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JIS B 6508-4:1999 規格概要
この規格 B6508-4は、テーブル移動丸のこ盤の各部の名称を規定。JIS B 6191に基づいたテーブル移動丸のこ盤の静的精度検査及び工作精度検査を規定。これらに対応する一般用途で適用する許容値について規定。
JISB6508-4 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6508-4
- 規格名称
- 木材加工機械―丸のこ盤―第4部 : テーブル移動丸のこ盤の名称及び検査方法
- 規格名称英語訳
- Woodworking machines -- Circular sawing machines -- Part 4:Nomenclature and acceptance conditions of single blade circular sawing machines with travelling table
- 制定年月日
- 1999年4月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7983:1988(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 01.040.79, 79.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-04-20 制定日, 2004-11-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 6508-4:1999 PDF [12]
B 6508-4 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工
業規格である。これによって,JIS B 6508 : 1990は廃止され,JIS B 6508-1JIS B 6508-5に置き換えられ
る。
今回は国際規格との整合化に重点を置き,丸のこ盤について対応国際規格のあるものについては,第2
部第5部として,技術的内容を変更することなく採用するとともに,第2部及び第4部については,工
作精度検査の規定項目を追加した。また,対応国際規格のないものについては,第1部としてJIS B 6508 :
1990を基に,最近の国内外の実態を踏まえつつ規定した。
丸のこ盤に関する規格は,次の5部によって構成される。
JIS B 6508-1 丸のこ盤−第1部 : 丸のこ盤の試験及び検査方法
JIS B 6508-2 丸のこ盤−第2部 : ラジアル丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-3 丸のこ盤−第3部 : 走行丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-4 丸のこ盤−第4部 : テ−ブル移動丸のこ盤の名称及び検査方法
JIS B 6508-5 丸のこ盤−第5部 : ギャングリッパの名称及び検査方法
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS B 6508-4 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6508-4 : 1999
木材加工機械−丸のこ盤−第4部 : テ−ブル移動丸のこ盤の名称及び検査方法
Woodworking machines−Circular sawing machines−Part 4 : Nomenclature and acceptance conditions of single blade circularsawing machines with travelling table
序文 この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 7983, Woodworking machines−Single blade circular
sawing machines with travelling table−Nomenclature and acceptance conditionsを元に,対応する部分について
は対応国際規模を翻訳し,技術内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格に
は規定されていない規定項目(工作精度検査)を日本工業規格(日本産業規格)として追加した。
なお,点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,テ−ブル移動丸のこ盤の各部の名称を規定する。また,JIS B 6191に基づい
たテ−ブル移動丸のこ盤の静的精度検査及び工作精度検査を規定する。さらに,これらに対応する一般用
途で適用する許容値について規定する。
この規格は,検査の前に行われる機械の運転試験(振動,異常騒音,構成要素のスティックスリップ運
動など)及びその特性(速度,送りなど)には適用しない。
この規格は,受入検査を義務づけるものではない。受入検査を行う場合は,あらかじめ製造業者と使用
者との間で合意しておく必要がある。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格
の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS B 6191 : 1993 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
備考 ISO 230-1 : 1986 Acceptance code for machine tools−Part 1 : Geometric accuracy of machines
operating under no-load or fiishing conditionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同
等である。
ISO 7984 : 1988 Woodworking machines−Technical classification of woodworking machines and auxiliary
machines for woodworking
3. 一般事項
――――― [JIS B 6508-4 pdf 2] ―――――
2
B 6508-4 : 1999
3.1 測定単位 この規格では,すべての寸法及び許容値はミリメ−トルで表す。
3.2 JIS B 6191の準拠 この規格を使用する場合は,検査前の機械の設置状況,主軸及び他の可動部分
のウォ−ミングアップ,並びに測定方法について,JIS B 6191に準拠することが望ましい。
測定器具は,検査する許容差の1/3を超える測定誤差を許さないこと。
3.3 検査手順 静的精度検査の構成は,機械の組立に関係しており,検査の順序を決めるものではない。
測定器具の取付けや計測を容易にするために,検査は任意の順序で行ってもよい。
3.4 検査項目 機械を検査するときは,必ずしも,この規格にあるすべての検査を行う必要はない。
3.5 受入検査 使用者が必要とする検査項目は,使用者は製造業者との合意によって,機械を注文する
ときに明確にしなければならない。
3.6 加工方向 工作物が加工される方向の動きは原則として縦方向とする。
3.7 最小許容値 この規格に示す測定範囲と異なる測定範囲に対して許容値を決めるときは,検査に対
する最小許容値を0.01mmとする(JIS B 6191の2.311参照)。
4. 各部の名称 各部の名称は,表1による。
――――― [JIS B 6508-4 pdf 3] ―――――
表1 各部の名称
B6 508-
4: 1999
3
――――― [JIS B 6508-4 pdf 4] ―――――
4
B 6508-4 : 1999
表1 各部の名称(続き)
参照番号 日本語 英語(参考)
テ−ブル移動丸のこ盤 Single blade circular sawing
machines with travelling table
1. 構造体 Framework
1.1 メインプレ−ム Main frame
1.2 揺動ア−ム Swinging arm
1.3 揺動ア−ムの伸長部 Extension to swinging arm
1.4 支柱 Support
2. 加工材及び/又は工具の送り Feed of workpiece and/or tools
3. 加工材支持,クランプ及びガイド Workpiece support, clamp and guide
3.1 本体テ−ブル Table
3.2 挿入刃口板 Table insert
3.3 縦定規 Parallel fence
3.4 移動テ−ブル横定規 Travelling table fence
3.5 定寸定規 Adjustable fence
3.6 移動テ−ブル Travelling table
3.7 補助テ−ブル Transverse table
4. 工具ホルダ及び工具 Tool-holders and tools
4.1 丸のこ Sawblade
4.2 けい(罫)引き丸のこ(オプション) Scoring sawblade (optional)
5. 加工ヘッド及び工具駆動 Workhead and tool drives
5.1 丸のこ軸 Circular saw spindle
5.2 丸のこ軸ケ−ス Saw spindle mounting
5.3 プランジ Flange
5.4 締付けナット Clamping nut
6. 加工調整部 Controls
6.1 スイッチ Switch
6.2 丸のこ高さ調整ハンドル Adjustment for cutting height
6.3 縦定規のロックハンドル Clamping lock for parallel fence
6.4 縦定規の微調整つまみ Fine adjustment for parallel fence
7. 安全装置(例) Safety devices (examples)
7.1 丸のこ歯の接触予防装置(可動式)Top guard
7.2 割刃(反発予防装置) Riving knife
8. その他 MisceIlaneous
8.1 排じん(塵)口 Extraction connections
9. (空白項) (clause free)
10. 加工の例 Examples of work
10.1 幅決め切削 Cutting to width
10.2 直線びき Square-edging
10.3 パネル寸法取り Panel sizing
10.4 斜めびき Mitre-cutting
10.5 横びき Angle cutting and cross-cutting
10.6 縦定規を使ったパネル分割 Panel dividing using the parallel fence
5. 検査方法及び許容値
5.1 静的精度検査 静的精度検査は,表2による。
――――― [JIS B 6508-4 pdf 5] ―――――
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JIS B 6508-4:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7983:1988(MOD)
JIS B 6508-4:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.79 : 木材工業(用語集)
JIS B 6508-4:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称