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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
ただし,P>0.4Smの場合には,次の算式によってもよい。
Die0.5P/Sm
t ( 1)
2
b) 内圧に加えて他の機械的荷重による子午線方向の膜力 (F) が考える断面に作用する場合の計算厚さ
は,次の1)及び2)で求める値のうち,いずれか大きいほうの値とする。
1) が正の場合は,次の算式によって正の最大値を求める。
0.25PDi F
t
kSm 0.25P
2) が負の場合は,Fの負の最大値を用いて次の算式による。
| F|
t
c
ここに, 2軸方向の圧縮力が作用しない場合には,球形胴を同じ内径 (Di)
と同じ厚さ (t) の円筒胴として2.2 b) 2)と同様にして求める。
2.4 円すい胴
2.4.1 円すい胴の形状及び接続部の条件
a) 円すい胴の大径端部に3.の規定を満足する半球形,半だ円形,皿形の鏡板の一部又は端部に丸みのあ
る円すい形鏡板を組み合わせてもよい。
b) 円すい胴に接続する鏡板又は円筒胴は同じ中心軸上になければならない。
c) 継手部は突合せ溶接とし,円すい胴又は円筒胴の厚さを下回ることなく,内外面とも滑らかに仕上げ
なければならない。
d) 円すい胴において異なった厚さを組み合わせる場合には,継手に設けるテーパは厚さの薄い部材の領
域とする。
2.4.2 円すい胴の設計 円すい胴の計算厚さは,次による。
a) 円すい胴 円すい胴の計算厚さは,次の1)及び2)で求める値のうち,いずれか大きいほうの値とする。
1) 内圧だけによる計算厚さは,次の算式による。
0.5PDi
t
(Sm 0.5P) cosθ
ただし,P>0.4Smの場合には,次の算式によってもよい。
0.5DieP/Sm
t ( 1)
cosθ
――――― [JIS B 8266 pdf 116] ―――――
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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
附属書1図1 円すい胴の記号
2) 内圧に加えて他の機械的荷重による膜力Fが作用する場合の計算厚さは,次の2.1)及び2.2)の算式
によって求める値のうち,いずれか大きいほうの値とする。
2.1) が正で0.25PDiを超える場合,次の算式による。
0.25PDi Fcosθ
t
(kSm 0.5P) cosθ
2.2) が負の場合,次の算式による。
| F|
t
c
ここに, 蘰 の考える断面の内径(Di / cosθ)と同じ内径で同じ厚さの
円筒胴として2.2 b) 2)と同様にして求める。
b) 大径端部
1) 大径端部に丸みを設けない場合 円すい胴の半項角θは30°以下で,円すい胴と円筒胴は同じ中心
線軸上にあり,内圧が作用するものとし,次の1.1)1.5)による。
1.1) 大径端部の継手は,他の継手又は構造的不連続部から 2.5 DLtrL2/ 以上離れなければならない。
ここに, DL : 大径端部における円筒胴の内径 (mm)
trL : 大径端部の一体補強部の厚さ (mm) (附属書1図3参照)
1.2) 半頂角θの値が附属書1図2の補強を要しない範囲にある場合には,円すい胴と円筒胴の厚さは,
それぞれ2.4.2 a)及び2.2による。
1.3) 円筒胴と大径端部との接続部に補強が必要な場合には,附属書1図3に示す一体補強部によって
補強しなければならない。
1.4) 半頂角θの値が附属書1図2の補強を要する範囲にある場合には,一体補強部の厚さは,次の算
式による。
trL = Q tL
ここに, Q : 附属書1図3から求める値
tL : 2.2による大径部の円筒胴の計算厚さ (mm)
1.5) 一体補強部は大径端部の接続部中心から円筒胴側に 2 DLtrL2/ 以上,また,円すい胴側に
2 DrL
Lt 2/cosθ 以上としなければならない。
なお,いかなる場合でもtrLは,2.4.2 a)によって求めた円すい胴の厚さより薄くしてはならない(附
――――― [JIS B 8266 pdf 117] ―――――
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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
属書1図3参照)。
2) 大径端部に丸みを設ける場合 大径端部の厚さは,3.4 b)による。
附属書1図 2 円すい胴一円筒胴継手の大径端部の補強を必要とする範囲†
附属書1図 3 円すい胴一円筒胴継手の大径端部のQの値†
――――― [JIS B 8266 pdf 118] ―――――
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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
c) 小径端部
1) 小径端部に丸みを設けない場合 円すい胴の半頂角θは30°以下で,円すい胴及び円筒胴は同じ中
心線上にあり,内圧が作用するものとし,次の1.1)1.5)による。
1.1) 小径端部の継手は,他の継手又は構造的不連続部から 2.5 Dstrs/2 以上離れなければならない。
ここに, Ds : 小径端部における円筒胴の内径 (mm)
trs : 小径端部の一体補強部の厚さ (mm)
1.2) 半頂角θの値が附属書1図4の補強を要しない範囲にある場合には,円すい胴及び円筒胴の厚さ
は,それぞれ2.4.2 a)及び2.2による。
1.3) 円筒胴と小径端部との接続部に補強が必要な場合には,附属書1図5に示す一体補強部によって
補強しなければならない。
1.4) 半頂角θの値が附属書1図4の補強を要する範囲にある場合には,一体補強部の厚さは,次の算
式による。
trs = Q' ts
ここに, trs : 一体補強部の厚さ (mm)
Q' : 附属書1図5から求める値
ts : 2.2による小径部の円筒胴の計算厚さ (mm)
1.5) 一体補強部は小径端の接続部中心から円筒胴側に 1.4 Dstrs/2 以上,また,円すい胴側に
1.4 Ds/2cos
trs θ 以上としなければならない。
なお,いかなる場合でもtrsは2.4.2 a)によって求めた円すい胴の厚さより薄くしてはならない(附
属書1図5参照)。
附属書1図 4 円すい胴及び円筒胴継手の小径端部の補強を必要とする範囲†
――――― [JIS B 8266 pdf 119] ―――――
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附属書1図 5 円すい胴一円筒胴の小径端におけるQ'の値†
2) 円すい胴の開口部として取り扱うことができる小径端部 円すい胴と円筒胴が同じ中心線軸上にあ
り,内圧の作用する小径端部の継手は次の条件を満足する場合には,円すい胴の開口部として取り
扱ってもよい。
2.1) 小径端の内径Dsは,大径端の内径DLの21以下とする。
2.2) 半頂角θが,30°より大きく60°以下
2.3) 補強は,附属書2の2.4のa)及び2.7のa)の規定を満足する。ただし,内圧容器に対し,継手にお
st tanθ
Ds
いて中心軸を含むすべての断面に要求される最小補強断面積Aは,A= とし,かつ,この面
2
積の32は円筒胴に沿った距離0.5 Dsts st
Ds
と円すい胴に沿った距離0.5 の範囲にあるとする。
2 2cos 2θ
2.4) 補強は,円すい胴,円筒胴と一体構造であり,かつ,附属書2の2.及び3.の規定を満足するもの
とする。ただし,補強の条件は,附属書1図6による。
――――― [JIS B 8266 pdf 120] ―――――
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JIS B 8266:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.020 : 流体貯蔵装備 > 23.020.30 : 圧力容器,ガスボンベ
JIS B 8266:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称