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B 8005 : 1998 (ISO 6798 : 1995)
備考 寸法dの指定に関しては7.3参照
図2 12個の測定点及び測定直方体面の配置
(基準直方体の寸法が2m≦l1≦4m,l3≦2.5mの機関)
備考 寸法dの指定に関しては7.3参照
図3 15個の測定点及び測定直方体面の配置
(基準直方体の寸法がl1>4m,l3≦2.5mの機関)
――――― [JIS B 8005 pdf 11] ―――――
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B 8005 : 1998 (ISO 6798 : 1995)
備考 寸法dの指定に関しては7.3参照
図4 19個の測定点及び測定直方体面の配置
(基準直方体の高さが2.5mを超える機関)
表5 暗騒音の音圧レベルの補正
音源が作動中に計測された音圧レ
音源単体の音圧レベルを求めるた 摘要
ベルと暗騒音の音圧レベルとの差
め音源が作動中に計測された音圧
レベルから減じるべき補正値
3 3 簡易測定方法の場合だけ
4 2.2
5 1.7
6 1.3 簡易測定方法及び
7 1 実用測定方法
8 0.7
9 0.6
10 0.5
>10 0
7.5.2 騒音計
IEC 60651を満足する騒音計の指示値を用いる場合には,時間応答特性“Slow” (“S”) を
使用する。騒音計の指示値の変動が特性“S”の場合で±3dBより小さい場合,騒音はこの規格の目的に対
して定常的であるとみなすことができ,その値は測定時間中の最大値と最小値との平均値としてよい。
非定常状態の場合,IEC 60804に適合する積分型騒音計を用いなければならない。
等価連続音圧レベルの真の積分値を用いる場合には,積分時間を計測時間と同じにしなければならない。
――――― [JIS B 8005 pdf 12] ―――――
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B 8005 : 1998 (ISO 6798 : 1995)
7.5.3 運転中の機関の測定
測定直方体面上で適切に測定点の位置を選定し,機関の設置及び運転が6.
に従って実施される場合,機関を作動させている状態でA特性音圧レベルを測定する。さらに,実用測定
方法の場合には,これに加えて,表3に示す周波数範囲内のオクターブバンド又は1/3オクターブバンド
の音圧レベルを各測定点の位置で測定する。すべての測定点の位置での同時計測をする必要はない。
各測定点の位置での測定時間は少なくと4秒とする。
7.5.4 停止中の機関の測定
機関を停止している状態においても,A特性音圧レベルを測定する。さらに,
実用測定方法の場合には,これに加えて,表3に示す周波数範囲内のオクターブバンド又は1/3オクター
ブバンドの音圧レベルを各測定点の位置で測定する。測定時間は運転中の場合と同じとする。
備考 この測定の目的は,作動中の機関の暗騒音の状態に関するデータを得ることである。しかし,
被駆動機器からの騒音の問題があるため,機関を作動させていない状態で測定した音圧レベル
が常に機関作動中の暗騒音の測定値であるわけではない(1.5の備考2.参照)。適切な暗騒音を
確実に測定することは容易ではない。したがって,適切な音響的な被覆を使用して,不確実さ
を最小限にしなければならない。
8. 測定直方体面の音圧レベル及び音響パワーレベルの算出
8.1 暗騒音の補正
作動中の機関に対して各測定点の位置で測定されたA特性及びオクターブバンド又
は1/3オクターブバンドの音圧レベルは,最初に表5に従って暗騒音の影響を補正しなければならない。
8.2 測定直方体面の音圧レベルの算出
A特性及びオクターブバンド又は1/3オクターブバンドの音圧
レベルLpAは,(必要ならば8.1に従って暗騒音に対する補正を行った後)A特性及びオクターブバンド又
は1/3オクターブバンドの測定値Lpiから次の式によって求める。
N
1
LpA 10 log 10 1.0Lpi
K (1)
Ni
ここに, LpA : A特性及びオクターブバンド又は1/3オクターブバンド
の測定直方体面の音圧レベルのデシベル値(基準値 :
20 懿
Lpi : i番目の測定点のA特性及びオクターブバンド又は1/3
オクターブバンドの暗騒音に対する補正後の音圧レベ
ルのデシベル値(基準値 : 20 懿
N : 測定点の総数
K : 測定直方体面全体での音場補正値の平均値(デシベル
値)
特定の試験環境及び測定直方体面を測定に用いた場合,試験環境の適合性が確保されているならば(4.1
参照),Kの値は既に定められている。
この規格の目的から,音場補正値Kの最大許容範囲は,実用測定方法に対して0dB2dB,簡易測定方
法に対して0dB7dBである。
備考 7.4.2による5点の測定点からなるマイクロホン配置の場合,測定直方体面の音圧レベルは,次
の式によって求める。
N
1
LpA 10 log 10 1.0Lpi
K LWA
Ni
――――― [JIS B 8005 pdf 13] ―――――
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B 8005 : 1998 (ISO 6798 : 1995)
8.3 音響パワーレベルの算出
機関のA特性及びオクターブバンド又は1/3オクターブバンドの音響パ
ワーレベルLWAは,次の式によって求める。
LWA LpA 10 log(S1S
/ 0) (2)
ここに, LWA : デシベル値(基準値 : 20 懿
S1=4 (ab+bc+ca) 測定直方体面の面積(単位はm2,基準値 : S0=1m2)
ここに, l
a d
l
b d
c=l3+d
l1,l2,l3 : 基準直方体の寸法
8.4 精度区分
精度区分は暗騒音に関する補正(8.1参照)及び測定環境に対するKの値(8.2参照)に
よる。暗騒音の補正が1dB以内であってKの値が2dB以内の場合には,実用測定方法となる。暗騒音の補
正が3dB以内であってKの値が7dB以内の場合には,簡易測定方法となる。
9. 記録
この規格の要求に従って行われる測定に対しては,可能な限り次に示す情報を収集し記録する。
9.1 測定対象機関
測定対象機関に関しては,次に示す情報を記録する。
a) 次の項目を含む供試機関の記述
− 型式番号
− 製造番号
− 製造業者名
− 寸法
− 取り付けられている附属機器
b) 被覆がある場合には,その説明
c) 燃焼用空気取入れ口のフィルタ及び消音器の型式番号並びに位置
d) 機関の一部ではあるが測定対象には含まれない騒音源に関する記述
e) 機関の周囲の運転状況,すなわち,気圧,気温,相対湿度及び過給空気の冷却温度
f) 騒音計測中の機関出力
g) 機関回転速度
h) 圧縮点火機関の場合,噴射時期(静的及び動的)
i) 火花点火機関の場合,点火時期(静的及び動的)
j) 反射面からのクランク軸の高さを含む据付け状態
k) 使用燃料の種類及びそのオクタン価又はセタン価
9.2 音場環境
音場環境に関しては,次に示す情報を記録する。
a) 試験環境に関する記述
屋内の場合には,音源の位置及び部屋にあるものが分かるような概略図を含めて,壁,天井及び床
の物理的な処置に関する記載
屋外の場合には,試験環境に関する物理的な記載を含めて,周囲の地勢に関連した音源の位置が分
かる概略図も含める。
――――― [JIS B 8005 pdf 14] ―――――
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B 8005 : 1998 (ISO 6798 : 1995)
反射面(地面)の性状を記録する。
b) SO 3744 : 1994の附属書A及びISO 3746 : 1995の附属書Aに従った試験環境に関する音響学的な精
度判定手順
c) 測定が実施された場所
d) 風速
9.3 測定器
測定器に関しては,次に示す情報を記録する。
a) 名称,型式番号,製造番号及び製造業者名を含めて,測定に用いた機器
b) 周波数分析器のバンド幅(実用測定方法の場合だけ)
c) 計測系の周波数特性
d) マイクロホン及び他の機器の校正を行った方法,日時及び場所
e) (可能であれば)ウィンドスクリーンの特性
9.4 音響学的なデータ
音響学的なデータに関しては,次に示す情報を記録する。
a) 精度
b) 測定点の数及び位置(必要に応じて概略図を含めること。),並びに測定距離
c) 変更した測定点の位置(7.4.1.3参照)
d) 測定直方体面の面積S1
e) すべての測定点でのA特性音圧レベル。実用測定方法の場合には,これに加えてオクターブバンド又
は1/3オクターブバンドの音圧レベル
f) 5個の測定点を使用した場合には,7.4.2の補正LWA
g) すべての測定点での暗騒音のA特性音圧レベル。実用測定方法の場合には,これに加えてオクターブ
バンド又は1/3オクターブバンドの音圧レベルと補正を行った場合の値
h) SO 3744 : 1994の附属書A及びISO 3746 : 1995の附属書Aから求めた音場補正値K
i) 測定直方体面のA特性音圧レベル L。実用測定方法の場合には,これに加えてオクターブバンド又
pA
L(dB,基準値 : 20
pA 懿
は1/3オクターブバンドの測定直方体面の音圧レベル
j) 算出されたA特性音響パワーレベル。実用測定方法の場合には,これに加えてオクターブバンド又は
1/3オクターブバンドの音響パワーレベル。小数点以下を四捨五入する(dB,基準値 : 10-12W)。
k) 騒音に関する主観的な印象(識別できた特定の音,衝撃的な特徴,スペクトル,その他気づいた点)
l) 実用測定方法で測定を行った場合には,幾つかの測定点での音圧レベルのInstantaneous (“I”) 特性と
Slow (“S”) 特性での読み値の差(ISO 3744: 1994の附属書C及びDを参照)
m) 測定を行った日付
10. 報告
報告書には測定精度(この実用測定方法又は簡易測定方法),並びにA特性及びオクターブバ
ンド又は1/3オクターブバンド音響パワーレベルがこの規格の手順を完全に満足して得られたものである
との記述が含まれなければならない。音響パワーレベルは10-12Wを基準としたdBで示す。
9.に列挙したデータの中で,使用者が要求する項目だけを報告する。
関連規格 ISO 2204 : 1979 Acoustics−Guide to International Standards on measurement of airborne acoustical
noise and evaluation of its effects on human beings
ISO 3740 : 1980 Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources−Guidelines for
the use of basic standards and for the preparation of noise test codes
――――― [JIS B 8005 pdf 15] ―――――
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JIS B 8005:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6798:1995(IDT)
JIS B 8005:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.020 : 内燃機関
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.20 : 機械及び設備による騒音の発生
JIS B 8005:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8002-1:2005
- 往復動内燃機関―性能―第1部:出力・燃料消費量・潤滑油消費量の表示及び試験方法―一般機関に対する追加要求事項
- JISB8002-3:2009
- 往復動内燃機関―性能―第3部:測定