JIS B 7098:1988 写真―写真撮影用せん光イルミナント―ISO分光分布指数(ISO/SDI)の求め方 | ページ 2

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B 7098-1988 (ISO 3028-1984)
波長 青感層 緑感層 赤感層
nm Bs ( Gs ( Rs (
450 80 1
460 68 1
470 47 2
480 25 3
490 11 6
500 4 9
510 3 14
520 1 20
530 31 1
540 60 1
550 100 2
560 51 3
570 54 5
580 39 7
590 11 12
600 2 19
610 26
620 34
630 54
640 83
650 100
660 70
670 17
680 2
備考 露光時間が変わるとカラーバランス及び写真スピードが変化する(フィルムの相反則不軌効果)
ことがある。フィルム製造業者は,この効果を小さくしようと努めている。しかし,通常のカ
ラーフィルムでは,この変化を克服する良い方法はないので,調光式エレクトロニックフラッ
シュで近接撮影をするときのような極端に短い時間の露光をする場合や,逆に長い時間の露光
をする場合には,このことに注意しなければならない。
参考 この規格では,この平均相対分光感度をもつデイライトタイプカラーフィルムをデイライトタ
イプ平均カラーフルムと呼んでいる。
4.3.3 重み付き分光感度値の求め方 イルミナントの分光特性は,そのイルミナントが,カラーフィルム
の青,緑,赤の各色の画像形成層(感光層)に対して,どのような効果を与えているかによって求めるこ
とができる。青感層に与える効果を,(撮影に用いたイルミナントに対する)青感層写真レスポンスと呼ぶ。
ISO標準カメラレンズを用いたときのD55イルミナントに対するデイライトタイプ平均カラーフィルムの
青感層写真レスポンスRBは,次の式によって表される。
R=
B 21
D55 ( ) () d (2)
ここに, D55 : D55の相対分光分布
s( デイライトタイプ平均カラーフィルムの青感層の相対分

――――― [JIS B 7098 pdf 6] ―――――

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B 7098-1988 (ISO 3028-1984)
光感度
ISO標準カメラレンズの光軸上での相対分光透過率
廰 青感層が感光性をもつ波長範囲
参考 D55は,ISO 31/6によれば,D55 ( ‰ されるべきものである。
写真昼光に対する青感層レスポンスを10 000にするために,式(2)に定数KBを乗じる。
= 2
RB KBD55 ( ) () =10 000 (3)
1
式(3)は,次のように書ける。
R=
B 21
WB ( ) 55d (4)
ここに, WB ( KBs (
WB ( ‰ 青感層の重み付き分光感度値という。同様に,緑感層の重み付き分光感度値WG ( ‰
赤感層の重み付き分光感度値WR ( ‰ 写真昼光に対する各色の感光層の写真レスポンスが10 000にな
るようにして算出する。重み付け係数は,赤感層写真レスポンス,緑感層写真レスポンス及び青感層写真
レスポンスが,D55に関して,等しくなるようにするものである。WB,WG及びWRの値を表3に示す。
表3 重み付き分光感度値(1) W (
(せん光の相対分光分布と共に用いる。)
波長 青感層 緑感層 赤感層
nm WB ( WG ( WR (
350
360
370 1
380 2
390 6
400 10
410 14
420 16
430 17
440 16
450 14
460 13
470 9 1
480 4 1
490 2 1
500 1 2
510 1 3
520 5
530 8
540 15
550 24 1
560 12 1
570 13 1
580 10 2
590 3 3

――――― [JIS B 7098 pdf 7] ―――――

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B 7098-1988 (ISO 3028-1984)
波長 青感層 緑感層 赤感層
nm WB ( WG ( WR (
600 1 5
610 7
620 8
630 14
640 21
650 25
660 17
670 4
注(1) この丸めた重み付き分光感度の値をD55の相対分光分布の値に乗じ,
これを加算して求めた青感層,緑感層及び赤感層の各写真レスポン
スの(丸めた)値はすべて10 000になり,したがって,ISO/SDIは
0/0/0になる。
4.4 せん光イルミナントに対する写真レスポンス せん光光源からの照射に対するデイライトタイプ平
均カラーフィルムの青感層写真レスポンスは,次の式によって算出できる。
RB= WB ( ) d泰 (5)
ここに, S せん光イルミナントによってデイライトタイプ平均カラーフ
ィルムを照射するときの,照射時間内での平均相対分光分布
W( びS 散的な値であるから,青感層写真レスポンスは,次の式のようになる
RB= 圀 台
RG及びRRも同様にして算出される。
4.5 ISO/SDIの計算方法 せん光イルミナントの相対分光分布は,波長10nm間隔で測定する。測定値に,
対応する波長での青感層,緑感層,及び赤感層の重み付き分光感度値をそれぞれ乗じる。各感光層につい
て積をすべて加えると,それぞれの感光層の写真レスポンスRB,RG及びRRが算出できる。三つの写真レ
スポンスの10を底とした対数を,小数点以下2けたまで求める。それぞれの値から,三つの対数値のうち
の最小値を引く(最小値は,0となる)。
各数値に100を乗じて小数点を除去する。この3個の数値が,せん光イルミナントのISO/SDIである。
以上の計算例を附属書に示す。
5. 表示 この規格による方法によって算出したせん光イルミナントのISO/SDIをISO分光分布指数と呼
び,次のように表示する。
ISO/SDI 11/0/2
フィルムの分光感度及びカメラレンズの分光透過率が異なるので,この規格によって算出したSDIと
1974年版ISO 3028によって算出したSDIを比較してはならない。1974年版ISO 3028では,SDIは,11/0/2
という形式ではなく,11-0-2という形式で表示していた。

――――― [JIS B 7098 pdf 8] ―――――

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B 7098-1988 (ISO 3028-1984)
附属書
写真昼光を使って得た写真に比べてカラーバランスが青みがかった写真を与える
せん光イルミナントについてのISO分光分布指数の計算例
(この附属書は,この規定の一部ではない。)
せん光イルミナ 青 緑 赤
波長
ントの相対分光
分布 WB ( WB ( 台 WG ( WG ( 台 WR ( WR ( 台
nm
S
360 18
370 35 1 35
380 49 2 98
390 61 6 366
400 73 10 730
410 86 14 1 204
420 97 16 1 552
430 106 17 1 802
440 114 16 1 824
450 122 14 1 708
460 129 13 1 677
470 128 9 1 152 1 128
480 123 4 492 1 123
490 121 2 242 1 121
500 120 1 120 2 240
510 117 1 117 3 351
520 113 5 565
530 108 8 864
540 102 15 1 530
550 100 24 2 400 1 100
560 99 12 1 188 1 99
570 99 13 1 287 1 99
580 100 10 1 000 2 200
590 103 3 309 3 309
600 106 1 106 5 530
610 110 7 770
620 113 8 904
630 108 14 1 512
640 97 21 2 037
650 91 25 2 275
660 86 17 1 462
670 86 4 344
680 88

――――― [JIS B 7098 pdf 9] ―――――

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B 7098-1988 (ISO 3028-1984)
せん光イルミナ 青 緑 赤
波長
ントの相対分光
分布 WB ( WB ( 台 WG ( WG ( 台 WR ( WR ( 台
nm
S

写真レスポンスR= 台 13 119 10 212 10 641
写真レスポンスの常用対数 (log10R) 4.12 4.01 4.03
それぞれの値からlog10RG(最小値)
0.11 0.00 0.02
を減ずる。
それぞれの値を100倍する。 11 0 2
ISO分光分布指数ISO/SDI 11 / 0 / 2
この表の結果は,ISO標準カメラレンズを使用して,デイライトタイプ平均カラーフィルムに,試験に
用いたせん光イルミナントの照明で撮影した場合の写りは,D55の照明で撮影した場合に比べて,0.11
(log10R) の露光量分だけ青が強く,0.02 (log10R) の露光量分だけ赤が強いということを意味している。言い
替えれば,このせん光イルミナントで撮影したときの写真は,D55で撮影したときに比べて,特徴的に青
が強い。これを,補正するには,青感層の対数レスポンスを0.11,赤感層の対数レスポンスを0.02減らす
効果をもつフィルターをせん光装置に付ける必要がある。
ある特定のSDI値をもつせん光光源で撮影した写真のカラーバランスとD55の照明下で撮影したのとの
違いを描写するのには,3線座標(参考図参照)を使うとよい。せん光光源の色は,D55を中心にして,そ
のせん光光源の青,緑及び赤のSDIを,図に示した方向にプロットする。参考図には,この結果がプロッ
トしてある。このイルミナントによる効果は,D55イルミナントに色補正フィルター11B及び2Rをかけた
ものによる効果に等しい。
参考図 3線座標による例

――――― [JIS B 7098 pdf 10] ―――――

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  • ISO 3028:1984(IDT)

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