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JIS B 6336-5:2000 規格概要
この規格 B6336-5は、JIS B 6191及びJIS B 6192に基づいて,一台のマシニングセンタで使用する個々のパレットの位置決めの繰返し性及びパレット相互の位置決めの正確さの評価方法について規定。
JISB6336-5 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6336-5
- 規格名称
- マシニングセンタ―検査条件―第5部 : パレットの位置決め精度
- 規格名称英語訳
- Test conditions for machining centers -- Part 5:Accuracy and repeatability of positioning of work-holding pallets
- 制定年月日
- 2000年12月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 10791-5:1998(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 25.040.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 工作機械 2019
- 改訂:履歴
- 2000-12-20 制定日, 2005-10-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 6336-5:2000 PDF [8]
B 6336-5 : 2000 (ISO 10791-5 : 1998)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本工作機械工業会 (JMTBA) /財
団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本
工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 6336 : 1986及びJIS B 6338 : 1985は廃止され,JIS B 6336の規格群に置き換えられ
る。
制定に当たっては,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日本工業規格(日本産業規格)を基礎にした国際規格原
案の提案を容易にするために,ISO 10791-5 : 1998 Test conditions for machining centers−Part 5 : Accuracy
and repeatability of positioning of work-holding palletsを基礎として用いた。
JIS B 6336-5には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 参考文献
JIS B 6336の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 6336-1 第1部 : 横形及び万能主軸頭をもつ機械の静的精度(水平Z軸)
JIS B 6336-2 第2部 : 立て形及び万能主軸頭をもつ機械の静的精度(垂直Z軸)(予定)
JIS B 6336-3 第3部 : 固定又は連続割出万能主軸頭をもつ機械の静的精度(垂直Z軸)
JIS B 6336-4 第4部 : 直進及び回転運動軸の位置決め精度
JIS B 6336-5 第5部 : パレットの位置決め精度
JIS B 6336-6 第6部 : 送り速度,主軸速度及び補間運動の精度
JIS B 6336-7 第7部 : 工作精度
JIS B 6336-8 第8部 : 直交3平面内での輪郭運動性能の評価(予定)
JIS B 6336-9 第9部 : 工具交換及びパレット交換時間の評価(予定)
JIS B 6336-10 第10部 : 熱変形の評価(予定)
JIS B 6336-11 第11部 : 騒音放射の評価(予定)
JIS B 6336-12 第12部 : 振動シビアリティの評価(予定)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 6336-5 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6336-5 : 2000
(ISO 10791-5 : 1998)
マシニングセンタ−検査条件−第5部 : パレットの位置決め精度
Test conditions for machining centers− Part 5 : Accuracy and repeatability of positioning of work-holding pallets
序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 10791-5,Test conditions for machining centers−
Part 5 : Accuracy and repeatability of positioning of work-holding palletsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様
式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
マシニングセンタは,フライス削り,中ぐり,穴あけ及びねじ立てを含む複数の切削作業ができ,かつ,
加工プログラムに従って工具マガジン又は同様の格納装置から工具を取り出し,自動交換ができる数値制
御工作機械である。
この規格の目的は,比較,受渡し,保守又はその他の目的のために行う検査に関してできるだけ幅広く,
かつ,理解しやすい情報を提供することである。
この規格は,JIS B 6191及びJIS B 6192の関係する箇条を参照して,横形又は立て形,若しくは種々の万
能主軸頭をもち,単独で使用するか又はフレキシブル生産システムに組み込んで使用するマシニングセン
タの検査事項について規定する。この規格は,また,普通精度のはん(汎)用のマシニングセンタに対応
する検査結果の許容値又は許容できる最大値についても規定する。
構造形態,構成要素及び運動がこの規格に規定する検査事項とほとんど変わらなければ,この規格の全部
又は一部は,数値制御プライス盤及び数値制御中ぐり盤にも適用できる。
1. 適用範囲 この規格は,JIS B 6191及びJIS B 6192に基づいて,一台のマシニングセンタで使用する
個々のパレットの位置決めの繰返し性及びパレット相互の位置決めの正確さの評価方法について規定する。
生産システムにおいては,工作物又は工作物取付具の位置の精度は,パレットとパレットレシーバとの
間のはめあわせに依存する。この規格は,一台のマシニングセンタ,すなわち,一つのパレットレシーバ
と複数のパレットとを備えたマシニングセンタに適用する。
この規格で考慮している検査の結果は,測定器を,直進運動軸の原点に対して別の機械の同じ位置に正
確に置いた場合には,全生産システムに拡張できる。しかし,実際には,それは,直進運動軸の原点が軸
の位置決めの繰返し性に影響されるので,困難であり,正確でない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10791-5 : 1998 Test conditions for machining centers−Part 5 : Accuracy and repeatability of
positioning of work-holding pallets (IDT)
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B 6336-5 : 2000 (ISO 10791-5 : 1998)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 6191 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
備考 ISO 230-1 : 1996,Test code for machine tools−Part 1 : Geometric accuracy of machines operating
under no-load or finishing conditionsが,この規格と一致している。
JIS B 6192 工作機械−数値制御による位置決め精度試験方法通則
備考 ISO 230-2 : 1997,Test code for machine tools−Part 2 : Determination of accuracy and repeatability
of positioning numerically controlled axesが,この規格と一致している。
JIS B 6337 工業機械用パレット−形状・寸法
備考 ISO 8526-1 : 1990,Modular units for machine tools−Workholding pallets−Part 1 : Workholding
pallets up to 800 mm nominal size及びISO 8526-2 : 1990,Modular units for machine tools−
Workholding pallets−Part 1: Workholding pallets of nominal size greater than 800 mmからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 一般事項
3.1 測定単位 この規格では,長さ,長さの偏差及び許容値は,mmで表す。角度は,度 (゜) で表し,
愀
角度の偏差及び許容値は,通常,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,マイクロラジアン (
は秒 (″) で表してもよい。ただし,これらの間には次の関係がある。
0.010/1 000=10愀刀
3.2 JIS B 6191及びJIS B 6192の参照 この規格を適用するに当たって,特に環境条件,機械の暖機運
転,測定方法及び結果の表示については,JIS B 6191及びJIS B 6192を参照。
3.3 軸の記号 この規格では,一般化して表現するために,文字記号を用いる。その文字記号及び意味
は,次による。
− M及びNは,機械の水平軸に対応し,パレットを近づける方向と関係させて,横形マシニングセンタ
の場合には,X及びZ(又はZ及びX)と置き換え,立て形マシニングセンタの場合には,X及びY
(又はY及びX)に置き換える。
− Pは,立て軸に対応し,横形マシニングセンタの場合にはYと,立て形マシニングセンタの場合には
Zと置き換える。
− Rは,パレットの回転軸に対応し,横形マシニングセンタの場合にはBと,立て形マシニングセンタ
の場合にはCと置き換える。
− iは,パレットの番号(i個目のパレット)
− jは,パレットを交換した回数(j回目の交換)
− kは,個々の軸M,N,P及びRを表すために式中で用いる文字記号
3.4 実施する検査 機械を検査するときは,必ずしもこの規格に示されたすべての検査を行う必要はな
い。この検査が受渡しのために必要なとき,使用者は,製造業者との協定に基づいて関心のある機械の構
成要素及び/又は特性に関係する検査事項を選択してもよい。検査事項は,機械を発注するときに明確に
しなければならない。実施する検査事項の指定がなく,また,その検査に要する経費についての協定もな
い状態でこの規格をただ受取検査に引用するだけでは,受渡当事者間の拘束条件にはならない。
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B 6336-5 : 2000 (ISO 10791-5 : 1998)
3.5 測定器 この規格に示す測定器は,例としてだけ示したものである。同じ量が測定でき,同等以上
の精度をもつ他の測定器を使用してもよい。ダイヤルゲージの目量は,0.001mm,又はそれよりも小さい
ものでなければならない。
4. パレット位置決めの繰返し性
4.1 測定器の配置 直角定規は,パレットの基準溝に入れたブロックゲージに当ててパレット上面に定
置し,ダイヤルゲージは,図1に示すように当てる。工作物又は工作物取付具を取り付けるときに使用す
るパレットの基準(例えば,JIS B 6337に規定する位置決め穴又はエッジロケータ)が異なる場合には,
基準溝と比較し,同じ位置に正確に測定器を配置することが重要である。測定器1,2及び4は,できるだ
けパレットの中心線に近い位置で当てるのが望ましい。
図1
4.2 測定手順 軸を固定できる場合には,軸は固定する。特殊取付具,直角定規又は他の適切な器具は,
パレット上面に定置する。これらの工作物取付具用の位置決め基準は,各パレット上面の同じ位置及び同
じ向きに正確に直角定規を定置することを保証するために使用する。
ダイヤルゲージは,干渉することなくパレットの取付け及び取外しの動きができるような位置に固定す
る。ダイヤルゲージの測定子と直角定規とが干渉しないようにするために,その測定子と直角定規との間
にブロックゲージを入れて読み取る。
ダイヤルゲージは,1番目のパレットの最初の位置決めのときだけにゼロに合わせる。各パレットは,
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B 6336-5 : 2000 (ISO 10791-5 : 1998)
ダイヤルゲージを再設定することなく,取付け及び取外しを5回行い,各ダイヤルゲージの5回の読みを
記録する。それぞれの向きにおける偏差aは,4.3に示すように個々の読みから求める。
備考 偏差aRは,また,工作物取付具用の位置決め基準に対して同じ向きで各パレットに反射鏡を正
確に定置できれば,オートコリメータを使って測定してもよい。
4.3 個々の読みから偏差を求める式 ダイヤルゲージの読みを一般的な形としてaで表し,各軸に平行
に(又は各軸の周りで)求めたパレットの位置の繰返し性をWで表すと,必要な偏差は,個々の偏差から
次の式によって求めることができる。
aM=a1
aN=a2(添字2は,パレットの回転軸に最も近いダイヤルゲージを示す。)
aP=a4
a2−a3
aR =
d
Wik=(ajmax) ik−(ajmin) ik
ここに,
iは,パレットの番号(i個目のパレット)
jは,パレットを交換した回数(j回目の交換)
kは,M,N,P及びR(例えば,X,Y,Z及びB又はC)
4.4 許容値
L≦500についてWX,Y,Z=0.008
500800 1 250 任意のLについてWR=0.013/1000
ここに,Lは,パレットの短い方の辺の長さ
4.5 測定器 ダイヤルゲージ,ブロックゲージ,直角定規又は特殊取付具,若しくは同等の測定ができ
る他の測定器。
4.6 JIS B 6192の参照 JIS B 6192に反するが,繰返し性は,4S(標準不確かさの推定値の4倍)として
表さないで,この規格では,簡単のために,読みの最大値と最小値との差Wで表す。
4.7 測定値 表1は,個々の読みの記録様式及び必要とする偏差の求め方の例を示す。この表の第1行
から,実際にX,Y,Z,B及びCのどの軸が,図1及び3.3に示した軸M,N,P及びRと対応するかを
識別することができる。
――――― [JIS B 6336-5 pdf 5] ―――――
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JIS B 6336-5:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10791-5:1998(IDT)
JIS B 6336-5:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.10 : マシニングセンタ
JIS B 6336-5:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6191:1999
- 工作機械―静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
- JISB6192:1999
- 工作機械 ― 数値制御による位置決め精度試験方法通則
- JISB6337:1998
- 工作機械用パレット―形状・寸法