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JIS B 8042-9:2003 規格概要
この規格 B8042-9は、ガスタービン及び関連補機又はコンバインドサイクルプラントを購入者が製造業者から調達しようとするときに必要な,技術的な情報に関する基準となる指針について規定。製造業者,購入者,コンサルタント,規格団体,保険会社などの間で取り交わす信頼性,稼動性,保全性及び安全性に関する情報の基準について規定。
JISB8042-9 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8042-9
- 規格名称
- ガスタービン―調達仕様―第9部 : 信頼性,稼動性,保全性及び安全性
- 規格名称英語訳
- Gas turbines -- Procurement -- Part 9:Reliability, availability, maintainability and safety
- 制定年月日
- 2003年3月20日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3977-9:1999(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 27.040
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2003-03-20 制定日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 8042-9:2003 PDF [26]
B 8042-9 : 2003 (ISO 3977-9 : 1999)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本内燃機関連合会(JICEF)/財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3977-9:1999,Gas turbines―
Procurement―Part 9: Reliability, availability, maintainability and safetyを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 8042-9には,次に示す附属書がある。
附属書1 (参考) IS-ISO用語番号対比表
附属書2 (参考) SO-JIS用語番号対比表
附属書3 (参考) ISと対応する国際規格との対比表
JIS B 8042の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 8042-1 第1部 : 一般事項及び定義
JIS B 8042-2 第2部 : 比較基準条件及び定格
JIS B 8042-3 第3部 : 設計要求事項
JIS B 8042-4 第4部 : 燃料及び環境
JIS B 8042-5 第5部 : 用途-石油及び天然ガス工業用
JIS B 8042-6 第6部 : コンバインドサイクル
JIS B 8042-7 第7部 : 技術情報
JIS B 8042-8 第8部 : 検査,試験,据付及び完成
JIS B 8042-9 第9部 : 信頼性,稼動性,保全性及び安全性
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――――― [JIS B 8042-9 pdf 1] ―――――
B 8042-9 : 2003 (ISO 3977-9 : 1999)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[2]
- 3. 定義・・・・[2]
- 3.1 状態・・・・[2]
- 3.2 出力・・・・[4]
- 3.3 時間・・・・[4]
- 3.4 性能・・・・[7]
- 3.5 保全・・・・[9]
- 3.6 その他・・・・[10]
- 4. 保全性・・・・[11]
- 4.1 製造業者からの情報・・・・[11]
- 4.2 購入者の作業・・・・[15]
- 4.3 予備品の保持・・・・[16]
- 4.4 運転記録シート・・・・[16]
- 5. 信頼性及び稼動性・・・・[18]
- 5.1 信頼性受入試験・・・・[18]
- 5.2 信頼性及び稼動性,計算及び報告・・・・[18]
- 6. 安全性・・・・[18]
- 6.1 一般・・・・[18]
- 6.2 安全要素・・・・[18]
- 附属書1(参考)JIS-ISO用語番号対比表・・・・[20]
- 附属書2(参考)ISO-JIS用語番号対比表・・・・[21]
- 附属書3(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[22]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 8042-9 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 8042-9 : 2003
(ISO 3977-9 : 1999)
ガスタービン―調達仕様―第9部 : 信頼性,稼動性,保全性及び安全性
Gas turbines―Procurement― Part 9: Reliability, availability, maintainability and safety
序文
この規格は,1999年に発行されたISO 3977-9,Gas turbines―Procurement―Part 9 : Reliability,
availability,maintainability and safetyを元に,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書1に示す。
1. 適用範囲
JIS B 8042の各部は,ガスタービン及び関連補機又はコンバインドサイクルプラントを購
入者(1)が製造業者(2)から調達しようとするときに必要な,主として技術的な情報に関する基準となる指針
について規定する。
注(1) ガスタービンなどの使用者又は購入の責任をもつ契約者。
(2) ガスタービンなどの製造業者又は供給の責任をもつ契約者。
JIS B 8042の各部は,異なった環境への要求及び安全性への要求に調和した見積書を提出するための基
本的事項を規定する。JIS B 8042の各部は,可能な場合に,これらの要求事項に適合しているかどうかを
確認するための基準について規定する。この規格は,当該設備に適用される国又は地方の法規制に優先す
るものではない。
この規格は,開放系で作動する単純サイクル,コンバインドサイクル及び再生サイクルガスタービンに
適用する。この規格の関連する部分は半開放サイクルにも適用してよい。
なお,適切な修正を加えることによって,次のものに適用してもよい。
a) フリーピストンガス発生機又は特殊な熱源(例えば,化学プロセス,過給ボイラの火炉,原子炉)を
用いるガスタービン。
b) 助燃式コンバインドサイクル,再燃式コンバインドサイクルプラント,その他のコンバインドサイク
ルプラント(例えば,コージェネレーションプラント)。
ただし,航空機,建設機械,農・工業用トラクタ及び自動車を駆動するために用いるガスタービンには
適用しない。
この規格は,製造業者,購入者,コンサルタント,団体,保険会社などの間で取り交わす信頼性,稼動
性,保全性及び安全性に関する情報の基準について規定する。また,JIS B 8042-9で用いる用語の定義と
部品寿命予測・修理及び開放点検間隔の基準について規定し,ガスタービンのすべての要素に適用する。
例えば,次のものがある。
− 圧縮機
− タービン
――――― [JIS B 8042-9 pdf 3] ―――――
2
B 8042-9 : 2003 (ISO 3977-9 : 1999)
− 燃焼装置
− インタクーラー
− 再生用熱交換器
− 空気ダクト装置
− 排気ダクト装置
− 吸気装置
− 制御装置
− 燃料装置
− 潤滑油装置
− 冷却装置
− 軸受
− 歯車装置
− 軸継手
− 起動装置
− 台板/基礎
− エンクロージャ及び換気装置
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 3977-9 : 1999,Gas turbines―Procurement―Part 9 : Reliability,availability,maintainability
and safety (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0128 火力発電用語―ガスタービン及び附属装置
JIS B 8041 ガスタービン―受渡試験方法
備考 ISO 2314 : 1989,Gas turbines―Acceptance tests及びISO 2314/Amd.1 : 1997,Gas turbines―
Acceptance tests for combined-cycle power plantsからの引用事項は,この規格の該当項目と同等
である。
JIS B 8042-2 ガスタービン―調達仕様―第2部 : 比較基準条件及び定格
備考 ISO 3977-2:1997, Gas turbines―Procurement―Part 2:Standard reference conditions and ratingsか
らの引用事項は,この規格の該当項目と同等である。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0128によるほか,次による。
3.1 状態
3.1.1 稼動可能 (available) 装置が発生している出力の大きさ及び/又は装置が実際に発電しているか
どうかにかかわらず,装置が稼動可能な状態であること。
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3
B 8042-9 : 2003 (ISO 3977-9 : 1999)
3.1.2 強制停止 : FO (forced outage) 次の計画内停止期間より前に,計画外の要素の故障などによって,
緊急に装置を停止すること。
3.1.3 保全停止 : MO (maintenance outage) 次の計画内停止期間より前に,保全上の理由によって,装置
を停止すること。
3.1.4 保全停止期間の延長 (maintenance outage extension) 保全停止期間を延長すること。
3.1.5 起動 (start) ガスタービンとその駆動装置を起動準備状態から出力可能状態にする行為。
備考 出力可能状態とは,発電機駆動用ガスタービンの場合には,系統併入,遮断機投入及びその後
の安定な運転状態を含み,また機械駆動用ガスタービンの場合には,被駆動機の安定な運転状
態を含む。
3.1.6 起動操作 : SA (starting attempt)装置を同期させることを試みること,又は停止状態から必要な速
度まで回転数を上昇させることを試みること。
備考 計算におけるSAは,起動操作の回数である(3.1.10備考参照)。
3.1.7 起動成功 : SS (starting success) 装置が起動操作によって所定時間内に出力可能な状態になること。
発電機の遮断器がシステムに対して閉に保持されているか,被駆動機が安定に運転されていることが立証
されることが必要。
備考 計算におけるSSは,起動成功の回数である。
3.1.8 起動失敗 : FS (failure to start) 契約で供給された機器を用いて適正な起動操作を行っても,所定の
時間内に装置を出力可能な状態にできないこと。
備考1. 所定の時間内で起動失敗が繰り返し生じた場合,それらは1回の起動失敗と数える。試験起
動又は契約で供給されてない装置を用いた起動は,成功又は失敗にかかわらず,起動操作に
は数えない。
2. 一般的な準備として,事前の30日間装置が起動に成功していなかった場合,その起動操作は
“試験起動”とみなし起動操作回数には数えない。
3. 修理を含み,装置の故障と関連しない手続上の失敗は,起動失敗とはみなさない。
4. 計算におけるFSは,起動失敗の回数である。
3.1.9 装置が実際に同期した延べ回数,又は停止状態から要求された
起動回数 : AUS (actual units starts)
回転速度まで上昇した延べ回数。
3.1.10 起動操作回数 (attempted units starts) 装置を同期させることを試みた延べ回数,又は停止状態から
必要な速度まで回転数を上昇させることを試みた延べ回数。
備考 定められた許容起動時間内において,修正行為を行わず,同一原因によって繰り返し起動失敗
を生じた場合,その起動操作回数は1回とみなす。
3.1.11 着火起動 (fired start) 点火が完了し,ガス通路要素を加熱する起動。
備考 着火時間については,3.3.4を参照。
3.1.12 急速起動 (rapid start) 通常よりも短い時間で,起動,負荷投入又は負荷上昇を行う起動手順。急
速負荷上昇(fast loading)とも呼ぶ。
3.1.13 緊急起動 (emergency start) 緊急時に,可能な限り短時間で出力を発生させることを目的としたガ
スタービンの起動。
3.1.14 トリップ (trip) 燃料供給を停止し,負荷又は発電機用遮断器を開とすることによって,装置を負
荷運転状態から緊急に停止すること。
――――― [JIS B 8042-9 pdf 5] ―――――
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JIS B 8042-9:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3977-9:1999(MOD)
JIS B 8042-9:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.040 : ガス及び蒸気タービン.蒸気機関
JIS B 8042-9:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0128:2005
- 火力発電用語―ガスタービン及び附属装置
- JISB8041:2012
- ガスタービン―受渡試験方法
- JISB8042-2:2001
- ガスタービン―調達仕様―第2部:比較基準条件及び定格