JIS B 8266:2003 圧力容器の構造―特定規格 | ページ 25

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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
附属書1図 6 内圧を受ける小径端部の補強†
3. 内圧を受ける鏡板
3.1 半球形鏡板 半球形鏡板の計算厚さは,2.3による。
3.2 皿形鏡板 計算厚さは,附属書1図7によって求める。
a) 0.002≦t/RでP/Sm≦0.08の場合 皿形鏡板の計算厚さは,附属書1図7による。r0/Dの値が線群 (0.06
0.20) の中に入っているならば補間法を使用してよい。線群から外れて使用してはならない。
b) /Sm>0.08の場合 計算厚さは,次による。
D P/ Sm
t (e 1)
2
c) /R<0.002の場合 附属書8 による。
ここに, D : 胴との接続部における鏡板の内径 (mm)
R : 皿形鏡板の中央部の内面の半径 (mm)
r0 : 皿形鏡板のすみの丸みの内半径 (mm)
t : 鏡板の計算厚さ (mm)
備考 附属書1図7に示す設計線図の代わりに,次の算式によって求めてもよい。
t/R = eA
A = a1+a2x+a3x2+ (b1+b2x+b3x2) + (c1+c2x+c3x2) 2
ここに, x = r0/D
y = ln (P/Sm)
a1 = −1.261 7702 b3 = 15.682 985
a2 = −4.552 4592 c1 = 0.268 789 09×10−4
a3 = 28.933 179 c2 = −0.422 621 79
b1 = 0.662 987 96 c3 = 1.887 833 3
b2 = −2.247 083 6

――――― [JIS B 8266 pdf 121] ―――――

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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
附属書1図 7 皿形鏡板及び2:1正半だ円形鏡板に対する設計線図†
3.3 正半だ円形鏡板 正半だ円形鏡板の計算厚さは,3.2及び附属書1図7の2 : 1正半だ円形鏡板と指定
されている線図とによって求める。
D/2hの値が2以外の場合には,等価の皿形鏡板として計算するか附属書8による。
ここに, D : 正半だ円形鏡板のだ円の内長径 (mm)

――――― [JIS B 8266 pdf 122] ―――――

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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
h : 鏡板の内短径の21 (mm)
3.4 円すい形鏡板 円すい形鏡板の計算厚さは,次による。
a) 大径端部に丸みを設けない場合 計算厚さは,2.4.2 a)及び2.4.2 b) 1)による。
b) 大径端部に丸みを設ける場合
1) 大径端部の丸みは,半球形,皿形鏡板又は正半だ円形の一部となる形状にしなければならない。そ
の丸みの部分の計算厚さは,丸みの形状によって,3.1,3.2又は3.3による。
2) 丸みの形状として皿形鏡板及び半だ円鏡板の一部を用いる場合の計算厚さは,附属書1図7によっ
1 D
て求めたt/Rの値に r0 ( を乗じた値としてもよい。
r0 )
cosθ2
ここに,r0は3.2,Dは3.2又は3.3による。
θは円すい部の半頂角(度)
3.5 溶接によって取リ付ける平鏡板 溶接によって取り付けるステーによって支えない平鏡板の形状及
び計算厚さは,次による。
なお,円形以外の平鏡板は,この規格による圧力容器の設計に適用してはならない。溶接によって取り
付ける平鏡板の形状は,附属書1図8に示す形状とする。
a) 計算厚さ 円形平鏡板の計算厚さは,次による。
CP
th d
a
ここに, th : 平鏡板の計算厚さ (mm)
懿 本体の付表2.1及び付表2.2による材料の設計温度における許
容引張応力であって,JIS B 8265の付表2.1.1[鉄鋼材料の許容
引張応力]及び付表2.2[非鉄金属材料の許容引張応力]によ
る値を用いる。(N/mm2)
d : 平鏡板の計算に用いる直径 (mm)(附属書1図8参照)
C : 平鏡板の取付方法によって定める定数で,附属書1図8による。

――――― [JIS B 8266 pdf 123] ―――――

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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
備考 ts : 胴板の厚さ (mm)
th : 平鏡板の計算厚さ (mm)
tr : 継目なし胴の計算厚さ (mm)
r : 平鏡板のコーナ部内半径 (mm)
m : tr/tsの比
Y : 図a)に示すようにタンジェントラインから測ったフランジ部の長さ (mm)
附属書1図 8 溶接によって取り付ける平鏡板の形状†

――――― [JIS B 8266 pdf 124] ―――――

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B 8266 : 2003 すみ肉溶接継手
b) 取付方法による定数Cの値の制限
1) 附属書1図8 a) フランジ付平鏡板で胴と一体のもの,又は完全溶込みの突合せ溶接するもので,
次の条件を満足するとき。
C = 0.17······ フランジ部の長さYが次の1),2)以外のもので,かつ,フランジ部のこう配が31
以下のもの。
C = 0.10······ 1) フランジ部の長さが,次の式のYの値以上で,かつ,フランジ部のこう配が
1以下のもの。
3
2
ts
Y ≧ (1.10.8 2) dth
th
C = 0.10······ 2) フランジ部の長さが上記1)のYの値未満のときでも,胴板の厚さが溶接部
の中心から胴側へ 2 dts 以上の長さにわたって次の式の値以上で,かつ,フラ
ンジ部のこう配が31以下のもの。
Y ≧1.12th1.1 Y/ dth
2) 附属書1図8 b) フランジ付平鏡板で胴と一体形のもの,又はハブ付平鏡板で完全溶込みの突合せ
溶接するもの。
C = 0.33m(最小0.20)
3) 附属書1図8 c) フランジ付平鏡板で胴と一体形のもの,又はハブ付平鏡板で完全溶込みの突合せ
溶接するものであって,内側コーナ部に半球状の溝を設けたもの。
C = 0.33m(最小0.20)
4) 附属書1図8 d) 平鏡板を胴,管などの端部に完全溶込み溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
5) 附属書1図8 e) 平鏡板を胴,管などの端部に完全溶込み溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
6) 附属書1図8 f) 平鏡板を胴,管などの端部に溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
7) 附属書1図8 g) 平鏡板を胴,管などの端部に完全溶込み溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
8) 附属書1図8 h) 平鏡板を胴,管などに完全溶込み溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
9) 附属書1図8 i) 平鏡板を胴,管などに完全溶込み溶接したもの。
C = 0.33m(最小0.20)
4. 外圧を受ける胴及び鏡板
4.1 記号の意味 附属書1の4.で用いる記号の意味は,次による。
A : 附属書1付図1においてD0/tに対応する値。附属書1付図2によってB値を求めるために使
用する。D0/tが10未満の場合には,4.2 b)による。
AeL : 余剰板厚による円すい胴大径端部の有効補強断面積 (mm2)
Aes : 余剰板厚による円すい胴小径端部の有効補強断面積 (mm2)

――――― [JIS B 8266 pdf 125] ―――――

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