JIS B 8008-3:2000 往復動内燃機関―排気排出物測定―第3部:定常状態における排気煙濃度の定義及び測定 | ページ 2

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ガスの性質を著しく変化させてはならない。
4.4.1.2 測定筒 測定筒内での内部反射又は拡散効果により受光面に到達しない光線は最小に抑えなけ
ればならない(例えば,内面を梨地処理とする,又は黒色にしあげるなどの適切なレイアウトにする。)。
4.4.1.3 ガス流速 排気の不透過率測定においては,不透過率メータの製造業者が指定したガス流速の許
容範囲ではガス流速による影響を受けてはならない。
4.4.1.4 ガス温度 平均作動温度,Tが373K以外の場合,不透過率メータの読みは,次の式によって373K
に換算されなければならない
T
corr=abs
373
備考 潮 定時の温度を書く。例えば
上式を使うに当たり,測定筒のすべての点で排気の温度は343Kより高く553Kより低く設定
する。温度が,この範囲外の場合,読みは変換することなく記録し,温度を注記する。この温
度範囲では存在するすべての水は蒸気の状態にあり,他のすべての凝縮されない非固体微粒子
(すなわち非凝縮,未燃焼燃料又は潤滑油の量)は,通常の全負荷での排気煙は取るに足らな
いものと考えられる。これらの条件のもとで温度効果の換算式は有効である。ただし,排気が
異常な割合の非固体成分を含むと,換算式は成立しないだろう。例えば373Kで排気に凝縮し
た酸性硫黄粒子を含むような高硫黄を含有する重質燃料で作動する機関からの排気には,この
公式は適用できない。このような場合,比較のためには,約373Kに制限された温度範囲で測
定するか,又は酸性硫黄の粒子の測定が避けられなければならないならば,これらの機関の排
気は413K以上に保持されなければならず,要求された場合は,比較のための公称参照値を出
すために373Kに換算する必要がある。
4.4.2 全流型不透過率メータ
備考 光吸収係数を求めるために全流不透過率メータが使用される場合は4.4.1.4.のガス温度に関す
る注意も適用される。
4.4.2.1 計測装置の配置 測定装置は,次の二つの方法のうちの一つとする。
a) インライン法 測定筒は機関排気システムの中に置く。
b) エンドオブライン法 測定装置は排気ラインの端末から指定の距離に離した下流の大気中において排
気煙を計測する。

4.5 光システムに対する規定

 光システムは,二つのコンポーネントで構成する。光源及び受光部。反
射エレメントのシステムも使用できる。
4.5.1 光源 光源は色温度2 8003 250Kの範囲の白熱ランプ,又はスペクトラルのピークが550570nm
の間にある,緑色発光ダイオードとする(ISO/CIE 10526参照)。
4.5.2 受光部 受光部は,人の目の明所視 (photopic) 曲線(最大反応レベルは550570nmの間にあり,
最大反応の4%以下のレベルの範囲は430nm以下及び680nm以上にある。)と同じスペクタル反応曲線を
もつ光電セル,又は緑色発光ダイオードを使用するときはフォトダイオードとする。
参考 明所視は,JIS Z 8105(色に関する用語)を参照。
4.5.3 反射及び保護エレメント もし反射及び保護エレメントが使用されるときは,光源又は受光部のシ
ステムの反応が4.5.2に規定する要求周波数のリミットを外れてはならない。また測定の際,測定値に重要
な偏差を及ぼす原因になってはならない。

――――― [JIS B 8008-3 pdf 6] ―――――

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4.5.4 有効光路長さ 有効光路長さの値は,光吸収係数 算ができることが要求される。すすから光
学エレメントを守るため,清浄な空気が使用されるときは,有効光路長さへの影響を考慮する。有効光路
長さLAは,通常測定器の製造業者が決める。
備考 有効光路長さは,計算では決定できず,実測値に基づいて決定される。またエンドオブライン
型 (plume-type) の装置では測定される排気は,非反射囲いがないなどのように,すべての不透
過率を測定する装置が,光吸収係数を測定するのに適しているとはいえない。

4.6 校正

 既知の透過率の中間濃度フィルタで装置を校正する。

4.7 測定パラメータ

 装置は,不透過率N及び光吸収係数          算できる透過率         測しなければなら
ない。装置は,光吸収係数 接指示してもよい。

5. 方法

2 : フィルタ式スモークメータによる排気煙の計測

5.1 適用

 この方法は,排気中のすすの含有量を評価するのに適する。青又は白煙(3.1の備考参照)は
測定しない。
備考 少ないすすの含有量を測定するための長い円柱長さは,フィルタを交換しないで装置を数回作
動させることで得られる。

5.2 原理

 排気プローブから採取パイプを通して排気のサンプルを抽出し,既知の面積をもつフィルタ
を通過させる。フィルタが黒くなるのは,有効ろ過円柱長さLFのガス円柱に含まれるすすによる。この
黒くなったフィルタによって,排気中のすす含有量を測定する。フィルタの黒色化の度合いは,清浄なフ
ィルタ及び黒色化したフィルタの光学反射率から計算によって評価する。

5.3 手順

 排気サンプルを採取プローブ及び採取パイプに吸い込み,単位面積当たりに均一な流れ(例
えばピストンポンプを使うことによって)をフィルタに通す。フィルタの黒色化面積に対する有効吸入容
積の比から,有効ガス円柱長さを計算する。この長さは,装置の製造業者が決める。

5.4 一般要件

 測定装置はJIS D 8004又はISO/DIS 10054に従う。
備考 JIS D 8004も使用できるようにした。

5.5 ガス温度及び圧力

 測定ガスの基準条件は,298 K及び100 kPaである。測定するガスの濃度が基準
条件のものと5%以上異なる場合は,測定値を標準基準条件に換算する。

6. 試験の報告

 要求がある場合,試験報告には,次の内容を含む。
a) 機関の記述
− 製造業者
− タイプ及び名称
− 定格出力
− 定格回転数
b) スモークメータ又は不透過率メータの記述
− 製造業者
− 使用されている装置のタイプ及びモデル
c) 機関及びスモークメータ又は不透過率メータの周囲条件
− 温度
− 圧力
− 湿度

――――― [JIS B 8008-3 pdf 7] ―――――

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d) 試験中の機関作動条件
− 出力
− 回転速度
− 可能な場合,採取プローブ入口の排気温度
− 可能な場合,採取プローブ入口の排気圧力
e) 試験結果 不透過率メータは不透過率Nを表示する。フィルタ式スモークメータは,フィルタ排気煙
濃度値FSNを表示する。可能な場合,光吸収係数 算することが望ましい。
不透過率メータ内の排気煙の温度を記録し,また不透過率Nは373Kに換算する。

――――― [JIS B 8008-3 pdf 8] ―――――

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附属書A(参考) 関連規格
[1] JIS B 8002-3 往復動内燃機関−性能−第3部 : 測定
備考 ISO 3046-3 : 1989 (Reciprocating internal combustion engines−Performance−Part3 : Test
measurements) が,この規格と一致する。
[2] JIS D 1101 自動車用ディーゼルエンジン排気煙濃度測定方法
[3] JIS Z 8105 色に関する用語
[4] ISO 1585 : 1992 Road vehicles−Engine test code−Net power
[5] ISO/CIE 10526 : 1991 CIE standard calorimetric illuminants
[6] ISO/IEC Guide 52 : 1990 Glossary of fire terms and definitions
[7] CIE 38 : 1977 Radiometric and photometric characteristics of material and their measurement1)
1) 次の所から入手可能 : International Commission on Illumination, Central Bureau Kegelgasse 27, A-1030
Vienna, Austria

――――― [JIS B 8008-3 pdf 9] ―――――

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8
0
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
08-
3: 2000
JIS B 8008-3 : 2000 往復動内燃機関−排気排出物測定− ISO 8178-3 : 1994 往復動内燃機関−排気排出物測定−
第3部 : 定常状態における排気煙濃度の定義及び測定 第3部 : 定常状態における排気煙濃度の定義及び測定
(I) JISの規定 (II)国際規格 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご (V) JISと国際規格との技術的
番号 との評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
2. 引用規格 ISO 8178-3 :2. 引用規格 MOD/ 項目番号4.及び5.と同じ。
既存のJIS D 8004,JIS D 8005を
JIS B 0108-1 1994 ISO 2701-1 追加 追加
JIS D 8004 ISO/DIS 10054
JIS D 8005 ISO/DIS 11614
ISO/DIS 10054
ISO/DIS 11614
3.9 不透過率メータ ISO 8178-3 :3.9 不透過率メータ MOD/ 項目番号4.及び5.と同じ。
JIS D 8005も使用できるようにし
JIS D 8005又は 1994 ISO/DIS 11614による。 追加 た
ISO/DIS 11614による。
3.10 フィルタ式スモークメー ISO 8178-3 :3.10 フィルタ式スモークメー MOD/ JIS D 8004も使用できるようにし
タ 1994 タ 追加 た
JIS D 8004又は ISO/DIS 10054による。
ISO/DIS 10054による。
4. 方法1 ISO 8178-3 :4. 方法1 MOD/ JIS D 8004及びJIS D 8005につ
JIS D 8005も使用できるようにし
JIS D 8005又は 1994 ISO/DIS 11614による。 追加 た いては,対応国際規格がDISで
ISO/DIS 11614による。 あって変更も有り得るため現
5. 方法2 ISO 8178-3 :5. 方法2 MOD/ 在,整合化作業が行われていな
JIS D 8004も使用できるようにし
JIS D 8004又は 1994 ISO/DIS 10054による。 追加 た い。JIS D 8004及びJIS D 8005
ISO/DIS 10054による。 の今後の改正内容によって引
用方法を工夫する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : MOD

――――― [JIS B 8008-3 pdf 10] ―――――

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JIS B 8008-3:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 8178-3:1994(MOD)

JIS B 8008-3:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8008-3:2000の関連規格と引用規格一覧