmtu1=m0, max/3は,正面モジュールの標準値でなくてもよく,歯数Zu1とZu2とは,整数で
なくてもよい。しかし,使用する測定器がZu1とZu2との整数値だけに限られる場合は,du1とdu2とが必要
な値になるように基準歯車の正面モジュールを選択する。この場合,基準歯車のfdkuの許容値は,上記の
式に従って計算する。これは,特に切削できる最大外径に比べて,ホブ切りできる正面モジュールが大き
いホブ盤に適用する。
7.2.2 検査事項K2及びK3
7.2.2.1 直線伝達誤差Fx又はFt : ホブサドル又はホブシフト台の位置の正しい位置からの誤差。
正しい位置は,スライド(ホブサドル又はホブシフト台)と駆動系元軸との間の歯車列の伝達比(この
場合,これには誤差がないものと仮定する。)とスライド駆動系元軸の角度位置とによって決まる。駆動系
元軸は,送り軸と換え歯車との間のスライド駆動系の任意の軸でよい。例えば,換え歯車の軸でもよい。
駆動系元軸は,製造業者が指定する。
7.2.2.2 直線伝達誤差の低周波成分fxl及びftl : 主に送りねじのリード誤差,たわみ及び倒れ,すなわち,
運動中にコラムに対するホブサドル又はホブシフト台の傾きの変化によって生じる成分。
7.2.2.3 直線伝達誤差の高周波成分fxk及びftk : 駆動系元軸と送りねじとの間の,より速く回転する各要素
の角度位置誤差によって生じる成分。高周波成分の低い側の周波数限界は,最も遅い回転軸(送りねじを
含む。)の回転数の半分に等しい。
上記とは別に,直線伝達誤差の高周波成分は,送りねじ自身の形状誤差から起こることもある。
7.2.3 検査事項K1, K2及びK3 誤差は,長さl(検査事項K2及びK3)又は円弧s(検査事項K1,図1
参照)の関数として線図を描く。
正及び負の許容値の曲線は,縦軸及び横軸の誤差曲線と同じスケールで透明な紙に描く。
この許容値曲線の座標系の原点を誤差曲線に沿ってl又はs軸に平行に移動させるときは,誤差曲線は
常に正及び負の許容値曲線で定義した領域内になければならない。

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図1 検査K1の例
8. 工作精度検査 ホブ盤の精度の間接的検査として,運動学的精度検査を直接ホブ盤で行う代わりに,
間接的に検査用歯車を切削して,その精度を測定してもよい。製造業者と使用者との間で検査用歯車切削
が合意されたときは,検査用歯車の諸元と材料,ホブ及び切削条件を含むすべての事項を発注時に決める。
8.1 一般 検査用歯車の材料,ホブ及び切削条件は,測定目的に合った表面粗さが得られるように選択
する。合意事項には,使用する測定器も含める。全歯形誤差F 湮 定は,使用するホブ固有の誤差が切削
結果に影響するので適用しない。
オブリーク送り式のホブ盤の場合には,歯すじ形状誤差ff 戰 主としてホブの誤差とその取付け誤差と
が関係する。したがって,オブリーク送り式(グラント法)によってホブ切りした検査用歯車の歯すじ形
状誤差は,ホブ盤の受取り条件としない。同様の理由で,接線送り総合誤差検査及び特に半径方向送り総
合誤差検査のいずれも受取り条件としない。
円ピッチは,機上で測定することが望ましいが,取り外して測定する場合を考慮し,歯車素材には,加
工及び測定時に適切な取付けが確実にできるように,高精度の心出し用ボスを付ける。
円筒歯車の円ピッチは,歯車のどちらかの端面に近い領域で測定してもよい。歯車はこの領域では,軸
方向の送りをかけないでホブ切りする。
8.2 検査用歯車の設計 検査用歯車の諸元は,次による。
2
d ・dmax及びd≦4 000mm
3

――――― [JIS B 6216 pdf 24] ―――――

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20°≦
10m0, max≦b≦350mm
歯数の多いの親ウォームホイールをもつホブ盤の場合は,測定結果の評価ができるように,検査用歯車
の歯数の計算は次の式によるのが望ましい。この式によると,累積ピッチ誤差の周期当たりの歯数は,約
9から11となる。
検査用歯車の歯数zは,次による。
z=zT−p1
zT/11≧3.5のとき,p1はzT/11に最も近い整数
zT/11<3.5のとき,p1=4でz=zT−4
8.3 検査用歯車の許容値
8.3.1 一般事項 許容値,m, d及びbの単位はmmとする。
8.3.2 基準歯車又は検査用歯車の基準円直径に比例するfdkの一部分fdkT(5.4参照) fdkTは,次による。
d
fdkT .0001 6( 8.1 m,0 max )
dmax
ここに,fdkTは,テーブル1回転当たりp1周期の累積ピッチ誤差の成分である。この成分は,テーブル1
回転当たりzT周期の角度伝達誤差の成分とほぼ同じ大きさである(図2及び図4参照)。
8.3.3 角度伝達誤差の低周波成分fdl(5.4参照) fdlは,次による。
fl
d k mt )
.0001 6.1(
ここに,fdlは,累積ピッチ誤差の低周波成分である。fdlの変化の過程を調べるために,ピッチの数kは,
偶数歯数の場合はk=1からz/2まで,奇数歯数の場合は (z−1) /2まで有効である。
8.3.4 検査用歯車の部分累積ピッチ誤差Fpk及び累積ピッチ誤差Fp 部分累積ピッチ誤差及び累積ピッ
チ誤差は,また誤差fdk及びfdlによる制約を受ける。
許容値は,次の式による。
Fpk=fdk+fdl
mt d
Fk
p 6.0 fdk 2 k mt )
.0001 6.1(
m,0 max dmax
及び
Fp=fdk+fdl, max
mt d
FP 6.0 fdk 2 d)
.0001 .1(13
m,0 max dmax
8.3.5 歯すじ傾斜誤差fH 拿 5.4参照) 歯すじ傾斜誤差の許容値は,次による。
fH .0001 8( b)
8.3.6 検査用歯車の許容値に関する説明 8.2による歯数の検査用歯車を加工することができない場合に
は,特に,大形ホブ盤の場合には製造業者と使用者とは,ホブ盤の精度を検査するための特殊な検査用歯
車について合意しなければならない。
この規格に合わない設計の特殊な工作物に対して,特に高い切削速度及び送りが適用される場合は,通

――――― [JIS B 6216 pdf 25] ―――――

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JIS B 6216:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6545:1992(MOD)

JIS B 6216:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6216:1998の関連規格と引用規格一覧

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規格名称