JIS B 6518:1990 モルダの試験及び検査方法

JIS B 6518:1990 規格概要

この規格 B6518は、モルダの機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定。

JISB6518 規格全文情報

規格番号
JIS B6518 
規格名称
モルダの試験及び検査方法
規格名称英語訳
Test methods for performance and accuracy of moulding machine
制定年月日
1990年7月1日
最新改正日
2017年10月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 7947:1985(NEQ)
国際規格分類

ICS

79.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1990-07-01 制定日, 1997-08-20 確認日, 2003-02-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 6518:1990 PDF [8]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6518-1990

モルダの試験及び検査方法

Test methods for performance and accuracy of moulding machine

1. 適用範囲 この規格は,モルダの機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作
精度の検査方法について規定する。
備考1. モルダとは,回転する複数の横かんな胴,立かんな胴(傾斜かんな胴)及び自動送り装置か
らなり,主テーブル(1)を固定し,かんな胴の左右移動,上下移動,又は傾斜ができ,工作物
を直線送りして,任意の断面形状を切削するかんな盤をいう。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
3. この規格の対応国際規格を次に示す。
ISO 7947 Woodworking machines−Two-, three-, and four-side moulding machines−Nomenclature
and acceptance conditions
4. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
注(1) 主テーブルが独立していない場合は,定盤全体をいう。
2. 機能試験方法 モルダの機能試験は,表1による。
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 適当な一つの主軸回転速度で,始動及び停止を繰返し10回行
主軸の始動,停止及び
運転操作 い,作動の円滑さ及び確実さを試験する。
3 主軸回転速度の変換 表示のすべての回転速度について主軸回転速度を変換し,操
操作 作装置の作動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
4 適当な一つの送り速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,
送材装置の始動,停止
及び運転操作 作動の円滑さ及び確実さを試験する。
5 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度,無段変速式のものは最低,中間及
び最高の三つの送り速度について速度を変換し,操作装置の
作動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
6 手送りの操作 手送りハンドルによって,動きの全長にわたって作動の円滑
さ及び均一さを試験し,また微動手送りハンドルを数回回転
し,円滑さ及び均一さを試験する。

――――― [JIS B 6518 pdf 1] ―――――

2
B 6518-1990
番号 試験項目 試験方法
7 主軸を左右,上下移動又は傾斜させ,動きの全長にわたって
主軸の左右移動,上下
移動及び締付けの操 作動の円滑さ及び均一さを試験し,動きの中央及び両端にお
作並びに自動停止の いて締付けの確実さ及び締付装置の作動の円滑さを試験す
操作 る。
また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑さ及
び確実さを試験する。
8 可動部分の作動操作 動きの可動範囲に対して,その作動の確実さ及び円滑さを試
験する。
9 かんな刃及びカッタ かんな刃及びカッタの取付け及び取外し並びに締付けねじの
の取付け及び取外し 円滑さ及び確実さを試験する。
10 加圧装置 機能の円滑さ及び確実さを試験する。
11 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験す
る。(JIS B 6507参照)。
12 潤滑装置 油密性,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
13 油圧装置 油密性,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
14 空気圧装置 気密性,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
15 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 その機能をもたないモルダでは,表1中のこれに対応する試験項目を省略する。
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 各主軸を回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した後,所要電力
及び騒音を測定し,表2の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを
感触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表2 記録様式1
備考1. 主軸回転速度の変速装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2水準の回転速度
について記録する。
2. 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
3. 騒音以外の測定は,すべてのかんな胴について個々に行う。
4. かんな胴名称は,機種によって変更することができる。
3.2 負荷運転試験 試験材の切削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式2に規定する各
項について記録するとともに,異常振動がないこと及び切削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,試験材の厚さ若しくは切込み深さを変えるか,又は試験材の
厚さ若しくは切込み深さを一定とし,送り速度を変えて試験を行う。

――――― [JIS B 6518 pdf 2] ―――――

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B 6518-1990
表3 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向及び騒音測定条件について,記事欄に記録する。
2. 刃形は,図示して主要寸法を記入する。
3. 騒音以外の測定は,すべてのかんな胴について個々に行う。
4. かんな胴名称は,機種によって変更することができる。
4. 剛性試験方法 モルダの剛性試験は,表4による。
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 主軸系の 定置したテストインジケータを主
曲げ剛性 軸の先端部(側面)に当てて,主
軸に直角方向の荷重 (P) を加え
(2),主軸のたわみを測定する。
この測定は,互いに90°をなす2
方向について荷重を加えて行う
(3)。

――――― [JIS B 6518 pdf 3] ―――――

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B 6518-1990
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
2 上かんな テーブル上面に固定したテストイ
胴とテー ンジケータを上かんな胴に当て
ブルの総 て,上かんな胴とテーブル上面と
合剛 の間に,垂直方向の荷重 (P) を加
え(4),主軸とテーブル上面との間
の相対変位を測定する。
注(2) 荷重を加える位置は,できるだけ主軸端に近い位置とし,その主軸端からの距離を
記録する。
(3) 主軸又は主軸スリーブを昇降するものでは,その動きの中央に固定して測定を行う。
(4) 荷重を加える位置は,できるだけかんな胴の中央とし,その主軸端からの距離を記
録する。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,
他のものについては省略してもよい。
2. 荷重 (P) は,製造業者の推奨する大きさとし,その値を記録する。
3. この測定は,主軸を回転させ,軸受温度が安定した後に行う。
5. 静的精度検査方法 モルダの静的精度検査は,表5による。
表5 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 各テーブ直定規をテーブル上面に対角線上 1 000について
ル上面の及び縦方向に置き,すきまをすき 0.10
真直度 まゲージで測定し,その最大値を
測定値とする(5)。
2 各テーブ直定規を隣接テーブル上面にまた 1 000について
ルの上面がるように対角線上及び縦方向に 0.10
の整列度置き,すきまをすきまゲージで測
定し,その最大値を測定値とする
(5)。
3 各テーブ各テーブルについて,テーブル上 0.03
ルの横方面に,テストインジケータを置き,
向の整列これを隣接する前及び後テーブル
度 上面に当てて横方向に移動させ,
それぞれテストインジケータの読
みの最大差を測定値とする。
4 定規面の直定規を定規面又は各定規面にま 1 000について
真直度とたがるように置き,すきまをすき 0.10
整列度 まゲージで測定し,その最大値を
測定値とする(5)。

――――― [JIS B 6518 pdf 4] ―――――

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B 6518-1990
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
5 横軸の振横軸の両端にテストインジケータ L<150
れ を当てて,横軸を手動で回転し, 0.02
回転中のテストインジケータの読 L≧150
みの最大差のうち大きい方を測定 0.03
値とする。
6 テーブル基準テーブル(6)上面にテストイン 0.05
上面と横ジケータを置き,これを横軸に当
軸との平てて,両端におけるテストインジ
行度 ケータの読みの最大差を測定値と
する(7)。
7 横軸の胴横軸の胴付面にテストインジケー 0.01
付面の軸タを当てて,横軸を手動で回転し,
方向の振回転中におけるテストインジケー
れ タの読みの最大差を測定値とす
る。
8 横軸の運横軸に固定したテストインジケー 0.04
動とテータを基準テーブル(6)上面に当て
ブル上面て,横軸を最大移動量だけ移動し,
との平行移動中のテストインジケータの読
度 みの最大差を測定値とする。
9 横軸の軸横軸の先端にテストインジケータ 0.05
方向の動を当てて,横軸を軸方向に揺すり
き (8),テストインジケータの読みの
最大差を測定値とする。
10 定規に対 横軸に固定したテストインジケー 振回し直径
する横軸タを定規に当てて振り回し,テス 200について
の直角度トインジケータの読みの最大差を 0.10
測定値とする。
11 立軸の振立軸のフランジ面から50mmの位 0.02
れ 置にテストインジケータを当て
て,立軸を手動で回転し,回転中
におけるテストインジケータの読
みの最大差を測定値とする。

――――― [JIS B 6518 pdf 5] ―――――

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